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女性ヒカリルさん

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つまりは甘いあま~い恋人の時間♪(或いは甘々三段活用w)

B5判のピンク色の紙を横に使い、黒インクで2ページ分の漫画が描かれてます。
これがいつものペーパーよりも厚手でしっかりした用紙。(CDの特典だからなのかな?笑)
ベタもトーンもくっきりキレイな印刷でほれぼれします♪
ナナメグリさんの「コミコミスタジオ様でお買い上げいただきありがとうございました」という一文も添えられていました。

~~~~~~

(むかつくって言うか)
こんな徳永の独白で始まり。

ベッドに横たわる徳永に真上から覆い被さるような姿勢で
「する?」
とお伺いをたてる高梨。
目を瞑って顔を背け
「しない」
とつれない態度の徳永。

ちゅ・と軽くキスして
「…ダメ?」
徳永の目を熱く見つめておねだりする高梨。
「………」
頬を真っ赤に染めて、でも視線はまだツンと逸らす徳永。

「ん」
もっと深くキスされると高梨のシャツの背中を握りしめ
うっとり目を閉じて応える徳永。

「しよ…?」
改めて促され、恥じらいつつもようやく頷く徳永。

キシ・とベッドを軋ませて、身を乗り出す高梨。
(ち)(ちくしょう)
という徳永の独白でお終い♪

~~~~~~

はぁあーーー!?なんっじゃこりゃ甘々甘甘々ーーーーーい!!!
ええい書き起こしてるこっちが恥ずかしくなるわい!!☆◎△www(落ち着け)
……いえ、こんな駄文ではさっぱり表現しきれておりませぬ…何たって現物の破壊力の凄まじさたるや!▽☆w(←余韻)
だいたい用紙の色からして甘いというね!(まだ言うか)

あ~いえ失礼しました。
それにしても徳永ってば
高梨が自分の扱いを心得てきてるとか
結局は抗い切れなくて…みたいなのが口惜しい感じなのかな?
どうせほだされて折れるくせにね~!ホント素面だと素直じゃないよね(笑)。

まあ高梨は徳永のそういう面倒くさいところも好きなんだろうしなー。
「する?」「ダメ?」「しよ?」
と、あくまでも穏やかに口説いてるだけ。相手の気持ちを尊重してて、なんだ高梨ってば優しい恋人♪
しかし下手に出るのは年下の戦術かも?さてはコイツ相当のタラシ!?
…ま、それでもいっか~♪


◆余談ですが「~恋の果て」以降ナナメグリさんのお名前をお見かけしなくなり、どうしていらっしゃるのかと案じておりました。
そこへ今回、描き下ろし漫画の特典ペーパーということを知って、お元気でいらしたとわかり安心しました♪

大満足の一枚!

※私的覚え書き※
◆台詞・場面ほぼカットなし。
◆ジャケットは8Pのブックレット。(うち6Pは描き下ろし4コマ漫画)
①1番の話 ②求愛の話 ③デートの話 ④X'masの話 ⑤バレンタインの話 ⑥チョコの話
◆#2・3・5・7・9 はショートドラマ。(原作コミックの4コマ漫画部分)
◆キャストトークは1分半弱。(興津・小野・二又のお三方によるごあいさつ)


何故かこの作品がドラマCD化されるなどとは夢にも思わなかった私…。
まさかの一報に自分でもどうかと思うほど驚き、同時にとてつもなく嬉しかったーーー!!(元々音声化にはフラットな立場ですが、今回ばかりはじっとしていられませんで)

既に完成された物語がこのような形で新たに作品世界の広がりを得られることもさることながら、
再び彼らに会えるという喜びがこれほど大きいとは…!

本来なら原作が好きであるほど出来栄えのハードルは高いのでしょうけれど、何せこの度はただただありがたいばかりでして。
その上メインキャストの興津さん・小野さんは、BLCD初心者レベルの私でもお名前を存じているほど実力に定評ある声優さん。
なんて贅沢なんだろう…あ~本当にありがたいなぁと。
おかげさまで最初っから何の心配もありませんでした。

はたして。
ああ……いましたよ、ここに。徳永も、高梨も。古谷さんも。

いやーーーもぉ小野さんの高梨がめっちゃ高梨ですありがとうございます!
そうそうそう。若いのに妙な落ち着きが時にふてぶてしくもあり、敬語以外全く年下っぽくない奴ですよ(笑)。
興津さんの徳永もしっかり先輩上司していながらも度々うっかり可愛かったり♪「ふるやしゃん」は絶品!w
と、お2人とも実にしっくりはまってました。
そして、二又さん演じる古谷社長!
それはそれは穏やかで甘く艶やかな古谷さんでしたーーッ参りました!

キャラクターの声は特にイメージしてなかったので声のトーンや演じられ方なども楽しみでしたが、実際聴いてみますとうーわやっぱプロだわ~!と唸らされるばかりでした。

最初はCD単独で、次は原作片手に聴いてみて。
セリフ(手書き文字を含む)・モノローグに補足や配置の工夫がなされていたことによって、たいへんわかりやすくなっていました。(むしろ原作コミックではふわっとしていた部分が明確になり、おかげで意味合いが理解できた箇所も)
バックに流れる音楽や効果音も丁度よく。
声優さんの演技の解釈なども全部ひっくるめて、携わったすべての方々が最高の仕事をされた結果なのだなぁと。ひたすら感謝・感謝です!!


