片恋家族

katakoi kazoku

片恋家族
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神64
  • 萌×236
  • 萌18
  • 中立20
  • しゅみじゃない25

--

レビュー数
23
得点
538
評価数
163
平均
3.6 / 5
神率
39.3%
著者
ちしゃの実 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784801950368

あらすじ

高遠志信、兄さん大好き25歳。
ひとつ屋根の下には〝神様〟な兄の将生と〝悪魔〟な甥っ子和臣。
和臣は、志信の兄への純粋で崇高な家族愛を邪推しては、兄がいない所でヒドイことばかりしてくる困ったちゃん。
挙句の果てにおしりにナニを突っこまれあんなコトやこんなコトまで…!
「こんなの間違ってる」そう思いながらも揺らめくキモチとカラダ。
〝家族〟だからこそ伝わらないそれぞれの想いの行方は――?

表題作片恋家族

高遠和臣,17歳,高校生,甥
高遠志信,25歳,兄家族と同居してる叔父

その他の収録作品

  • エピローグ(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー裏:最大のライバル オヤジ

レビュー投稿数23

切なく切実…でもあたたか。

家族内三角関係…ってどんなだろう?
「801 AUTHORS 108」で興味がわいて読んでみました。
すごくよかったです!
想像していたよりも家庭内の片恋って切ない…
でもその切なさが、恋する想いの切実さや真剣さにつながって、
家族だから三角関係でもドロドロにならずにあたたかい雰囲気で、
それがかえってまた切なくもあり…で、すごく絶妙だな~と思いました。

両親が死んで、
将生と志信の年の離れた兄弟は寄り添うように生きてきて、
お互いが大好きでかけがえのない存在。
兄の将生が結婚して子供が生まれても皆で仲良く同居、
そして、志信は兄がずっと大好きでハグやチューは当たり前。
でもその兄の息子の和臣が、
自分の父にラブラブな志信にずっと片想いをしていて…


将生:表紙右、受けの兄であり攻めの父親。
   息子にも弟にも家族として最大限の愛情をかけるが…
   奥さんは海外へ長期出張中。
志信:受け★表紙真ん中、将生の弟で、和臣の叔父。
   兄・将生が誰よりも好きで、兄とのキスが元気の源。
   和臣に襲われてもイジメだと思ってる天然。
和臣:攻め★表紙左、高校生、将生のひとり息子で、志信の甥。
   小さい頃から志信のことがずっと好き。
   今は志信に意地悪を言ったり、
   力任せにセックスしたりで俺様気質全開だけど…


結構早い段階で、和臣が志信を強引に抱く。
でもそれは、長年押し込めてきた切ない片想いゆえ。
どんなに昔から和臣が志信のことを想ってきたか、
そのことがゆっくりと紐解かれていくので、
単なる強引なセックスとはまた違った味わいがある。
小さい頃から積み重なった和臣の想いが、すごく切なく愛おしい。
まだ子供だからこその無力さ、
でもその中でのあがきと努力、そして踏み出す一歩。
最初は単なる俺様野郎かと思ったけど、
終わってみると、和臣の何事にも真っ直ぐな所がなにより素敵だった。
あと、
単に家族思いなだけじゃなかった将生兄(父)にも、ガツンときた。
男としても志信のことが好きだったんだね…、
「片恋家族」のタイトルに改めて納得。
でも、
弟の志信、奥さん、息子の和臣、この4人での家族が大事で大人な将生、
彼の奥にしまった気持ちを想うと切ないけど、
切なさより愛情が優っているように感じるラストが素敵だなぁと思う。
チラリと出てくる、男気溢れる感じの将生の奥さんもいい。
きっと彼女の器の大きさがあってこその、この家族なんだろうなぁ。
欲を言うと、
他のキャラがみんないいのもあって、
受けの志信がもうちょっと内面的魅力があれば…と思ってしまったけど、
まぁ、そこは初コミックということでw

萌え×2では足りない素敵さがありましたよ~~迷わず神本です☆

7

密かな大作の予感

勢いがあって、笑えて、それでいて恋に苦しむ心情も切なく描かれてて、「これあとでもう一回読みたいな」って思える作品でしたv

受けの健気さを、非情に踏みにじる甥っ子のSっぷりも良かったし、エロも結構トロットロに溢れ出る感じでムラムラしました。

こういうの読んだ時に、なんで自分は男に生まれなかったんだ…と、後悔してしまう(笑)
好きな子をイジメタクナル気持ちって、忘れないものですね〜ッ

お兄ちゃんにアレなシーンを見られちゃう場面があって、受けのごまかし方には思わず噴き出しました。
あと話と話の間のページに4コマがあったんですけど、もう読んでて幸せになる(笑)恋する甥っ子が可愛くてたまんなくなる!

