策略家の完璧社長×箱入り幼馴染みの花嫁育成ラブコメディ!

完璧幼馴染の愛に溺れています

kanpeki osananajimi no ai ni oboreteimasu

完璧幼馴染の愛に溺れています
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
62
評価数
19
平均
3.3 / 5
神率
5.3%
著者
chi-co 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784041073421

あらすじ

容姿・知性・家柄の三拍子揃った完璧な幼馴染み・篁が幼い頃から側にいることで、箱入りに育った榛名。篁が立ち上げた会社に就職し、何不自由なく過ごしていたが、祖母の「榛名ちゃんのお嫁さんが見たい」という願いに奮起し、突如婚活を始めることに。ところがそれを聞いて、長年騎士のように榛名を毒牙から守ってきた篁は大慌て! まずは女性の扱いを覚えるために、恋愛のレクチャーをしてやると申し出てきて…!? 策略家の完璧幼馴染×箱入り青年の花嫁育成ラブコメディ!

表題作完璧幼馴染の愛に溺れています

篁三樹,25歳,会社の専務で榛名の完璧な幼馴染み
駿河榛名,25歳,高村の会社の社員で和菓子屋の長男

その他の収録作品

  • 甘味過多
  • あとがき

レビュー投稿数6

実は見た目と実態が正反対な2人

今回は大企業の御曹司で起業した会社の専務と
和菓子屋の長男で会社員のお話です。

結婚を意識した受様相手に
攻様が長い片恋に決着をつけるまでと
まとまった後の一コマを収録。

攻様が初めて受様に会ったのは
幼稚舎に入園したばかりの3才の時です。

当時から攻様は年より聡い子供でしたが
厳格な祖母に挨拶に来た友人が
伴っていた同じ年の孫が受様だったのです。

攻様は無邪気で可愛い受様を
ずっと手放さないでいたいと思い
その瞬間から攻様の努力が始まります♪

攻様は幅広い業務形態で
日本経済の一端を担う一大企業グループの
創始者直系で現社長の三男です。

その為本社で父や兄を支える役割を
担うのだろうと思われていましたが
大学在学中に仲間2人と起業し
新進気鋭のIT企業へと成長させます。

受様の実家は老舗の和菓子屋で
長男である受様は跡取りとなるべく
店の手伝いをしてきましたが

受様は壊滅的なほど不器用で
繊細な和菓子つくりには向かず
姉と婿養子となった菓子職人が
店を継ぐこととなり

大学を卒業後は攻様の会社に就職、
専務となった攻様にかまわれつつ
攻様の一助となるべく働いていました。

そんな中、
受様の祖母の友人が亡くなり
受様の結婚まで生きられないかも
と言われた受様は自分の結婚について
考えるようになります。

しかし、受様は
攻様や男友達と遊ぶのが楽しくて
彼女を欲しいと思う以前に
女子を好きになったことがありません。

結婚するためには
先ずは恋人を作らねばと思って
友人でもある攻様の秘書に相談します。

友人は受様のために
綺麗処との合コンを開いてくれますが
目敏い攻様の知るところとなり
結果的には邪魔をされてしまいます。

攻様は受様が恋人を作るためには
まず女慣れしていないと駄目だろうと
いろいろとレクチャーしてやろうと
提案します。

実態はまたこんな機会を持たれず
恋愛に不慣れな受様にアプローチしよう
という作戦だったのです(笑)

攻様のレクチャーの成果はいかに!?

受様以外眼中にない攻様と
攻様に大切にされ続けた結果
初恋も未経験な純で天然な受様の
恋を描いたラブコメディです♡

攻視点と受視点が交互に進むので
受様がしっかりしなきゃと思う裏で
攻様は頼って欲しいと思ってたり

受様が攻様をカッコイイ男と思う裏で
攻様がアタフタしてたりと
2人の行き違いっぷりがとても楽しいです♪

攻様は出会った時から受様一途ですが
好きすぎて手も足も出ない状態なので

攻様の周りにいる秘書も社長も
攻様の執着ぶりとヘタレぷりに
呆れながらも見守っている状況でしたが

受様が結婚を意識した事から
攻様の危機感が刺激されて
受様に恋のレクチャーを申し出ます。

あわよくばというか
ソレで自分を意識させようという
攻様の作戦はデート、手繋ぎ、キス
と徐々にステップアップしていきますが

男同士で同衾して触りっこまでしても
レクチャーの一端と信じられる受様なので
攻様のアプローチには全く気付きません(笑)

そうこうするうちに
受様に見合い話が持ち上がって
受様も攻様も右往左往のドタバタ劇に!!