#1【俺の上司の恋の話】
▼夜のオフィスにて
徳永の「なんで男なんかに生まれたんだろ」
を受けての高梨。
「いやいやいや」から「いーなー古谷さん!!わーー」
小野さん熱演です。アツいです。

▼昼休みの屋上にて
「高梨はただの部下です!」
このビシッと指差してる感。

#4【俺と部下の恋の話】
▼トイレにて
高梨への悪態を古谷さんに誤解された徳永の取り乱しっぷり!からの
消え入りそうな「死にたい……」に
興津さんの役者魂を見た!(笑)
それにしてもとても楽しそうに演じられてます~♪

#6【俺と上司の恋の話】
▼屋上でのキス攻防戦(笑)
音声になるとさらに傑作!
この、ぐぎぎぎ感ッたら!ww

▼夕方のオフィス
高梨が考え中、バックでガヤガヤしてる皆さんの感じ。
特に古谷さんのマリリンとの電話が丁度聞き取れる演出の妙…!

▼公園で
雪合戦、会話の距離感や感情の込め方とか。
「ダメ……? なの? それ は」
ためらいがちにすがるような、甘えるような徳永の感じがもう…もう……!
かわいすぎるーーー!

▼徳永の部屋
高梨に迫られ、追い込まれての
「その顔…………ずるい」
徳永が折れた瞬間がわかる、ドラマCD独自のセリフです。

初Hは高梨の何やら上からな態度つーかSっぷり(笑)が遂に音声に!w
で、
「あーもー くっそかわいい…」のあと、
ちゅっ・ちゅとキスでフェードアウト。
余韻を残してとってもいい終わり方でした♪

#8【私の部下と彼の話】
▼若かりし日の古谷さん
式の招待状の伊勢崎の名前を何度も書き直したというくだりが今頃響いて。
後の科白「血が… 沸騰するのかと」
ここを現在の古谷さんの声で語られるとは…。音声化ならではの演出でした。

#10【俺と彼氏の週末の話~土曜編】
▼酔っ払った徳永からの誘いH
高梨が徳永の首すじに吸い付くシーン。
この、吸ってる、音ッ!
ちゅうううーーーッて…そんなに吸うんかーい!w
(勿論効果音でしょうけどそれにしてもねー☆)
もーゼンゼン色っぽくなああ~い!w
そんでもって興津さん喘ぎ声サービスし過ぎですしw

…あ、この作品てHシーン2回もあったのね…♪

▼#12【キャストトーク】
1分半弱。まあ本編がカットなしの充実ぶりですので、あるだけありがたいホントのおまけです。
内容は興津さん小野さん二又さんのごあいさつ。
仲良さそうで楽しげな雰囲気が伝わってきました♪

▼ジャケット(ブックレット型)
イラストはパッと見、原作コミックの表紙を色味だけ少々変更したものかと思いきや、イラスト自体新たにされてますね。よりスッキリとした印象に。(高梨の手の位置等も少し変わっています)
陰の主役(笑)イルカのモチーフが所々に可愛くあしらわれています♪
デザイン屋さんわかってるぅ~♪

そしてなななんと描き下ろし4コマ漫画が6編も!ああっありがたや~(感涙)
(ブックレットって要するに小冊子…ですよね?w)


は~ものっすごい充実ぶりでおなかいっぱい!

まあ強いて言いますれば
告白を受けた古谷社長の二度の「徳永くん」はもう少々変化があったらなーとか
机の引き出しを勝手に物色されてる高梨の反応マジ過ぎね?とかはありますが。
然したる問題ではございませんw

コミカルな部分が多めで起伏のある展開。音声化にうってつけの楽しい作品でしたね!
かくなる上は小野さんの「ちー」呼びまで聞きとうございます。ええ是非とも!!

でっかいヒヨコ。意外とほんわか。

先にレビューされた方の記述にありましたフレーズに惹かれまして。
「“睫毛ばっさー”って!…どんなん?」
と興味本位で購入。いえ、かつて小沢孔璃子さんなどお読みしてますので免疫はあります。エヘン(←)

えーそんな理由の初読み作家さんでしたが。
シャープな絵柄でスタイリッシュな作風。おぉ…なんてオシャレな。


『大人のヒヨコ』

里見にベッタリなついている咲と、それを受け入れてる里見との、あまーいお話です。それもゆったりペースなのがイイですね~。


おっきなヒヨコ・咲(サキ)。
このコがま~あ里見(サトミ)を好きで!
すりすり~とかきゅーんとか……背丈おっきいのに何?この可愛さ。

2年生の教室までついて来たり、授業が終わるのを待ってたり。
「それってストー○ーじゃ…」と、クラスメイトが読者の声を代弁してくれてますが、
咲は大好きな里見といつも一緒にいたい、ただそれだけなのです。

スネるとコテンと横になっちゃうし、すぐ涙ぐんじゃうし。
バッサー!(笑)な睫毛の先に、たっぷりの涙……ちょ、男の子だろうキミ!
泣くのをグッとこらえて波打ってる口元ったら…。(でも泣いてるけど)

とことん自分に正直な咲。
「たぶんこの子は 自分の好きな事ややりたい事を 曲げたりしない子じゃない?」
里見は彼のそういう性質を見抜いてしかも理解している。
こんな規格外な咲をさして持て余すでもなく、ちょっとは常識的に諭してみたりやっぱ甘やかしたり。
電車でのエピソードといい…きっと出会うべくして出会ったのでしょうね。

あまり『つきまとい感』がないのが不思議。咲が物静かで素直だからかな?それと里見がまったくウザがっていない。
か~な~り~ベッタリだけど、母親を独り占めしたい子供のレベルだしねぇ。
里見も気に入って面白がって餌付けしてるし。(重箱入りの手作り弁当ってスゴいな里見…。)
可愛がっているうちに、キスやらナニやらと里見の方から仕掛けているし。

授業もろくに出ていないとか金髪に染めているとか、それって学生としてどーなのと眉をひそめてしまうおカタい私ですが、
こと咲に関しては「それもアリかぁ…」とならざるをえませんね(笑)。

金髪なのも反骨精神とかではなく、必要に迫られた家の使用人に染められたという。(大邸宅なんだコレが)
その理由も咲ならでは!ですが、皆さんに愛されてのことですのでね。
で、よく見れば髪型も尾長鶏みたいな…。(色とともにヒヨコと掛けている…のか??)

