OUTLIVE DEADLOCK season2

OUTLIVE DEADLOCK season2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神155
  • 萌×222
  • 萌13
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
902
評価数
190
平均
4.7 / 5
神率
81.6%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
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イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784199008788

あらすじ

ルイスの原作小説の映画化で、ヨシュアがハリウッドデビュー!?
映画の撮影で南米の小国を訪れることになったヨシュアとロブ。
さらには元軍人のキャリアを買われたディックも、戦闘シーンのアドバイザーとしてロケに参加することに。
陣中見舞いに彼らの元を訪れるユウトだが、帰国直前、大統領暗殺を企てた軍部のクーデターに巻き込まれ……!?

表題作OUTLIVE DEADLOCK season2

ディック・バーンフォード,32歳,警備会社勤務
ユウト・レニックス,30歳,ロサンゼルス市警

同時収録作品OUTLIVE

ロブ・コナーズ、犯罪心理学者
ヨシュア・ブラッド、ボディガード、28

同時収録作品OUTLIVE

ダグ・コールマン、警察官
ルイス・リデル、人気ミステリ小説家

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数15

一つの区切りと始まりなのかな

シリーズ再開ということで、どういう方向の話になるのかと思ったら、今作は長めの番外編な雰囲気だった。といってもユウトとディックが関係を築いていく上で越えなければならない問題点が、ぽつぽつ提示されていた気がする。目に見えるもの見えないものいろいろ。
Season2のBLの軸になるのはここらへんなのかな。二人で生きていくための絆を確固たるものにしていくみたいな。

導入で、言葉を尽くしてとても丁寧に、今までと現在の心境が語られる。精神面の変化に重点が置かれた描写で、まだ始まったばかりなのに泣きそうになった。
これまでのまとめと現在の状況説明の意味合いもあると思うが、こうはっきりキャラの感情を言語化されると一つの区切りを意識する。くっつくまでのラブストーリーが終わった実感を持たされるというか。
あの過酷だったシリーズ一冊目の状態からここまで来たんだなあと感慨深かった。

そんな感じで序盤から感傷に浸っていたら、ハリウッド映画の撮影というなんともワクワクするお話に。三行くらいにまとめると激しく荒唐無稽で信じ難い展開が、そうとは感じさせない勢いで進んでいく。
本当に映画のようで、いろんな作品を思い出したおかげで情景が頭に浮かんで楽しかった。たまに飛び出す洋書以上の大仰な表現は、サービスなのか日本語だからそう感じるだけなのか。

ディックはすっかりヘタレ溺愛キャラになっていた。ディック視点だとユウトへの想いが止まらず、何回同じこと言うんだろう……と惚気にあてられた気分に。
ユウト視点になると、恋人に夢中なツンデレ乙女でシャイな女王様でたまにネガティブ。だが愛されている自信はちゃんと持っているようで、読んでいて安心感があった。

最後にホームパーティーシーンを入れるのはシリーズのお約束にしていくのかな。家族紹介の課題を残しながら(これはその後の番外編で書かれたっぽい?)賑やかに〆。同性カップルがどんどん増えていくコミュニティ。皆幸せそうで何より。
ネトはユウティとじゃれているところが見たいな。

個人的に英田作品で苦手だったテンポを乱してくる説明調の文章が、自然で読みやすいものに変わっていたのが嬉しかった。ぜひ近年の他作品も読みたい。
面白かった!

1

ユウトと一緒に戦うディックが見れて嬉しい!

本編でも少ししか描かれなかった、強くかっこいいディックが見られました! しかもユウトと二人で一緒に戦うシーンが見られるなんて最高です。

甘々な二人もヘタレディックも好きですが、DEADLOCK醍醐味の、アクション系の洋画のような手に汗握る戦闘シーン楽しかった! 洋画にもアクション系、恋愛系、ミステリ系、ヒューマンストーリー系など様々な分野のものがありますが、その全てをディック×ユウトで描けるのではないかなんて次回作を期待してしまいます。今回はそのうち前半はみんなの日常を描いてからのアクション系!! 一冊に豪華詰め詰め状態です。だから購入してお買い得感があるのでしょうか。

season2は全部で3冊あるようですが、1巻ずつ別の話となっており、好きなジャンルだけ買えるようになってるように思います。
1巻 恒例メンバー日常からのアクション系
2巻 ヒューマンドラマ系
3巻 ミステリ要素ありのサスペンス系
で、そのどれもにBL恋愛要素がおまけについてきます。
いや、本来ならばBL要素が主です! 英田サキ先生のあまりの世界観に私はその事を忘れる時があります。これって本当に本当にすごいこと。

