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23:45 コミック

緒花 

メッセージある作品。

いまさら評価は遅い気がしますが、簡単に・・・
ストーリー。一言でいうと、「ほかに類を見ない」です。展開の仕方とかはすこし王道気も入っていますが、ほかの作品と群を抜いて違うのが「メッセージ」です。こういった生命に関することを書くといかにも説法気味てしまうのですが、それがありませんでした。そのおかげもあってか、作者が何を言わんとするかが抵抗なく伝わってきました。場面を追うにつれ変わっていく主人公の心情表現も目を見張ります。
作画もとてもきれいで、素晴らしいです。間違いなく神作品。少なくとも私にとっては。数百冊ほどBLものは読んできましたが、これを上回る作品を知りません。

愛が成長してました。

前作も大変よく聞かせていただきました。
まず全体の評価としては、大変に良かったです。
前作から3か月後の話ということで、前よりやりまくってます(笑)
ストーリーはトラックリストを見ていただければだいたいわかると思います。
前作から梶山さんが進化してました。でかくなったというか、さかまきをより包んで、受け止めてあげられる人物像になっていました。明るいイケメンの野球部の先輩みたいな感じです。
一番驚いたのが、梶山の下の名前。たかしなの!?って感じでした。まあつまりは下の名前で呼び合っていちゃいちゃしてるシーンもあったってことなんですが、私としては名字で呼び合ってほしかったなぁ・・・もう前作のせいで、「梶山さん」が一種の名詞になっちゃってるんですよねぇ・・・そこだけ私的には気になってしまいました。すみません。
後はもう神です。さすが俳優さん、といいましょうか、興津さんがいちゃいちゃシーンとか、日常の会話でも、すこし余裕のある声を出していたので、ああ、3か月たってるなぁ、というのが実感できました。やっぱバスルームですよね。音が響いていい。
白井さんはより攻撃的?というか攻め的?独占的?な感じになってました。「ぜんぶ俺のものだぁ・・・」っていってましたしね(笑)。前作よりテクとかやり方とかヒートアップしてますね。そしてより一途になってる。お二人とも、愛の成長が感じられる演技でした。
どちらかというとストーリーより、演者の演技に耳を向けてほしい作品です。どっちかのキャラになりきって聞いてもいいかもしれません。進化した「かじやまさん」と「さかまきぃ」をぜひどうぞ。

最終電車 コミック

式夏緒 

清すぎるとこだけ✕

 表紙が超超気に入ったので買いました。
 電車という言葉を聞くと、どうしても「男」と繋げたくなりますが、電車(に乗り遅れたこと)がきっかけのお話です。
 ざっくり言うと、大変に清いお話でした。もはや尊いというか・・・わかる人にはわかると思います。ただ、なんというか、少し清すぎる気がします。蒸留水のような、透き通りすぎた水という表現が合います。
 ストーリー的には王道で、作画もよく、読みやすいです。タッチも一つ一つにしっかりと書いていて、良いと思いました。途中出てきた会社の先輩も、いかにも「人生の相談者」みたいな、優し気なオーラを出していて、気に入りました。
 問題は、まず、キャラの敷き分けがあまりできてないことです。出だしでは強調されていましたが、だんだん「普通の人間」になっていって、ちょっと塩気の足りない鶏がらスープみたいな感じがして、(-ω-;)ウーンとなりました。
 あと、落差が少ないことですね。途中、もちろん「落ちる」ところがあります。要するに、ちょっと悲劇的なところとか、悩んだりするところのことですが、あれの落差がないです。言うなれば、鳴るテンポの速すぎる鹿威しや、多すぎるホームランのようなもので、見ていて何も思えない、思えたとしても浅いものしか思えないんです。まあ逆に言うと、これができている作品というのはなかなかないんですが、落とすとこはとことん落としていいと思います。もう相手がドロドロに溶けるぐらいまで悩ませてもいいと思います。そうすればつながったときに「感動する」作品になることは間違いないでしょう。作画の良さとも相乗効果を生み出すと思います。
 一方、繋げ方はうまいです。攻めが受けを抱きしめるところなんて、脳内で野球解説者が「打ち上げた~~~~~~~」って叫んでる気がします。でも読み終わった後にそれが残らないのは、その打ち上げた打球にドラマがないからだと思いますね。
 いずれにせよ、作画の良さだけでも読む価値はありますし、ストーリーも、読みやすいものがいい人には最適でしょう。それにおそらく、これからもっともっと伸びていくタイプの作者さんだと思うので、ぜひ一度読んでみるといいと思います。

