若手人気俳優がウチにご飯を食べにくるんです。

俳優彼氏と愛されおうちごはん

haiyukareshi to aisare ouchigohan

俳優彼氏と愛されおうちごはん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌11
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
55
評価数
19
平均
3.1 / 5
神率
10.5%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344842212

あらすじ

人気俳優・義成が瑞穂宅にご飯を食べにくるようになって3ケ月。引退したものの子役時代に共演していた気安さもあって、忙しい義成の助けになるならと呑気に優しさを見せる瑞穂だったけど、気付けば義成のお泊まりセットがあって拾った猫の面倒も一緒にみる事に。このあからさまな距離の縮められ方……狙われていますよ、瑞穂さん!?

表題作俳優彼氏と愛されおうちごはん

夏目義成、人気俳優で瑞穂とは同じ劇団の元子役、27
国枝瑞穂、フリーのシステムエンジニア・元子役、27

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

明らかに狙われてる!!

今年でデビュー15周年との事で、おめでとうございます。

ベテラン作家さんらしく、しっかりとした構成にツボを押さえたエピソードの数々と、超正統派です。
タイトルや表紙から受ける印象通り、甘くて可愛いお話でした。


元子役の人気俳優・義成×元子役のシステムエンジニア・瑞穂と言うカップリングです。

元子役同士で共演もしていた二人。
3ヶ月前、ひょんなキッカケから再会すると、義成は瑞穂の自宅に遊びに来て食事をしていくように。
そんな折り、人気俳優である義成が出入りする事で周囲が騒がしくなり、瑞穂はハイツを追い出されそうになります。
そんな瑞穂に、義成は自分のマンションで同居する事を持ち掛けと言う内容です。

松幸先生の作品を全て読んでいるワケではありませんが、今回は割と攻め受け共に珍しいタイプだと思います。
超素直なワンコでちょっぴり弱気な義成に、強気で男前、そして世話焼きな瑞穂です。

で、瑞穂が割と鈍いと言うか、やや天然っぽい所が可愛いのです。
最初はご飯を食べさせて貰う事から始め、いつの間にかお泊まりセットを置き、拾った子猫も面倒を見て貰う義成。そして気がつけば同居。
義成がすごく上手に甘えて、どんどん距離を詰めてくると申しましょうか。
周囲からも読者からも、明らかにこれロックオンされてんじゃん!?と分かるのですが、本人だけが分かって無いのがニマニマしちゃうんですね。

そんな中、元子役仲間と飲みに行く瑞穂。
それを内緒にされていたと思い込んだ義成が、嫉妬から無理矢理瑞穂を抱いてしまいー・・・と言う流れです。

この強姦が苦手な方もおられると思いますが、個人的には大好きでして!!
嫉妬とか劣情とか抑えきれない激情によって、理性を飛ばした攻めが、無理矢理受けを抱いてしまうと言うのに萌えるのです。
これまた受けが、恐怖して混乱しながらも感じてしまうのも良い!!

ここからやっと瑞穂が義成の気持ちに気付いた事で、二人の関係に変化がと言った所でしょうか。

義成が執着と言える程、瑞穂を好きな理由。
また、瑞穂が混乱しつつも義成を意識して、好きだと自覚していく過程。
どちらも分かりやすいエピソードやストーリー運びで、自然と納得させてくれました。

他、子役時代の共演作「いちごの刻」に絡むエピソードや、俳優ならではシチュエーションが巧みに使われ、とても萌えさせてもらえました。

個人的に引っ掛かった部分なのですが、なんかやたらとセリフが説明調のパートがあるんですよ。
あと、強姦する時に、義成のキャラが変わりすぎ・・・。
全然許容範囲ではございますが。

と、とても読みやすく好みのお話で、楽しく読めました。

6

猫さん2匹ご登場

イケメン二人、猫二匹のお話です。タイトル通り!説明不要!で安心してお読みいただけるお話かと思います。攻め受け二人とも割合好きなタイプだったので、満足ーでした。癒し満点な分、パンチ★はないなーと思ったので、萌にしています。攻めさんが超ヘタレに感じますので、ヘタレはいらねーという方はご注意ください。

3か月前に再会し(そのくだりは記載なし)、受けさんの家に「ごはん食べさせてー」とふらふら来るようになった人気俳優超絶イケメンの攻めさん。受けさん近所に攻めさんファンが出没するようになって、管理会社からクレームを受けた受けさんは・・・とお話が続きます。

俳優の攻め、元子役の受け以外の登場人物・猫は、
ペリさん:受けの飼い猫、サバトラ。喋りませんがちゃんと役割果たしてます。
ピアさん:攻めさんがロケ中に拾っちゃった赤ちゃん猫。最初育児で大変だったのは、受け・・・
攻め受けの昔の共演者2名ほど等です。

