ファーザーズミルクガーデンをチラ見して
バインバインのエロエロなイメージが先行していたのですが、ストーリーが良かった!
国一の武将アントンが足にケがおをい、
軍の足手まといになるくらいならと、
性欲を引き受ける職種(実は位は高い)に転身するのですが、
彼を武将から退かせたくない第四王子が彼を囲い、
アントンの体を気遣い大事に過ごします。
アントンは職務を全うできず苦悩しますが、王子の、アントンより強くなるまで抱かない宣言を受入れ、彼に稽古をつけます。
そんな二人は半年後。。。
王子と武将の話なので、言葉遣いがキレイです。罵るシーンはありません。それが良かった!
BLでは稀有な、攻めより受けのものの方が大きいパターンです。新鮮で良かった!
とはいえ攻めの王子もアントンに鍛えられて、バキバキになります。
クールビューティ王子のバキバキ変身が良かった!
今後も読み返す1冊になりそうです。
原作未読
千葉しょー演じる桐生君は、口が悪いイメメン俳優で、最初は全く良さが分かりませんでした。
物語が進むに連れて、幼い頃に自分を肯定してくれた大前に再び見つけてほしくて、俳優を続けていた事が判明して、
ビビリイケメンの可愛さもあって、魅力が増します。
特に人魚姫のモチーフに沿って、好きな人を助けたのが自分だと言い出せない回想シーンは、不憫でなりません。
対する理系スパダリの、あじー演じる大前は、どんな理由があっても、桐生を忘れていた事と、再会して思い出せなかった罪は大きく、少しモヤッとさせられました。
そんな内容を大きくカバーするcd最大の利点は、あじーの敬語攻めが聴ける事!
硬質な声質の敬語が持つ破壊力がすさまじい!
ほんのり変態なのもとっても良かったです。