辛口なのでファンの方はスルーして下さい。
あらすじは萌えドンピシャ!
"好き"を隠して嫌い嫌い言ってるツンギレ攻めは
沼り中の2次の影響もあってすごく萌える質でして…。
しかし、うーん、なんでしょう。
大好きな萌え設定を前にしながらも琴線に触れない。
ストーリーが全て上滑りしていって印象に残らない。
基本、細かいことは気にしない方なんですが
厳しく書くと漫画として楽しめなかったのだと思います。
表情アップorバストアップ絵+吹き出しが多数を占め、
・画面からの引力
・ここぞ!という魅せ場
ーーという漫画本来の面白さがなかったなぁ…と。
"絵を見ながら文字を読む作業"って感覚で読みました。
(漫画素人が何様なことを書いてすみません)
(あくまでただの漫画好きの感覚的な感想です)
そんなこんなでフィルターがかかってしまい
咀嚼出来ていないレビューになりますm(_ _)m
受け:空見は空気が視える男です。
嬉しい・悲しいといった感情がわかるんですね。
それを見てどういう言動が正解なのかを判断しながら、
相手が喜ぶ行動が習性ついてしまっている人です。
攻め:兵頭は器用貧乏というのかな…。
なんでもこなせるから我慢するクセがついていて。
本当は辛くても口には出せずに生きてきました。
空見が感情を読んで助けてくれるのがすごく嬉しくて。
けれど空見の優しさ・気遣いは"全方位すべて"。
特別になれない悔しさが相俟ってツンツンと当たり散らしています。
そんなこんなな仲の2人ですが、ひょんなことから
粘膜摂取していると兵頭の心の声が聞こえてきて。
嫌われていると思っていたら実は好かれていたと知った空見はーーーと展開します。
粘膜摂取=キスやエッチですw
心の声を聞きたくて積極的に誘う空見がちょっと面白い。
兵頭の心の声はラブに溢れててギャップが良かったです。
他人の感情ばかりを気にして、
「正解」の言動だけを気にする空見が引っかかります。
そこには「自分がどうしたいか」が含まれないんですね。
空見は兵頭の本当の気持ちを知って
素直に好きって言わせてみせる…!と張り切るけれど、
空見自身が兵頭をどう思っているのかは見えなくてモヤモヤしました。
感情を出すのが下手という点では兵頭も空見も同じ。
自分の意見を飲み込もうとする空見に、
「言いたいことは言う!!」と吐き出させる兵頭の言葉はグッときました。
兵頭の心の声を聞きたくて積極的に接触し、
流れてくる心の声はラブラブダダ漏れ。
ゆえに全体的に糖度は高めだったと思います。
ただ上にも書いたように、
萌え以外の部分でちょっと私には合いませんでした。
大ッ好きな設定だっただけに残念無念(;ω;)
上巻は神寄り萌え×2でした。
下巻への期待も高まり萌えが爆発しそうだなぁ…と。
しかし読み終えた率直な感想は「疲れた」です。
(上巻の感想から手のひら返しですみません;;)
(下巻でこんな感じ方が変わると思わなかった…)
上巻は期待値もあってワクワクしたけれど、
拗らせグダグダが延々続くのでゲンナリしてしまって;
最後まで読むと上下に分ける必要あったのかな…?と。
個人的に、
「拗らせてるなぁー」には可愛いの意味を含みますが
兎太の場合は拗らせてるを通り越して卑屈すぎる…!!!
あまりにマイナス感情が大きくて私の感情も引っ張られてしまったようです。
(兎太の卑屈感情と付き合える狸穴さんを心から尊敬するわ…(;´Д`))
上下巻で丁寧に過程が描かれて
良かったなーと思う部分ももちろんあります。
・リョウ・
男尊女卑が強い家庭で育ち根本的にダメな部分を、
本人が自分で気付いて直していく時間が見られたこと。
今まで感情に鈍かったリョウが恋をして、
最強コミュニケーションのエッチをして。
浮かれっぱなしで自分のことしか見えなかった。
兎太に負担をかけていることには全く気付かず。
知らないうちに祖父と同じ人間になっていたんですね。
反省し自分を改善していく姿は良かったです。
元々マイペースで前向きな性格が功を奏し、
昔話のカメさん如くコツコツと進んでいくのが良き…!