里見ってカノジョと別れても特に痛手ではない感じなのに(主にフられてるようですが)、
咲には初めて執着を見せるという…。
どの子とも長続きしなかったのは彼と出会うためだったのね~。

というとお約束な王道ですが。
ひと目ぼれをヒヨコの刷り込みに見立てたあたりはお見事!
美麗な絵柄ながら、何気にコミカルという私のツボも転がってまして、とても楽しい作品でした。

二人の世界に退廃的な香りはすれども破滅的ではなく。このまま何にも惑わされずマイペースでいくのでしょうね。

…しかし学校の屋上で授乳はイカンよ里見。それだけじゃすまなくなるんだからさ~☆


ところで同時収録作品ですが。『今でしょ!』はともかく『行け!カリスマ○○』シリーズ。
こういったアホエロ?もこなされる作家さんとは!

面白いので余計に校医の話は評価に困りました。
教師が教え子に手を出すのは…うーん。
あ、保健室の先生か。あれっ学校医って教職員?
でも治療だからセーフか……いやいやいや!w


そういえばこの作家さんもお名前で敬遠してました…。思わぬ出会いに感謝♪

「ハラへった…喰いたい」※人外に非ずw

己の感情の自覚もないとは…そりゃ面倒だわ(笑)
あ、タイトルに惹かれて購入の、私としてはひさびさのおおやさんです。

まるまる一冊、対人スキルの低ーいwebデザイナー・龍居敦士と、アシスタント(後に営業)・宗田北斗(ともに24歳)のお話。
それと巻末に書き下ろし。


『面倒な男に好かれたら』
お話の舞台は社員が男5人の小さなwebデザイン事務所。
(そして壁にはなぜか『社内恋愛禁止!』の貼り紙…。)

「おい雑用 メシ」
すりガラスの喫煙ブース(自分の机を持ち込んで今や専用の仕事部屋)からタバコの煙とともにゆらりとお出ましの龍居チーフに、クライアント共々うっかり見とれる北斗。
(くそっ ムダにカッコイイんだよおまえはっ )
心で悪態つきながら消臭スプレー吹きかけて。
でも面接の時は大天使さながらに見えたって言うから、決して第一印象は悪くない。

1年前、就職浪人だった北斗を面接したチーフデザイナーの龍居(たつい)。
ちょうど1人辞めて人手不足だったとはいえ、即戦力でもなかった北斗を採用した時点でもう既に惹かれていたのかも。

放っとくと寝食も忘れて仕事に没頭しがちだった龍居が、北斗には「メシ」と自分から言って来るあたり、実はよほど気に入られてるらしい(社長・談)との事だけど
「だったらせめて名前で呼べよ」
なんて、ちょっぴり不満げ。

寝ていたはずの龍居に彼の仕事に対する賛辞をうっかり聞かれるも
「お前も携わった一員だろ」
などと珍しく殊勝な台詞を吐かれたもので
「悔しいけどやっぱ龍居は凄いよ」
と素直に認める北斗。

すると
「…お前に褒められたのは 初めてだな…ホクト」

(このタイミングで名前呼ぶかよっ)
ドギマギするのを何とかごまかす北斗を掴まえ、
「腹…へった…」
と、いきなり耳にかじりついて!

更に北斗の唇に舌で触れたのを味見で舐めてみただけだとか言う龍居。
「お前見てると腹がへる」
「俺はお前の食料じゃないしっ」
いや北斗、多分そういうイミでは。
でもこの時点では龍居自身まだハッキリとした自覚はなさそう…て言うか、自分のしてる事の意味が理解出来てませんねこれ。(それでイライラが募ってきてるらしい。さすがコミュ力不足)

「俺が雇ってやった 俺の雑用だろがっ」
「俺の雇い主はおまえじゃなくて相羽社長!!」
この辺もう、子供のケンカ…。
「そうだな お前は俺の食い物じゃなかったなっ」
やめときゃイイのに北斗も食い下がって。
「雑用なら黙って食われろって!?
つーか腹へったってそっちかよ?
そういう雑用が欲しいんなら 最初から可愛いお姉ちゃんでも雇えよっ!」

一方的にまくし立てられた龍居は
「お前 マジうるせえ」
と、自分の仕事部屋から追い出すのが精一杯…w
何かこう、ヘタレとはまた違った情けなさが。

いやさ龍居。せめてそこは北斗を無理矢理押さえつけてでも熱いキスなどする場面ではないかーい!…と、腐歴ン十年選手はツッコむ訳だな。(どうでもええわい)

(なんだあいつ わけわかんねーーーっ!)
と動揺しながらも
「馬鹿にすんな 喰うなら喰ってみろよ…っ」
とは何て男前なw
北斗のこういう、気持ちで負けてないところがとってもイイ!
でもそんな独白に自分でも訳がわからなくなる北斗なのですがw

あのキス(?)をきっかけに意識して、自分の気持ちに気づいたらどんどん好きになっていく北斗に対し
「好きとかそういうの ホント意味わかんねえ」
などと恋愛オンチを露呈する龍居。(電話一本で呼び出せる女性がいくらでもいるらしいのに、ですよ?)
認めたくないというより「好き」という感情そのものを理解出来ていないのですねぇ…。
だけど、どさくさに紛れて事実上告白し合っているんですけどねー!まったく(笑)

突如営業に出るようになった北斗が、慣れない仕事の合間を縫って龍居にせっせと食料の差し入れ。
人並みの感情がわからない相手に一生懸命“餌付け”するさまは涙ぐましいほどですよホント…。

そんな健気な北斗にようやく自分の想いを伝える龍居。それでもやっぱり「好き」がわからなくて…。でも
「お前がいなくて仕事にならない。お前のことばかり考えてる。それじゃダメなのか…?」
そんな告白に、この男がどれだけ不器用なのかを知らされて。
ホントにまったく、可愛いったらありゃーしませんね!

