どんな関係でも、 好きな気持ちさえあれば―――恋は、恋なのです。

恋のめばえ

koi no mebae

恋のめばえ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×26
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
58
評価数
17
平均
3.5 / 5
神率
11.8%
著者
陸裕千景子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041076286

あらすじ

好きだった男に裏切られ酔いつぶれていたところを、後輩・山田にお持ち帰りされてしまった牧。おまけに山田の童貞を奪ってしまったことが判明し、自分の初恋は牧だとまで言われてしまい…。条件付き恋愛の行方は?

表題作恋のめばえ

山田(会社の後輩)
牧(失恋したての会社員)

同時収録作品俺の幸福を祈れ

松田 和明(新郎・小説家)
悠人(昔の恋人)

その他の収録作品

  • 恋のめばえー番外編ー
  • あとがき

レビュー投稿数6

結婚(式)から始まる恋

本作は「結婚式」絡みが共通点の
2組のカプの恋模様を描いた短編集になります。

【恋のめばえ】
モサイ外見の後輩社員と
二股されて失恋した先輩社員のお話です。

受様は付き合っていた彼氏に
浮気をされての二股の挙句に
デキ婚されて失恋してしまいます。

その上、
元カレは友達か少ないからと受様に
披露宴で友人代表スピーチを頼むという
クズ男でした。

それでも彼が好きだった受様は
スピーチを引き受けますが
グデングデン酔っぱらってしまいます。

酔っ払いとなった受様に
心配そうに声を掛けてきたのは
ダサくて暗いと言われる後輩社員でした。

彼こそが今回の攻様になります♪

翌朝、目覚めた受様に
挨拶してきたのは見覚えのない
カッコイイ男性でした。

もちろん、それは攻様です。

なんと攻様は少女漫画のド定番、
眼鏡を外すとキラキラ光る
イケメンだったのです (ӦvӦ。)

しかも昨夜の受様は
元カレの所業を愚痴った挙句に
抵抗する攻様をむりやり
押し倒していたのです。

受様は過ちの一夜を
無かったことにしてくれと
頭を下げるのですが、

童貞だった攻様は
受様に恋してしまったと言い、
行きずりの相手を探すなら自分にしろ
と迫ってくるのです。

出来ないなら言いふらすし、
バレたらむしろ公認の仲に…等と
言い出す攻様の暴走を止める為
受様は期限限定で身体のみの
お付き合いをする事になります。

はてさて恋愛初心者の攻様と
攻様の恋を信じない受様の未来とは!?

【俺の幸福を祈れ】
結婚する受様の元カレと
式に呼ばれた攻様の元カレのお話です。

5年前、
攻様に浮気された事で別れた受様ですが
攻様からの結婚式の招待状を受け取り
未練を断ち切るべく式に参列します。

しかし、攻様の結婚は
受様との復縁を狙ったもので!?

雑誌に掲載作されたタイトル作に
その後の書き下ろしSSと
無関係の他紙掲載作1作を収録しての
コミックス化になります。

陸裕先生はよくルビー文庫等の
イラストを描かれていますが
コミックスって珍しいし、
面白そうかも~と手にした1冊でしたが
どちらも雑誌で既読でした (^-^A

タイトル作は現在も続く「エメラルド」、
他作はその昔、ルビー文庫でだした
「ザ・ルビー」に掲載されたお話で

どちらも王道設定な恋物語ですが
描かれた時代の流行な路線なので
全くテイストが違っていて
どちらも面白かったです♪

タイトル作は受様が
童貞年下ワンコを手の平で転がすつもりが
転がされてるところが楽しいですし

他作は俺様なくせに
妙なところでグルグルする攻様と
彼に振り回されつつも
最後は攻様より男前な受様っていう
組合わせはせっこうMYツボでした♡

イラストも素敵ですが
もっと長いお話を読んでみたいです。

今回は本作同様、
酔っ払いの受様に童貞を奪われちゃう攻様で
橈やひろさん『ビッチなあの子の言うとおり!』
をご紹介作とします。
こちらはエロ度が高いです。

3

小説読みの方でも是非!