(まぁそのせいで兎太が誤解してすれ違っちゃうけどw)
(すれ違いは萌えの醍醐味!ご愛敬ですね(﹡´◡`﹡ ))
・兎太・
上にも書いたけど拗らせ過ぎて卑屈になっちゃって。
ゲイだからって自分に呪いをかけていたせいもあって、
兎太の根本的な部分はネガティブなんですよね。
兎太が育った家庭も
リョウと負けず劣らずのステレオタイプ。
男女平等を押しつけて不平等を発生させて、
結婚して子供産んでこそ1番の幸せだと決めつける。
そりゃー兎太の自己肯定感も育ちませんよ…(ФωФ;)
そんな兎太がリョウの言葉で
自分らしく生きられるようになっていくのが良きでした。
きっとリョウからの愛情が「初めて愛された」と実感できたんじゃないかな…。
リョウが超マイペースの天然を発揮しながら
兎太のネガティブを浄化させていくのがグッときました。
そう。良いところはいっぱいあるんです。
でもなんでしょうね。なまじリアルさがあって疲れる。
双方の家庭にある無意識下の男女における考え方とか。
拗らせてるときの兎太が女性側の思考になりがちとか。
個人的な嗜好ですが下巻まで読んで、
リアルさがちょっと疲れる作品となってしまいました。
また兎太のキャラクター性の振り幅が大きく、
時折矛盾しているようにも感じたのが非常に残念でした。
話が長引けば長引くほど「?」となっちゃうんですよね;
(なので余計に上下巻にする意味とは…?と思っちゃう;)
評価は萌え~中立。
中立だと厳しめですが読み返したい気持ちが沸いて来ず…すみません。
表紙惚れして購入しました。
表紙だけじゃなく中もとても綺麗です…!!
ええ、絵がとても綺麗です。
そんで絵がとても……(以下略)
デビュー作みたいだけど、既にどこかで活躍しているのかなぁ?
背景真っ白とか、顔が同じ角度ばっかりとか、骨格おかしくない?とか、
そういった作画に対する地味な引っかかりがなくて画面がとにかく綺麗。
ただBLは絵よりも大事なのは萌え!!!!
胸にドスッと刺さる感じや、
細かいことが吹き飛ぶような悶え、
心を鷲掴みされるような描写 etc.
個人的にはあまり感じられませんでした…;
BLの上澄みだけを綺麗に掬ったようなお話だなぁという印象です。
エロシーンもドロドロに溶けるような熱量がなく綺麗なエッチでした。
これはあくまで私の嗜好に合わなかった感想です。
デビュー作でこんなマイナスなレビューですみません。
綺麗だったなぁ…という感想しかないもんで、
サラッと作品について。。。
ラスベガスを舞台にした作品で、
カジノオーナーとボディーガードのお話です。
『このカジノに訪れた誰かに幸せを』をテーマに
夢と幸せが与えられるという人気のカジノ店。
そんな店を経営するオーナーとなれば大なり小なり狙われることもあって。
信頼していたボディーガードに裏切られたオーナーは
次は自分で選ぶと決めて、店の警護係の1人に目を付けるんですね。
店内警護からオーナーのボディーガードになった男×何者かに狙われるオーナーのCPで
事件が絡みながら展開していきます。
帯に大きく「スパダリすぎる受け」と書かれてます。
どうにもスパダリ受けの定義がわからないので、
これがそうなのかなぁ?(ФωФ)ハテ?という気持ち。です。
地位も人格も男前な受けだったなぁと思いました。
前任のオーナーは優しすぎて失脚したみたいですが、
後を引き継いだ彼も充分に優しく強い人だったと思います。
攻めは最初は戸惑いが大きくボディガードも渋々引き受けました。
しかし受けの人となりを知る毎に惹かれていって、
……まぁそんな感じでラブが芽生えたのかな。
(ごめんなさい、どうにも琴線に触れなくてうまく咀嚼出来ていない…;)
個々のキャラクターは魅力的だし、
絵がオシャレで風景の描写もとても綺麗。
ストーリーもまとまっていると思います。
しかし素晴らしい要素が揃ってても肝心の萌えがなくて残念しかない(T_T;)
