契約不履行

keiyaku furikou

契約不履行
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
60
評価数
18
平均
3.6 / 5
神率
50%
著者
義月粧子 

作家さんの新作発表
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イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344802087

あらすじ

有能なエンジニアである三崎と、営業部長の土屋はかつての上司と部下の関係。この二人の信頼関係が三崎の妻の死により変わりはじめ…!? アダルト・ラブ。

表題作契約不履行

土屋,部下・営業部長,29歳~
三崎,上司・エンジニア,32歳~

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

契約不履行

二人ともはじめはノーマルで、結婚もします。
受の三崎は情熱家とはほど遠いというか、恋愛に関して自分から求めたことは一度もなく、来るものは拒まずで、結婚したのも奥さんにプロポーズされたから。妻を愛してると感じることもなく友達みたいにして過ごしてきたわけですが、その奥さんが亡くなって、彼女になにもしてあげられなかった自分・・・愛してると感じることのできなかった自分をとても悔やみます。
クールに見えますがただの冷たい男ではありません。

そうして酔って泣いている三崎に攻の土屋がキスしてしまうんですが、土屋はそりゃもう自分のしたことに驚いて三崎を避けようとします。ところが三崎は酔っていてキスされたことを覚えていない。
土屋が必死で避けているところへ、無神経に近づかれ、キレた土屋は自分の気持ちをぶちまけてしまいますが、三橋はその気がないとあっさり言い捨ててしまいます。
それでも、三橋は戸惑いながらも何も変わらないように土屋に接しようとするのですが、とうとう土屋を本気で怒らせてしまいます。

その後、ある事件が起こって再び二人は接近します。
このときの三崎の告白はとても不器用なのですが、恋愛に不向きな体質と自負する三崎が土屋に気持ちを打ち明けるところが、とってもいいんです。
不器用ながらも、真摯さが伝わってくる。

普通のノンケのサラリーマン同士が、数年をかけてお互いに惹かれあい、紆余曲折の上に恋人同士となります。
つきあうようになってからの三崎は、もうなんというか、すごく可愛いんですよ。
落ち着いた大人の可愛さ。
そしてとても色気があります。
大人の自立した受けであるところが、好感度高いです。

物語の始め、受は32歳ですが、ラストには40前になります。
アダルトな雰囲気たっぷりです。

7

人間ドラマに溢れた大人な作品。

これは埋もれてしまっている神作品なのではないでしょうか。
出会いは同じ部署から上司と部下の関係。けれど、お互いの能力を認め、尊敬し合う所は見ていて「良い関係だなぁ」と思う程です。でも即、恋愛関係へは発展せず、二人とも結婚し家庭を築く。そこまでに行くのも年月も経っていて、いつまでも恋愛にはもつれ込みません。
何処から始まるのかなぁと思ったら、上司の妻が亡くなるのです。
部屋で泣き崩れる上司を見て、扇情的に思ってしまう部下の戸惑いから、ようやく恋愛が始まるのです……長かった~!!!視点切り替えで上手く話が纏まっています。
BLと言うより耽美っぽく上品、二人が30代なせいもあって大人な雰囲気で人間ドラマに溢れています。可愛いBLに飽きたのなら是非これおススメしますw
BLCDは遠近さんと黒田さん。こちらも重厚なドラマに仕上がっているのでお勧めですw

5

リーマン物の傑作

傑作だと思います。

最初は失敗したかなと思いました。文章が好きじゃなかったんです。いくら三人称といっても、視点の変わりすぎる文章に、「こういう書き方、好きじゃないんだよなァ…」と。
数ページで慣れましたw
あとはリーマン同士のオトナの恋に、ひたすら悶絶しながら読みました。
オトナゆえの可愛げ、戸惑い、気恥ずかしさ、などを上手く書いてるなァと思います。
とくにクールビューティ三崎の可愛さは、神です。無意識だからタチが悪い。土屋と一緒になってクラクラしながら読みましたw
初アナルセックスのあとの三崎の発言、鼻からうどん吹いちゃったよ。うどん食べながらアナルセックスシーンを読む私も私ですが。

