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待ってました! ラブオムニバス第二弾です。
タイトルの『DEEP』に偽りなし、もろもろてんこ盛りの作品でした。
登場するのはショータ(佐藤さん)×ヒロト(中島さん)、まさき(古川さん)×はじめ(興津さん)の2カップル。
原作にあるヨシオ×天麻のお話は今回もお留守番でした。
ヨシオママ(笠間さん)もめちゃくちゃいいキャラなので、いつかこのカップルも聴けたらいいなあと思っていますが、それ以外はほぼカットなしで丸ごと収録されています。ありがとうございます。
以下、ざっくりピンポイントの感想です。


▼ショータ×ヒロト
ヒロト(中島さん)視点だった前作とは変わって、今作はショータ(佐藤さん)視点で物語が進みます。
最初からもう可愛いショータ。ハスキーな女の子といっても通じるであろう佐藤さんのハイトーンを贅沢に聞けるBLは今作だけ(個人調べ)! その可愛さ全開のままヒロトをめろめろにさせてしまう、攻めの女装プレイはかなりおすすめです。
概ねきゃぴきゃぴなショータですが、素のときはかなり雄! 後半のエピソードで大きく絡んでくるトオルに対するときなど、めっちゃ怖くてかっこいいです。これが……ギャップ萌え……!

そしてノンケ(元ノンケ)のヒロトは、どれだけとろとろになっても、喘ぎ声がしっかり「男の子」なのがたまりませんでした。感じすぎてガチ泣きしちゃうところが特に滾ります。
しかしベッドシーン以外では、人と付き合うということに対して手探り状態のショータを、しっかり包み込んで導いてくれます。いい彼氏……本当にいい彼氏です……!

ヒロトのことを考えるあまり暴走してしまうショータと、そんなショータをしっかり受け止めてあげるヒロト。えっちなだけじゃない、とってもピュアで可愛いカップルでした。


▼まさき×はじめ
まさき(古川さん)メインだった前作と変わって、はじめ(興津さん)がメインのお話です。
もう、もう、はじめは本当に真面目でまっすぐで不器用な愛すべき人だなあと思いました……ねえまさきくん……。
おすすめポイントを挙げていくときりがないのでひとつだけ。
個人的なおすすめはトラック4の15:36。はじめの「はっん♡」という喘ぎ声なんですけど……なんと言ったらいいのか……原作を読んでも可愛いなあと思うところだったんですが、こんな自然に「思わず出ちゃった」感のある喘ぎ声出せます……? と聴いた瞬間フリーズしたので、是非ともめろめろの可愛いお声に息を呑んでいただきたいです。

そしてまさき。
古川さんがインタビューでも仰っていましたが、前作と比べて、はじめに対してまるく甘くなっています。はじめが本当に好きなんだということが声や言葉の端々から感じられて、なんだか甘酸っぱい気持ちになりました。
攫われたはじめを見つけて守るところ、そのあとのお清めセッまで、年下彼氏の包容力が全開。かっこよくて可愛い男の子です。

お互いを思うあまり、言葉が過ぎたり足りなかったり。すれ違ってしまう二人でしたが、最終的に万事丸く収まって本当によかった……! 


えっちなもの、きゅんきゅんするもの、きりきりすれ違い、そしてハッピーエンド。
このいずれか(そして声優さん方)がお好きなら、聴いてみて損はない作品だと思います。
とっても楽しませていただきました!

余すところなくラブラブ

コミックスの続刊が出てからというもの、これも音声化してくれるんじゃないかな~と期待しつつ待っていました。二枚組の豪華仕様です。

”ラブラブ同棲編”の謳い文句に偽りなし! 原作をカットすることなく、丸ごといちゃいちゃが詰め込んでありました。
それどころかディスクの二枚目には、原作の店舗特典の漫画を音声化収録してくださっていて大感謝。特典をお持ちの方はより楽しめるのではないでしょうか。

誠治 (新垣さん) は変わらずのほほんゆるゆるな愛すべきアラフォー。晋 (古川さん) も変わらず誠治くん大好きな超大型わんこ。タイプの違う可愛さ (格好よさ) の詰め合わせです。
恋人になった二人の、相手を思いやるがゆえの葛藤と、それを乗り越えてさらに次のステップに進んでいく過程。聴いている方がじりじり焦れ、そのあと万事解決したときの解放感はたまらないもの。音声になると破壊力倍増。
とっても滾りました。ありがとうございます。

