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furareotoko to koi no hanashi
爱上被甩的男人
突っ込みたい箇所も多いお話だと思ったのですが、それをふまえてもとても好きな作品です。
水渡さんの作品は数冊読むうちにすっかりはまってしまったのですが、受けの泣き顔がすごく可愛い。
強気な受けが予想外にボロっと泣くシーンに攻めがぎょっとする、という場面が大好きです。
山中と佐野は偶然にも同じ日に同じ場所で彼女にフラれてしまいます。
その後一緒に飲んで意気投合した2人ですが、山中は佐野に「俺とつきあわないか」といわれ…
最初は、なんでそうなるのかな?^^;と、ちょっと展開が急だなぁと思いました。
さっきまで彼女がいたんだから、当然お互いゲイというわけではないはず。そもそも男女であったってお互いフラれたから急につきあおうとはならない気がします。
当然、そんなの無理だと断る山中ですが、それも男同士なんて絶対嫌!という頑として、て感じではなくて、最初からちょっと押され気味です。
佐野はタラしでそつのない男、山中は真面目なツンデレという感じです。
その後も何かとアプローチをかけてくる佐野なのですが、いい加減次の恋にいかないと、とお見合いを決心した山中に「本気で好きだったのに」という佐野。
冒頭からの続きになりますが、知り合って日数が経ってないのにちょっと説得力が感じられなかったです。
山中はそもそも冒頭でフられた彼女と結婚するつもりだったと言っていたので、そこまで好きだったのならもっと深い恋に落ちる何かを描いてくれてもよかったかな、とも。
でも付き合う過程より付き合ってからが(短いですが)とても可愛い2人なのでそれがとても満足でした。
付き合ってからは山中のツンデレっぷりと泣き虫っぷりと、佐野のクールさが崩れる様子がもう本当に悶えるくらいかわいかったです。
その後の展開が本当にもっと読みたかった。
普段は佐野は敬語なのですが、怒ったときや動揺したときは言葉遣いが崩れていき、最後の佐野の「可愛すぎんだろ」って怒ったような呟きがとてもツボりました。
ツンデレ意地っ張りとクールな敬語カップルが堪能できる、お気に入りの作品です。
1冊丸々ひとつのお話です。
同時に同じ場所でそれぞれ彼女にフラれてしまった2人のノンケが、
フラれた者同士そのまま一緒に食事に行って、
彼女への気持ちが本気だったことを吐露して涙して飲みすぎて…
気が付いたら、
翌朝ふたりでパンツ1枚の姿で同じベッドに~~
間違いはなかったけれど、
「俺にしませんか? 俺に しなよ」と攻めに告白されてしまって……☆
「男同士なんてありえない」と即断って逃げたものの、
取引相手の会社の担当者として再会~~
一緒に仕事して、攻めがいい奴なのが分かっても、
以前の告白は気の迷いか一過性のものとしか思えなくて、
受けは上司にすすめられたお見合いを受けることにするのだけど……
攻めは切り替えも男への恋の自覚も早いけど、
受けはノンケらしく「男なんてあり得ない!」という気持ちが大きくて、
おまけに強気でなかなか堕ちてくれません~~
根がマジメでちょっと不器用で、そしてかなり意地っ張り…、
そんな受けのリーマンが、
眉間にシワを寄せて心揺れたり困ったりする表情がすっごくいい。
素直に好きって言えない顔とか、もうもう可愛すぎだった~~
話の流れ的には、そんなに目新しい感じはない印象でしたし、
エロ度もそんなに高くないんですが、
受けの意地っ張り具合とその表情が良くて、なかなか楽しめました~~♪
前作の「恋する鷹はツメを隠す」より、
この本の方が自分は萌えやすかったです、萌え×2寄りです☆
普通だったら声もかけないだろうな、人生もクロスしないだろうな、と思われる2人の振られ男の話です。
どちらも基本線ノーマルなんで、まず口説き文句いうことも不思議なら、聞いた方だってガチに受け取るのも、変。
でも山中と佐野はうっかり会社でもともにプロジェクトに入り、当然の如く周りにいる女子に嫉妬をしてしまい、
結局は見事に落ち着くところに陥落。それでもまだ酒の勢いでしか告白もできない非すなおさがもうっ、という見守りたくなる感じです。
受のツンぶりが素敵です…!
実際は、ツンというよりか、男を好きだと認めたくないというヤツですが。
攻は、押しが強いようで、どこか引いてて。
元々ゲイではない二人ならではな進展だよね、と。
ただ、作者も表紙裏に書いてますが、攻の方のなぜ受を好きになったのかや葛藤が、ページ足らずでほぼ書かれていないので、その辺ちょっと残念。
最初から片方が「好き好き」言ってるような作品や、幼馴染とか友人設定であれば、気にならない点ですが。
丸ごと1冊、表題作の二人になります。描き下ろし後日談「その後の二人」2ページはありますが、そこまでは表題作全5話の長編です。
基本的には山中の目線で進んでいきます。
第2話の序盤で、山中(受け)が営業、佐野(攻め)が取引先の担当者だと判明するのですが、二人の恋愛話がメインで、仕事らしい仕事の場面がなかったのが、仕事もの大好きな私にはちょっと物足りませんでした。
2話で山中がお見合いを決めてしまうので、佐野の押しも不完全燃焼気味。山中が佐野へお前は彼女はどうなんだと尋ねるのも、山中は天然や鈍いわけじゃなかったのに何故だと唐突に思えました。ツンデレっぽい態度でもなかったですし。そんなブレた言動が目に付いてしまい、どうにも山中に魅力を感じませんでした。
どうも、私にはテンポが合わなかったのか、山中をふる美知子さんや佐野のお姉さんの方が、すぱっとしている印象を受け、山中よりずっと好感が持てる始末で、二人の恋愛過程を楽しむというより、行きつ戻りつ足踏み状態の進展具合が退屈に感じてしまいました。キャラの表情の描きわけも好きですし、山中がよく泣くのも可愛らしく思えるのですけれど…残念です。
ただ、私は合いませんでしたが、サラリーマンの恋愛話を丁寧に読んでいきたい方には向いているんじゃないかと思っています。