総じて計算のない龍居の言動が私的には高ポイントでした。

「いつから俺の事 喰いたかった…?」
その答えに、結局アンタ一目惚れだったんかい!という(笑)


『面倒な男が恋したら』
ふたりが付き合い始めて1年あまり。
北斗が龍居のマンションにお泊まりしたり、朝ご飯食べさせたり…という、何気なくも愛おしい日常のひとコマが描かれてます。

北斗は相変わらず、というかますます龍居の世話を焼いてます。本人も自覚する通り既にオカン状態w
それと、口数の少ない龍居の心の声が妙にツボでした~♪

仕事上のトラブルに見舞われる場面では、それぞれの立場での矜持を垣間見られて、二人ともカッコ良かった。これぞ社会人!てね。

龍居が熱出して寝込んだ話では、北斗の世話女房ぶり…というか溺愛ぶりがw

「愛してる」とか「一緒に暮らしたい」とか
肝心な事は何ひとつ言ってはくれない人間だけど
龍居にとっては「ホクト」と名を呼ぶ事が愛の言葉そのもの…らしいそうです。


書き下ろし『社内恋愛禁止の条項につきまして』
はい、もうラブラブでんがな…。
社長、大人ですわ~。この方でスピンオフ希望。


私の中では、ふんわり麗し系の括りの作家さん。だいぶ久しぶりでしたが、相変わらずポップで華やかな絵柄で嬉しい♪
親しみの持てるキャラとわかりやすいストーリーで、とても読みやすかったです。
Hシーンも穏やかですし、BL初心者さんにも是非オススメしたい作品ですね♪

純粋って、行動的かも。

なんとも可愛らしいタイトルと絵柄に、きっと可愛いお話なのだろうなぁと期待して購入しました。
そうしましたら案の定とっても可愛くて、しかもHシーンもしっかり!
「ええーそんなに!?い、いいの!?(何が)」
と焦ってしまったくらいでした。(笑)

表題作と続編を含む5作品の短編集。(表題作は巻末に書き下ろし有り)
いずれも軽快なテンポとコミカルかつカワイイ味付けで、とても読みやすい作品でした。そしてもれなくHシーン有り!(←力説するよねw)


『ビギナーズ ラブ』
サラリーマンの岡林巧が釣り場で出会った磯釣りビギナーのほんわかカワイコちゃん・武波豊。
実は勤務先の次期社長!(社内報くらい読まないとねぇ)
釣り仲間とノンケには手を出さない主義だった岡林だけど、ワンコな耳とシッポ生やしてなついて来られては可愛くてしようがないですよ…。

そんなある週末、船釣りしにふたりで岡林の実家の高知へ帰省。
息子がゲイと承知の家族の前でそうとは知らない豊クンたら
「巧さんは僕にとって大切な人です」
と爆弾発言!?
そりゃ恋仲との誤解も生じますわな~。(そしてこの時に限って下の名前で!)

結局その夜想いが通じ合って結ばれます。…が、初回からいきなり朝までってあーたたち!w
お赤飯まで炊かれちゃって。ま~めでたいこと♪

しかしお母様ったら、前の晩から小豆だのもち米だの仕込んでたんでしょうか…なんてつい考えてしまうw


『キャッチ アンド ラブ』
表題作の続編。
岡林は自分が豊にとって初めて付き合う人間と知り、申し訳なさを覚えると共に一生大切にする事を心に誓います。(だからって何も泣かなくても)

そんな時、出張先で出会った豊の許嫁・菫。(これまた育ちの良さそうな、ほんわかなお嬢様)
彼らが海釣りに行くのを羨ましがる彼女を岡林は快く受け入れます。
親同士が勝手に決めたとは言えお似合いのふたりに切なくなる岡林ですけど、それを態度に出さず親切に彼女の世話を焼く姿は大人ですよね。

そんな様子に豊がまさかのヤキモチ☆(何と人生初!)
ワンコ耳は垂れてるわシッポは股に挟まってるわ…でプルプルされちゃ可愛い過ぎてたまらんぜよ!

アクシデントで海に落ちた岡林は、念のため病院で検査。
病室で、実は自分の大切な人を彼女に紹介したかったのだ、と豊から明かされます。
キミは元々ゲイではないし、好きな女の子が出来ると思うから…という岡林に、自分の気持ちをしっかりと伝える豊。
この静かなやり取りが、ああ社会人の恋愛だなぁ…なんて思えました。

しかーし!じ~んとしたのもつかの間。病室で致すかキミたち!w
…まぁ個室だからいっか。(そういう問題では)

岡林の「次期社長が未婚て訳にも…」との心配に
「上になっちゃえば口出しさせませんから」
なんて笑顔でサラリと言ってのける頼もしさ!
やっぱ大物だわと実感する岡林なのでした。(笑)

しかしこんなに可愛い豊クン。(でも仕事もデキる点がミソ)
よくあるお目付役ぽい存在もなさそうでしたけど、本当にここまで恋愛経験なしで来たのが奇跡ですな。(初物とか言う岡林…オヤジかw)


あと他に短編3作品。

『家政夫の三島サン』
サラリーマンの祐二と、青年家政婦でゲイの三島のお話。

祐二が三島を意識し始めてからがずいぶん素直で早い展開。
でも説得力があったので、そう簡単に同性に落ちるかなぁ、しかも自発的に…という違和感も大してありませんでした。

主に祐二の視点で進められるストーリーでしたが、攻の三島のキャラをもう少し見たかったなー。ムッツリスケベぶりとか。(勝手に決めるし)


『ラブフェイクスパイダー』
高校教師・高坂と高3男子・蓮沼のお話。

私的見どころはパッとしない高坂の以外に可愛い一面♪
蓮沼とのお試しデートのプランをまとめてきたり、恋愛映画でぐしぐし泣いたり。
先生の新たな魅力にほっこりする蓮沼も幸せそうです。

オチは予想しながらも実際そうなってみて
「え、本当に!?」とビックリ出来る己の素人スキルに驚きました…。(逆にベタ過ぎたからかな?)