個人的に好きなのは、晋に「いれでぇ」とねだる誠治の言い方の容赦ない可愛さ。
古川さんも仰っていた、獣感ましましの晋のあれそれ。
えちちなシーンは正直どこもかしこもおすすめです。仲が良いのはいいことだ。

この作品は年の差カップルのお話。いたるところに年齢に関するネタが挟んであります。
演じてくださっている方の年齢もキャラクターと近く、なんという素晴らしいキャスティングだろうと、前巻に引き続き思いました。お二人を当ててくださって感謝しかありません。

年下攻め、年上受けがお好きな皆さまには刺さるところがたくさんあるのではないかと思います。
原作はさらに続けてくださっているので、そちらも音声化しないかなあとソワソワしつつ、原作とともにリピートしたい作品です。

(にやま先生の別作品『無邪気なわんこと猫かぶり』の八木 (山中さん) と赤坂 (寺島さん) も前巻に続いて登場してくださっているのですが、この二人も年の差カップル。こっそりおすすめです)

過激で一途であたたかい

キャスト発表があってから原作を読み、これは絶対すごいものが来るぞと、発売を今か今かと待っていた作品です。

結果:期待以上でした。

原作ママ、それこそ本当にご本人たちがその場にいらっしゃるのでは? と思うような、臨場感たっぷりの素晴らしい内容でした。ありがとうございます。

夏目役の野上さんは、原作通りの可愛らしさを吹き込んでくださっています。
モノローグでも台詞でも、健気な夏目くんの心情が伝わってきて切なくなったりときめいたり。これは獄本先生もいじめたくなるわ……と妙に納得してしまいました。
濡れ場の喘ぎ声も満点です。可愛いが大渋滞。いろんな感じ方のいろんな喘ぎ声が聴けるのがとても贅沢でした。

獄本役の加藤さんは声の説得力が凄まじいです。
インタビューでも仰っていましたが、獄本先生の視線の演技を声で表現されています。実際聴いてみて「本当だ……」とただただ感動しきりでした。加藤さん目当てに購入したのですが、これは本当に聴けてよかった……ありがとうございます……。

この作品において、二人の距離をフィジカル、メンタルともに近づけるのに大事なポイントが濡れ場です。官能小説を読みながら(読まされながら)致す背徳的なシーンは、音や声がつくと破壊力増し増しです。

個人的に一番刺さったのは、夏目くんに作品を読ませている獄本先生の「『お〇〇〇気持ちいいです』って言ってみろ」。
まさかああもストレートに言うとは思っていなかったのでびっくりしましたが、官能小説がキーワードになっている作品だからこその過激な台詞です。聴いてびっくりしてください。

コミックス描き下ろしエピソード、フィフスアベニュー限定盤オリジナルエピソード、
どちらの特典ドラマも二人がくっついてからのお話。ラブラブでとても美味しいです。

過激だけれど優しい原作がお好きな方はもちろん、
俺様攻め×健気受けがお好きな方には、是非とも聴いていただきたい作品です。

可愛い×3

とても楽しく、可愛さがいっぱい詰まった作品でした。
以下、3カップルそれぞれのざっくりした感想です。

▼おにいちゃんの恋(アイ×ラン)
白状してしまうと完全にキャスト買いだったのですが、実際にフルで聴いてみて「これ以上のキャスティングはないだろう!」と改めて思いました。
ラン(駒田さん)の長男としてのしっかり者の顔と、アイの前でとろとろになる恋人の顔。このふたつの自然な切り替えとギャップが、とても艶っぽくて素敵でした。
お相手のアイ(神尾さん)は、年下だけれどおにいちゃんを甘やかしてくれる大人な恋人。余裕たっぷりの態度と声音には、これはランも安心して甘えられる……! という確かな説得力があります。
そしてこのカップルの一番の聴きどころと言えば、やはり流暢な英語での会話ではないでしょうか。原作を読んでいて、この横書きの会話(英語)はどうなるんだろうと思っていたところが、そのまま素直に英語になっていて大感謝でした。原作を読みながら聴くと、より楽しめるのではないかと思います。
洋画のように贅沢であまあまなカップルでした。

