官僚シリーズ9巻目にて描かれるバディは、春日さんと木菜さん!
意地悪するようなタイプには見えない木菜さんが何故あんなにも頑なに春日さんの誘いに乗らないのか、ずっと気になっていました。
そんな木菜さんの態度には春日さん自身も納得している節があり、周囲の人も春日さんの自業自得と評している。彼らにいったい何があったのか……。
9巻で彼らの過去が描かれることで、その経緯を知ることができて嬉しいです!
恋インを読んでいていつも思うことですが、キャラそれぞれの背景が深い。そのおかげで、彼らバディがそれぞれ、その相手でなければならなかったのだと納得します。唯一無二の相手。
今回は過去編冒頭の春日さんがあまりにもな態度だったので、どうなることかと思っていましたが、彼らにもありました。春日さんでなければ、木菜さんでなければならない背景。
それがまた高校時代からだなんて……背景がないどころか年季が入っている!偶然が重なったのだとしても、お互いに救い救われる関係が引き寄せた必然に思えます。
それにしてもまさか、I倉実習が中断されるとは思いもしませんでした!意外な純情さを見せた春日さんの慌てっぷりがおもしろかったです(笑)
ここに来て中断ということは、今回は終わらないのかな?と思ったら案の定。
木菜さんへの恋心(初恋)を春日さんが自覚したところで、次巻へ続く。
木菜さんは昔から春日さんを好きで、春日さんも木菜さんを好きになったから両想いなのに、想いがなかなか通じない!
春日さんの想いを木菜さんに受け取ってもらえないのは、それまでの春日さんの態度のせい。だから、春日さんの自業自得なのだと納得できました。
あんな態度を見せられてきたら、木菜さんが春日さんの想いを受け取れないのも当然です。意地悪でも僻みでも何でもなく、ただただ単純に信じられないというか、純粋な好意と認識できないのだと思います。
それでも、だからこそ、春日さんと木菜さんには二人で幸せになってほしいです!お互いへの想いが通じてほしいです!
今までの印象が変わりました。二人とも純粋で可愛い。
今回は肌を触れ合わせる機会もほとんどなかったので、この先の展開に期待です。