『つまんで舐めて召し上がれ』
塩と砂糖の擬人化のお話。
実は一読目で一番気に入った作品です。
砂糖がキリッと美人でツンデレ♪

家主は煮物も趣味の菓子作りもしなくなり、めっきり活躍の場が減ってしまった砂糖。

でも今日のメニューはたまご焼き。
ひさびさに自分の出番かと思いきや…呼ばれたのはまさかのケチャップ!w(何とも申し訳なさそうに出かけていく彼でしたよ…)

あまりのショックにとうとう泣き出してしまう砂糖。
「俺なんか、アリにたかられたって気付かれないんだ!」
とヤケになる始末で、いつも彼にちょっかい出してる塩もさすがにオロオロw
「泣くなって、溶けちまう」
…って、そこでナゼHになだれ込む!w(BLだからだよ!笑)

そして事後。混ざっちゃってどうすんだ、と嘆く砂糖に
「たまには甘じょっぱくても」
などとほざく塩w(すっかり乾いて良かったな、と安堵しながらね)

塩と砂糖はいつも隣同士の腐れ縁…とは、目の着けどころがイイですね~♪


どの作品もちゃんと見せ場を心得ていらして、上手いなー!って思いました。
短編ですし展開の早さは否めませんけど、そこに至るまでが丁寧に描写されているのでお話に無理がなく、とても読みやすいと感じました。
今度は一冊丸々ひとつのお話を読んでみたいですね。

ちなみにこちらの作家さん、ベッドでの乱れた髪の描写がキレイでツボでした。
そうそう、カバー下のおまけマンガも忘れずに♪(飲み込みって、ソッチ!?w)

一生懸命誰かを好きなこと

まずタイトルに惹かれ。
頑なにも不安げにも取れる表情の少年の表紙に魅せられて購入しました。

高校が舞台の表題作に、社会人カップルの2作品収録。(表題作はその後の書き下ろし有り)


『夏揺らぐキミをおう』

クールで物静かな優等生のクラスメイトと化学教師との秘密の関係を偶然知ってしまった武田。
物語は彼視点で進んでいきます。


ゴミ捨てに来た白衣の武田の後ろ姿を菊地先生と間違えて呼び止めた榊。
人違いだったと去って行くも、呆然と立ち尽くす武田。(涙を浮かべて縋って来られては無理もないよね)

程なく化学準備室での二人の逢瀬を知る訳ですが。
つい行為を想像した自分を恥じて
「なんかゴメン榊…!」
などとひとり詫びたり焦ったりw
いいコなんだよね、武田。
で、それ以来何かと榊を意識してしまって。

菊地は部活の顧問でもあるので一方的な気まずさはあるものの、榊が大事にされていればいい…と。
でも、あの時泣いてた理由はまさにこの人で。


榊への想いを自覚してからも彼を見守るだけの武田でしたが、
菊地が既婚者と知ると初めて踏み込んだ行動に出ます。そりゃそうです。んな不毛な関係、幸せなハズがない!

だけど菊地は、男が好きなことを受け入れてくれた初めての人だった。
「それだけで救われた だからいいんだ」
榊のその言葉は、まるで自分に言い聞かせているかのようで…。

そんな榊の不器用さ、いじらしさを知るにつけ、仮にも教師なら、いや大人なら子どもを苦しめるような真似しちゃ駄目だろう菊地!!
と、非難せずにはいられない自分…。


結局、菊地は武田の榊への想いを知るとあっさり身を引くのですが、その言い草がまたズルイ大人の典型……。
他の方も仰るように、まぁサイテーですよ。ここまで悪役に徹してくれりゃいっそ清々しい。
こんな男に、未練引きずる事なかろうよ榊…。

ただ、この人の内実はどうだったのかと。榊との経緯が不明なので…。
妻帯者にもかかわらず生徒に手を出すダメ教師だけど。
出来れば先生側の事情も知りたいと思うのは、榊の慕った男がただの悪い大人で終わって欲しくないからかな。(でもスピンオフなんてないだろうなぁ…)


…と、榊が菊地先生と別れるまでが前編。
後編でようやく武田と榊の新たな関係を築く話になるのです。

高校生の二人が互いに対してすごく敏感で、それでいてゆっくりゆっくり交わっていく様子が丁寧に描かれていて。
ああ誰かを想うっていいなぁ…そう感じさせられます。

いやー武田、思いのほか真摯でキャパの広いイイ男だ…。
コイツを逃したら次はなかなかいないぞ榊!心して捕まえとかなきゃ!w
そして身の丈に合った恋愛をして、幸せになる事を願うよ。(巻末の書き下ろし『春迷う、ふたり』で結論が出ております)


『Ching-a-ling Ching-a-ling』

こちらは同じテナントビルで働く、個人事務所の事業主とカフェ店員のカップルのお話。
先程とはうって変わって明るいトーンで展開される恋バナ。
ホント言うとこっちのが好きなんですなー。(何せ甘々党なのでw)


カフェ店員の圭介は、心根の優しい、とってもイイ子。
恋人の滋がくれたベタな土産物のストラップを、口ではあれこれ言いつつも内心は嬉しくて早速携帯電話につけてて。
…でも、それをあげた当人から冷やかされてね。

相手はほんの軽口のつもりかも知れないけど、そんな時に互いの「好き」の度合いが違うのでは…と不安になる圭介。
好きな人から貰った物は全部大事にとってある…って別に重い事とは思いませんけど。

結局は互いが互いを好きなあまりの…要はラブラブなだけですけどね!w

「自分って重いかも」なんて全くの杞憂でした。
誘いを断られたのは距離を置かれてる?…振られかけてるのか自分!?とショック受けてるくらいだからあの人w

本当はいつも会っていたいのに、仕事で寝不足の彼を案じて、自分と会う時間を作るくらいならゆっくり休んで欲しいという圭介の細やかな優しさ…若いのに大したもんだよ!