カワイ先生の挿絵話を少し。最初攻めさんが俺様なのかと思っていたら、すげーヘタレで。そのヘタレな顔がめっちゃ可愛かったです。できるなら垂れ耳をつけてほしかった、41Pの挿絵(笑)受けさんは男前さん、クールと感じ、個人的には塩好きなので、うーんもうちょっと塩対応!って挿絵が欲しかったかな・・・カラー1、モノクロ10でした。しかしキレイだ。大好き。

******より個人的感想

攻めさんが、嫉妬で豹変する部分以外は、超ドへたれで、垂れた耳、しっぽが見えます。対して受けさんはクール、男前なんですが、手ひどい塩対応までは至らず個人的には少し残念でした。(基本的に優しい受けさん設定)
攻めさんが豹変する直前の盛り上がりがもう少し欲しかったかなーと思いますし、ヤラカした後の攻め受けのグダグダが今一つ自分的には得心いかないですが、まあ優しい受けさんだし、好きなんだし、こんなもんかな という感じでした。
やっぱり面白かったのは前半のヘタレぶり。こんなヘタレで俳優できるんかいな・・・
ヘタレ好きさんには面白いんじゃないでしょうか。

それはさておき。先生、デビュー15周年とのこと、本当におめでとうございます。私たちが楽しい作品を読ませていただけるのは、先生の昼夜おしまないお仕事あってのこと。これからも素敵な作品を読ませていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
汚部屋なんとかしたかったら、いつでも呼んでくださいw いろんな絵師様のラフ以外は全部断捨離して差し上げます♡

2

脇が気になりました~

作家買い。

松幸かほ先生は、ケモミミ・ちみっこモノ系のファンタジーを主に読んでいたので、私には普通の人間カップル新鮮でした。
人気俳優というキラキラな職業の割に一途な攻:義成と、男気あるんだけど簡単に許しちゃって甘いよ~って言いたくなっちゃうようなノンケの受:瑞穂ちゃんでした。
義成も真正ゲイというわけではなく、瑞穂ちゃんが好きという前提でのゲイな感じがしました。
惚れた弱みというか、普段は瑞穂ちゃんには弱くて下手で甘え上手な感じが、繊細な外見に比べて男前な瑞穂ちゃんとのギャップのあるやり取りや会話は楽しめました。

嫉妬からのレイプまがい(というかレイプ)のシーンがあるので苦手な方は気を付けてです~。
トラウマになりそうな感じだったけど、基本受が攻に対して甘いので、結果ノンケの瑞穂ちゃんが気持ちに気づく出来事の一つというか第一関門な感じでちょっと肩透かしでした。
まっ、ノンケが男性同士を受け入れるには何かパンチのある出来事が無いとなのと熱愛報道に嫉妬するだけでは弱かった感じなのかな~。

猫ちゃん達もところどころ癒しとして登場して、甘目の作品です!
そして・・・脇の英くん、いい男!
モフり方も心得てるし、すっごく気になる存在でした!(主役よりも・・・w)


かほ先生のお約束後書きの出だしに一番笑いましたw
15周年おめでとうございます!
これからも様々な作品期待しています!

コミコミさんの小冊子ではカップルの2人の関係性が固まった感じで楽しめました!

2

猫が可愛い

ハッキリと言う瑞穂なので印象は悪くないです。攻めの義成は俳優としてはカッコいいけれども瑞穂の前ではヘタレだったりと素を見せていてかなり心を許しています。

義成は瑞穂の事が昔から好きだったけれど、再会するまではそれが恋愛とは思っていなかったので、多少強引ではあるものの関係が途切れない様にと瑞穂の元へ通い、それがきっかけで同居する事になります。

何だかんだ世話焼きな瑞穂と完全に耳と尻尾が見えるくらいワンコな義成の関係は良かったのですが、急な豹変にはビックリしました。いやいや、人の話しを聞きなさいという感じです。
執着故の豹変として捉えたので、この無理矢理に関してはそんなにダメという程では無かったのですが、その後の展開がイマイチだったので悪印象になってしまったのかなと思います。

その事件により二人の関係が動くかと思えば、恋愛での好きではないけれども同居を続けるという事でもう残りのページ少ないんだけどと心配になりました。結局瑞穂が自覚したのが義成の役者相手との熱愛というゴシップがきっかけというのもイマイチ萌えず。その女優さんもカモフラージュの為というので、本当にただのゴシップなので事件という事件も起きずでした。

もっと甘々なのかなと期待していた分、ちょっと残念感があります。
また、松幸さんは読みやすさもあるのですが今回や過去のドラマの役についての会話もありどうしても説明が多くていつもよりも読みにくかったかなという印象です。

猫がとにかく可愛いかったです。

2

ヘタレわんこと男前受け




電子書籍で読了。挿絵なし。電子おまけあり。

元子役で現システムエンジニアの国枝瑞穂(受け)は昔出ていたドラマの企画で当時一番仲良しで今をときめく人気俳優になった・夏目義成(攻め)と再会し、再び親しくするようになります。
しょっちゅう遊びに(ご飯を食べに)来るようになったことが噂になり、瑞穂のマンションにはカメラマンや義成のファンがたむろするようになったことによる同じマンションの住人や近所の住人による苦情が入り、瑞穂はマンションから出ていくか義成を出禁にするかを迫られるのです。それを聞いた義成は同居することを提案してきます。