受視点での完璧な攻様だけじゃなく
攻視点でのデレデレぶりやヘタレぶり
攻様視点ではふわふわ可愛い受様が
徐々に目覚めた恋を男前に告白する等

それぞれの思いがけない一面が見えて
2人の恋に決着が着くまで
とっても楽しく読めました♪

最後の一歩を詰めたのは
恋を自覚して間もない受様だというのも
かなりMYツボでした。

男前な受様、大好物です (^O^)/

今回は本作同様執着攻×天然受で
崎谷はるひさん『誘眠ドロップ』はいかが。
こちらの攻様もヘタレさんです♪

1

この手の設定が大好き

こちら、ラブコメになりますが、超ツボの設定なので購入しました。
ちなみに、chi-co先生の作品はファンタジーばかり読んでいて、現代ものは初めて読みます。
どんなものかと思っていたら、ファンタジーでの雰囲気そのままで、全然違和感無く読めました。

とにかく甘くて可愛くて、切ない成分も1ミリ程度。
読んで幸せな気分に浸りたいわ~て時にピッタリじゃ無いでしょうか。



内容ですが、超天然な受けを、執着攻めが囲い込んで射止めようと奮闘する、ラブコメになります。
超完璧な幼馴染みの篁。そんな彼に(知らないうちに)保護され続けたせいで、箱入りに育ってしまった榛名。
そんな榛名が、祖母の「お嫁さんを見たい」という言葉により、初めて恋愛を意識するように。
すると篁は、女性との恋愛をレクチャーすると言い出しー・・・と言うものです。

で、こちら、容姿に知性に家柄と全て揃っているのに、受けが好きすぎてちょい残念な所がある攻め・篁と、そんな彼に甘やかされて来たため、超箱入りに育ってしまった受け・榛名です。

で、幼い頃に榛名と出会って強い執着を覚えてから、ひたすら彼を手に入れる日を夢見て行動を起こしてきた篁。
同じ幼稚舎に通う事から始め、大学生で企業して(榛名の為に)会社を作り、当然自分の会社に榛名を入れる。囲い込みが徹底してます。

また、そんな事には全然気付かず、篁を「大好き」と信頼しきってる榛名。
両視点で書かれている為、そんな二人の認識の違いがとっても面白いです。

で、そんな風に長い年月をかけて囲い込んで来たのに、突然「女性との恋愛を」と言い出す榛名。
慌てふためいた篁は、恋愛をレクチャーすると言う名目で榛名を落としにかかりと言う流れです。

萌えた部分ですが、レクチャーと言う名目で、デートから始めて手を握り、そしてキスをする。あと触りっこ。
「男同士ならノーカンだよ」とか上手いこと言いくるめられて、すっかり信じこんでる天然な榛名が可愛いんですね。
この手の設定が大好き。

また、そんな日々を過ごすうち、篁を意識し始める榛名。
攻めの思うつぼじゃないか!!

この設定だと、受けが気の毒になりそうなものですが、ここでポイントとなるのが篁のキャラクター。
彼がわりと可愛げのあるキャラなのです。
何てったって榛名を思い続けながらも、22年も手を出せなかった、ある意味ヘタレ野郎。
余裕ぶりながらも、裏でジタバタやってるのが、なんとも笑えるのです。
この設定で、彼のキャラクターは新鮮。
二人の気持ちが通じ合うシーンでは、彼の舞い上がりぶりにもニヤニヤさせられました。

ところで、榛名がいくら天然で箱入りと言えど、ちょっと無垢すぎて25才成人男性には見えない。高校生なら違和感無いですが。
う~ん・・・。これはこれで可愛いからいいのですが。