私の中で、陵辱からの強引且つ溺愛設定は神!!
なので、これに近親相姦ネタプラスということで、かなりのご馳走でした。

多分、何年かしても全然イケる作品だと思います。
愛のある陵辱…サイコーでした!
また読みますv

4

カワイイと反比例

カワイイ絵柄とは反対に、Hシーンはぐちゃぐちょにエロいです♡
面食らいました。でも、物語は切なくて温かい感じで読みごたえありました。
前に同●創作活動もされており、作画に安定感がありました。
新人さんとは思えないくらいの力量がある作家さまだと思いました。
今後の作品がすごく楽しみです。これからの作品にも期待しております。

3

面白い

様々な思いが交差している作品
若干シリアスな所もありますが最後まで読んでみてスッキリしました。
初コミックスでよくこんなすごいものがかけるなあ。と関心しました。
Hシーンはすごくエロいですね。
内容もちゃんとあり読み応えはあります。
軽い甘甘エロを求めてる人にはおすすめしません。
でも少し残念だったなあと思うところは
受けの志信(しのぶ)くんの語尾に小さい「い」とか「ぉ」とかついているところが残念でした。
設定年齢25歳には見えません。
ですが内容はしっかりありとても満足できる作品です。

3

イガグリがモンブランに変身したかのような、恐るべき作品

実の兄と口でチューしたり、
叔父と甥が近親相姦…。

文字にするとやばいです。

でも、ちしゃの実さんの、ほんわか温かい絵柄と
主人公のイノセントさ。

まあ、25歳にもなってセックスを知らないのは、モンブランのてっぺんの、だれもがみとめるお飾りのような、フィクションで。

でも、そのフィクションの度合いが他に類を見ない温かさを生んでいると。
字面でみると、ショッキングなイガグリから
人に必要な栗を取り出し、渋皮を向いて。
やっとやべられるようような、

とても丁寧に作られた作品だと思いました。

--------------------------------
温かさが、この作品の第一の魅力だとすると
第二は、人物の表情だとおもおました。

失礼ながら、画力がある作家さんたちはもっといらっしゃる。
でも、ちしゃの実先生の絵に引きつけられるのは、「目」。

「目」の表情の書き込みでネームを最小限にしているのかと。
表情をえがくのに、目の書き込みは、どの作家さんにも
でも、ちしゃの実さんは、もっとこまかい。
映画の俳優さんのように、登場人物が目で語ることのなんと多いこと。

--------------------------------
魅力の第三は、お待ちかね!
8歳差の、甥とのH!!

これもちゃんとエロいからすごい(^-^)!
あんなに少女漫画風なのに、満足、満足…
栗に生クリームまぜて、すごく、あまく、多幸感がありました。

--------------------------------
最後、第四はサプライズでした。
主人公の成長物語だったのだと!

この成長譚のために、すべてのエピソードが集約され、
読者にも跳ね返ってくるのかな、っとおもいました。

もうリピート読みしています
ごちそうさまです♪

1

好きだからこそ、禁忌も背負う。

志信は実の兄が大好きだ。事あるごとに、ちゅーもする。
え?だって好きだもん、お兄ちゃんのこと。家族だしね。

和臣は、叔父にあたる志信が好きだ。
だけど、いくら好意を伝えても叔父の志信からみたら、
かわいい甥にしか見えないようだ。
本気の好きも伝わらず、自分の父親(志信の兄)にちゅーする光景をいつも見せられている気持ちはどうしたらいいのか。
…もう我慢は出来ない。というか十分した。だからもう我慢しない。

そうして、ある夜、ベッドで志信を…


叔父×甥の近親相姦ですね。
私はあまり近親ものを好みません。
実の兄にちゅーするところでまず、びっくり。
とうとう和臣が志信を襲う所を見ても、びっくり。
きわめつけは、志信の誕生日にリビングで和臣と致しているところを
志信は兄に、和臣は父親に見られてしまうあのページで撃沈。
あの光景を見て、まず息子である和臣へなんて言葉をかけるのか…

まぁ、いろいろつっこむところはあるけれど
2人の幸せを祈ります。

4

何とも言えない気持ち・・・

近親物はあまり得意ではないはずでしたが・・
このお話はすんなり入り込んでしまいました。

両親を亡くした実の兄と弟の間で、二人にしか解り得ない何かがあり
お互いの相手を思う気持ちが兄弟愛をいくらか超えているような・・・
そんな気がする始まりでした。
実の兄弟で、挨拶であんなキスするかなぁ・・・?
やっぱりおかしいでしょう。
そして、息子と弟のSEXを目撃してしまった兄が二人を引き離し
SEXの相手なら自分がするとまで言い放った時点で私はこのお兄さんアウトでした。
その実の兄の息子との間に生まれる感情と
その息子が小さい時から抱いていた叔父への気持ち。
愛情の表現は少々歪んでいたかもしれないけど、
私は息子のほうの気持ちが分かる気がしました。
自分のお父さんの弟と・・・というのもあまり好ましいことでは
ないのかもしれないけど、長い間に少しづつ積もった愛は
誰にも否定はできない、本人にもどうすることもできない本当の気持ち。