5

こういうのが読みたかったの。

挿絵で選んでかなり前に購入していたのに、なぜ読まなかったんかな~。義月先生は初めて読んだ作品の印象が薄く、食指が動かず。ブーム到来のきっかけは、久しぶりに訪れたフォローレヴュアーさんのマイページでした。「好きな作品」がちょっとリニューアルされていて、そこに挙げてくださっていた『俺と奴の対峙する関係』を読んだらツボすぎて…(ありがとうございます♡)

とある製作所に勤める技術者と営業のリーマンラブ。ノンケ同士の二人が、互いにかけがえのない存在になるまで。…というこの作品が描かれた経緯は、あとがきにタネ明かしがされています。それは本編読了後のお楽しみなので、触れない方がいいですね。できればあとがきにも目を通していただきたいな。

技術者の三崎と営業マンの土屋。この二人、職場の先輩後輩かつ既婚者同士なんです。そこから物語は始まるわけですよ。ワクワクしません?もともと土屋は仕事の鬼といわれている三崎の下で扱かれていたのですが、三崎の提案で営業に異動。結果、土屋はそこで本領を発揮し、大活躍するんですね。

自分の能力を見抜いてくれた三崎に全幅の信頼を寄せる土屋は、彼に懐きまくり。この時点でもう既にアヤシイ臭いを発してる〜!けど、先輩後輩だった彼らの関係が少しずつ変わっていく過程に目が離せないんですよ。この作品の魅力を上手く伝えられずもどかしい!リーマンものやメンズラブがお好きで、大人の男を愛でたい方にぜひぜひオススメしたい!!

あたしゃー、仕事一筋で女っ気がなさそうなのに女性との経験はそれなりにあるという、ある意味ムッツリな三崎のエロさに完全にやられました。今のところ、わたしの中では上位に君臨するギャップ萌えのエロキャラです。エロいっていうか、大人が見せる色気というのかな。魔性のオジサンですよ〜。熟しすぎない程度のオヤジ好きにはたまらんですよ〜。

媒体が電子でしたので、期待していた挿絵がなかったというオチが。すごく好きなお話なので、古い作品だけど紙で買いなおしたいくらい。雪舟薫先生の挿絵が見たくってしょーがないです。

3

大人の恋愛

この物語、私の中で1番のお気に入りの作品になりました。遠近さん×黒田さんのドラマCDから聴き始めて、原作を読みたくなって購入しました。

CDでは、細かい描写が読み取れない部分があって小説を読みながら、あ〜こういうことだったんだと納得できたりで、CDと小説と併せて視聴するとより楽しめました。

たとえば、CDの終盤で、2人が初めて結ばれたときに、三崎が土屋に、「お前を愛してる」と言ったときに、なぜか土屋の沈黙…三崎が、「お前は言ってくれないのか…」という場面、私はなんですぐに愛の言葉を返さないんだろう…と疑問に思っていたのですが…そこで、小説を読んでみると、土屋は(あくまで、私の想像ですが、愛してるなんて可愛いことを言う三崎が愛おしくてたまらず呆気に取られて、すぐに返答できなかった)数秒間の間、三崎をじっと見つめていたことがわかって、土屋〜可愛いって思ったり…♡

本編も面白かったですが、その後の三崎と土屋の2人がめちゃくちゃいい感じなんです〜♡とくに三崎がとても可愛くて愛おしかったし、とにかく三崎が艶やかで色っぽくていいんです!

元々ストーリー性のある作品が好きなんですが、この作品を通して、改めて、仕事の話や大人の恋愛モノが好きなんだなと気付かされた次第です。こういうデキるサラリーマン同士の恋愛、大好物、大好きです!

最後に、その後とドラマCDのパンフにあった結婚式のお話と合わせて、2枚組にしていただきたかったです!遠近さんのお声であの三崎の可愛い演技が聴きたかった。

この小説を何度も読み返してはニヤついてます!サラリーマンの大人の恋愛モノがお好きな方にはとてもオススメです!

2

働く男のロマンス

年下攻は好きなので、ツボど真ん中でした。
文章にちょっとクセがありますが、慣れてしまえば、そのリズムが味に感じるかも。地に足がついたストーリーでありながら、BLらしい味付けもあり、ボーイズラブというよりは、メンズラブを楽しみたい人にお勧め。

0

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