▼じなんぼうの恋(ルイ×ミキ)
一番ワガママで一番かわいいミキの話です。
実際にいたらこれはちょっと持て余すな……と思わせておきながら、「でもミキだから」で全て片付いてしまう愛されオーラ溢れるミキ(中島さん)。意地っ張りだったり勝手だったりするけれど、だんだん素直に、丸くなっていく過程がとても微笑ましかったです。
お相手のルイ(野上さん)はまさに従順な大型犬といった雰囲気。それが優しく、しかし時にはぐいっと攻めていく姿がたまりませんでした。迷言「おったっチン」も必聴です。

▼末っ子の恋(スー×甲斐)
エピソードとしては一番シリアスなものがぶっ込まれているのですが、いい意味でさらりと聴けるトラックでした。
どこまでも真っ直ぐなカップルです。
スー(山下さん)は淡々とした口調でありながら、そこには先生に対する思いをきちんと孕んでいて、ニュートラルな中にもスイッチがあり、それがカチッと入ってからが年下攻めの本領発揮でした。可愛いのとカッコイイのが絶妙に混ざるとこうなるんだという素晴らしい見本だと思います。
お相手は甲斐先生(笠間さん)。
3カップルの中で一番年上です。お声が想像していたよりも低めで、このお声で受けなんて最高じゃない……? と思いましたがやはり最高でした。
スーから離れた方がいいと思っていて、でも自分からは離れられないという大人の狡さがあり、しかしそこには先生自身の過去の辛い経験があり。この作品のビターな部分を一身に背負っていると言ってもよいのではないでしょうか。
個人的にこれからが一番楽しみなカップルです。

▼その他
・細かいところですが、タイトルコールが長男カップルだったの、みんなを引っ張っていくおにいちゃんっぽくて好きです。
・(本筋とは少し逸れますが)長男カップルのトラックには、ホテルの男性客とランの絡み(未遂)があり、そこでなんと英語の台詞に日本語を被せた、いわゆるボイスオーバーが聴けてしまいます。感謝。

とにかくひたすら可愛いものが聴きたい! 癒されたい! という方におすすめしたい作品です。

安定感と変化球

いつもほぼ原作ママの内容に大満足のシリーズなので、今回もどうなるのかなと楽しみにしていました。待ちに待った第4巻です。

今回の内容は原作3巻の半ばから。
(16話『秘密でいいのだ』のみ、まだコミックスに収録されていないエピソードです)

遠野への思いを自覚した加島。彼の告白は原作でもめちゃくちゃ好きなシーンだったので、これは音声がついたらとんでもないことになるのでは……と期待していたところです。
モノローグから続く加島のドストレートな熱っぽさ。
それを受けた遠野の可愛いテンパり方。
はちゃめちゃなはずのヤリ部なのに、ここだけ爽やかで甘酸っぱくて、正統派の青春ものみたいだ… (?) と思った次第です。
また、二人には上手くいってほしいなあと思うものの、遠野が気になって仕方なくなったやっちゃんともどうにかならないかな……と欲深いことを考えてしまいました。
一年生トリオ総評、全員可愛いです。

そして今回一番気になっていたのは、百合くんとジミーの初めてのあれそれ。
音声化についてはこんな感じになるのかなあとふんわり想像していたものを、いい意味で裏切ってくださいました。
あんなにやかましい濡れ場は初めて聴きました。(大好きです)
勉強不足なのですが、途中、どちらが何を喋っているのか全くわからない箇所がいくつかあったほどです。個人的な聴きどころは興奮のあまり超早口でまくしたてるジミーと、珍しく人語を喋る百合くん。破壊力が凄まじかったです。
これこそ音声で聴きたかった……! と謎の感動を覚えたトラックでした。

最後は鹿谷先輩の、過去から今へ繋がるエピソード。
どうして彼があそこまでのビッチになったのか、その経緯や心情が描かれています。
キャストさん方もインタビューなどで仰っていますが、ヤリ部とは思えないシリアスな話です。誰か鹿谷先輩を幸せにしてください……お願いします……と、思わず伏したくなる内容でした。

今まで深く掘り下げられることのなかった、鹿谷先輩を始めとする三年生の面々も、底の闇? がちらちら見えてきます。これからどうなっていくのか、どこまで見せてもらえるのか、気になって仕方がありません。