だから先生の作品は群を抜いて好きです。他にこういった作品を書かれる先生いらっしゃるのでしょうか……皆様のレビューを読み漁ってみましたが私は未だ知らない。ちるちるBLソムリエという機能を使ってみようと思ったら、最低3名のお気に入り作家さんを登録しなければならないとのこと。……詰んだ。あと二人、なんとか探します。「DEAD LOCK」「エス」「ダブルバインド」の3作品でBLソムリエできたら良かったのに。
DEADLOCKシリーズ他先生の作品だけ繰り返し繰り返し読むからなかなか他に手を出さずにいるのもあります。

どれか一冊お好きなジャンル購入でも全くもって大丈夫だということが3冊購入してわかりました。

0

100年愛し続けて欲しい

カラーページやばっっ
カッコ良すぎて何回も見てしまいました(*//艸//)♡
高階先生の絵は本当に最高ですね‼︎
美しかった〜


ストーリーは久々の長編で、こちらも最高でした!
ディック×ユウトがたっぷりで大満足^^
パコとトーニャがいつの間にか結ばれていて、
小冊子を持っていない私はキリキリしてしまいました(笑)
電子でもいいから配信してくれないかなー
それか、また番外編集で……
ネトだけあぶれてしまいましたが、
なぜかあまり可哀想に感じないから不思議(笑)

そして、ロブ×ヨシュアも大活躍でしたね!
ヨシュアが着実に成長していて、母のような気持ちで見守っています。
ロブはもっと情けなくてズルい一面をヨシュアに見せて欲しいな。
今のヨシュアならもう大丈夫なんじゃないでしょうか?


0

最高のキスシーン

カラー口絵が大変素敵です。皆さん顔が良い!!!

ディック×ユウトとロブ×ヨシュアが出ずっぱりなので、本編とせめて外伝SIMPLEXは読んでからをオススメします。

前半半分は極めて平和です。半分まで読んで、あら?全然事件が起こらないぞ?あれは匂わせだむたはずなのに…とソワソワ。後半から怒涛の展開です。

ドンパチ(って書くと随分安っぽくなりますが)シーンが大変好きなのでとっても嬉しかった!政治的な話は、文献を詰め合わせたような気分に若干なったもののBLで描かれることのない世界で嬉しいです。クーデターについては金とアメリカに全てを押し付けた感じになりましたね。正義と正義がぶつかり合うような展開だと、ディックにもユウトにも罪悪感が生まれて面倒だからでしょうか。

今回特に良かった、大好きだったシーンはあのキスシーンです。最高!!!このシーンで神付けたと言っても過言ではない。アクション映画のような持って行き方で、胸の高鳴りを感じました。ディックの雄っぷりがたまらない。ディックがカッコよく描かれるために存在しているような戦闘シーンもとても良かった!!

ユウトとディックが当事者とも言えないので、DEADLOCKのseason1(と言って良いのか)程の切迫感はないものの、大変楽しめる1冊でした。

PROMISINGを読んでから追記
PROMISINGはロブ×ヨシュア編
OUTLIVEのロブの、ディックのために騒ぐシーンが好きだったなと思って。勇敢な男です、ロブ。

0

愛と甘さとアクションと

本作は「DEADLOCK」番外の「STAY」「AWAY」と同じ様な空気感、甘さが漂ってます。
表紙、口絵、挿絵でのイケメン祭りも麗しい…
ディックとユウトは鉄板、ヨシュアも美男、でも私のイメージではロブはそれほど美形じゃないんだよな。あと、ダグは私の個人的イメージだともっと太ってるかな。
本編「DEADLOCK」は陰惨な復讐劇、死と罪と罰、という感じでしたが、本作はディックとユウトの確固たる関係性が前提にあるので、2人のラブシーンは甘々デレデレ濃厚…
ですが、南米カリブ海に浮かぶ島・グアマルカでクーデターに巻き込まれて!というシリアス展開。
「DEADLOCK」を思わせるハードアクションが繰り広げられますが、ハラハラというよりもエンタメ的なドキドキを楽しめると思います。
心残りはパコとトーニャ。
私は小冊子とか追ってないので2人が結ばれるシーン読んでない……キーっ

