夏祭りの夜に

natsumatsuri no yoru ni

夏祭りの夜に
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
63
評価数
18
平均
3.7 / 5
神率
27.8%
著者
神香うらら 

作家さんの新作発表
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イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥580(税抜)  
ISBN
9784344832848

あらすじ

母を亡くし伯父に引き取られた恭。旧家での生活に慣れた頃、不良に乱暴されそうになった恭を救ってくれたのは、従兄・秀敬で……!?

表題作夏祭りの夜に

日下部秀敬,同い年の従兄弟
日下部恭,母の死後伯父に引き取られる,14~19歳

その他の収録作品

  • 東京の夜に
  • あとがき

レビュー投稿数4

あ~、拗れてる、拗れてるなぁ…

ボスっぽい風格の子と、どこか危なっかしい雰囲気を漂わせている子といった、同い年の高校生同士の組み合わせ。

母親の交通事故死をきっかけに、全く付き合いのなかった親戚一家に引き取られて地方で暮らす事となった恭は、同居している同い年の従兄弟・秀敬(ひでたか)が苦手だ。
元々恭自身は大人しい性格で、秀敬の威圧的な雰囲気にいじめっ子の空気を感じて内心怖がっている。
表面上は合わせてやり過ごしていたものの、高校3年生の進路を決める時期になって二人の関係に変化が起きる。


秀敬からすれば、恭が自分の目につく範囲にいないとどこかで他の男子に押し倒されるか分からないと、心配で口やかましくなる。
しかし、恭からすれば、秀敬の気紛れで時々強引に抱かれて欲求不満の捌け口にされるのが辛いと、見事にすれ違っていく展開だった。

そんな二人の拗れ具合が解決するには、一旦距離を置いて、もう少し年を重ねてから(大人になってから)、時間をかけるしかないのでは?って雰囲気の割りには、案外と呆気なく解決していた。
ちょっと都合が良すぎる締めくくりだったが、一冊内でハッピーエンドが見えたほうがほっと一息つけるのならば、それでいいのかも知れない。

ちなみに従兄弟同士とはいえ禁忌なムードは薄く、二人を取り巻く家族環境は至って穏やかなものだった。
身寄りのない受けが遠縁に引き取られてって話だと、親戚一家が意地悪ってパターンが多いのに、恭を引き取った秀敬の家族は優しい人達なのでほっとできる。
中でもほんの少ししか顔を出していない長兄の存在が光っていた。
二人の拗れた関係があっという間にほどけたのは、彼のおかげだと言っても過言ではない。

1

本当にいいの?

いいの?本当にそれでいいの?
と恭の肩をつかんで問いただしたい。

またしても執着傲慢俺様不器用攻めに無理矢理、強姦されるお話でした。
昨日読んだ神香さんのも強姦陵辱もので。引き当てた自分が悪いのですが…。

母を亡くし伯父一家というか母の実家に引き取られた主人公恭。そこには二人の従兄弟がいて…。

優しく伯母に似た一敬に強い眼差しで男臭い秀敬。

この秀敬がね。
無理矢理すぎでしょう!
恭のことを世話を焼いて守ってくれたところまでは良かった。
しかしまるで全て自分の思い通りにならないとキレて、性欲を無理矢理ぶつけて。

いくら不器用で子供だとしても、強姦ですよ!夜這い怖いよ〜。

あげくに俺に逆らうのか?って。
母の実家というか秀敬の家に居候して、生活も学費も全てお世話になってる恭には、何も抵抗できなくなりますよ、そりゃ。

秀敬の本意は違うんですけどね。それで苦しむんですけど、でもやるこたやるで。

一敬の協力で高校三年でやっと腹を割って二人で話すのですが。え〜!受け入れちゃうの?
あんなに陵辱されてきて、更に卒業後は勝手に東京で一緒に住むって決めて言いふらしてたんだよ?

まあ二人が幸せならそれでいいのですが…。

恭が男に襲われすぎなのも気の毒でした。

0

不器用で済ませていいんすかねヽ(`Д´)ノ

拗らせすぎじゃろ、と攻め様の胸ぐらを掴みたくなる( º言º)
受け様の幸せを願ってる私としては、若いから、では済まさんぞ~(#゚Д゚)

受け様は、シングルマザーで頑張ってくれてた母を亡くし、伯父方に引き取られ事になった恭。
攻め様は、恭の従兄弟で同じ歳の秀敬。

同じ家に住むようになった1年後の高校1年の夏。
2人で夏祭りへ出掛けて、秀敬とはぐれた恭は、他の男子高校生に襲われそうに。
危うい所を秀敬に助けられたのだけど、激昂した秀敬にイカされて以来、恭は秀敬から最後まではしないまでも、性的に触られるように。

恭が最初に絡まれた所を助けてもらった時も秀敬ってば「隙があるから」なんて言っちゃってたし、そもそもが素直じゃない、優しくない、言葉が全然足らない┐(´д`)┌ヤレヤレ
振られるのが怖くて「好きだ」との気持ちを告げないまま行為に至る、なんて許さへんぞ!

居候という引け目から、秀敬の行為をキッパリ拒めない恭。
やっと、溜まりに溜まった言いたいことを言った時は、いいぞ、もっと言ってやれ!と思いましたよ。
あんな事されてて、本当に秀敬の事好きなままでいられたの!?
恭、凄いな…。

で、弟が手を出したらしい事を悟っても、話を聞いてやってくれ、と言う秀敬の兄も、兄バカだよな。
そこは一発秀敬を殴って欲しいとこなんだけど。

随分な遠回りの末、やっと恋人になっても、執着強くて、恭、大変そう。
もう泣かすんじゃないぞー。

イラストは駒城ミチヲ先生。
表紙がまさに『夏祭りの夜に』で素敵。

0

入り込めなかった・・・

岡山県が舞台の作品です。

「夏祭り」・・・という日本のノスタルジックを感じる響き、浴衣姿の表紙・・・から、勝手に想像していた話とは大幅に異なったお話でした。

母親を亡くし、天涯孤独の身となってしまい、伯父の住む岡山に引き取られることになった東京育ちの恭。
母親の葬式の日に、母親が岡山の旧家の娘であること、しかし駆け落ちをして実家から勘当されていた事を初めて知らされ、今まで全く縁もゆかりもなかった伯父家族と突然暮らすことになったのでした。

やがて時が経ち・・・

恭は男を惑わす色香をまとうようになりながらも、本人は無自覚ゆえにやたら男の人達に襲われたり・・・挙げ句は従兄の秀忠に夜這いをかけられ続け・・・という展開に・・・

なんだか恭は哀れだし、田舎の閉鎖的な環境の中で男達に狙われる・・・という状況も怖くておどろおどろしい印象で、読み進めるのが辛かったです。
しかも従兄の秀忠の行動が、(恭の事が好きで、でも不器用ゆえにあの行動の数々・・・という事は一応頭では理解は出来るけれども)受け入れがたく・・・攻め様としては私の中では全くNGなタイプでした。

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