もっと解釈に努めようと読み返そうとしても、
目が滑って2度目以降はパラ読みになってしまう…;;
終始勿体ないなーという印象です。
嗜好に合わなかったばかりにマイナスなレビューですみません。
んぇぇ…?きれいに終わったけどスッキリしない…。
私の読解力が悪いのかなぁ…と1巻読み直したら、
もっともっとモヤモヤが増した( ˘•ω•˘ ).。oஇ
この流れからのコレ??みたいな…。んぇー…;
2巻の序盤まではなるほど!と楽しく読んだけれど、
最終回のまとめ方がどうにも合わなかったようです。
誰に感情移入するかによって感覚のズレが生じる最終回だったな~と思います。
ネタバレ含む辛口レビューになりますので以下注意。
(ストーリーはあらすじとおりなので割愛)
(というかあらすじに内容の8割~9割書かれている…)
完璧な男として生きるニックが、
ルイとマイノリティなお付き合いを7年も続けたのか。
序盤ではその理由を感じ取ることが出来るんですね。
ルイはさりげなくニックの本心を見抜いて助け船をだす。
完璧な男にならなければというニックの重圧をルイが軽くしてくれた。
きっとテオが無自覚でルイに惹かれ始めてたのは、
ニックと同じ理由だったんだなぁ…と察せられます。
(無自覚でトムソン兄弟の琴線に触れるルイは罪な男やでぇ…)
で、テオが1巻で見せた兄への執着心や心の闇は、
ルイと過ごす中で少しずつ前向きな変化が見えました。
トムソン兄弟のバックボーンが見えてきます。
父親から虐待されてたのはテオだけじゃなく、
ニックも同じように虐待されてたのだなぁ…と。
今ではテオを蔑むように遠ざけているニックですが、
幼い頃はテオの頭を撫でるような瞬間もありました。
きっと本来は仲が良かったのかもしれません。
それが父親によって歪められ現在に至るんだろうなぁ…と私は解釈しました。
ルイの存在が父親の耳に入り、何らかあったようですが
テオはルイを手放さないと心に決めました。
それはニックには出来ないことだったんですよね…。
↑ここまでは!!!
ここまでは鳩尾に来る重さが面白かったんです…!!
歪んだ兄弟に翻弄される構図に萌えて面白い~~~!
で。
ここにきて初めてルイはテオが虐待されてたことを知るんですね。
テオの自尊心が低い性格も執着心も愛に飢えてる原因も理解して。
これはルイがテオを救う物語だったのか~~!
と思いきや、話の方向が変わっていくんですよね…。
ニックにフラれたトラウマが蘇って、
テオとは付き合えない!
別れるのが怖い!(メソメソ)しだして…(ФωФ)ハァ?
その前の虐待の話はなんだったの…???
私はどーしてもこの流れがピンとこなかったです;
んで結局ニックにフラれたトラウマをテオが解消してチャンチャン。
本来ならフラれたトラウマは切なキュンなんだけど、
それよりもルイのプライド高さを感じてしまいました;
10歳以上年下の子が親から虐待されてると知ってもフォローなしなんですよね。
(トムソン兄弟の虐待エピソードがなければここまでモヤモヤしなかったかも;)
他、ルイがテオに向ける恋心がわかりにくくて残念。
傷ついた自尊心をテオが満たしてくれるから好きなのかなぁ…って見えちゃう。
(捻くれた解釈だけどルイは自分のことばっかでテオへの愛情が読み取れん;;)
あと個人的にはニックの傲慢さを貫いてそのまま結婚してほしかったなぁ…。
ニックのやることが中途半端にみえてガッカリした部分が正直ありました;
父親が絡む背景がチラ見せだけで明確じゃないので余計に理解しにくい気がします。
父親に疎まれ、兄から蔑まれ、
歪んだ執着を抱えて生きてきたテオを愛してくれ!!
と願わずにはいられません。
(ルイとくっついてハピエンだけど、ルイは愛されたがりっぽいからなぁ…)
私はどうにもテオに肩入れしてしまって、
フィルターがかかった解釈不足があると思います。
中立は厳しめ評価かなぁと悩みつつ読後のモヤモヤが強かったのですみません。