あなたをとろとろになるまで掻きまぜたい――

恋カラメルのレシピ

koi caramel no recipe

恋カラメルのレシピ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×210
  • 萌25
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
166
評価数
51
平均
3.4 / 5
神率
17.6%
著者
赤星ジェイク 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047298347

あらすじ

サラリーマンの弓雄は、幼いころに食べたプリンの味をいまだに忘れられず、結婚相手には「おいしいプリンを作れる人」という条件を求めていた。
そんなある日、電車を乗り過ごしてしまい降りてみると、そこは見慣れない場所で、しかもなぜかGPS上、駅ではないところだった。
途方に暮れる弓雄を助けてくれたのは、竜という少年で、彼が食べさせてくれたプリンは昔食べたプリンと同じ味で……!?

表題作恋カラメルのレシピ

竜,恋の町に住む男性
弓雄,記憶のプリンの味を探す会社員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数14

人生を狂わせるほどのプリン

恋心もエロ(やさしさあふれる甘い敬語責めです)も楽しめました。
設定欄にもあるように"ファンタジー"であるというところで、作者が好きという人も好みがわかれそう。ただ、ファンタジーといっても物語の繰り広げられる場所とそこでの設定がちょっと変わっているという感じで、読み始めると違和感はあまりないと思うのです。未読でこれからという方には、詳細を知らずに読まれることを私はおすすめします。こうなって結果こうなる、というようには書きませんが、以下ネタバレを含みます。

※※※ネタバレ※※※

子供のころに食べた味が忘れられない、自分にとって幻のカラメル(プリン)を探して20年。サラリーマン弓雄(ゆみお・表紙後方・ウェービーヘア)は会社からの帰り道、いつものようにコンビニで買った新作プリンを電車内で食べようとフタを開ける。しかし気が付くと乗客は少なくなっていて、乗り過ごしたかと思った彼が降りた駅には駅名も時刻表もない・・・と、違和感なくそちらの世界に突入です。弓雄が竜(りゅう・表紙手前・学ラン)に出逢うのはその直後、駅のホームで。そんなふうにして始まる物語。

この場所では、人は年をとらなかったり、食べ物に賞味期限がない、という具合に時間軸が違うのです。そしてここへは、何かしら悩みを抱えた人間がたどり着くようになっているらしく、元いた場所へ帰る条件は「恋をする=ここで恋人を作ること」。でも、帰りたい人も、居心地のよさから帰らないことを選んでいる人もいたりして。そうやって、そこのスタイルに合わせて何十年も普通に暮らしている人が多いところが切ないながらも面白いんですよね。

え、出逢っていきなり?!とか、それ制服だったの~?(しかも水陸両用)とか、その顔で「もちお」(名前)って!とツッコミどころも満載で楽しいです。だけど、その裏で悩みはけっこう濃厚なんですよね。
何十年もここにいることを選んでいる竜に、もう一度ちゃんと悩めよ、帰らなきゃいけないよと気づかせてくれたのが弓雄、だった。弓雄は、きっと竜が呼び寄せたのだろうなぁと、私は勝手に思っているんですけど。読んでいる最中はそうは感じていないのに、結果的に運命だったのかもね!みたいな展開になっているところがステキです。だって、冒頭で20年も執着している自分に区切りをつけなきゃと悩んでいるのは弓雄のほうなのに、この場所でカラメルを見つけた後は超ポジティブくんになって、竜を幸せにしたいと思うのだから。

さて彼らは恋に落ちたことになるのか、竜は過去からも未来からも逃げずに立ち向かえるのか、弓雄の夢は叶えられるのか...最後の最後まで見どころいっぱいだと思います。

何度も何度も読みたくなる一冊。
足と同じぐらい太い腕、大好きです。

3

ほろ苦く甘い

 地図にない駅。
時の概念も異なるその場所に、辿り着く人、留まる人、出て行く人、戻ってくる人。

 一読目は何だかきつねにつままれたような感じでしたが、読み返す度に新たな発見がある、大人の夏休み映画のような作品でした。
 えっ、この人が主人公なの? と不安にさせられた天パ黒ぶち眼鏡の冴えない男が、どんどん魅力的に見えてくるから不思議です。

 子どもの頃に食べたプリンの味が忘れられないサラリーマンの【弓雄】が辿り着いたその町。恋の町と呼ばれていますがウキウキした感じはなく、どこか寂しげです。
 時を忘れさせてくれるというその町で、弓雄が求めていた味のプリンを作っていた【竜】。
 止まっていた竜の心が動き出し、異なる時間軸にいた2人がこの先どう絡み合って行けるのか。先が見えない中で交わる2人は妙に淫靡で、エロと言うよりエロスの世界。