失礼ながら、ストーリーとしては深みなんかはそれほど感じられないのです。
が、とにかく甘くて可愛くて読みやすい!!
ストレスの多い毎日で、癒されたいわ~て時におすすめな作品では無いでしょうか。

とりあえず、私は癒されました。

6

腹黒幼馴染にロックオンされた天然癒し系


大会社の御曹司・篁三樹(攻め)は幼いころに出会ってから、大事に大事に囲っていた幼馴染・駿河榛名(受け)が祖母のために結婚しようと決意したことを知って大いに焦り、今こそ榛名を手に入れるために策略を張り巡らし、手に入れる話です。

両視点で話が進むのでどちらの気持ちもよく把握できます。

三樹は3歳で榛名を紹介されてから榛名と共に幼稚舎から大学までずっとそばにいて守ってきました。他所に目がいかないように囲っていたともいいます。榛名を社会に出ても囲えるように、3男という比較的自由な立場でもあることから大学在学中に友人たちと起業し着実に会社を成長させています。

榛名は和菓子屋の跡取り息子でしたが味覚はともかく壊滅的に不器用でした。跡継ぎいなることを諦め、三樹の会社に就職してからは三樹の役に立てるようにと自分なりにかんばっています。
のんびりおっとりした天然癒し系で気難しいひとたちからも可愛がられています。
榛名の結婚を望む祖母のために結婚しようと思うのですが、女性を好きになったこともなく付き合ったこともない榛名にはハードルが高すぎるため、女性との付き合いを教えてもらおうと友人であり三樹の秘書でもある東雲に相談するのですが、それを三樹が横から攫って付き合い方のレクチャーをされることになるのです。
榛名は本当にまっさらで(三樹の努力の賜物でしょう)何も知らないのをいいことに三樹が周到に自分とのことを意識させようとしてくのです。

二人の周りには、大学の先輩で三樹の共同経営者で現社長の桐ケ谷や東雲など優秀であるが癖のある人材がいますが、彼らは三樹の本性も気持ちも知っていてからかい、榛名のことをかわいがりながら二人のことを見守っている立場です。

榛名視点の、三樹が榛名をうまく誘導してレクチャーと称していろいろ教え込むいちゃいちゃも良かったですが、個人的には三樹の気持ちを知らないのは榛名だけなので、三樹視点でそのことを面白がったりからかう桐ケ谷や東雲との会話でジタバタする残念な三樹のほうが楽しかったです。
できれば、もっと彼らと三樹の会話が読みたかったし、腹黒と桐ケ谷に表現される三樹の腹黒な部分をもっともっと読みたかったです。周りともそつなくやっているところばかりだったので、三樹が榛名とそれ以外に対する対応の違いとかもっとあからさまだったらよかったな。

途中までうまくいきかけていたのに、最後の最後でぐだぐだして告白できないヘタレな三樹にちょっとイラっとしたのですが、そのヘタレた三樹が少し離れたことで、榛名は東雲や桐ケ谷と話ができ冷静に相談し自分の気持ちを自覚することができたので結果オーラ
イだったといってもいいのでしょう。

振られてもいいから自分の気持ちを伝えようとした榛名のほうがよぽど男前でした。
これからはいままで以上に三樹にたっぷりと甘やかされていくと思います。ごちそうさまでした。

全体的には王道展開な上、両視点なので安心して読めます。
執着攻め×天然という話は大好きなので楽しく読めました。ただ、個人的には嫉妬心や独占欲とかで自覚するよりは、何か事件が起こってそれを乗り越えることで近づくといった話の方が好みなので、もう少しひねりが欲しかったなと思いました。
ただ、甘々な話なので疲れている時にはぴったりだと思います。

3

欲しいものがあれば努力せよ

クミコ先生の挿絵狙いで購入。欲しいものに3歳にして出会ってしまった方の長年にわたる苦労話でしたw(タイトルは攻めの祖母の名言)
本編210Pほど+本編後のSS 5P+先生のあとがき。甘め王道お話でしたので萌にしました。ちょっとだけ女子が絡んできます、ちょっとだけ。そして攻め視点が途中で入ってきます。一応お伝え。

