気づいたらセックスしてた

放課後のYくん

houkago no Ykun

放課後のYくん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×250
  • 萌13
  • 中立3
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
11
得点
472
評価数
117
平均
4.1 / 5
神率
39.3%
著者
重い実 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784758078078

あらすじ

理系の男子校で女子と無縁の生活を送る横井と吉岡は
「唇の柔らかさは女子と男子で変わらない」という理系的考えの元、
ある日キスをしてしまう。その日を境に勉強会と称して
エッチへの探求にも精を出すようになった二人だったが、
覚えの早い吉岡はどんどんエスカレートしていき――。

表題作放課後のYくん

吉岡冬司 赤点の吉岡というあだ名がある高校生
横井亮 首席でイケメンの男子高校生

その他の収録作品

  • その後
  • あとがき
  • カバー下(イラスト)

レビュー投稿数11

重い実ワールドのガイドライン

先生独特の世界観を説明するのって難しい。
あの”間”、セリフ、イラスト、違和感がいい仕事をしまくって出来るシュールな空気感…
どう説明したらいいものか…
「とりあえず作品読んでーー!」
って結局言いたくなってしまうw

そんな時にやっぱり代表的な『アホエロ』とか『愛しのXLサイズ』がパっと思い付き易いのだとは思うんだけど、どちらもなかなかの長期シリーズ。
1番最初に勧めるにはハードル高い?
じゃぁ単巻作品?
って感じになった時、単巻作品も沢山あるけどその中でも比較的ストーリーも分かり易く先生の小技が効いたシュールな表現方法も楽しめるのは今作の「放課後のYくん」が最適解!
と我ハ思ふ、に至った訳ですよ!

簡潔にこの作品を説明するなら…
【アホな(頭脳で言えば頭はイイ!)DK2人が独特な解釈の元、エロいコトをしながらきゃっきゃウフフ♡を重い実ワールドの中で繰り広げる!】
って内容。

この作品で「お!なんかおもしろい!」って思ったら『アホエロ』は絶対ハマるだろうし、「おもしろいケド何かが足りない…」って思ったら長期シリーズでじっくり読み込む事を勧めたい!
そして「ちょっと軽すぎん?」って思うなら『ビッチなスズキくん』で少し落ち着いた先生ワールドを勧められる!
今作を読んでNG懸念さえ抱かなければ次に読むべき作品が必ず浮かんでくる!

そんな訳で、私はこの作品って先生の作品のガイドライン的存在として実はスッゴイ高機能なんじゃないかな???
って思ってます♪

モチロン!ガイドラインとか関係なく、純粋に笑えるしDK達かわいいし、そしてエロいし!!!
文句なく楽しめる1冊!!

ただ、アホエロの衝撃に比べると結局アホエロに軍配があがっちゃうから評価は神寄り萌2かな?って思っていましたが、この度この「ガイドライン説」に自分なりにすごく納得しちゃったのでこの機能性も含めて神評価としました♡

重い実ワールドの架け橋に!
どうですか?Yくん、おススメです♡

1

あ〜、笑った〜

久しぶりに読み返した〜。
重い実先生の作品はどれも面白い。
ギャクセンスは抜群だね〜サイキックの所、いつも大笑いだわっ。
登場人物の掛け合いで、なんだか微妙にズレて描かれている所が〜天才だわ。
このズレは、重い実先生ならではなんじゃないでしょうか。
楽しくて面白くて、堪らないよ!

いつも、続編でないかなぁ〜!と、思っている。

後半に横井の心の声の不安。
2人の行く末を心配する気持で終わってるから
、横井に安住の地を!

0

ちょっとおかしくてちょっとまぶしいあの頃

重い実先生の作品の特徴は、個人的に「浮遊感と軽やかさ」だと思っています。
執着心や嫉妬心などはあれどどこまでも軽やか。どこか1, 2cmくらい宙に浮いたような登場人物たちの言動は何とも言えずクセになります。

それらが存分に楽しめる『放課後のYくん』は男子校が舞台です。
何でもコツコツと念入りに準備してわからないことは調べて成果が出るまでじっくり取り組んでしまう吉岡と、なぜか自分でもわからないうちに流され吉岡に付き合わされていく横井。
二人のYくんたちのややおかしい方向性の努力が、勢いにまかせてエスカレートしていくさまがひたすらに良いです。

