陰キャオタク(受)と陽キャイケメン(攻)という社内でも合わない二人が、AV出演を強要され、絡むうちにお互いを知り、好きになるというお話です。
空回りオタクとチャライケメンですが、アダルトグッズの販売製作という仕事に誇りを持っている受けと義理堅い攻めは根本的な部分が似ており、好きになっていく展開と相まって、素敵だなぁと思いました。
AV出演というだけあって、Hは多めだと思います。恥ずかしさから涙目の受けにすごく萌えましたし、他は?のところの おねだりするときの追い詰められた顔にもすごく萌えました。
攻めのイケイケさ、イラッとして攻める感じが最高でした。
会社が建て直したから発売しなくてよくなったんだよ展開とかでなく、ちゃんと販売されてしまって、それで話が回ってるところに新鮮さを感じました。
Hなところも最高ですが、お互いの告白シーンもすっごく最高です!!!!
ガラ悪そうな見た目してんのに初々しくて優しくて真面目で可愛い受けの翔くんに心を撃ち抜かれました。
見た目と真面目なところのギャップや、その性格ゆえに頼られるので甘やかしてくれる玲司さんに絆されていく姿がとても好きです。
初挿入のときの涙目も可愛いかったです。
スパダリ風な玲司さんのたまに出る粗雑みのギャップにもキュンとしました。
絆されて徐々に惹かれていく翔くんと何を考えているか分からない玲司さんの対比に不穏な気配を感じドキドキしました。
蓋をあければ、俺は本気で翔くんのこと…っ展開で、少し都合がいいなと思ってしまいました。
確かに玲司さんは初めから翔くんを気に入った理由や交際を申し込んだ理由を言っていましたが、途中の玲司さんの得体の知れなさの印象が強くて、翔くんのことを当初から好きだという気持ちの重みを感じ取ることがあまりできませんでした。
俺は本気で翔くんのこと…っ問題は片付きましたが、働かなくていいよ問題はうやむやになっていませんでしょうか。
色んな意味で無邪気な子どもが家庭教師のお兄ちゃんを好きになった
→実力行使
→逃亡
→再会
→ごめんね。でも気持ちは変わってないからテメーを落とす
年下×年上ではよく見る流れかと思います。
攻が双子という設定もよく見かけるかもしれません。 ですが、双子のキャラがとてもよく、絵の可愛さとキャラの可愛さが相まってとても萌えました。
双子の個性の形成と、双子がそれぞれ受けを好きになった理由、これらが【先生、どっちか選んでよ】特有のストーリーになっており、特に、攻2×受1の " どっちが先に " 問題の答えがとても衝撃的で、最高でした。最強の解だと思います。
オラオラしてる一成が愛されキャラで、柔和な遊月が面白モテ男なのが、とても印象的でした。遊月が何度か推していた通りの結末になり、遊月の周到さと計画性が微笑ましかったです。
とっても可愛くて、ストーリーとしておもしろい、最強の作品だと思いました。
シリアス風味の常磐くんは、1話2ページ目にしかいません。
常磐くんが、可愛くて、ぶっ飛んでて、可愛くて、嫉妬心ムキムキの牧田くんの怖さを、ものすごくコミカルなものにしてくれています。
また、溝口くんや佐波がとてもおもしろく、サブキャラクターのツッコミやボケも、牧田くんの異常さをコミカルにしてくれています。
牧田くんが、常磐くんのことが好きな為に嫉妬心ムキムキだったのではないところも、お話として面白かったです。
牧田くんが、これが好きってことかなぁ?となる過程、愛を考える過程が、牧田くんらしくてすごく好きでした。
常磐くんの肉体がかなり肉感的で、とてもエッチでした。また、甘い舌など、発想もすごくエッチでした。寝バックの、脇の下から腕を通して押さえつける所に悶えました。1つ年下×1つ年上なところも萌えます。
初挿入をじっくり見たかったです。
2巻通して春日と木菜のお話で、午通堂と千散の話もありますが二人の関係性が謎のままで、"序"という感じでした。
古賀親國差形怜司cpのときは、千散のことを 独占欲増し増しのとんだ愉快犯だな!と思いましたが、今巻までで118期の皆のことを気にかける優しい人だったのかと印象を改めました。
武笠深津ペアや柳先森ペアも、甘い姿を見るまで数巻またぎましたが、春日と木菜は今までのどのペアとも異なるじれったさがありました。
今までの恋するインテリジェンスには、アホエロとスタイリッシュさを感じていましたが、今巻は展開や設定が少しありがちで安っぽいかなと感じました。
春日が 無自覚にも(木菜の春日への)憧れポイントをピンポイントで押さえていたり、木菜の父親の今 や 木菜の眼鏡の設定 であったりです。
とはいえ、最高でした。
諦め方が分からん・嫌われたくないという春日や じめじめ泣く春日に、そうかそんなに木菜が好きなのかと胸を打たれました。
また、木菜から積極的に距離を詰めていったのが、他のペアとは異なっていて新鮮でした。もしかして好意をもたれてるのでは??と木菜が思い至ったときの顔が可愛かったです。木菜の気持ちが前を向いていく様を感じることができ、とても好きです。
春日のみそぎもそろそろ済んだと思いますので、なんでもできるようになった二人を見たいと思いました。
それと、10年間、それよりも前からの、木菜の想いを、きちんと春日が知ってほしいなとも思いました。
10年前の春日を考えると自業自得ですが、木菜の春日への想いは始めから変わっていないので、それを春日が変に誤解したままなのは双方にとって残念です。
まだまだ、ちゃんと格好いい春日と、格好いい木菜の会瀬が見たいです!
(作中に出てきた順序としては逆になりますが、)春日が木菜を救ったことを覚えていないように、木菜が白戸を救ったことを認識していなかったのが感慨深かったです。
店長がレオに惚れ込むまでの過程が描かれており、落果から蜜果1、2では店長が急にレオに入れ込んでいるように感じましたが、蜜果3を読んでその入れ込み様が補完されたと感じました。
読者としては、レオの内心が分かっているので、店長が疑心暗鬼になっているようにも感じましたが、ノンケなうえにホストというレオの外側だけでは 素なのか作ったものなのかは確かに分からないので、店長が惹かれつつも警戒している様が面白かったです。
店長がレオの内面や言動から本気になったのに対し、レオが、店長が自分のことを愛おしそうに抱くから好きになっていったというのが、二人らしくていいと思いました。
店長がノンケに拘る理由が分かり、それを昇華していく様に心が打たれそうになりました。
言い淀むレオの家に自らの判断で向かう際の店長の独白に、過去の昇華を感じましたが、次のページでそれまでとは違った感情で心臓を鷲掴みにされました。
「責任取らないといけないかと思っちゃった」と言いながら自分のモノだけでしかイけなくなれと思っている店長の見下ろした顔や、誕生日祝いのご飯の約束をしたときの店長の恥ずかしげな気まずげな表情が、とても印象的でした。
蜜果1、2で店長があの初めての男性に言った言葉の重さを、ここにきて感じました。