瑞穂は昔子役として活躍していましたが、高校進学を機に引退、現在はフリーのSEをしています。
義成は子役時代同じ劇団に所属していたことや現場が同じことが多かったこともあり一番仲良くしていた仲間でした。
昔出ていたドラマシリーズ(タイトルから、「3年〇組金〇先生」みたいなものかな?)が完全終了するということで、過去の出演者全員集まった特番があり、そこで十数年ぶりに再会するのです。

義成は引退した瑞穂と違い、現在は見ない日はないくらい売れている人気俳優です。子役時代は人見知りな性格で瑞穂によく面倒を見てもらっていたこともあり再会してからは、しょっちゅう家を訪ねては入り浸るようになります。
そんなある日義成は生まれたばかりの猫を拾ってきます。一番手のかかる時期に、猫を飼うのが初めてな上忙しい義成には世話は無理だと判断した瑞穂が元々猫を飼っているというのもあってしばらくの間仔猫の面倒を見てくれることになります。仔猫を拾ってきてからは拾ってきた責任もあり毎日瑞穂の部屋に顔を出すのですが、不動産会社に苦情を言われた瑞穂に「来るな」と言われ、離れたくない義成は一緒に住むことを提案するのです。


最初から大型わんこのように懐いてくる義成とそれを軽くいなす繊細な見た目に反した男気溢れる瑞穂という関係が見た目とのギャップもあり面白いです。
不動産会社から苦情を言われた時は、躊躇なく「もう来るな」と言ってのける姿は剛毅といった感じでした。反対に、仔猫を拾ってきた義成に対して、仔猫を死なせないように睡眠時間を削って頑張る瑞穂が相手をしなくなり、「猫と自分とどっちが大事?」と言い始める面倒くさい彼女のような義成にも笑います。

二人の仲の良い感じはとてもよかったのですが、展開がちょっと雑というか性急な感じがしました。
ゲイだと噂の俳優仲間と会っていたことに嫉妬全開な義成が瑞穂をレイプしてしまうのです。
一旦家出した瑞穂は二度としないことを条件に再び同居を始めるのですが、義成が自分を好きだと知ったことにより相手を意識するようになり、義成が頑張って以前と同じようにすることにいら立ちを感じるようになるのです。
瑞穂と義成の間に入ってくれた、同じく元子役で現バーの店長の英利が「怖いと思っても嫌いにはならなかった時点で脈ありだ」と後に語っていましたが、その時は恋愛なんてありえないと言いながら、共演者の女の子に嫉妬してという展開がちょっとありきたりに感じました。
できれば瑞穂が義成をそうと意識する何かが(ゴシップの嫉妬じゃなく)あったらよかったと思うのです。

それにしても、二人の間に入った英利の手慣れた感がすごく気になりました。誓約書を見本もなくさらっと書いてしまうところとか、その内容も将来を見据えた上でのものだったし、仕事上での経験なのか、それとも今までの生い立ちのせいなのか、絶対に何かあったからこそのこの落ち着いた対応だと思うのです。
現在は義成が凶行に走った原因となった俳優仲間の幸紀から口説かれているけど、うまくあしらってるみたいなことをさらっと言ってたし、この二人のこともとても気になりました。私としては幸紀は塩対応だという自身のマネージャーとくっつくのもありだななんて想像したのですが、どうでしょうか。

2匹の猫(瑞穂がもともと買ってた猫と義成が拾ってきた猫)がこの話ではとてもほんわかした雰囲気を作ってくれていたと思います。私は猫を飼ったことがないのでわかりませんが、帰宅した時に玄関まで迎えに来てくれたりするのかしら。想像したら可愛くて悶え死にそうです。

<電子限定おまけ>英利視点
二人の間に入ってしまったばかりに、二人の夜の話まで相談されるようになった英利の話。

英利が経営するバーにふらりと瑞穂がやってきて悩み相談します。曰く「義成が絶倫すぎて困る。体がキツイ、自分が言っても聞いてくれないから代わりに言ってほしい」と。
次の週一人でやってきた義成に瑞穂の言葉を伝え、焦る義成に「愛想をつかされる前になんとかするように」と忠告します。神妙に話を聞いて帰った義成でしたが、次に瑞穂が来た時のセリフは「性欲を減退させるレシピ知らない?」

両想いになったのがうれしくて止まらない義成と困ったと言いながらも我慢している瑞穂のラブラブな感じがわかる話だったと思いました。
知り合いの夜の話を聞かされるのはいたたまれないかなと思いますが、これからも二人の相談役として仲良くしてほしいと思いました。

2

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