金獅子の王と漆黒の騎士~婚礼の儀~

kinjishi no ou to shikkoku no kishi konrei no gi

金獅子の王と漆黒の騎士~婚礼の儀~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
92
評価数
23
平均
4 / 5
神率
34.8%
著者
妃川螢 

作家さんの新作発表
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イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
金獅子の王と漆黒の騎士
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784796409780

あらすじ

新王づき近衛騎士を務めるシオンは黒曜石の瞳に絹のような黒髪の持ち主。
この国では黒は下賤の色とされるが、
聡明で勇猛果敢な新王・ユリウスはシオンを美しいと称してくれる。
王宮に渦巻く陰謀を打破し晴れて恋人同士となった2人。
しかしシオンには悩みがあった。自分は黒髪の騎士であって金髪でも女性でもない。
ユリウスはいずれ跡継ぎを儲けねばならず、そのために妃をと考えるシオンだったが、
秘密裏にユリウスの計画が動いていて――!?

表題作金獅子の王と漆黒の騎士~婚礼の儀~

ユリウス,光の王国ラクソルの新王
シオン,新王の近衛騎士

その他の収録作品

  • あとがき 妃川 螢
  • あとがき 小禄

レビュー投稿数3

ご結婚おめでとうございます。

副題:婚礼の儀
ユリウスの友達の国で内乱があって、そこの姫と王子が亡命してきた。争いシーンが数箇所あってユリウスもシオンも強くてかっこよかった。王に妃が必要だと考えると胸が痛む。その気持ちが何なのかわからないシオンが愛しい。
あれ?副題にある通り、今回は婚礼があるんだよね?と思いながら終盤まで読み進めてしまった。
最後にはみんなに祝福されて、本当に良かった。
これからはユリウスに愛されてる自信を持って欲しいな。

0

いつまでも控えめな騎士受け

『金獅子の王と漆黒の騎士』の続編。
単品でも読めるよう、前作の流れや設定など作中でさりげなく説明されています。

あらすじ:
新王ユリウス(攻め)の近衛騎士兼恋人となったシオン(受け)。
蜜月もつかの間、ある日他国から姫君が亡命してきたことで、刺客に警戒せねばならない状況に。
さらに、ユリウスに妃をと考えるシオンは彼から身を引く覚悟をするが…

前作で恋人同士になった二人ですが、シオンの真面目すぎる性格のせいでなかなか打ち解けた雰囲気にはなれず。
王の恋人という実感が未だ湧かず、ことあるごとに謙った態度をとってしまうシオン。
シオンにそんな態度をとられる度、ユリウスは面白くなさそうな素振りを見せ…
という感じで、未だ主従関係にある二人です。
毎日Hしているという設定の割にまともなHシーンは後半まで描れないこともあり、甘い雰囲気は控えめ。

ラストは花嫁モノ的な結末?
結婚や世継ぎのことを気にするシオンを、ユリウスが堂々と后として迎え入れるような展開で、ハッピーエンドではあるものの騎士受け設定をもう少し活かして欲しかったかなと思います。

シオンの騎士としての活躍描写はちょっと物足りなかったですが、その分可愛さは強調されていました。
無意識に誘うようなことを言ったり、普段は控えめでも騎士としては王にハッキリ意見できたりするシオンの天然の愛らしさが描かれていて、そんなシオンにハマっているユリウスの気持ちも伝わってきました。

騎士受けという設定に期待される男×男感はイマイチでしたが、シオンの身分差をわきまえた一貫した態度はある意味カッコよく、恋人同士になってもデレデレにならないところに本作の面白さがある気も。
後半のHシーンもバックが多く、主従関係や動物的な力関係を思わせるもので、甘いけど甘すぎないところに王×騎士という設定が生かされていたかと思います。

それだけに、結局花嫁オチで終わってしまったのはやや残念。
甘さもカッコよさも中途半端な印象が残ってしまいました。

中立寄りです。

7

カリスマ派手め金髪金瞳王×しっかり芯のある控えめ黒髪さんの隣国紛争もの

「金獅子の王と漆黒の騎士」に続く2冊目。こっちの表紙の黒髪さん表情に
惹かれて、1冊目から読んでみました。キレイだなあ。
これだけでも読めると思いますが、くっつくまでの1冊目読んでた方が
面白いと思います。
相変わらず、黒髪さんがすんごく控えめで、いじらしく、絆されたので萌。
でろでろーと吐くほどではないですが 甘めトーンです。
結婚式シーンがあるので、地雷な方はご注意ください。

銃はまだない時代設定。海に囲まれた豊かな国が舞台。
金髪碧眼が高貴、黒が下賤とされる国だが、みんな金髪という訳ではないため
1巻目で近衛騎士に登用されたことが発表された時、
民衆からは大歓迎されている。
本人は下賤だという幼いころからの刷り込みがあって、めっちゃ控えめ。

登場人物
黒髪:新王の近衛騎士。ベッドで一緒に寝る中。一応貴族の次男坊だけど
   実家とは疎遠。元はセーレの近衛騎士。うぶうぶ天然系。
   くそ真面目な傾向あり。
新王:子供のころに受けさんに出会って一目ぼれ、近衛は自分で指名できると
   聞いて王さんに。カリスマ性大。
   ちょっと俺様系、いじめっこ気質もありそう。
セーレ:新王の兄、元王太子。病弱だったので王位を弟に譲る。
    双子の子持ち。
    文化系才能大、穏やか~なタイプ。兄弟仲は良好。理由が不明だが
    頑張っていたと思われる黒髪さんを見出し、重用していたが
    弟に譲って と言われて、譲ってあげる。
ノアール:ご褒美にもらった黒豹の子。しゃべらん王様と
     くそ真面目受けさんの間をとりなす役なんかもやってる(笑)
ブランカ:王様に育ててもらった白虎。今はセーレの双子を守る役目中。
後 隣国の王、王女王子などが出てきます。

今回はお隣の国が内紛となって、隣国の王女王子が逃げてきたのを
保護する というお話。この王女がキレイで20歳ちょっと前ということで
黒髪さんが ほわんと やっぱ王妃っているよね、でもなんだか胸が痛い、
なんで? てなことを考えはじめちゃう お話でした(笑)

セーレが1冊目同様、黒髪さんの逃げ込み役をやっていて
弟に「あんた何やってんの、ほんま朴念仁やな」とか言ってます。
この二人のシーンを見てると、うん、仲いいのはいいよね としみじみ。

黒豹、白虎も癒し役で、全体的に優しめなお話に感じます。
最後の結婚式も 別にそこまではokだったんだけど、小物がなー。
剣もつ男子にベールは似合わん とつい思ってしまって。
そこだけが個人的には残念でした。
セーレには別の近衛騎士がついているのですが、こいつが怪しい。
先生もしかしてスピンオフ出てきます?

2

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