その美しい佇まいで「リビドー」とか「ナルキッソス」とかいう語句がサラッと出てくる横井くん、台詞も独白も全てに味があり大好きです。セルフツッコミもキレキレです。

『放課後のYくん』いつ読んでも、何度読み返してもしみじみ楽しめます。本棚にいつでもあって欲しい、たびたび手に取りたくなる作品の一つです。

1

新しさはないけれど

 受けの横井の流されやすさは『アホエロ』の坂口を彷彿とさせますね。攻めの吉岡の躊躇なく押していくところも、周りへの牽制も、『アホエロ』の感じと似ています。重い実先生のそういう攻め受けが好きで、何度でも読みたいという方はハマると思いますが、『おおきい小竹とちいさい武田』や別名義の『ビッチなスズキくん』のような薄暗さも孕んだ異色な作品が好きだという方にはちょっと物足りないかも。同じ路線で完成度の高い『アホエロ』を超えるのって結構難しいのかも、とも思いました。ただ、横井が秀才で、吉岡も元々成績は良くなかったけれど努力家、というところは、あんまりない組み合わせで萌えました。

0

少しずつずれているキャラが好きです。

重い実先生の作品にすっかりハマり、こちらの電子版を購入いたしました。
会話のテンポがよくて、言葉選びが面白いのところが特に好きなのですが、今作も冒頭から「勉強のし過ぎ」と謎で楽しい展開でした。
横井くんがおじさんの絵のヌードモデルを長年努めているというところで、よこしまな想像をしてしまいましたが(すみません)、あくまで「芸術」でした。おじさんのナルシストキャラも良かったです。
吉岡のお兄さんの女装というのも意味がわからん、といえばそうなんですが、そこもまた自分のツボに刺さります。
エロくて笑える良き作品でした!

3

最後のページまで読んでほしい

重い実先生の作品初めて拝読しました。以前からアホエロ気になっていたのですが…新刊の頭が良い受に惹かれて購入しました!
他のレビューを読むと、作者さん目当てで買った方が多く、アホエロ読もうと思ったので今度本屋に寄った時買おうかなと思います!

高校生同士のお話で、よくある内容だと思いました。けれど「その後」!独占欲にまみれた高校生…高校生だもんね…性欲も独占欲も強いよね…うん…って感じで思いふけっていました。

他の方のレビューにもありますが、エロシーンがとてもきれいでした!喘ぎ声の書き方が素敵だなあと思ったので、他の作品も読んでみようと思います!

7

愛でよっ!男子高校生!

やらしい。すごくやらしい。そして、変‼︎ちょっとだけ耽美?
いつもながらのヘンテコりんな会話と空気感。重い実先生ワールドです。(あぁ、ゾーンに入ったな。って、読みながら感じます。)だってリアル男子高校生はこんな会話しない。これは当たり前なんだけど、愛でてみたい架空の高校生のお話。当たり前なんだけど。(BLなんだしね。物語なんだしね。)
そして、おっ⁈って思って貰いたいところもあるので、ネタバレはやめておく。

すごーく好きだって気持ち。独占したい気持ち。嫉妬、執着。それをなんて言うかまだよく分かってないかもしれない。でもこんな風に伝え合うって事もあるんだよ、あるかもね。っていう。
僕らは卒業して巣立って行く。社会の海原に出て変わって行って、そんな気持ちは変わってしまうかもしれない。でも今は…

大学生の高東×坂口の「アホエロ」をちょっと思い出しました。(セックスになだれ込むまでのね。)高東×坂口のが、もっともっと素敵です♡これ読んだら「アホエロ」読みたくなって来たよ♡

0

くるぶしすらも性的に見えるDKのリビドー!

女子に免疫のない理系DK2人のお話でした。

読み進めていて最初の方からふと疑問に思った事が…

《いくら現在は男子校でも2人共かなりのイケメンなのに、今迄女子とのイベントは皆無だったのだろうか…?と。》

それとも現代の若者の間では、イケメンでも理系は相手にされない風潮の世の中になったのでしょうか…?
それとも吉岡君は最初から横井君の事が好きで、免疫はまぁないけど女子としたい事と言いつつ、横井君としたい事をしたと言う事なのでしょうか?
そこがちょっとわからなかった…。

