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最強バトルファンタジーの金字塔・堂々ここに完結!!

今までも新刊が出るたびに評価がしたくてたまらなかった薔薇シリーズ…
ですが、これは最後とんでもなくすごいことになると思い、どうにかレビューを書きたい欲求を抑えておりました…
ネタばれは一切してない、というかしないからとりあえずこの小説がどれだけ面白いか私に語らせて…(苦笑)
読まないと本気でこのシリーズは後悔します!!
そして夜光花先生ってホンットにスゴイ!!!!!!!!!!(←この!の多さでどれくらいスゴイか分かってwww)
ここまで読者をハラハラドキドキさせ、決して飽きさせない力量にはひたすら圧巻・降参です><
最後の1文まで目が離せませんでした!!どんでん返しで息つく暇も与えず、読者を手のひらで転がし、最後は最高のエンドで最高の爽快感を与えてくれます!!
読後の達成感というか、主人公たちと同じような気持ちで冒険を追ってきた自分にとっては最後の見開きを見て「あぁ、終わってしまったのか…」というさみしさと心地いい読了感。こんなに読後がいいのもなかなかないのでは!?
これこそまさに最強バトルファンタジー!!!
恋愛抜きで考えても、十分に、いや十二分に面白いバトルファンタジーなんです!!!
とにかく面白いんです!これは実際に読んでみないと分からないです!1度読みだせば薔薇の世界に引きずり込まれます!!こんなに面白い小説はなかなかありませんよっ!!!(鼻息荒くwww)
もちろん恋愛も!!!!決してこじつけではない、なくてはならないものだと思える主人公たちの恋愛模様も見逃せません!!深いです!!帯のセリフが最後読み終わってからジーンと胸に響きます……
とりあえず夜光花先生お疲れさまでした!
こんなに素晴らしい物語を生み出してくれて本当に感謝感謝です…><
1度読んでみればお気に入りの一冊になること間違いなし!
後悔する前に、小冊子が手に入るうちに購入することを全力で推奨します!!
ですが小冊子、とてもとても楽しみですが、バトル要素の無い主人公たちのイチャラブだけがたっぷり詰め込まれた番外編がもう1冊欲しいとか思う欲張りさんは私だけでしょうか……???
出版者様!!!お願いだぁ!!!!!!
乱文失礼いたしました!!!!ペコペコペコ

ああ、ふたりはここにいるんだ、って

朝丘先生の言うとおり、“ここ”にあめちゃんとちいさんと先生はいました。
もし小説が実際にあめちゃんや先生が書いた日記だとするなら、このCDはすでにただの物語なんかじゃなくて、実際に存在する椎本千歳と能登匡志という人間の日常をそのまま切り取ってきて、私たちはそれを聴いているような、そんな錯覚をしてしまうほど、“ふたり”は生きていました。

吐息も、呼吸も、話し方も、そして泣き方も、なにもかもが文章の中でしか想像できなかった本当に彼らそのもので、最初の『あめちゃんであった時の最後の留守番電話』を聴いた瞬間、「あぁ、あめちゃんだ…」と思わず感動して涙がこぼれました。
これを何度も覚えてしまうほど聴いたであろう先生の気持ちを想像すると、さらに胸がぎゅっと締め付けられます。

こうして、原作で言えば『先生へ』は始まり、ゆったりとあめちゃんの回想で進められていきます。
かなり端折られてます。しょうがないといえばしょうがないですが、できることなら二枚組みにして、もっと細かなところまで聴きたかったです。それでも“ここは”というところは絶対に外しておらず、どこまでもふたりの幸せさが伝わってきました。
花火を見るシーンも、吐息たっぷりの先生の告白がたまりませんでした。
このときに限って千歳と呼ぶとこなんかがもう…っ
キスも余計ないやらしさが一切ないからこそ、いっそう艶かしくて際立っていてドキドキしました。
特にあめちゃんの喉声が想像以上に色っぽくてニヤニヤw
そして思いが通じ合った後のえっちシーン。どんなものになるかと思いましたが、本当に想像以上によくて、ただふたりがお互いを好きな気持ちだけが伝わって、ほんわかしました。よかったね、と思わず言いたくなるほど、甘い幸福感に満ちていて。ちなみに喘ぎ声は一切なく、時折漏れる吐息だけ。
ですが「抱き合うのって気持ちいいね」というあめちゃんの台詞にはズキューーンとwwwぜひ聴いて実感してみて下さいw
その後朝焼けを見るシーンも透明感と鴇色のせつなさに満ちていました。
そうしてあめちゃんは無事大学に進み、渡英が決まり、あの留守番電話の部分で、原作どおり、あめちゃんは眠りにつきます。前半部分はここで終了。