巻末にはドラマCDの次巻予告が入っていました。
鹿谷先輩のエピソード、続編からですね。
発売されたばかりですが、原作と今までのドラマCDを合わせて、次巻を楽しみに待ちたいと思います。

鬼 (原作) に金棒 (+音声)

原作既読です。

BLCDを聴きながら声を出して笑ったのは久しぶりでした。
原作のパワーが丸ごと詰め込まれた作品です。

山中さん演じる女の子大好きなノンケリーマン、桜田先輩の今風な軽さが聴いていて癖になります。さりげない相槌や一言が本当に自然で、可愛いのに色っぽくもあって、さすが某ラジオで受けのプロと称される声優さんの本領発揮でした。
あれよあれよと調教され、気持ちいいことにぐずぐずになっていく様子は聴いていてニッコリ笑みがこぼれました。
流されやすいダメリーマンですが、壬生への好意を確信したときは男前に真っ直ぐ気持ちをぶつけます。原作を読んでいても思ったことですが、初めは戸惑いから快楽に流されて、それから本当に壬生という人間を好きになって、葛藤して、自分で決めて物事を進めていくさまはハッキリしていて気持ちがいいです。
(余談ですが、山中さんが全く影の部分のない、100%陽のキャラクターを演じられたのを初めて聴きました。そこも個人的な収穫のひとつでした)

そして帝王壬生役の帝王森川さん。
絵に描いたようなドSかと思いきや、実はとてもピュアで可愛い壬生。森川さんが余すところなく表現してくださっています。
壬生は今作イチの振り幅があるキャラクター。旧姓だった頃のぷにぷに時代の可愛い声から、忍さんと出会ったときの、桜田先輩の想像の中の受け声。そして桜田先輩を初めて抱いたときのふにゃふにゃ声。盛りだくさん、いろんな森川さんを堪能出来ます。受けより喘ぐ森川さんが聴けるのはこの作品くらいではなかろうか……と思いました。

藤咲役の花田さんも! 配役を聞いたときから楽しみにしていましたが、柔らかな声音から繰り出されるギャップがたまりませんでした。機会があるなら、忍さんメインの番外編も音声化していただけたら嬉しいなと思ったり。

全体的に(もちろんいい意味で)温度差で風邪を引きそうでした。
笑って、しんみりして、また笑って。とにかく元気になれる作品です。
これからリピートしたいと思います。

安心して聴ける優しいお話

発売後すぐに聴いた作品です。
かなり時間が経っていますが、何度聴いてもたまらないので書かせていただきます。

発売前に公式のあらすじを読んだ限りでは、正直よくあるBLのテンプレートなお話なのかな? と思っていました。結果から言ってしまえばまさにそうだったんですが、テンプレートだからこそとてもよかったです。

槙野さんの甘くて不器用で優しいところも、セイくんの危うくて健気で可愛いところも、全部ひっくるめて尊さ満点でした。

今作は槙野役の加藤さん目当てで購入を決めたため、セイ役の鈴木さんに関しては、お声を存じてはいたもののBL作品を拝聴するのは初めてで、どんなトーンでどんな演技をされるのかとてもわくわくしておりました。

感想としては「可愛すぎる」の一言。
こんな子が来たらそりゃあ甘やかすしめっちゃ指名するよね、と。
気持ちよさに翻弄されるセイくんの震える声が、悶絶する可愛らしさ。自分の傷を、心も身体もひた隠しにして振る舞う健気さ。どれを取っても『健気受け』が好きな方には刺さるのではないかと思います。

そして加藤さん。
こちらも言いたいことはいっぱいあるのに、やっぱり好きですの一言に尽きます。
温かな声でこれでもかととろとろ甘やかしてくれるんですよセイくんを……そら惚れるわと……。
近年癖や裏のある攻めが多いなか (もちろんそちらも大好きですが)、珍しくストレートに優しい攻めでした。聞いていて受けが裏切られたり悲しい思いをすることがなく、終始優しいお声と演技に安心して浸かっていられます。

