AWAY DEADLOCK番外編 2

dead lock

AWAY DEADLOCK番外編 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神186
  • 萌×218
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
20
得点
1020
評価数
210
平均
4.9 / 5
神率
88.6%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784199008238

あらすじ

シリーズ完結後、それぞれ人生の岐路に立たされるDEADLOCKキャラクターたち──
晴れて結婚式を挙げることになったロブとヨシュア。祝福する周囲とは裏腹に、当のヨシュアは不安を抱え…!?
いっぽう順調に愛を育んでいたユウトとディックも、事故でディックが記憶喪失になったことから、二人の絆の危機…!?
高階佑による漫画と書き下ろし小説も収録!! 大ボリュームの番外編、第二弾!!

表題作AWAY DEADLOCK番外編 2

ディック・バーンフォード,32歳,元軍人
ユウト・レニックス,30歳,ロサンゼルス警察官

同時収録作品AWAY DEADLOCK番外編2

ロブ・コナーズ,犯罪心理学者,大学教授
ヨシュア・ブラッド,警備会社勤務のボディガード

同時収録作品AWAY DEADLOCK番外編2

ダグ・コールマン,警察官
ルイス・リデル,人気ミステリ作家

その他の収録作品

  • Wonderfui camp!
  • Baby,please stop crying
  • ロブ・コナーズの人生最良の日
  • Sunset & Love light
  • Sweet momentⅠ ダグ&ルイス
  • Sweet momentⅡ ロブ&ヨシュア
  • Sweet momentⅢ ディック&ユウト
  • Wonder of love
  • New Year's Kiss
  • Over Again
  • cat or dog
  • Lifetime of love(書き下ろし)
  • Old friends(漫画)
  • Commentary 1
  • Commentary 2
  • あとがき

レビュー投稿数20

ディックがまさかの記憶喪失。

【Wonderful camp!】ディック・ユウト、ロブ・ヨシュアでキャンプ。
ロブに初めて会った日にキスされそうになったのを暴露するユウトと噎せるディック。(このネタを話せるようになってる!)
ロブとヨシュアは喧嘩中。ロブの昔の恋人の彼氏がヤク中になってしまい……
結婚式を挙げることを伝える。

【Baby,please stop crying】隣人のエレンが事故にあってしまい、赤ちゃんの面倒を見ることに……

【ロブ・コナーズの人生最良の日】人生最良の日、つまり結婚式のお話。
黒縁メガネのモサい姿で講義後にサインを求めたのは自分だったと以前の話をここで打ち明ける。
メキシコに行ったっきり4ヶ月音信不通だったネトとの再会で抱き合うユウトにムッとするディック。

【Sunset&Love light】ロブたちの結婚式後の帰路にて
「いつから俺のことを意識するようになっていたんだ」「最初からだよ 〜 お前がFBIの手先だとわかっているのにひと目で心奪われたんだからな」
ついに白状した!
「お前を愛するようになって、俺は自分のことも愛せるようになった気がするよ 〜 いや、俺が自分を愛せるようになったのは、お前を愛するようになったからじゃない。お前に深く愛されたからだ。お前の愛情のおかげだな」

【Sweet moment 1 ダグ&ルイス】ルイスの新作&映画化発表パーティーのお話。
ディック&ユウトはユウトが風邪で欠席。

【Sweet moment Ⅱ ロブ&ヨシュア】発表パーティー後、レストランにてコルビッチ監督に見初められてしまうヨシュア

【Sweet moment Ⅲ ディック&ユウト 】発表パーティー2日前。
熱にうなされるユウトは夢の中でネイサンと出会う。
「今日は我慢する。本当だ。だから頼む。一緒に入らせてくれ」と床に跪いて懇願するディック。

【Wonder of love】ユウト視点。
ディックがまさかの記憶喪失。
血反吐を吐くような気持ちで乗り越えてきたのに、また同じ地点に戻ってしまうことだけはさせたくないと思うユウトの気持ち、そして「俺だけのディック」を失ってしまったユウトの気持ちに泣ける。
「Sunset&Love light」での記憶も泣ける。

