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既存の三角関係モノのマンネリを打ち破った良作

拾+タケ×ミネ

タケ←(拾の好きな物を共有する仲)→拾←(恋愛感情)→ミネ

タケ←(拾が好きだから拾の為に関係を持つ)→ミネ


拾を中心とした複雑な三角関係の物語であるが、
タケの感情を順に追っていくと一番分かりやすい。


タケ…
拾が好きなものにしか興味がないが、
拾の恋人を共有すると結果拾が悲しむというジレンマがある。
二人で共有できないものやその独特なリズムを脅かす存在が嫌いなので、
ミネが自分との行為で反応が良く、【拾と恋人】の関係がまた自分のせいで崩れるのではないかという疑念と、
一方でミネに今までにない感情を抱く自分に違和感を感じ苛立つ。
疑念と苛立ちと未確認の感情とがないまぜになりミネを責め立てるが、
酷い事をしても【拾の事が好きだからタケも受け入れる】と言うミネの揺らがない気持ちに安堵し、
また、未確認だった衝動の正体【自分の性癖の在り処】を見つける。
殴り合うシーンで勃起していたのも全く自分へなびかない拾一途なミネへ興奮していたせいだろう。
そしてミネの「お前らが俺を半分こするなら拾のことも半分は俺のもの」という言葉を通し
ここで初めて【拾とその恋人】でしか考える事が出来なかった拾本位の関係を
自分を加えた【拾の恋人を恋人にする自分】3人の関係として捉える事ができるようになる。
つまり複雑ではあるが、
拾を介した【ミネ】という存在も半分は自分のもので良いのだとはっきり自覚することによって
【拾の恋人のミネ】を認め同時に自分の感情を昇華し認める事が出来たのだ。
衝動的にミネの肩に噛み跡をつけたのは、タケが居場所を見つけた証拠であると言える。

自由奔放な拾もそんなタケの変化に気付き、ミネとタケが両思いになっちゃたら?という疑問に直面し
「(だから好きな人は半分こにしちゃいけないのか)」と
どちらも手放したくないという感情の機微に出会う。

いつしか一途なミネを中心として周り始めた世界。

歪なトライアングルが、面白い音色を奏で始める。

色っぽくて大人な雰囲気

3Pが大丈夫で男前受けやヤンキー受けが好きな方は買いです。

普段低音受けは好みませんが
興津さんの低音受けが素晴らしい。
普段の男前さと絡み時のギャップがとても良いです。

内容的には複雑なのですがシーンの追い方も丁寧で聴き易く配慮されています。
原作は3Pな上に愛し合い方が独特なので、地雷の方が居るかもしれません。
(プレイ的には3人でしているという意外はノーマルです)
その面で気になる方は原作の方の皆さんのレビューを参考にすると良いと思います。

ですが、ドラマCDとして完成度が高いのでなるべくなら聴いてみて下さい。
キャスティング・演出・原作セレクト全てがマッチするとこんなに良い作品が出来るといった、これは完全に成功例ですね。(上からっぽくてすみませんが率直な感想です)
BGMも主張し過ぎずお洒落で良かったです。
好きな原作だったので製作者の方々や演者の方々には心から感謝です。

武内さんは拾が本当に居たらまさにこの声だろうなという小悪魔な可愛さ。
佐藤さんはタケのクールさや絡みでの熱を孕んだ色気。
そして何と言ってもこのCDは興津さんが良すぎました…ご馳走様です。

愛されたい人のお話

兄を軸に、弟の恋愛、兄弟愛などを描きつつ
人物の成長を追ったストーリー。

一見しっかりした人間でも、秘密や孤独があり…
ぼ~っとした男の子でも、実はちゃんと考えがあったり…

痛いことに目を背けず、真正面から向かっていく登場人物達に心を動かされる。
愛されたくてたまらない人間の、試行錯誤の人生。

色んな事を諦めて頑なになっていた心を解す存在と出会い
光を掴みかけるも、やっぱり己で招いた過去に囚われてしまう。
自分へSM行為を働く昔のパトロン、ゲイである事で傷つけた両親、不憫な弟、
周りの人物全てを「俺がいるせいで可哀想」と考え自分を貶める事で
孤独の深淵に再び自ら身を委ねてしまいそうになっているところに
太陽光が差し込んだかの様に届く攻めの声。

ハッとするようなシーンの連続でした。
独特のテンポで切なく苦しく、
柔らかで味のある絵柄でほっこり萌えて大満足の一冊です。

また、人間にとって食事とはとても重要なもので、
恋人の美味しい手料理や、その逆に虚しく孤独な食事。
それらを通して心の変化がよく伝わってきます。
同じ食事でも、好きな人と食べている時、辛い時、全然味が違う事あるなあ。
そう思いながらついつい登場人物と一緒に涙が…


人間同士の繋がりってこんなにも温かいものなんだなあと改めて感じました。
ハッピーエンドで本当に良かったです。