挿絵で大好きな陸裕先生のコミック!!絵が好きで好きでしょうがないものだから、ちょっと評価上振れかもですが萌2.本当に安心して見られてキレイな絵です・・・

一つ目の前後編が2018年エメラルド掲載分、二つ目の前後編がなんと先生の雑誌デビュー作の模様。2005年のものとのことで、今とは少し絵が違ってて、ちょっと懐かしい(笑)あ、カバー下は無かったです。

お話としてはやっぱり前後編なので、展開は早めに感じます。一つ目のイケメンさんが、もっさりワンコに恋に落ちてしまうところは、むうーちょっと早くねと思ってしまうんです。なんだけど、あまりに好きすぎる絵で、「まいっか!」とニマニマしてしまう(爆)。一つ目のワンコはなかなか良かった♡好きだ♡

二作目の方で「おお♡」と思ったのは、後編に出てくる当て馬さん!眼鏡男子なんだけど、すんごくナイスな役割!にっこり笑って、笑顔がコワイ。この方がおられるもんだから、攻めさん、それはそれはジダジダなさって、とっても楽しかったです。

大変王道なお話だとは思うのですが、とにもかくにも陸裕先生好きな方にはぜひぜひ!!!とおススメする1冊でした!

0

画面がいつもキラッキラ☆

初読み作家さんで試し読みでちょっと気になったので購入しました。
挿絵を多く描かれていて漫画はあまりないようなのでほぼ無知な状態でした。

わんこな攻めくんとツンデレな受けくんのオフィスラブ?的な感じでした。
個人的には、王道はすごく好きなんですけれども、あまりにも王道過ぎてちょっと流し読んじゃえた感じです…。どろどろしたのとか特殊なのが好きな私にはちょっと優しすぎた気がします(どうしても絵が綺麗で気になって買ってしまったんです)

ですがこれは私の選択ミスであって、お話は丁寧に進んでドラマCDにあるようなテンポの良い内容でしたし、作画も終始キラキラしてて上質でした。
心が澄んでいる方にはおススメできる作品だと思います(笑)

同時収録作品はだいぶ前のもので表題作とかなり絵柄が違っていました。
私はこっちの絵柄を伸ばしていってもうけたのでは?と思ったりしました。
どちらにしても受け攻め共に顔が良かったです(重要)

2

童貞奪われた攻めが受けを必死に落としにかかる


恋のめばえ(本編)  5割
俺の幸福を祈れ   4割
恋のめばえ(番外編) 1割

【恋のめばえ】
陰キャワンコ同僚×失恋した弱気受け

受けは、クズの元カレの結婚式に出席したのち泥酔。
たまたま通りかかった会社の同僚に助けられ、一夜の過ちを犯してしまいます。

しかも聞けば童貞。
前から好きだったと告白されますが、攻めは苦手なノンケ。
その言葉が信じられずに、迷った挙句に期間限定でセフレになることに。

私が作中に一番萌えたのは、告白が禁止されているけれど気持ちを伝えたい攻めが、代わりに「俺、牧さんがかわいいです」とエッチ中に言うところ!!

弱気な受けに、陰キャの攻めが猛アタックで押しまくるのが見どころ。

また、番外編のエッチでふにゃふにゃにされる受けが「前はこんなんじゃなかったのに俺に何したんだよ!」と怒ったのに対し、攻めが「愛を込めました」は、本当優秀回答でした。

