別れ話系を初めて読みました。
購入のきっかけはSNSのタイムラインです。
柊が別れを選んだ理由がとても納得できるもので、かといって京介に悪感情をいだく理由でもなく、登場人物を嫌いにならない、深い理由だと思いました。
京介の優しいところと可愛いところがたくさん見れましたが、(ばせう先生がSNSで載せられていたような)クールなところも作品内で見たかったです。
柊の裸がよく出てきますが、別れ話という背景や身体の描かれ方から、エッチ!という気持ちはあまり起きませんでした。
行為の回数は少なめです。
1プレイ中に攻守が交代する(リバ)のが面白いと思いました。
人の心を察するのが得意で 相手の求める『自分』を演じる舘くんが、別所さんに拒否されるところが面白かったです。
アナ◯開発済みで 趣味がアダルトグッズのレビューである別所さんにとって 都合のいい存在であろうと、舘くん自ら自分なりに頑張っていたというのに。
4話ラストの独白がすっごく好きです。
メタい発言などもあり、好き嫌いが分かれるかもしれません。
後ろを弄るのが好きな 格好のいい男性が、苦手な同僚に挿れられちゃう・爽やかなナチュラルボーンクズに翻弄される日々・ナチュラルボーンクズ(怪物)は自分のことを胡散臭いやつと評した アダルトグッズ人気レビュアー に興味を持った。
流れを文字にするとよく見かける(??)ストーリーかもしれませんが、それを凌駕するオモシロさでした。
オモシロくて、ストーリーも面白くて、エッチなお話で、
別所さんの彼氏になるぞ!という終わり方も好きです。二人の続きが読みたいと思いました。
東の内心や7年前のことを知ると、健気で一途で、東がバーに現れた理由も分かりますし、西野と結ばれてほしいととても思いました。そして、そこまで健気でどうして「復讐♡」になんの?いや、西野のせいだわ。いやでもやっぱりやり方は悪いわ(笑)と、ストーリーとして面白かったです。
恋人◯ックスがお互い幸せそうで、とてもキュンとしました。
ただ、翔音についてもう一押しほしかったです。ミカさんといい翔音といい、当て馬になりそうでならない脇役という感じで、ジュンの焚き付け方も読んでいてワクワクはしなかったです。
ジュンのくだりに関しては「人の男」という言葉がひっかかったからかもしれません。東の性的指向が元々男性だという話があれば気にならなかったと思いますが、東は西野という個が好きだったのだから、西野自身が性的指向で悩んでいるという設定なのに、いちいち性別に言及する必要あった?と思いました。(「人の男」があるから、その言葉に対して気が立った西野の、「絶対に好きにならない」となり、ストーリー上必要だったかもしれませんが。)
西野は、7年前に無理やりされたかのような感じでしたが、東視点ではあるものの 始めるところからみると、西野の被害者感をそこまで感じませんでした。東の涙もあって、東のことが少し可哀想になりました。
【ラブインダルジュ】の翔音の話は読みたいと思いました。
不良を演じているという設定が新しいと思い、購入しました。(2018年)
先生の目に留めてもらいたいという理由で、(生徒会長の任期が終わってから)不真面目そうな見た目にするところが、健気で、子どもな考えで、微笑ましかったです。
校則違反の見た目にする分勉強は頑張ろう等、根が真面目なところに好感を持ちました。
かなり無理して不良をしている津島(受)が可愛くて好きですが、藤本もとても好きです。
津島に憧れていて、惚れていたのに、そんな津島が先生と密会しているのが公にならないよう陰ながら守ってあげようとする様が殊勝で、好きです。
藤本だけでなく、理解のある両親やクラスメイト、登場人物全員いい人で、軽い感じで楽しんで読めました。
前作序盤から比べてイチさんがあまりにも甘くて驚きました。
【放課後のエチュード】(1)のときの二見には、なんだか憎めないという感情を持ったのですが…。…。悪い大人ですね。でもやっぱり憎めないかも…。
ストーリーの感想からは少し外れてしまうのですが、バレエに興味を持ったことがなかった私にとって【放課後のエチュード】は知らない世界を教えてくれるものです。
こうやって自分が今まで知らなかった世界を知れるところがBLというジャンル(設定・世界観が多岐に渡る&巻数が比較的少ない状態で完結する作品が多い)の魅力の1つなのかなぁとまで思いました。