読みやすいのか、薄いのか。

 作者さん買いしました。
 ざっくりいうと、表題の「隣人がヤリチンで困ってます!」は、あまり内容は濃くないです。
 たぶん、読んでいるうちに内容が予測できてしまうというか、なんというか・・・シュタイン〇ゲート的な伏線とか、考えるものとか、一切ありません。うん、むしろすがすがしい。
 ところどころに面白要素はあります。個人的に一番笑えたのは、受けが病院行った時に先生に言われた一言に対するリアクション。野比の〇太か!って突っ込みたくなりました。まあ総評すると、内容はさらっとしていて、タッチは私好みなタッチでした。全体的にスラっとした印象を受けます。
 「臆病なあなたと恋煩い」は、まああくまで同時収録作品なので、あまり期待しすぎないほうがいいでしょう。
 2作に共通するのは背景が少し足りないのかなと思います。心情についての「背景」と、作画的「背景」です。ただもしかすると、このほうが読みやすいし、作画的にも見たいところに集中できるのではないかと思います。

いやぁ、田丸さん。

原作既読です。
 佐藤さんと田丸さんのキャストでしたが、田丸さんの作品は初めて聞きました。なぜかなかなか田丸さんのお声をお聞きする機会がなく、特徴ある声に大変驚きました。
 原作はかなりコメディというか、お笑い要素がけっこうあったので、ちょっとそれが再現されていないかな、と思います。でも、ドラマCD自体、そういったお笑いシーンを再現したほうがいいものと良くないものもあるので、全体を通してはさほど気になりませんでした。
 原作を読んだとき、いつきの声にだれが合うかなぁ・・・っとずっと思ってたんですが、田丸さんの声は大変マッチしてました。ていうか、受けの才能ありまくりですね。見事に受けの気持ちが再現されてます。ただ、いつきの二重人格が露わになったとき、ちょっと思い切りが足りないと思いました。ほんのちょっとだけ。長さにしたら1μmくらい。まあでもこれもさほど気にならないですね。
 佐藤さんのキャラの変わりようは大変良かったです。いつきも二重人格で途中から変わるんですが、そのいつきに連られて、というより巻き込まれて変わりゆくさまが、キャラを正確にとらえていていいと思いました。声も微妙に変化していてよかったです。
 フリートークは腹抱えて笑いました。私もフラッシュモブはちょっと・・・ですね(笑)
というわけで、完全な神ではないものの、作品としては現人神級なので、萌え二乗です。ああ、田丸ファンになりそう・・・

神々しい美しさ。「愛おしい」を具現化した作品。

 原作未読です。初めにあまり長い文はかけないことをご容赦ください。
 まず感想から言うと、「美しい」という言葉がこの作品には似あうのではないかと思います。吉原とかいって女郎見て「美しい」というのではなく、草木が揺れ動くのをみて「美しい」というような感じです。
 声優さんの演技力とかを語りだしたら止まらなくなるのでスキップさせていただきますが、一言いうのなら「適材」でしょう。少しふれれば風に運ばれ消えてしまうか弱い砂像のようなつぐみと朔太郎の心を大変よく表現できていると思います。
 ストーリーで言うと、落ちるところまで落ちていていいと思います。大概の作品において、一度高まるところまで高まった恋というのは、一度おちて、そしてまた実ってゴールイン!!という感じなのですが、ここまで落としてくれる作品はほかにありません。聴いてて「これちゃんと終われるのか?」と心配になるほど落としてくれました。そしてその落ちた分だけ、実ったときにわきあげてくる感情が壮絶なレベルになります。本当の人間の恋というのはこういう感じなんだと思います。
 そして何より特筆すべき、「After Story」のトラックです。ここから先は個人によって見解、好き嫌いが分かれると思いますので、スキップするならしていただいてもかまいません。
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 普通のBL作品なら、ここまでやりません。というか、やれません。読者が悲しい気持ちになる可能性が高いからです。編集さんが止めに入ったのも無理はないでしょう。しかしあえて言いましょう。「最高」と。人間というものは生まれたら必ず死ぬもので、途中で実った恋も、二人が死んだら終わってしまいます。しかも朔太郎は記憶障害。つぐみの死も忘れてしまうかもしれません。だけど、思い出すんです。絶対に思い出すんです。必死に思い出そうとするんです。なぜか。「おやすみなさい、また明日」だからなんです。このトラックにおいて、朔太郎がつぐみの死を忘れたことはあっても、つぐみの存在自体を朔太郎は忘れていないんです。たぶん、脳の中で、「自分自身」よりも強く記憶されているのが「つむみ」という存在なんだと思います。だからこそ、絶対に思い出すから、きっと会えるから、たとえそれが死後の世界でも絶対に会えるから、「おやすみなさい、また明日」なんだろうと思います。
----------------------先ほどスキップした人はここから読んでください。--------------------------------
 総評して言うと、無駄なものがない、最高に美しく、澄んだ作品だと思います。笑顔ばっかりの物を100回聞くより、ベタなものを1000回聞くより、たった1回だけでも、この作品を聴いたら、明日からの人生が大きく変わると思います。ぜひ一聴を。できればそのあと少し考えたらなおいいと思います。(笑)