6

戦う男は格好いいです❤

大好きなデットロックシリーズです。
ですが残念ながら私は最初に本編を読んでそれほどでも?
と思ってしまいました…

が、「STAY」「AWAY」を読んだ後
読み返したらものすごい感動の波が押し寄せてきました!

10年ぶりの続編でシーズン2だそうです。
主要登場人物が全員登場して、幸福感に満たされます。

映画のロケ地でクーデターに巻き込まれ
要人救出の流れで、ディックとユウトがバディを組む

戦う男は格好いいです。

英田先生は続編を書きたかったけれど
なかなかチャンスが来なかったとか
でも、ファンの方の応援で今に至ったと
やはり声をあげていくのが重要なんですネ。

6

エンターテイメントアクションBL♡

発売されて即買っていたのですが、手持ちの既刊を読み直してから楽しもうと決めていて、ようやくこちらを読みました。

一気読み、でした。

season2と銘打たれていることから、2〜3巻続くような大きな事件に巻き込まれたりする展開か? と勝手に思っていましたが、この一冊で決着するストーリーでした。
そして、番外編や外伝の類を読んでいなくても、最初のシリーズを未読でも理解できないということは無い構成になっていると思います。(最初のシリーズの本編くらいは読んでおく方がより楽しめるのは間違いありませんけどね)

正直なところ、最初の3冊のスリリングさやドラマチックさには及ばないのですが、アクションシーンや軽妙な会話も楽しめて完成度の高いBLです。バカップルぶりや甘々なシーンもバランスよく入っているので、ハードな展開が苦手な方でも楽しめるのでは?

登場する(ゲイ)カップルは4組。ゲイの割合高すぎ!ではあるのですが、まぁそこはそれで。
個性的なキャラたちの活躍は楽しいので、たまーに思い出したようにでも良いので、これからも続くといいな。

1

トラブルを呼ぶのは誰?

久々のスリルとアクションの本編登場というか、ずっと脇カップルや、外伝的なショートストーリーが続いていたので、ディックとユウトがメインの物語で、かっこいいアクションやら、紛争や戦争に対する思いやら、もちろん、二人のイチャイチャバカップルぶりも堪能させていただきました。
このシリーズの、翻訳ものっぽい語り口調(ディックのデレっぷりとか、ロブのオーバーな物言いとか)が楽しい。
それでいて、ユウトの奥ゆかしさみたいなのが、これはこれでBLの伝統芸的な感じで、このバランスがいいよね。

3

ぜひ映画にしてくれえええええ!!!!


ぜひ映画にしてくれえええええ!!!!と叫びたい気分です(笑)。
とはいっても、ほんとにどこに行っても事件に巻き込まれる多難なカップルですね(汗)。でも相変わらず、お二人の背合わせの戦いは文句なくかっこよかった…!読んでいてアクション映画を観ているような、スピーディーな作品ですね!

お二人の関係性についても勝手にいろいろ考えてみました。まず、ユウトは未だに心のどこかでディックがまたいなくなったら…と恐れているらしい。ディックは自分にぞっこんでアメリカ軍に戻る気はないと分かっていても、つい不安になってしまう。あとはロブが指摘していたように、同性愛者であることをバレたくないけど、ディックには罪悪感を抱いている。
( アジア系人だからいろいろ差別されたことがあるってユウトが言ってたんですが、すごく胸に刺さったというか…ちょっと泣いてしまいました。わたし自身も外国人なので、バイトのとき名札を見られて客に当たられたこととかも何回かありました。だからユウトのそういう辛さを身を以て知っているこそ、彼の心の強さに尊敬しています。(話が飛んでしまってすみません…) )
それに対しディックも以前ユウトをひどく悲しませたことを根を持っているから、お二人の間はまだ打ち解けていないことはたくさんあるみたいですね。でもまだ出会ってから3年で同棲もまだ1年半だし、このお二人ならそのうちきっとどんな山でも乗り越えてくれそうな気がします(笑)。これからも、どんどんSeason3、4出してくださるといいですね!

