滴る毒は蜜の如く

shiataru doku wa mitsu no gotku

滴る毒は蜜の如く
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
妃川螢 

作家さんの新作発表
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イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784796406888

あらすじ

※発売日が2/28→3/28に変更になりました。

真面目な新米刑事の甲斐は、管内で起こった事件に使われた薬物の分析を科警研に依頼することになる。
担当として現れたのは、類稀なる美貌と頭脳の持ち主だが冷徹で人に情を持つことがない那波という男。
そんな那波に甲斐は一目惚れしてしまった。
すると、甲斐の想いを知ってか知らずか、那波は事あるごとに思わせぶりな態度で翻弄してきて――!?
ずるい大人の恋と欲望入り混じる淫らな駆け引き。

表題作滴る毒は蜜の如く

甲斐丈太郎,警視庁捜査一課の新米刑事
那波晶,科学警察研究所の研究員

その他の収録作品

  • あとがき 妃川 螢
  • あとがき 小路龍流

レビュー投稿数2

朴訥を気取った年下ワンコ攻め

薬物学部の教授の不審死を捜査する
新米刑事・甲斐(攻め)。
事件に使われた薬物の分析を
科警研の研究員・那波(受け)に依頼するが
那波の類稀なる美貌と毒舌に翻弄され…。

二時間サスペンスとラブロマンスが半々くらいの
割合で描かれたバランスの良い一冊。
攻めと受けの両視点あるため、
お互いに惹かれていく過程も分かりやすいです。

受けの那波は、天才的な頭脳を持つ
クールビューティで捻くれ者。
人付き合いは面倒だけど
後腐れないセックスは大歓迎で
「頭の回転が鈍ってる。発散させろ」と
甲斐に襲いかかるような肉食系です。

攻めの甲斐は、真面目一徹なワンコ…と見せかけて
那波の皮肉を軽く受け流したり
Hで那波を骨抜きにしたりと
意外とタフでしたたかな一面も。
ベッドでは散々那波を恥ずかしがらせ
翌朝は甲斐甲斐しく朝食を作って
お風呂に入れて…と、健気なのか天然Sなのか
よく分からない感じが面白いキャラでした。


二人の恋愛パートも
薬物中毒死をめぐる事件パートも
読み応えあり楽しく読めましたが、
個人的には、那波にもう少し女王様成分が
欲しかったかも。

序盤のやり取りからすでに甲斐の方が一枚上手なので
那波のドSキャラが不発だし
Hではクール男前キャラどこいった?って程
アンアン喘いでおり、男っぽさに欠けるのも
ちょっとマイナスでした。

ちなみに『プレイヤーズ・コネクション』の二人も
チラリと登場しており
既刊と世界観が繋がっていることを伺わせます。
次作は室長と眞田のスピンオフに期待☆

3

わんこと言えばポチ…

妃川螢先生は初めてでした。大型犬刑事×美貌の科警研職員のオビに惹かれて。

ツンツンな美人さん科警研職員の那波、とてもお高くとまった扱いにくいお方です。薬物による殺人事件捜査の為に那波にクスリの分析が依頼されたが、窓口となったのは捜査一課新人刑事の甲斐。
初っ端からかなりの扱いを那波から甲斐は受けますが、会った瞬間から甲斐は那波の美貌に参ってしまったようです。
那波は恩師が亡くなった事件が絡んでいるので情報を得ようと自分に魅力を感じている甲斐を誘惑しますが…

たぶん甲斐はノンケなんだろうけれど、ベッドでは妙に手馴れた感じがw
那波がどんなに強がって冷たくしても年下のわんこくんの方が冷静で、那波の方が手玉に取られちゃってる感じが否めません。
だけど、ぜんぜん素直じゃなくて最後の最後まであまくないです。
たぶん那波にしてみればあれが最大限なんでしょう…

事件はちょっとひねりがあって途中できっとそうなのかもと気付きますが、展開に面白味があってあきません。
科捜研はあっても科警研は読んだことがなかったので、興味深かったです。

ふたりの人物像ははっきりはしていますが、どう惹かれあったのか少々わかり難かったので、とてもきれいにまとまった話だなとは思いましたが想像以上には萌えませんでした。
ですが、続きがあったらぜひ読みたいです。

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