そしてついに、先生視点の物語が動き出します。後半がスタート。
記憶をなくしたあめちゃんに…いえ、ちいさんに出会い、話して、どこまでも表面だけはあめちゃんそのものなのに、どこにも自分が愛した千歳がいない、そんな先生の戸惑いと苦しみと悲しさが、痛いほどに描写されています。文章よりも圧倒的に訴えてくる感情の波に、後半がスタートしてからは涙がポロリと。
特に予備校で泣き崩れてしまうシーンは私も一緒に泣いてしまいました。
どこにも、いない。
そこであめちゃんがいないことを初めて実感した痛さ。
なのに何も知らないちいさんの声だけが耳にどこまでも残ります。

きっと原作はここで泣かされた方がいちばん多いんじゃないでしょうか、京都旅行。
もうこれは聴いてくれとしかいいようがありません。実際に聴かないと、この部分の切なさはわからないです、私の拙い言葉などでは到底伝えられません。
ただふたりの泣く声が、耳から離れない、涙が止まらない、としか。
どこまでも先生はあめちゃんを愛していて、あめちゃんはもう、いなくなってしまったんだ、と。

そんな旅行を終え、先生は着々と引越しの準備を進め、ふたりは別れへと。
新幹線、あめちゃんになるからと先生に追い縋るちいさんの涙とそのまま訴えられる激情は秀逸。梶さんの泣きの演技にまた感心、そして涙が止まらない。
そして先生はひとり京都の部屋に着き、荷物とともにちいさんが。
言い争い、追い出し、あの台詞が。

『こんな別れの為にキミと、恋をした訳じゃないのに━━』

涙と一緒にこぼれた先生のこの言葉で、涙が今度こそ滂沱のごとく溢れました。
そのまま飛び出したちいさんが車に轢かれかけ、先生は、今度はあの子の心だけでなく身体もなくしてしうまのかと慌てて飛び出し、最後はお互いに気持ちを確かめ、物語はエピローグへ。
あめちゃんでもなくちいさんでもなく、千歳自身を愛すと。
そうしてゆっくりと、私たちが見られるふたりの物語はここで幕を閉じていきました。

その余韻に浸ったまま、その後のフリートークでゆっくりと目が覚めていきます。このトークでどれだけ日野さんと梶さんがこの役を大切に演じたのかがよくわかって、最後まで幸福感が続いたまま、CDは終わりました。

CDすべてを通して私が伝えられることは、朝丘先生のおっしゃるとおり、ふたりは日野さんと梶さんだけでした。
特に個人的には梶さんが……あめちゃん…っ!!!
本当にどこまでも丁寧に作りこまれていて、役者さんだけでなく、この作品に関わった人の愛情が伝わるようです。
原作が好きな方にはぜひ聴いてみることをおすすめします^^買って後悔することはないかと。どちらかというと買わないことの方が後悔すると思います。
私ごときがこのCDのよさを伝えられのはここまでです。

…まぁ少しびっくりしたのがちいさんが助けたのが原作では男の子だったのになぜかCDでは猫になってたことが……ププっとwww
私事ですみませんが、私小冊子はゲットできなかったのでどなたかどんな内容だったのか書いてくれないかなぁ……どうしても知りたい><

どうかこんな拙いレビューを読んで、この作品のよさが誰かひとりにでも伝わりますように……
長文レビューに最後までお付き合いいただきありがとうございました^^

…朝丘先生、大好きだぁーーーーッ!!愛してますっ!!