あとはロブとヨシュアの出番も思っていたより多くてロブ推しのわたしが嬉しすぎて舞い上がってます(笑)。しかしこのお二人もいろいろ心配してしまいますね…まさにディックが思っていた「演じる側と尊敬する側」そのものです。「SIMPLEX」のほうでもロブの心理描写がかなりや細く、普通の人より1倍考えているんじゃないかって思ってしまう(苦笑い)。ヨシュアみたいな思考回路の変わった子と付き合っていろいろ苦労しそうだなぁ。またいつか、ロブとヨシュアの丸一冊のスピンオフが読みたいですね〜

あと最後のわがままですが、ノエルのことが気になって仕方がありません。彼はリックとどんな生活を送っていたのか、あの頃のリックはどんな人間だったのか、復讐の沼に堕ちる前のリックはどんな戦いをしていたのか…知りたいことがたくさんあります。(リックと呼ぶとまったく別人のことみたいな感じがします…)本に出るって期待はしないけど、いつか先生ご本人に聞く機会があったら…と夢見ています(笑)。

久しぶりにこんなに痛快にBLが読めてほんとうによかったです!さっそく出版社さまにSeason3の要望を出してきます(笑)。今回も、素敵な作品ありがとうございました!

11

神様、仏様、英田先生様!!!

 まさかまさか、この名作の続編が出るとは思っていなかったので、ホント神様、仏様、英田先生様です!!!
 
 ロスで二人と一匹の生活を始めて、既に熟年夫婦のような落ち着きっぷりを見せる二人ですが、ヨシュアがルイス原作の映画に出演することになり、軍事アドバイザーとしてディックもグアマルカという中南米の国でのロケに帯同することになって、初めて長期間(といってもたった10日ですが…)離れて過ごすことになるんですね。たった10日もユウトと離れたくなくてごねるディックには、もはや1作目の刑務所時代の面影もありません(笑)。ヨシュアにもれなく付いて来たロブを含め、その3人がロケ隊と一緒にグアマルカに先発し、後にユウトもパコとトーニャの計らいで休暇とグアマルカ行きのチケットをゲトし、5日遅れで合流します。
 ロスでの日常を含め、サプライズでグアマルカに登場したユウトにディックがそっけない態度を取って(抱きしめるのを我慢するために距離を取ったと後で判明)、不安になって帰ろうとするユウトを引き止めたり(もちろんそのままエチになだれこみww)と、前半は読者サービス?と穿うような甘々な展開が続きます。ただし、グアマルカに来てからのディックはどこか様子が可笑しく、それは特殊部隊時代に共に戦ったことのある仲間に偶然再会したことで、平和な日常によって鈍りつつある自分の闘争本能に不安を感じてしまったからなのですが、そんなディックの様子に薄々勘付いているユウトも胸騒ぎを覚えます。
 そんな時に事件が起きます。
 ディックやユウトも含めたロケ隊が大統領官邸に招かれていた時にクーデターが起こり、官邸が一部の軍に占領されてしまうのです。大統領とその孫娘を守るために奮闘するディックとユウトの前に、かつてのディックの戦友が立ちはだかります。ディックを戦闘の場に一人残し、大統領と孫娘の安全を優先させるユウト…。シリーズ3作目の『DEADSHOT』ほど手に汗握る場面はなかったですが、そこそこに戦闘シーンも楽しめました。3作目まではディックがひたすらネイサンを追いかけて、そのディックをユウトが追いかける、という流れできていたので、今回が初めての本格的な二人の共同作業だったと思うのですが、ベッドの上と同じくらい息もぴったり(笑)で安心して見ていられました。
 「すべて手放して楽になっても、死んだ仲間たちはお前を責めたりしない」とかつての戦友を諭すディックは迷いが晴れた様子で、今回の事件を機にまた二人の絆は深まったようです。

 大好きなシリーズなので、何か大きな事件じゃなくても番外編のような形でいいので、また二人の新しい話を読めたらいいなと思っております。
 出版社様、英田先生!何卒よろしくお願い申し上げます!!!

6

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