記憶喪失好きには何度読んでもたまらないお話。
(記憶喪失前の俺への嫉妬という萌えもきちんとある)

【New Year’s Kiss】最初はロブ視点 ねぼすけヨシュア。
新年のカウントダウンパーティーでいつものメンツが集まって…
途中からネト視点。「記憶が戻ってからこっち、本当に盛りのついたガキみたいで困ってる」というディックのお悩み相談にのってあげるネト。
最後はダグ視点。

【Over again】ダグ視点。トーニャへの思いに足掻くパコの相談にのるルイス。
帰宅するとルイスの兄フィリップと臨月の妻・ナンシーがいて……。
ルイスとルイス父との不器用な和解。

【cat or dog】ダグ&ルイス宅でのホームパーティー。

【Lifetime of love】書き下ろし。ノエルの弟がやってくる話。
そもそも死んだ人には敵わないと思ってしまう私。
もしこれがDEAD LOCKではない作品で、その攻めが受けの前で「今でも××のことは愛してる。かけがえのない思い出として、生涯愛していく」なんて言った日には、攻め、てめぇ!受けの前で何宣言してんだっ!!って思ってしまうはず。
でもディックとユウトだからこそ、あの壮絶な過去を乗り越えて今がある二人だからこそこれが言えるんだと思うと、すごいシリーズだなぁって改めて思う。
そして世界を救うかユウトを救うか選べと言われたら、ユウトを迷わず選ぶというディック。
でも、あのビデオを見てるユウトの気持ちを考えると、毎回読んでてつらいものがある。

【Old friend 漫画】孤児院時代でのディックと黒いワンコとのお話。

0

やっと読めた結婚式エピソード

ずっと読みたかったロブの結婚式エピソードが読めて満足。そこに至るまでの過程も書かれていて良かった。
今回はサブカプのお話たっぷりめ。お久しぶり感のあるダグ×ルイスも重要なイベントを乗り越えて安定カプへ。なんとなくネトの存在に安心しつつ……今更だが美男カップル多すぎ(笑)

ロブの心理描写は自身の過去との比較が多め。どこか別のとこでも同じようなことが書かれていたので、作者の中でキャラ像が確立されてるんだなあと思った。時間をあけてこんな細切れに書かされるって大変そう。

私的メインの結婚式は、式の前後がとても良かった。特に「ロブ・コナーズの人生最良の日」ラスト一行がたまらなく好き。ヨシュアには申し訳ないが、ロブがほんのりユウトに対して切なさを醸し出す描写が好きすぎて。
最後の書き下ろしを読んだ後で再読すると、ちょっと意地の悪さも出してるモノローグなのかどうなのか……と楽しめるとこも良い。成熟した大人で人間が出来てるキャラの人間臭さが見えると惹かれてしまう。

ディック×ユウトは記憶喪失ネタや元恋人の弟ネタなど。
記憶喪失話は別の人が書いた二次創作と思いたい。正直英田さんどうした?と言いたくなった。文庫三冊分もかけた復讐の原動力となったディックの過去の扱いが雑で、キャラをもっと大事にして欲しいと思った。ディックが可哀想で仕方なかった。

書き下ろしはユウトイライラな展開。ディックには言えないことをロブに愚痴りながらヨシュアの前でいい人ぶるロブを糾弾するユウトに違和感。他のカプに口出しするユウトは苦手かも。
ノエルはもうこの世にいないので、どうしても後味が良い終わりとは思えないが、そこもひっくるめて二人で生きていくってことなんだろうな。この話はディック視点で読みたい気がする。

このカプの話は「Sunset & Love light」が一番好きだった。ロブの結婚式帰りのドライブ。夕陽を背景に愛を語らうシチュエーションが素敵。

漫画は番外編集1でちょっと語られてたエピソード。ユウトに似てたらしい犬はユウティにもそっくり。震えながらディックを引き止めるチャーリーに泣けた。

サブカプたちが人生の節目を迎える中、メインカプは大人しめだった印象。ユウトの親への紹介まで描かれるのか気になるところ。今後もシリーズを追っていきたい。

1

ディックとユウト、二人とも大好き!