しかし滋サンたらば、もっと会いたいとかずっと一緒にいたいとかワガママ言ってくれない方が寂しいんですってさ。
良かったね~圭介クン。へーへーごちそうさま♪

それと、圭介が同僚の女子・ミヤちゃんにとっくにカミングアウトしているのも、彼氏の事でガールズトークwしてるのもイイですね~。
彼女の意見に助けられて、結果的に滋との関係を一歩踏み出せた場面もありますしね。


『Pitter-Patter Pitter-Patter』

今度は圭介の元カレ登場で一悶着。(あるあるw)
しかしまたコイツが圭介の職場である店内で、自分と別れた後どうしてたとか平気で訊いてくるデリカシーの無さ!早々に別れて大正解だったよ全く。

それでも滋にあらぬ疑惑を持たれちゃって。(自分が初めてじゃなかったのか!?とか何とかw)

圭介も、2カ月付き合ったけど「ヤってない!」ってw
それどころかどんだけ自己チューでイヤな奴だったか力説するわ思い出し怒りするわw

その元カレに今カレアピールしたり、コトある毎に焦りまくる滋…。そういう意外と大人気ない所もカワイイ(笑)。

結局、元カレはただ二人の絆を深めただけの、とんだ役回りでした。将来自分の店を持ちたいという圭介に、経営コンサルタントとして相談に乗ってただけなのに…。(いや、少しは下心もあったらしいけどもw)

ところで冒頭のHシーン。
焦らす滋に恥じらいながらもおねだりさせられる圭介……。
かーーーッこのエロオヤジ!!ww(でも可愛くて仕方ない様子もわかるし、実際可愛いんですよねぇ…♪)


作品全体を通して、この作家さんの人物の心情の描き方がとても細やか。フキダシ外のセリフも含めてとても好きですね。

レビューの為おさらいしてましたら表題作もいいなと思えてきました。

いっそバッチリ擬人化希望!

や、可愛いんですよ。可愛いんですけども、何かこう、何つぅかこう……
うーーーーーん!まどろっこしいのですよ~(汗)

フキダシのセリフ無しで進行する為、状況や心情をあれこれ考える作業の必要に迫られまして。
察しの悪い自分には結構手間のかかる作品でした…。


細かい事ですけど、おなかを空かせたチビねこにアメ玉1個って!と思ってしまったり(いやまぁ、その気持ちが嬉しいのはわかりますけどもね)、
チビねこがすぐボロッと汚れてたりベソかいたり…というのが私的にはどうもしっくりこなかったり。

あと細かいコマ割りがごちゃっと感じられてしまいまして…。(いえ普段そういったマンガを読んでてもそんなに気にならないのですが)
いっそ、ざっくり大ゴマにナレーションで絵本ぽく見せてもらっても良かったかもなぁ…と思っちゃいました。
(あくまでも「私にとっては」ですし、本当に単に好みの問題ですので)


ところで途中登場の大型犬。(ゴールデンレトリーバー?長いたれ耳と長い毛足はアイリッシュ・セターかスパニエル系…?うーん気になるけど決め手が)
この育ちの良さそうなわんこが非常~~~にタイプでした!

なんでって一見貴公子然としていながら、
一匹狼…ならぬ一匹ねこの男の子にひと目ボレして、お目々ハートにして一目散に突進!!しちゃったり。
懐いていってホネ抜きになっちゃう姿もカーワイイったら♪

でも去っていこうとするこのねこを追って、ヒトの姿になって柵を飛び越える場面はとっても男前なのですよー!いやーん惚れるわ~(落ち着け)
しかしねこを抱きしめて自分がチュッチュするのは平気なのに、ねこの方からキスされて撃沈するって!w

その後もこの貴公子わんこがねこを構い過ぎてツメで反撃食らってキャインだとかw(ねこ、ツンデレだなー!w)
あ~このカプで丸々一冊見たかった~。
…という事で、分量の少なさから萌え寄りの中立で…。(やっぱどーしてもチビねこが…ゴメンナサイ)


あ、そうそう。チビねこが赤ちゃんを提案?した時の、あぺっと口開けて汗ダラダラの黒わんこ、何か可愛いかったです♪

ちなみにチビねこの猫の姿って、すっごい美人さんでびっくり!
しかし最も驚いたのは一番最後……結局やるんかーい!とw

王子力たまらーん!!