しかしそんな事は些細な事で、エロ描写はやっぱりこの先生はすごいですね。
グッズグズの汁だくとか、あ゛んあ゛ん激しいとかのすごいじゃなく、まるで目の前で見てる様な描写をしてくれる。
体位を変える描写が今回の漫画で一番のお気に入りシーンでした。

2

重い実さんワールド炸裂

作家買い。

重い実さんの新刊は、表紙の絵柄も、帯も、ついでに言うと裏表紙もなんともエロティック。どこをとっても容赦ないエロに満ちています。

DKがなんとなくキスしてしまって、そこからどんどんエスカレートして…、というある意味王道なお話。さらにお互い執着しあっているCPという、重い実さんワールド満載な1冊でした。重い実さん作品て、悪い人って出てこないんですよね。イケメンなのにちょっと変態、とか、イケてるのに天然さん、とか。そういった不思議な魅力を持った登場人物たちが紡いでいくストーリーは、重い実さんにしか描けない不思議な魅力を世界観を放っている。

『放課後のYくん』もそんな魅力に満ちていますが、もう一声ほしかったな、というのが正直な感想。

面白くないわけではないし、萌えないわけでもない。
個人的に重い実さんてすごく好きな作家さまで、作品はすべて購入しています。
重い実さんの描かれる独特な雰囲気が大好きです。

けれど、今までの重い実作品をなぞったような既視感のある作品だったように思います。というわけで、もう一声ほしいな、と。

ただ、自分たちですら気づいていない、若く青い二人の無自覚な恋心に激萌えしました。
お互いに、自分の魅力には無頓着で、相手の魅力におぼれている。お互い相手が好きで好きで。
そんな彼らがめっちゃキュートです。

攻めの吉岡くんはお兄ちゃん。
受けの横井くんには叔父の正弘さん。

二人を取り巻く脇キャラがいい味を出していて、彼らのお話もちょびっとでいいから描いてほしかった。特に正弘さん。
甥LOVEで、めっちゃ可愛いのです。

スピンオフを激しく所望しておりますです、はい。

表紙をめくってすぐのカラーの扉絵が、素敵でした。
DKで、学ラン姿なのですが、そこはかとないエロスに満ちています。
腰つきのせいかな?
こんなにエロいDKがいたらガン見するな、と思ったりしました☆

3

面白いけど、ちょっと物足りない…

理系の進学高&男子高の二人が登場人物です。
ガツガツ勉強する日々にぷっつんと糸が切れたかのように「俺の高校生活にバイトとかチュウとか組み込まれてねぇんだ」と絶望しチュウ〜 チュウウ〜と吉岡が騒ぎ出すあたりがおバカな男子高校生っぽくてかわいい。

というわけでキスをしちゃった二人が、キスだけで満足するはずもなく…みたいな展開でして、ある意味超王道でした。
こういうチューから始まって…みたいなアホ男子高校生のお話って私大好きなのでこういう話を読みすぎたせいかもしれないけど、想像範囲内で収まってしまって、特筆すべき点が見つからなかった…。
出だしのチュウウ〜!!のやり取りからもっとアホっぽい二人のお話かと思いきや、アホっぽさも殆どなかった。

そしてキスをされて「男の友だちには普通そういうことしないだろ?」と思いつつも、吉岡に惹かれてしまうのを止められない横井の姿は、「俺らはダチだ・・!」と違和感を感じながらもエッチをしちゃうアホエロの坂口とうっすら重なるし、横井にキスをしてから、言葉には出さないけどじりじりと執着&独占欲を見せる吉岡は、これまたアホエロの高東の執着みたいなものと重なるんです。

そして重い実さんらしい独特のシュールな世界観も薄いので(女装姿のお兄ちゃんネタには笑ったけど)さら〜りと読めてしまって、正直ちょっと物足りなかったです。


私が好きなのは描き下ろしの「その後」

俺なんかと付き合ってくれて夢みてぇと言う吉岡。
それを聞いて、吉岡はまだ自分の良さに気づいていないんだな…と思う横井。
男子高という狭い世界の中では大丈夫だけど、やがて社会に出たときに世界には自分よりも優秀だったり美しい人間がいることに気づくだろう…
それでもその時にまだ自分を好きでいてくれるだろうか…といった横井の不安と執着心、秀才でイケメンな横井のざわざわと揺れる胸の内を描いたまま終わるのですが、こういう終わり方ってあまり見ないので、ここがとてもいいなと思います。

10

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