お話は会社の総務部で働くハルのところに、幼馴染の三樹がちょっかいを出しに来るシーンから始まります。この会社は大学時代に三樹が友人と立ち上げたもので、専務を務めているのですが、幼馴染のよしみか、ハルを自分の会社に誘い、そのあともなんやかんやでかまい続け・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
二人の会社の社長(大学時代の友人)、攻め受け双方の家族、攻めの秘書、受け父親の知り合いとその娘といったところ。社長と秘書がいい感じに働いてくれます。

******以下は内容に触れる感想

攻め視点がちょこちょこ入ってくるので、腹黒さん系統ですが、攻めさんの焦りのようなものにもシンクロできて、私は読みやすかったです。
そして受けさんが超超超箱入り息子で、絶句。どうやったらこんな純真無垢箱入り息子が出来上がるんだろう???酔っぱらってどっかに連れ込まれたのに、裸で目覚めたとき、「服汚しちゃった?」って素で言うのは凄い!と思います。しかも嫌味一切なしですしね。
これは苦労するわ・・・・と攻めさんにちょっと同情しました。まあ、最後「ここから教えるのか・・」と教育を楽しんでおられる様子でしたので、いっかw

王道花嫁教育話がお好きな方はぜひ。クミコ先生のかかれる攻めさん、めちゃカッコいいです!


2

よく頑張ったね!

幼馴染ものですね!
22年の片想い。榛名を囲い込んで刷り込みして…。

榛名が素直で天然で可愛くて。こんな25歳生息してるの〜?
そして榛名の幼馴染で親友の三樹。3歳でその場でよく思いついたな!もう出会って初日で独占欲出して。

三樹がなんとか榛名を手に入れようとしてるうちに、榛名が祖母のために結婚したいと言い出して!?

ぽっと出の女に可愛い榛名を取られてたまるか!と三樹が猛攻します。
押して押して押して引いたら…!

榛名が職場でもみんなから可愛がられ、三樹に守られ愛されキャラですね。
もうライフプランが三樹に立てられてそうですが、榛名の意見も聞いてあげてね〜!

攻めがなんとか受けを手に入れようとあの手この手で頑張るお話いいですね!

0

可愛いだけじゃつまんない

攻めが受けを溺愛するってシチュエーションは大好きなのだが、それには受けも多少気遣いができたり努力しているとかのプラスαな部分が感じ取れないと駄目なんだよなぁ…

攻め・三樹が起業した『M&H』の会社名からして”三樹&榛名”の略だってのも、榛名を独占したいあまりに入社させた経緯にもドン引きするばかりだ。
三樹の周りにいる脇役達が顔だけじゃなく才能や自信に溢れて華やかな一方で、常に「可愛い」としか褒められない榛名だけがつまらない。
元は三樹と共通の友人である桐ヶ谷と東雲と共に起業した会社なのだが、この面子に榛名も加わっていれば何かしらできるものを持っているって一面も加わったのにね。

個人的には漫画や小説内の登場人物でも「可愛い」ってだけで通用するのは十代のうちだけだろ!!って固定観念が強いので、社会人設定でありながら何かしら頑張っている様子が感じ取れないのはアウトだ。
そんな榛名も以前は老舗の和菓子屋の跡取りとして頑張っていたみたいだが、元から不器用で覚えが遅いせいで姉が跡取りに収まってしまった。
また、どんな疑問でも三樹がいいくるめてしまうし先手を打ち続けてきたせいで、榛名がなかなか独り立ちできない男になってしまった。
今回も、恋愛経験皆無の榛名に三樹がレクチャーするとは名ばかりで、榛名を手中に納めようとする三樹の魂胆にうんざりしてしまった。

ただ受けを甘やかすばかりな攻め、ポヤンとした印象が抜けない受け。
自分の好きな溺愛や甘々ってこんなんじゃないんだ…
何とかchi-coさんの小説で萌々クラス以上の話を見つけたいのだが、この話は明らかに趣味じゃない!!の一言に尽きる。

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