白状しますと実は少し苦手な作家さんでした。
これまでに読んだ作品において
「んー…それはちょっとなぁ……」
と思わされる事が何かしらあったものですから…。

ですけど絵柄は相当好みですし、いつかハマれる作品に出会えたらなぁ…と淡い期待を抱きつつ、細々と追いかけておりました。

そこへ!ついに!やっと!ようやく……ッ
まさに「果報は寝て待て」!
「待てば海路の日和あり」!
「あなたを待って三年三月」!(違う)

ええもう正にこういう甘々なお話が読みたかったのです!いやー待ち続けた甲斐がありました。
第1巻の内容はすっかり忘れておりましたけど(スミマセン^^;)、この巻だけで私ゃ充分幸せであります。


全体を通して、登場人物の心情に沿って丁寧にお話を進められているなぁ…と感じました。(丁寧が好きだな自分)
一冊まるまる好意的に読む事が出来たから気付いたのかも知れませんけども。
(何せこれまでは上手な正面顔でインパクトを残す描写が何故かイヤミに感じられてたくらいですので。本当に何なんでしょうねぇ…)


『いかさまメモリ』第5・6話

高校時代に一度だけ関係を持った津田と中野。

両想いにも関わらず互いを思いやるが故のすれ違い…
でも10年経って再会した今も心は互いにあの頃のまま。
後は元サヤに収まるだけ…なのですけど、そこへ至るまでのモダモダが!ああッたまりませんでした!

なんせもう中野が!中野がカワイイ!可愛すぎるよ中野おぉーーー!(ウルサイ)

津田もねぇ、何でも遠慮なく物言いそうでいて実は結構気ィ遣いというところが意外とネックだったのかなぁ…。
でもずっと中野の事が好きだったからね。そして行動を起こしたのもキミからだったし、いいやもう許す。(何様)

津田の同僚の佐伯さんもマトモな大人で良かった。
何かってぇと誰も彼も当て馬と疑ってしまう己を恥じましたよ…スミマセン。

でもまぁそこは津田も同罪w
中野に手ェ出されやしないかとかなり心配してたけど、男が男にヘンな気起こすのが当たり前ではないしねぇ。(勿論ホレた欲目もあるでしょうけども)
でもそのおかげで両想いが叶う事に繋がるので結果オーライ!
そして中野も津田とキチンと向き合えたからこそ、ですね♪


10年越しの想いが通じ合った後のふたりのやり取りがまた初々しくて。
歩いて中野の家まで送ったけれど互いに別れ難い感じとか、
中野を本当に大事にしたい津田の様子とか。
微笑ましい場面満載なのです。あー可愛い~!ゴロゴロゴロ~(←と転げ回る)

巻末の書き下ろしでも津田の中野ラブ炸裂!
もぉふたりでいつまでも幸せにやっとれww


『いかさまメモリ』第7・8・最終話(計3話)

こちらは先に結ばれた津田・中野カプの、結果的にキューピット役だった津田の同僚・佐伯さんのお話。

彼の仕事・プライベートでの問題や葛藤に、同僚の息子さんである上田康平クンという20歳の大学生が絡んで来るのですけど。

このジャ○ーズ系(母親・談)の好青年が、佐伯さんに正攻法で猛アタック!かけて来ちゃうのです!マジです!w
そしてこれがまた私好みのサワヤカなすっごいイイ子なのですーーー(>_<)!!

書き下ろしの後日談で明らかになるのですけども、どうやら彼は佐伯さんをバイだと勘違いしての積極的アピールだったようです。
その事がわかった時の恥ずかしがりようと来たら…メチャクチャ可愛いんですから!w


色々と煮詰まっている35歳の男性には、日々充実しているであろう20歳の青年は眩しいワケで。
あれこれ諦めたり割り切るばかりの冴えない自分に対し真正面から来られた日には、何らかの化学反応も起きようというものですよね~。

眩しい彼に僻む佐伯さん。そしてそんな情けない大人をまっすぐに好きな康平クン。

一片の曇りもないその想いに、どこか委ねたい思いが芽生えたのかも知れないなぁ。

分別ある大人の佐伯さんが、精神的にかなり参っていたところへ現れた康平クンに思わず救いを求める場面…。

そこまで追い詰められていたとわかるのと同時に、
本当に望むものを手に入れる事が出来た瞬間でもありました。


しかし女性とは浅い付き合いばかりしていたとは言え同性は恋愛対象ではなかった筈で、
そこのハードルを意外と容易く越えられたのは、やはり中野に一瞬でもトキメキを覚えた免疫のおかげ?w


ところで。
「かわいいのかカッコイイのかどっちかにしてくれよ!」と嘆く通り、
経験豊富な佐伯さんをも翻弄してしまう康平クンの魅力たるや!!!

初Hは書き下ろしでの事なのですけど、
「上か下か どっちでもいいよ」
などと笑顔で言ったり、
事後に彼を案じてみれば
「ん…平気 ちょっと…練習してたし」
そのまま眠りに落ちる康平クンに、
「あーーもうなんなんだこいつ……!」
…と、まー振り回す振り回す!w

その他にも、一回り以上離れた年上の彼の事を諭すような、包み込むような物言い…。

「ヤバイ あいつの王子力ハンパない」
このままじゃ負ける…と本人も焦ってる通り、そう遠くない将来には逆転の可能性も?w(アリだと思います!てかむしろ希望)

この際、正統派王子の康平クンに責任取って貰えば?ねッ佐伯さん♪(と外野は無責任~)


いやー自分にとって本当に幸せになれる一冊でしたー!ごちそうさまでした~♪

いとおしい日常

「ケツが痛ぇ」
という受のオッサンのセリフで始まる冒頭の2ページでふたりの関係性が伺える、
甘い物好きな年下攻と激辛好きなオッサン受のゲイカップルの、
日々のあれやこれやが描かれている作品です。


のっけから、さっき食べてたエクレアがお昼で今食べてるホイップメロンパンがおやつって逆でしょそれ…と、どうでもいいツッコミ入れてしまう自分ですが。

この年下攻がオッサンの事を好き過ぎてもう残念なくらいでね、
それがまたカワイイというね…
そんな自分もどうかしてると思いますけどね!(笑)
どうやら受を好き過ぎる攻って結構ツボのようです。