優しい攻めに健気な受けがお好きな方にはおすすめしたい作品です。

どれを聴いても幸せ

原作が大好きで、ずっと楽しみにしていた音声化作品です。
DISC1には原作3カップル、DISC2には原作二作目の『辰見と戌井』がまるまる収録されています。

DISC1:
▼杉野と桧木編
テンプレカタブツで可愛い桧木(伊東さん)と、フランクで人当たりのいい杉野(駒田さん)のカップル。
この杉野さん、一見人懐こくて優しいのですが、実のところ何を考えているのかなかなかわかりません。桧木さん視点で進むお話なので当然かもしれませんが、杉野さんのふわっと軽いお声が、その掴みどころのなさに拍車をかけていたように思います。
好意を押しだしてグイグイ来るわけではないけれど嫌われてもいない。でもはっきりしない。自分に向けてくる感情の種類がわからない。いろんな思いがぐるぐるする中で絞り出された、桧木さんの最期の「好かれたい」発言。原作でもギュンッと来たシーンでしたが、声がつくとさらに破壊力がありました。
伊東さんのきりりからとろとろになるお声、駒田さんの軽く、しかしベッドシーンでは一気に熱を孕むお声。どちらもたまりませんでした。

▼辰見と戌井編
フェロモン症を利用しているヤリチン辰見(古川さん)と、そんな辰見に好意を寄せるオタク戌井(江口さん)のカップル。
まさに雄! 攻め! といった感じの格好いい辰見くん。彼と女性との絡みが冒頭と中間に少しだけあります。原作ママなので読んだ方はおわかりかもしれませんが、一応ご注意ください。
しかしそんな辰見がぐずぐずドロドロにされるのがこの辰見と戌井編です。
戌井くんのボソボソこもった喋り方がまさにオタクで、それが感情の高ぶりで上擦っていくのが(いい意味で)怖い。あまり抑揚がないにも関わらず、辰見くんのフェロモンがキマってスイッチが入ったな、というのがよくわかります。
辰見くんはDISC1の中でも一番喘いでいるのではないかと思います。制止もきいてもらえずされるがままの辰見くんが可哀想でもあり、しかしそれがとても萌えました。
古川さんのガッツリ雄っぽい声から全力の喘ぎまで、そして江口さんの優しいのにどこかぞわっとする怖さを含んだ声まで、たっぷり聴けます。

▼無良と薬師寺編
俺様な無良(高橋さん)と、彼の元で働く薬師寺(武内さん)のカップル。
公式でも注意喚起されていますが、このカップルのみリバです。
しかし受け攻め交代のタイミングでトラックが分かれているので、お好きな方だけ聴くことも出来るという安心仕様でした。
無良博士は横暴ですが、それも使命感があってのこと。聴いていて背筋が伸びました。
それに従う薬師寺さんは本当に穏やかな好青年ボイス。何も知らされずサンプル扱いされてしまっても健気に尽くしますが、このあと見事に逆転に成功します。
個人的にリバは積極的に聴いたり読んだりしないのですが、このカップルは一粒で二度美味しい! 有難うございます! と言った気分で拝聴しました。
研究という共通した目的があって、それの一環として身体を繋げてしまうのですが、熱に浮かされながらもコミカルなところがあって気軽に(?)楽しむことが出来たトラックです。

DISC2:
▼辰己と戌井編
仕方がないから、フェロモン症のせいだから、と自分に言い聞かせて戌井と付き合っていた辰見くんの心の変化。それが一番の聴きどころではないかと思います。
素直になれない辰見くんの声の震え方、感情をぶつけたときの弱々しさ。どれをとっても安心と信頼の古川さんでした。

ベッドシーンではトびすぎて舌ったらずになった喘ぎ方がたまりませんでした。
戌井くんも言っていたように、たいへんよく泣く人です。その泣き方もひくひくしゃくりあげたり、ぐすぐす言ったりとバリエーションに富んでいます。最高。

そして戌井くんの声の温かさ、柔らかさ。辰見くんが泣いてしまうのもやむなしと思えるほどに優しいです。一悶着あったあとの、戌井くんの「好き」のダメ押しには涙腺が緩んでしまいました。
反面、辰見くんのフェロモンにあてられたときは、「ヒェッ」と思うほどの獰猛さでがっつきます。雄っぽさ全開。前述の優しいところ、普段の子どもっぽいところとのギャップがすごいです。

古川さんの受けがお好きな方。甘くて優しい(たまに怖い)江口さん攻めがお好きな方、イチャラブがお好きな方にはお勧めかと思います。一度聴いてみていただきたいです。

(お時間を考えるとカットもやむなしかと思うのですが、シャワー前にの一回戦めと、辰見くんが一人でするところも聴いてみたかったなと欲張りなことを考えました)