三日月ロックさんのマイページ

萌×2作品

アドバンスドレビューアー

女性三日月ロックさん

レビュー数20

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思いはずっと告げられていた

薄井先生のこういうテイストのお話読みたかった。いずれ一冊にまとまるのはわかっているのですが単話で一気買いしてしまいました。
むずかしい受け(島崎)と 臆病で優しい攻め(立山)のお話。
誰かに期待して突き落とされるのが恐くて 育っていく恋心を持てあまし“友達”である立山との距離感がわからなくなっている島崎。
自分の恋心は ひた隠しに、好きだからこそ手放そうと考えてしまう。少し近づいたと思ったら またするりと抜けて まるで掴めない難しい受けです。

あるきっかけから一つ屋根の下で暮らすことになる二人。デキる男の立山が島崎と暮らす喜びに浮かれていたり、色々と伝わらないもどかしさに苦悶の表情を滲ませたり。
島崎の良いところをしっかりみていて大切に思っているのに、報われない立山が可哀想可愛いくて好きです。
島崎の性格が面倒くさいので、もどかしい展開になるかと思いきや
立山の真逆な明るくて誠実で 極たまに強引な性格にストーリーはじわじわ進められていきます。

たわいないおしゃべりを繰り返す ありふれた時間が、これからは甘く甘く色づいていくんだなと ニヨニヨして5話を読み終えたところです。

じっくりと読みごたえのあるお話

細かいこと言うけど すみません。
明確に好き合ってない二人の初めても「初夜」って言っていいんですか?帯のその表現が どうしても気になってしまいました。
私が思う 初夜のストライクゾーンが狭すぎるんですね。

さて気を取り直して。
起承転結がしっかりしていて かつ攻めザマァもちょっぴりある読み応えのあるお話でした。
神評価にいたらなかったのは壬生が終盤で 色恋を理由に仕事を無責任に放棄する場面があったからです。職務を最後まで全うしない男はダメだ…魅力が半減。
途中まで、筒美の壬生へ対する愛情の方が重いのかな?
それを真正面で受け止めたり 時に のらりくらり躱したりする壬生に筒美はヤキモキしている…て感じ?と思っていたのですが良い意味で裏切られました。
壬生の才能が開花する瞬間を目の当たりにしてから 静かに身を焦がすような劣等感を抱えながら、同時にどうしようもなく壬生に惹かれていく筒美。
恋だ愛だだけでは ひと括りには出来ない複雑な感情を二人の間に感じつつ、最後は筒美のフニャとした笑顔に癒される後味のいい作品でした。

可愛いだけじゃない

下巻は来月発売とのこと。

隕石の不思議な力で人間になった 元コウテイペンギンのスバルが一番ほしかったものは「いつも自分のそばにいてくれて
自分のことを大好きでいてくれる存在」
(腹黒)園長のサポートによりホストクラブで働くことになったスバルだが、天職ラッキー!と喜んでいたのも束の間、ヒト社会の表と裏を目の当たりにし、コウテイペンギン時代の苦い思い出が甦る。

そんなスバルと同居生活を送るのは、図体デカいけど、ばぶの
元ホッキョクグマのカイ。こちらは園長命により大学生やらされてます。稼働率15%くらいの半冬眠状態で たいていぼーっとしてる彼ですが「一度狙った獲物に対する執着は どの生物より強い」ホッキョクグマの習性を要所要所で発揮してくるのです。
年下攻めが醸し出す“安心ですよ 安全かはわかりませんけど”
な感じ、なんぼあってもいいですから 下巻での更なるパワーアップ期待しています。
でも適度なバブは忘れずにいてほしい。

たのしいことは ふたりぶん かなしいことは はんぶん

BLカテゴリーにもかかわらず、1話は とりあえず主要人物であろう二人は出会いますが マジでなーーんにも起きそうにない。けど
すでに、ちゃんと面白い。テンポがいいなぁ。
と思ったら2話目での加速度が半端なかった。でも読み手の情緒も置いてけぼりにしない。
自分にしては珍しく、事前に左右の確認もせずに読み始めました。
実は逆かと思ってたんですよね・・・阿部さんの作品て(いい意味で)思い通りにすすまないことが多々あるので。
すごいなぁ。田辺さんの顔が最終話に近づくにつれ格好よく見えてくる。進むべき道がはっきりして腹をくくった男の人って格好いいんですね。
面白かったです。全然説教くさくないのに、人生訓みたいなものも感じられて。芸人でもないのに、どうやったら【タナベシマ】の単独ライブのポスターみたいなの考えつくんだろう。天才か。
あと、悪人が一人も出てこないので読後がとても爽やかです^^

とがりながら ふるえている

書籍化された同名web小説のコミカライズ版となります。
私は小説版は未読です。
「無愛想だけど、えらく顔の整った 黒髪の男は好きですか?」
「はい。大好きです(歓喜!!)」
というわけで、試し読みで購入を決めました。
これ、すごく面白いです。国名・人物名、横文字しか出てこないお話は苦手…な私でも試読で内容の把握は容易でしたし何より、この先への期待値が止まらない。

ざっと内容を。
不憫受けですね。相手の愛を得るために相手に好かれる自分を演じて生きてきたジェイド。演じていたから愛してもらえた という呪縛から逃れられずにいます。
攻め・ユリウスの表向きの顔は王国の騎士団長。
ジェイドへ とある依頼をした関係で、二人の人生が交差していくことに・・・
ああ、この 二人は過去に何かがあったんだろう「匂わせ」がたまらない。先を早く知りたいけど まだ知りたくない のせめぎ合い。
ちなみに続きものですが、2巻発売日まで耐えられるくらいの糖度は この巻でも補給できるので まとまってから購入したい派のユーザーさん、誰にも何にも深入りしちゃいけないと 大切に扱われることに怯える受けを、丸め込んで包み込む攻めをご所望の姐さま、おすすめです。

描き下ろし番外編とシーモア特典漫画が、まさかのエロ縛り内容だったのは嬉しい誤算でした^^
最後に皆さんに是非読んで!とおすすめしたいのは、あとがきですね。原作小説愛あふれる方が コミカライズ担当されている幸せがみっちり詰まってますので、読後たいへん良い気分になれました。

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