こちらの番外編も良かったです!
ディックとユウトのラブラブ具合がかなりのレベルに達していて、特にディックは病的だと評されております。

ここからネタバレです。
ちょっと省略しての引用ですが、
「俺がお前を心配する。お前は心配かけまいとして無理をする。すると俺はもっと心配になる。悪循環だな」「そんなことない。心配されなくなったら寂しい。想像すると泣けてくる」「想像するのは無意味だ。俺はお前を百年愛すると決めたんだ」

「俺のこと好き?」「当たり前だろう、聞くまでもない」「うん」
「俺のこと愛してる?」「愛してる」「どれくらい?」「もし世界を救うかお前を救うか選ぶならお前を救う」「俺を救っても世界が滅びたら意味ないだろ?」「いいんだ。お前を救ったあと二人で世界と一緒に滅びるのは仕方ない。でも俺がお前を見捨てることだけは絶対にない」

いやいやいやいや、確かに病的です。日本人にはない、洋画のようなストレートな表現だとしても、ものすごい……。

こんな二人のことを私は大好き。良いですね。愛をストレートに伝えられるのって。言うのも言われるのも幸せそうで、読んでるこっちまでニヤニヤしてしまいます。DEADLOCK番外編を電車で読む時は顔の緩みに気をつけようと思います。

でもこんな二人の幸せな姿をこんなにも嬉しく思うのは、きっと本編での辛かった二人のバックグラウンドを知っているからなのだと思います。第1巻の冷たいディック。身体を重ねながらも別れた二人。第2巻の切なさの嵐。第3巻はさすがにラストシーンで仲良くなれたけど、辛かったこと、刑務所でのこと、その全てが二人の今の幸せを彩る大切ないち場面となっているような……。あれ?どっちが本編でどっちが番外編かわからなくなってきました。
そのくらい、番外編楽しかったです。

0

満足しかない番外編集

やっぱり好きなシリーズだなと再認識しました^^
私はディック×ユウト推しなのですが、
だんだんヨシュアをとても愛しいと思うようになりました。

ロブと結ばれた外伝では分からなかったヨシュアの人間性や、
素の表情を知るたび好きになります(´∀`)
もはや、ロブはキザ過ぎて笑ってしまう域にまできてしまい、
カッコいいとかそういうのとは違ってきました(笑)
だけど、ロブ×ヨシュアはお互いに足りない部分を補うようで、
二人のエピソードはとても微笑ましく思います。
ダグ×ルイスも読むほどに愛着が湧き、
ルイスのツンデレに振り回されるダグが楽しい!
ルイスのカウ・ボーイポジションには笑ってしまいました(笑)

とにかく、どのストーリーもとても楽しく読ませていただきました。
嬉しい再録をありがとうございました‼︎

0

愛の再録集

結局我慢できなくて、外伝2冊を読む前にAWAYも読んでしまいました。読んだ後に外伝も無事購入したので、これから楽しみます。2CPの関係性はバッチリ履修済み!

王道記憶喪失ネタにはやっぱりソワソワし、一方で終わり方の明るさに脱力しましたよ。それとノエル弟の登場。ユウトの人の良さと、ディックの鈍感さにこれまたソワソワしましたが、ユウトは本当に愛が深い。ディックが今もノエルを愛していること、冷静な頭で理解していてもまざまざと見れば辛くないわけがないのに。

英田先生のあとがきに、ひたすら感謝を覚える。ここまで量があって、かつ本編に匹敵する熱量の作品もあるならば、再録を望む声が大きいのも納得です。電子書籍化にもさらに時間がかかったのかな?新参者の私はそのおこぼれに預かっているわけで、ずっと応援されていた皆様、ありがとうございます。

1

3カプとも 各々の人生を進めていて、それを読めて超幸せ

後発ファンです。みんなゲイ というのはどうもなあと思う方なのですが
それでもこのシリーズのカプたちはみんな可愛くてしょうがない。大好き。

お話12、コミック版1、英田先生のコメント2、英田先生のあとがき2P。
どのお話も、キャラのいろいろな様子が窺えて本当に好きです。
あえて言うなら、一番最後のコミックが 一番好きかな。