攻の妄想でエクレアに挟まってるオッサンはおなかムッチリのオッサンだし…ああっ美しくないー!そこ普通美少年ですから!(←偏見)

オマケにオッサンのくしゃみのおつり…。
チクショーとかコノヤロウとかは聞くけど
「だらっしぇ~い」って!ヒドイ、酷すぎる…。

でも相手の喜ぶ姿を思い浮かべて、菓子作りに励もうとするオッサンは可愛かった。(結局作ったのは地獄の担々麺だけどね。何がどうなりゃそーなるのか…)

帰宅した涼(あ、件の残念な年下甘党攻ね)が、
その台所の惨状とか、
床に放置された、自分が以前職場の子から貰ったエプロン(オッサンには内緒だった?)とか、
そこへ風呂上がりのオッサンが腰タオル一枚でフツーに登場とか…。
畳みかける衝撃に、動揺か欲情か知らんけどホントにキミ少し落ち着けw

悪態つきつつも、涼の要望に応え裸エプロン姿で仁王立ちするオッサン。そして彼のそんな姿を見ただけでイキそーになる涼…。
何だかんだでお似合いのカップルだわね。
「かわいくてかわいそうです」は名言!w


極甘党と激辛党。およそ相容れない食の好みのふたりだけど、互いを非難したり矯正しようとしたりせず、それなりに尊重し共存しているのがいいなぁ。(全然違う好みが面白いから付き合う事になったんだものね)


涼からプレゼントされたシャツをしわくちゃにしたくないというオッサンの隠れた本音も何やら愛おしい。(粗暴なようでいて結構繊細。)

オッサンがニートである事情も、そこから抜け出そうとする姿も、何だかわかるなぁと思う。
コイツならいつまでも食わしてくれるだろうけど、それじゃあイカンよなーという矜持も。
ただのだらしないオッサンではない所が垣間見えたし、何より彼を前向きにさせたのが涼の存在だという事が意味があると思いました。


オッサンオッサン言って申し訳ない。なんか拓馬ってカッコ良すぎて言いたくなくて…。(涼は「たっくん」て呼んでるけどね。ラブラブかw)
しかし「オッサンは生き急いでるんだよ」には参った…もーせっかちなんだからーw


同時収録作品のヤンキーぽい高校生ものもあったのですけど、今回こちらの作品のみのレビューにしました。

遊星の恋人 コミック

伊藤倭人 

裏表紙がまたカワイイ♪

「是非読んで頂きたい!!」
とお勧めされましては読まない訳には…
と書店で手に取るも、自分も別に宇宙人とか爬虫類とかのマニアックな趣味はないんだけどな~
なーんて裏っ返すと、バナナを餌付け(?)されてる彼の姿が。
「あら~カワイイ!買お♪」(ゲンキン)
てな訳での初読み作家さんでした。


冒頭のシーン。本来の姿の宇宙人ですが、使命を帯びて緊張の面持ちの若者である事がわかるのが正直スゴイ。(そしてそんな爬虫類顔なのになぜか可愛いのですよ…)作家さんの技量、ていうか愛ですよねぇ。

その主人公・星野航(仮名)。
私の勝手なイメージの宇宙人=侵略者=狡猾そう…な様子はみじんもなく、むしろとってもイイ子。
高校生として潜入調査して2年。
慎重な性格故か未だ現地協力者(調査を手伝ってくれる人間)はいないものの、周囲にも溶け込んでて。
食べ物も合うし、って大事なコトだけどそんな細かい設定まで…愛だなや。(そして「食べてる姿が可愛い」とか言われるので、美味しく食べられる事はやはり重要♪)

この宇宙人がもうとにかくカワイイ。(また言う)
クラスメイト・千里友哉からの熱い視線に
「もしや正体気付かれてるのでは!?」と途端にわたわたしたり、問い質す時も思わず涙目だったり。
結局バレちゃうんだけど、もっと怖がったりしなくていいの?とか心配したりw

うわー正体見ちゃった友哉ピンチ!?
…とはならないのがこのマンガ♪

何だかもうね、こっちの勝手な宇宙人のセオリーを片っ端から覆してくれちゃって、ただただ面白くて可愛いのです。

「星野の歯(のギザギザ感)がチューしたいくらい好き」との友哉に
「口も舌も傷だらけになっちゃって……すっごい痛いよ!」と、わざわざ振ってしまう航も、とんだ天然さん。
チュッて出来たら良かった友哉に舌を使われてしまう羽目に。(そうして報告出来ないコトばかりが増えていく…w)

まあそんな真面目な宇宙人と、おおらかで愛にあふれた地球人との、あったかくて楽しいお話でした。


そうそう『生殖器調査』!
それが全然イヤラシくないってBLとしてどーなの?と一応ツッコんでおきましょうかw(結果的に宇宙人に顔射してるのに)
そんな風に好き勝手にいじられたら、もー辛抱堪らんと襲ってしまうトコだろうに、そうしない友哉のなんて紳士なコトか。
しかし『学術的興味』て万能な言葉ですね~。


欲を言えば、友哉の周辺の人物も登場して欲しかった。
友人や家族を巻き込んだドタバタも少し見てみたい気もしましたが…
でも正体バレるバレないのハラハラ展開は読みたいと思わないので、やっぱいいです。

ところで、半ば命がけで荷物に紛れてまで航を追っかけて来た友哉のそこでの記憶は消去されなくていいのですか、航の上官さん…。(この方もイイ味出してましたね~)

航の真面目で探究心旺盛さから来る言動と、そんな彼を丸ごと好きで仕方がない友哉のおおらかな誠実さとが相まって、自然と面白展開になってしまうストーリー。
丁寧な作品作りで、作家さんの登場人物への愛がひしひしと感じられる一冊でした。
他の作品にも触れ、おかげさまで好き作家さんのおひとりと相成りましたです。