追記  もはやこれ、BLのカテゴリ外して「教養」にしてもいいんじゃねと思います。あっ、でも、BLだからこそ意味があるのか。うーん・・・それと、長文書けないといっておきながら書いてすみません。そんな作品なんです。

駄作レトリック 電子 コミック

古茶 

限りなく神に近い萌え二乗。

 古茶先生の作品は初めて読みました。
 ストーリーはあらすじを見てわかる通り、小説家と某店員のお話。展開としては、まあ、ありがちというか、その分すっと入ってきやすいのですが、もう少し落とすとこまで落としてもいいかなといった感じです。これが唯一の欠点。
 絵のタッチは最高です。人の好みもあるとは思いますが、歪みねえタッチです。なかなかタッチでその人物のイメージを吹き込むって難しいんですが、しっかりできています。にしても直哉が天然たらしすぎるぅ。こんな奴が身近にいたらだれだってヤられますわ。直哉のバカさも、恋の成長とともにマシになっていっていて、一途さが感じられてこれまたいい。攻めが一途ってのもいいですよねー。
 椿(支倉)のほうも、逐一のセリフがいかにも小説家っぽい感じで、よかったです。ただ、椿があまりにも積極的過ぎて、逆にそれで「小説家としての椿」が薄れているような気がします。もう少し計算で行動する風にしてもいいかなぁっと・・・直哉が告白した時も、少し展開の尺が短すぎるような気がします。やってる時の尺は十分だと思います。
 何度も言いますが、タッチは最高です。もはやそれだけでも読む価値はあるかと。まぁ、好みもありますけどね・・・君の名は的なタッチが好きな人にはおすすめできる作品です。

珍しき作品

原作未読です。
関西弁のBLということで聴いてみました。しょっぱなからかなり危うい言葉が連発していたので「うぉぉぉ」となったのですが、まあ、関西の男子(少しバカなほうの男子)って、こんな感じだと思います。たぶん。あと、なぜかわかりませんか、川西さんの「おとこ」が「おのこ」に聞こえて。なぜかツボりました。どうしてでしょう(笑)
作品全体として、テンポがポンポン進んでいくところと、少しゆっくりなところがあり、メリハリがあっていいと思います。ただ、ここはどうしても原作によるところもありますが、少し内容が薄く、うーんとなるところも少しありました。
あと、この作品の珍しい点の2つ目。あの音が入ってるんです。あまり直球な言い方するとあれなので、「肉と肉がぶつかる音」としておきますが、だいたい4作品に1つくらいの頻度しか見ないので、「おっ」となりました。そこはプラスです。ほんとにしたらちゃんと鳴りますからね・・・
とまあとにかく、コンセプトとしては大変に面白い作品だと思います。内容が少し薄かったのであれですけど、それをカバーできるほど、面白い作品だと思います。

追記 やってるときの受け声は少しあれでしたけど、もしかしたら本当にやった時って、こんな感じに、余裕のない声になるのかもしれません。考えさせられました。 

興津氏が最強な件について

原作は読んでおりません。
最初に一言。興津さんエロすぎる。やばすぎる。和智にとって、おそらく何十年も先を行く、手の届かない存在であるはずの梶尾が見せるやさしさというか、なんというか、普段お世辞にも「いい仕事をしている」とはいいがたいようなことをやってる梶尾と、和智に接するときの梶尾にギャップがあり、かなり萌えました。これが声優の力なんでしょうね・・・
ストーリーで言うと、わかりやすく作られていていいと思います。原作読んでない私でも、かなりすっと入ってきました。梶尾が自ら与えた愛に溺れる時もあり、和智が必死でつかんで放さない愛に溺れるときもあり、いろいろな愛について学ぶ(意味深)ことができました。たぶん、人を愛するってこういうことなんだと思います。あと、梶尾を信じてくれた和智に、さりげなく梶尾が恩返しをしていたところが最高に萌えマスター。最後に一言。聞いたらわかる。萌えるやつやん。そんな作品です。どうぞ一聴を。

金田さんの才能あふれる作品

本編は未クリアで聞いた感想です。
いやぁ、素晴らしい。ほんとに素晴らしい。まず、いいところから言っていくと、もはや完全に梓が総受けに走っている思い切り感が素晴らしい。で、梓の受け声も素晴らしい。なんというか、少し恥じらいつつも、それでもJJにくっついてしまう、子供が母を慕う気持ちと似てるとこがすんばらしい。さらにJJのほうの必死さが伝わる演技もいい。エフェクトがリアル(もちろん最中の音)。最後に、梓の「JJ」の発音が、絶妙にかわいくて素晴らしい。
悪いところを言うと、出だしの設定を理解するのに少し苦労した。それから、BGMが少し大きいかもしれない。いずれにせよ、演技は完璧。作品としても、神がかっている作品と評価せざるを得ないだろう。たぶん、英語とかだったら、こんなかわいい感じを出せないと思う。この国に産まれてよかったとさえ思える作品です。
追記 金田さん。ぜひこちらの世界へ進出してくださいっっっ!