最初の童貞奪ったエッチシーンがなく朝チュン。
すごく読みたかったのに残念でした…。

【俺の幸福を祈れ】
表記とは違いますが、ヘタレ×ほだされの再会ものです。

昔は好き同士だったはずなのに、交際中に攻めが試しに女を抱いた裏切りによって一度は決別。

攻めの結婚式で再会しますが、花嫁が別の男と逃げられ取り残された攻め。
そこで受けと昔話をしながらお互いの気持ちを告白し、和解します。

ですが「もし花嫁が逃げなかったら?」という質問にも「まぁその時は結婚してたよ」と、結構攻めがフラフラしています。

最初から攻めがあまり本気じゃない感じなので、その後の話を読んでも違和感が拭えませんでした。

また「恋のめばえ」は2018年作、「俺の幸福を祈れ」は2005年の作品なので絵柄も違います。

2

愛はそこに

小説のイラストでお馴染と言っても過言ではない陸裕さんのコミックス、
読ませていただけて嬉しいです。

男にフラれて自棄酒の後やらかした牧ですけど
付き合っていた男の結婚式に行くだけでもしんどいのに
スピーチ頼まれて笑顔で任務完了したなんて偉い…。
傷付いた後だから、一途な(元)DTの情熱が染みて当然ですよね。
もっさり地味メンが眼鏡とヘアスタイルを変えただけで
すっきりイケメンに変身とはなんとも少女漫画的な印象ですが
一生懸命想いを伝えてくる山田になら絆されますよ。
もう恋愛なんて、と思うのはある意味フラグで
職場の女性の件がなくても陥落してたんじゃないかな。
熱く求められる中にも優しさを充分に感じて
なんだか甘いかおりがしてきそうなお話とHシーンでした。

『俺の幸福を祈れ』
2005年の作品との事ですが、確かに歴史を感じる絵柄の変化ですね。
そして時代のせいかどうかはわかりませんが
攻めの身勝手さがちょっと……。
もちろん受けへの愛は本物でしょうけど
裏切られたことはずっと忘れられないと思うんですよ。
でも格好悪いところも晒せたのは雨降って地固まる的な。
素直になるのが一番ですもんね。
お互いの知らない部分がまた愛を深めさせてなによりでした。

1

本当の恋は、きっと一生さめないと思うから。

陸裕千景子先生の珍しいコミックスです。どこにも書いてないのですが、もしかしたら初コミックスなのかも。ちるちるの作家ページにも「イラストレーター」とあって、非常に数多くの小説のイラストを描かれています。端正で優しげなタッチの絵柄です。

表題作は、女と二股をかけられていた挙句、捨てられ、友達がいないというので、その男の結婚式に招ばれて、スピーチを頼まれるという…。不幸な夜に、泥酔して潰れたところをたまたま通りかかった会社の後輩に介抱されて。という、BLあるある拾われエッチの夜。
目が覚めて。会社の同僚というだけでも気まずいのに、山田は何と童貞だった‼︎
しかもダサいメガネを外すとイケメン‼︎ その顔でグイグイ迫ってくる‼︎
手痛い失恋直後の牧はもちろん断るのだが、そこは童貞‼︎ 諦めない。何だったら「棒の代わりにして下さい。」と迫る。毎日のように迫る。そしてまた、なし崩しに抱かれてしまう‼︎
童貞は、多分覚えたてのセックスに夢中になってるだけだ、いつか(前の男のように)さめて、離れて行ってしまう。そんな寂しい事しか思えなくなっている牧が切ないです。
「一生さめません。」と言い切る山田に段々とほだされていく。
ちょっとお話しが短いので、牧のジタジタもあっという間に解決してしまいます。
描き下ろし番外編にて、後日談もチョロっとありますが。山田が脱童貞したばっかりなので…やはり直ぐヤリたがるのが、牧の負担的に心配です。「感じやすいのに、加減できなくてすみません…。」って、お前なーっ‼︎ けど、牧も愛されて満更でも無さそうです♡

同時収録は、何と⁈ 2005年の作品だそうです。『俺の幸福を祈れ』
表題作と同様に、冒頭は結婚式。結婚式繋がりですね。新郎の和明は、挙式当日、花嫁に逃げられる。そして、控え室に籠って、式に招いていた数年ぶりに会った昔の恋人、悠人をしゃあしゃあと口説いている。二人が別れたのは、和明が女と浮気をしていたからだ。どうしようもないクズ男。
当時、和明は自身のセクシャリティに悩んでいただけで、確信が無かったのだと言い訳をする。
そんなクズにほだされてしまう悠人。和明、ホントに嫌なヤツなんです‼︎クズです‼︎クズ‼︎
しかし、後編で悠人側にちょっとだけ当て馬風が現れ、ホントにちょっとだけ、攻めザマァになりますが。悠人は、こんな和明でも愛してるから。好きにならずにはいられない。
好きすぎて分からなくなる、相思相愛なんて、初めてだから分からない。
出逢って10年の大人の彼らのみっともない恋模様。

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