家族愛というものから少し形が変わってしまい、性的な意味も含めた愛に
変わってしまったことに気付いた本人が、一番悩んでいたと思います。
少しづつ自我が芽生え思春期を迎えるころ、叔父の志信と入浴中に
自分の気持ちに気づいてしまう甥の和臣。
どうすることもできない気持ちが相手を傷つけるという
歪んだ形に出てしまったり、感情にまかせて無理やり抱いてしまったり
スタートは決して褒められたことではなかったけど
最終的にはまっすぐに相手を見て、愛する人を幸せにすることを真面目に
考えることができる青年に変わることができ安心しました。

しかし、テーマはかなり重いものなのに、ちょいちょい笑えるネタが
ねじ込んであって、途中結構笑いました。
まだ赤ちゃんだった和臣(甥)のおむつを替える志信(叔父)
志信「和臣~お尻あげるよ」からの
現在和臣に抱かれる志信・・・和臣「おい、ケツあげろ」には笑えました。

現実だったら、かなり問題になる内容だと思いますが
お話の中だと、なぜが二人に幸せになって欲しいと
真面目に願ってしまう自分がいます。


3

神様と天使と悪魔が同居

思ったより面白かったです。

悪魔と天使がちらほらしててちょっとギャグっぽいところがある。
この部分がなかったら、25歳で泣き虫でお兄ちゃんと未だにキスしてる主人公なんて趣味じゃないになっていたかも。

和臣という悪魔キャラがこの作品を安定させているような。

(神様 天使 悪魔と書いてるけどファンタジーじゃありません)

高校生で悪魔な攻めと25歳の天使なおっさん受けという内容は面白いです。

でも、泣き虫過ぎるし兄と一緒に寝て抱き締めてもらって頭を撫でてもらいたいっていうのは幼すぎ。
お兄さんは今まで何とも思わなかったんだろうか。

しかも、志信は中学のときにチンコを尻に突っ込まれるイジメにあってとか。
さらっとカミングアウトしてます。
意外と肝が据わってる…?

10歳の和臣が浴槽からみる志信の体。
そのアングルはエロいです。
後日、和臣はは一人でお風呂に入るようになりました。

感動できる部分もありまして。
ちしゃの実先生の他の話も読みたいです。

ミッチーがお気に入りだよ。
あと、和臣のお母さんも良いキャラしてそう。

2

こっちかぁ

pixivでこの方の作品を目にしていたので、表紙を見た時から絶対に抱き合ってる方がカップリングで寝転んでるのが当て馬的なという自分勝手な妄想を膨らませていた分かなり残念。 出だしのチューまでは期待通りでバカップル万歳だったのですが読んでいくうちにアレレ? でも途中お兄ちゃんに現場を見られた時は、嫉妬したお兄ちゃんと?!と淡い希望を持ったのですがそれも打ち砕かれました。 この奥さんならもしそうなっても許してくれそうな気がするんだけどな。 甥っ子には泣いてもらうとして。 と結局話は甥っ子の方で結果が出てるのに未だお兄ちゃんとの関係を希望してる私。

1

攻めが不憫

ううーん(-ω-;)??
萌えたりウルっときたりホッコリしたりエロかったり
楽しんだ割りに残るスッキリしないモヤモヤ感。

攻めである甥っ子がスッゴク良かった!
小さい頃からずっと叔父さんが好きで好きで。でも叔父さんは父親しか見てなくて、振り向いてもらえないのを横でずーっと見て育ってるのが切ないのです(ノД`)

失恋を自覚してても一緒にいられる生活は「キツイけど幸せだ」
でも父親と叔父さんがベタベタしてるのを見て「もう やめたい」
その狭間をグルグルしながら、可愛さ余って憎さ100倍といわんばかりの小学生レベルの嫌がらせをして、構ってもらってるという・・・。
俺様で不遜な可愛げがないように見えて、いじらしくて健気な子です。
父親に認めてもらうために自分のダメなトコロを変えようとする姿は、一端な一人前の男の顔をしててキュンキュンしました(^//^)

これだけなら神より萌え×2なんだけど、如何せん受けが苦手なタイプ。
25歳に見えないショタな風貌にマッチした甘えた。
あざとすぎると言いたい天然っぷり。
兄と甥っ子に対する接し方が違いすぎる。
でもって流されて流されて、どっちつかずの態度……(-ω-;)ウーン
兄が自ら止めなかったら兄とも最後までヤッたんだろうな、と。
甥っ子が自分のせいで家を追い出されてる最中なんだから、操ぐらいたててみろよー!ヽ(#`Д´)ノとイライラ。

受けの兄であり攻めの父親は、弟のことを聖域としてみてたのかな。
2人の関係を知った時の息子に対する仕打ちは、父親としてではなく只の男として聖域を犯した奴が憎いという感じにも見えました。
エピローグでは気を取り直し、父として兄として見守ってく覚悟を決めてたようですが、聖域が些細な愚痴を言おうもんなら黙ってないんだろうなー(⌒-⌒; )

評価は甥っ子の健気な恋物語としては神より萌え×2・受けが趣味じゃないの間をとって中立よりの萌えです。

1

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