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女性ポッチさん

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んー。

ドラマ、原作小説共に未読です。
今一つツボに刺さらない『2gether』ですが(いや、失礼)、続きものなので完結までは読もうと思って購入。

1、2巻はタイン視点で描かれる展開だったように思いますが、3巻にはいりサラワット視点が多く描かれています。サラワット視点が描かれることで、サラワットがなぜタインに執着するのか見えてきます。

が、うーん。
何だろう、全然萌えない…。
二人の感情の変化が分かりづらいんだよなあ…。2巻で登場していたペアちゃん。彼女はどこへ行ってしまったのか。というか、1巻はタインがサラワットに求愛(でも恋愛感情なし)、2巻はあれだけタインからの求愛をさらりとかわし続けていたサラワットが急にタインに執着、からの3巻は一気に恋人同士になってラブラブ。という展開についていけなかった。

なんで?

という感じ。

あと、これ1巻のレビューでも書いたのですが、この作品の絵柄は奥嶋先生じゃない気がする…。奥嶋先生の絵柄がダメ、というわけでは全然なくって、作品のイメージと奥嶋先生の絵柄が合ってないんですよね。コレジャナイ感がある、っていうのか。この辺りは好みの問題ではありますが。

辛口のレビューでごめんなさい。
完結までは買おうと思っていましたが、んー、今巻で挫折しそう。
と思いつつ。ドラマを見てみようかな、そうすればイメージも変わるかも。

好きな人にはドツボに入りそうなオメガバもの

秀さんの新刊はオメガバースもの。
版元が笠倉出版社さんだったこと、八千代さんが挿絵を描かれていること、何よりオメガバものであること、などから、秀さん作品の『愛されオメガの授かり婚』のスピンオフとか同じ世界観のお話かな?と思いつつ手に取りましたが、そういった関係はなさそうです。

秀さんはドシリアスな作品も書かれますが、今作品は甘々です。『愛されオメガの~』もそうでしたが、オメガバらしい、と言うと語弊がありますかね?シリアスだったりオメガが虐げられていたり性的な搾取を受けていたり、という展開ではありません。痛くてシリアスなお話は苦手、とか、あるいはそういうものは読む気分じゃない、という時にお勧めな1冊かと思います。





主人公は大学生の尊人。オメガだ。
かつてオメガは虐げられる存在だったが、今は根深い偏見こそ残ってはいるものの、表面上はオメガもごく普通の日常が送れるようになった。が、けれど尊人は今ちょっとした不幸のどん底にいる。

バイトを首になり、来春には大学4年生になるのに未だ就活中。恋人もいない彼は一人きりの週末を過ごしていたが、そんなとき彼はとあるガチャガチャを見つける。そのガチャは芸能人がチャリティとして出したもので、中には人気アイドルの握手券だったりモデルと会えるという券が入っている、というものだった。少し高額ではあったが、鬱々とした気分を払拭するために彼は残り一つとなっていたそのガチャにチャレンジすることに。

そこで出てきた券は、「人気俳優の宮原の婚約者」になれるという当たり券で…?

というお話。

半信半疑で描かれていたQRコードを使ってアクセスした尊人だったが、その券は本物。あれよあれよというまに宮原の婚約者として同居することになってしまい…、というなんともファンタジーな、というか非現実的感満載なお話です。

竜が出てくるとか、人さらいに遭うとか、あるいは異世界にトリップしてしまうとか。様々なファンタジー設定はBL作品ではよくある因子ですが、ガチャを引いていきなり人気俳優の婚約者になってしまう、なんて、ちょっと独特な特殊なお話だなあ、と思いつつ読み進めました。

人気俳優とはいえ全くの他人。
というお話ですが、いやいや、ここには実は尊人とかつて接点があって、彼に執着した宮原が裏で手をまわしたんじゃないの?とか、実は二人は幼馴染で、とかじゃないの?とか思ったんですけれども、正真正銘、彼らはガチャで出会い、そして婚約者になるという。

いやー、こんな現実離れしたお話ってありますかね?

なんて言うんですかね。
こういう甘々なお話がお好きな人はおそらくたくさんいらっしゃると思うんですよ。思うんですけれども。ご都合主義というか、「運命の番」という言葉を、こんなに軽く感じた作品は初めてかもしれません。

あっという間に身体の関係を持って、あっという間に両想いになって、シリアスになることはほぼほぼなく終始スパダリの宮原に愛され大切にされる尊人、という構図で、非常に甘々。こういうお話が好きな方はたくさんいらっしゃることはもちろん理解できますが、完全に好みから外れていて残念でした。

八千代さんの描かれる挿絵が最高過ぎて悶絶しましたが、ごめんなさい。辛口の評価ですが駄作とかもちろんそういう意味ではなく、ただただ「趣味じゃない」作品でした。

次回作に期待。

完全に好みの問題です

作家買い。
全くもって個人的な感想なのですが、安西作品はドツボに突き刺さる作品と、全く刺さらない作品のどちらか、なんですね。で、今作品はどちらだ…?と思いつつ手に取りました。





商品開発部の販促担当として働く千裕が主人公。
綺麗なビジュアルに、仕事もできる、と自負している彼だが、そこに一人の男性が転職してやってくる。なんでもかなり優秀な男らしい。そう聞いていた千裕だったが、はたしてその男・向井は仕事もできるしかなりのイケメンだった。そんな向井にライバル心を抱く千裕ではあったが、人当たりの良い向井に少しずつ心開いていくが―?

というお話。

事件も起こらないし、異世界トリップもしないし、本当にごくごく普通のリーマンの日常を描いたお話。リーマンが主人公ということでお仕事BLの側面も兼ね備えていて興味深く読みましたけれども。

いやー。
んー。
本当に申し訳ない。
全然刺さらなかった…。

向井にしろ、千裕にしろ、BLではお決まりのナイスガイ、では全然ないんですよ。歪なところとか、若干難ありな青年たち。それが、おそらく等身大っていう感じがして良いんだと思うんです。その二人の男たちが仕事で、そしてプライベートで、ぶつかり、挫折しすれ違い、でも奮闘する、という。不器用ながらも少しずつ少しずつ心を繋げていく過程が安西さんらしい温かさをもって紡がれていくストーリーで、こういうお話がお好きな方は多いだろうなあ、と。共感はできるんです。

できるんだけれども。
おそらく「千裕」という青年が好きになれなかったのが敗因かと思われます。彼の可愛さとか、ガッツのあるところとか、向井に去られた後の頑張りとか。うんうん、可愛いよね。わかる。分かりはするけど、好きじゃない…。

安西さんらしい読みやすい文体に、温かなストーリー展開。
お好きな方は沢山いらっしゃると思います。

もう、完全に好みの問題です。「しゅみじゃない」なんです、ごめんなさい。
次回作に期待。