挿絵はカラー口絵以外 ないです。
各キャラにどっぷりハマってるので、全く気にならず。
カラー口絵も これまでの単行本のカラー口絵です。

1.Wonderful camp!
  ユウト、ディック、ロブ、ヨシュアでキャンプに行った時のお話。
2.Baby,please stop crying
  ユウトたちの隣人が事故にあい、その赤ちゃんを預かる話。
  ユウト、ディック、ロブ、ヨシュアが登場。ロブ頑張る。
3.ロブ・コナーズの人生最良の日
  ロブ、脂下がりまくり。でも本当に幸せそうなので、
  こっちもとっても幸せ。
4.Sunset&Love light
  ロブの結婚式帰りのユウトとディック。あまあま。
5.Sweet moment Ⅰ ダグ&ルイス
  ルイスの新作発表パーティ。ロブとヨシュアも登場。
  ルイスの繊細なところが出てます。
6.Sweet moment Ⅱ ロブ&ヨシュア
  5の新作発表パーティの後のロブとヨシュアの甘々話。ヨシュア積極的♡
7.Sweet moment Ⅲ ディック&ユウト
  5の新作発表パーティの前々日のユウトの発熱話。
  ネイサンが久しぶりに登場。ちょっと救われる思い。
8.Wonder of love
  ディックの記憶喪失話。ロブとヨシュアもサポートで登場。
  またもやユウトをはらはらさせやがってと少し怒。
9.New Year's Kiss
  みんなでの年越し話。ネトが登場。ロブはでれでれ。
  ダグとルイスもあまあま。
10.Over Again
  ダグとルイスの同居後、ルイスの家族と会う話。ルイス頑張りました。
11.cat or dog
  ダグとルイスの新居訪問&
  スモーキー(ルイス飼い猫)とディックの攻防戦。
  ユウトとディックのあまあま話も。
12.Lifetime of love これのみ書下ろし
  ノエルの弟がユウトとディックの家に滞在する話。ユウト頑張りました。
13.Old friends(コミック)
  STAYの「Our footprint・・・」にちらっと書いてあった
  ディックの施設時代の黒い犬のお話。
  犬好きなのでこのコミックは泣けました。。。

パコとトーニャのお話がこの本には載せられなかったそうで。
どうなったのかめっちゃ気になってるんですが、2017年に出ると聞いた本に
載るのかなあ。
やっとリアルタイムで読めます。
後発ファンにしてみるととっても嬉しい~先生、よろしくお願いいたします!

3

やっと電子配信された!

ロブとヨシュアの結婚式が幸せいっぱいで、胸がいっぱいになってしまいました。
ディックの記憶喪失は、定番ネタかもしれませんが大好きです!
読み進めるうちにユウトの気持ちにシンクロしてしまって涙が止まりませんでした。
今朝まで自分の事を愛してくれていた恋人が、怪我で自分の事を認識せず別の男性の事を想っているなんて耐えられない(。>_<。)
ロブとヨシュアが幸せそうなのが対照的で、余計辛かった。
ユウトとのHをきっかけに思い出せて本当に本当に良かった!
来年はDEADLOCKの続編が出るとの事で、またディックとユウトに会えると思うと今から楽しみです\(^o^)/

2

どこかで幸せカップルとして生きてるみたいに感じる彼ら

STAY同様こちらもこれまで発表された非売品の番外編の再録集です。
このような形で読むことができて大変嬉しく思いました。

ファンサービスや熱心な読者への特典なのでしょうが、単に主役たちのその後や甘いひと時を描いただけでなく本編を補完するストーリーも多く新しい読者にも知って欲しいと思うので切望します。

ディックが大絶賛のユウトの作るエッグベネディクト食べてみたいです。

また、雑誌掲載の作品も含めて時系列的に読めたのは改めて二人の歴史(?)や今が見られてよかったです。
BL作品でよくある記憶喪失ものも、ディスクとユウトならどうする、というストーリーが彼らの性格と過去の出来事を絡めて必然的な流れでした。
弱気になったり負けそうになるユウトを励まし力づけるロブの立ち位置が相変わらずで安心しました。

ディスクの元彼の弟が出てきてユウトにはふさわしくないとか、死んだ恋人を忘れて新しい恋人と仲良く幸せになることを否定されるという立場を、ユウトが男前にかっこよく見せてくれました。
子供の言うことと思いながらイラついたり悔しく思いながらも、亡き人への想いやディックの過去を否定することなく受け入れているユウトの優しい想いが溢れていました。
でも、恋のライバル化する可能性ありと見たら「もう来るな」と言いたくなる可愛い嫉妬も見せてくれました。

できればいつかここに納められなかったこの後に発表されてゆくものもまとめて番外編第3弾として発行してくれたら嬉しいです。

3

その愛で生き直す…愛を乞うひと デイックという男

「STAY」に続く「DEADLOCK」の番外編第2弾。
小冊子、書き下ろし、漫画、作者様コメント等の15編が収録されています。
こちらには「外伝」の「HARD TIME」のCP、ダグとルイスのエピソードも盛り込まれています。これがまた甘い!
さて、ディック。
描写される彼の姿は、正にグッドルッキングガイ。素晴らしくハンサムで、深くユウトを愛している…でも心は?
強く信頼で結ばれていた仲間と愛していたひとを一度に喪い、生き残った罪悪感と、コルブスに対する強い憎しみと殺意に囚われて。
その悪夢が蘇ってしまうのが「Wonder of love」。ディックが記憶喪失になってユウトと出会う前に戻ってしまうというエピソード。
また、過去との繋がりエピソードはもう一編あって、ノエルの弟が登場する「Lifetime of love」。2編ともユウトにとっては愛の試練的な。
ディックはユウトを深く愛していて揺るぎないけれど、とても難しい相手だと思うのです。
この二人は、ひたすらユウトの深い深い情に救われている。ディックは男らしい攻めではあるけれど、ユウトがいなかったらどうなっていたか…
『俺が自分を愛せるようになったのは、お前を愛するようになったからじゃない。お前に深く愛されたからだ。』
この言葉が全てを表していると感じました。
番外編の「STAY」と「AWAY」、2冊分の大ボリュームで「DEADLOCK」の世界がより愛と甘さに彩られました。実に素晴らしい!

4

永久保存決定

DEADLOCK番外編その2

前回はひたすら痴話喧嘩してて、はいはいごちそうーさま、という感じの充実感でしたが、今回はもうなんと言えば良いんでしょうか……。
甘くて胸焼けがしてお腹がいっぱいです(はふぅ)
ディック×ユウト、ロブ×ヨシュア、ダグ×ルイスと、それぞれのカップルを少し長めの短編でしっかりと描写されていて、非常に読み応えがありました。
読んでる途中から段々とその甘さに居たたまれなくなり、何だかとても恥ずかしくなってきて、ベッドの上でごろごろと転がってました。

何こいつら! 恥ずかしい! 何だかみんな恋愛覚えたてみたいな空気でういういしい! 恥ずかし! 恥ずかし!

と、ひとり訳の分からないことをぶつぶつと呟きながら読まなければならないくらい、他人の蜜月をのぞき見しているような気まずさがありました。
他が目に入らないほど夢中になってる恋愛は、他人から見たら大体しらけるものですが、この人達の恋愛はもう見てるだけで幸せ。
その幸せを一緒に祝わせて欲しい、というくらい微笑ましい。
もうずっとそうやって、それぞれがイチャついてればいいよ、それを遠くから温く見守るからという気分です。

短編だからと物足りなさは一切無く、短いお話の中にみっちりと中身が詰まっていました。
家族との確執や、恋人との距離感、記憶喪失に元彼の家族との再会などなど、普通のBLでは描かれない行間の部分を読めて最高に幸せでした。
これで終わってしまうのは寂しい気がしますが、宝石箱のようなキラキラした彼らの恋心を、大切に本棚にしまって時折読み返したいと思います。

このシリーズに出会えて良かった。

8

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う