 サトウキビから砂糖を作る所から始まるプリン作りに、「作る人の熱意」を知った弓雄。そんな弓雄が一時の恋よりもプリンを選ぶと言った時点でハッピーエンドのような気もしましたが、物語はまだまだ続きます。

 Hシーンも多く、男2人が結ばれて、確かにBLなのですが、時の流れが異なる内と外の世界で生きる人の想いが伝わってくるようなこないような、まだたくさん隠し持っているものがあるようなないような。
 この不思議な町を舞台にした色んな人の話をもっと見てみたい、そしてこの町の事をもっともっと知りたい! と思わされる作品でした。

3

カラメルの苦さもありつつ、プリンのような優しいお話でした

普段あまり作家さん買いはしないのですが、赤星先生の作品は出たらすぐ買ってしまいます。
今回も楽しみにしていました。装丁がとっても綺麗。

恋をして、その人と結ばれないと帰れない町に迷い込んでしまった弓雄が、忘れられない味だったプリンを作る少年・竜と出会って恋に落ちるお話です。

★弓雄について
赤星先生のサイトで告知を見ていたときに、パーマだったので十分に萌えられるか少し心配でした。ですが何の問題もなかったです。エロいお顔に適度な筋肉、表情も最初の印象よりもころころ変わる人だったので、とても魅力的でした。
自然に竜と恋に落ちてしまっている印象があったので展開が速いかな?とも思ったのですが、書き下ろし部分を読むと弓雄が恋心を自覚するのは物語後半に当たるので、読み返してみると確かにしっかりけじめをつけつつ気持ちの整理ができるキャラクターなのだなと思いました(身体の関係は早いですが笑)。

★竜について
弓雄が言うことにしょっちゅうぐらぐらさせられている感じがあります(笑)。色々大事なこと、優先させなければいけないことを自覚している、いい男だと思います。基本的に大人っぽいですが、実はリードしているのは弓雄なので、年下っぽさが出ていてなかなかかわいいです。

彼には引きずっているという設定の相手が出てくるのですが、その相手に対する気持ちの動き方はもうちょっとわかりやすく描かれていればいいなあと思いました。いつ踏ん切りをつけて弓雄に本気になっていたのかが若干わかりにくかったです。

★源・徳寿について
この二人の関係も描かれるのですが、もっと見たい!と思える二人でした。徳寿の学ランがエロい。
それから、「もちお」という小鳥がいつも徳寿のそばにいるのですが、めちゃめちゃかわいいです。読み終わった後にもちおだけ追って読んでみると、いつも徳寿の肩なり頭の上なりで何かしら可愛いことしてます 笑


プリンのほかに「時間」が主題に組み込まれています。もともと町と弓雄のいた現実世界では時間の流れが違うので、それが弓雄と竜にどう関係してくるのかということが終盤でのキーになっていました。ちょっと切なさも加わりますが、こうやって二人の愛情が本物!ということを見せられるのには弱いので(笑)、とっても素敵なお話だったと思います。

幼い頃の弓雄にプリンを食べさせてくれたゆうこお姉さん、ちょっとしか出てこなかったですが底抜けに明るくて素敵なキャラでした。弓雄と竜の関係に絡んでくるというわけではありませんが…いや、彼女がいなかったら二人は出会えなかったのか。

赤星先生の作品は何と言ってもエロがいい。お話ももちろん素敵なのですが、個人的にものすごくツボなエロを描かれます。表情がいいです。受けも没頭しちゃうし、攻めも適度に余裕なさそうで。

普段日常系のBLを読むことが多いためか、ハラハラはないけれど不思議な世界のあったかいお話は新鮮でした。深いと思われる言葉もいくつか出てくるので何度か読んで理解を深めたいと思います。

余談ですが赤星先生のブログの方で特典についてのお知らせの中で「同じ本を何冊も買わなくて済む方法は~」とさりげなく言及されていたので、なんとなく読者思いの先生なのかなあと思い少し嬉しくなりました。次回作も楽しみです。

2

ジェイクワールド好きだなぁ

ジェイク先生の最新作。悪天候で入荷が遅れたりしてひやひやしましたが、ようやく手に入れることができ、一安心笑

やはりジェイク先生の作品は独特的で惹き込まれる世界観があると思います。今回の作品も素敵でした♡

ことの発端は、プリン。弓雄は小さい頃に食べたプリンを大人になってからも忘れられず、探し求めていた。
そんなある日、電車に乗り過ごし、着いた場所は見たこともない場所。そんな弓雄を助けてくれた竜は、弓雄が長年探し求めていたプリンを作ることの出来る人で……

まずプリンにこだわりを持ち続ける主人公。いやまたすごい設定できたなと思いましたが、わりと話は綺麗にまとまっていてさすがという感じです。
物語も恋人同士になるのがゴールなのではなく、人との関わりや竜たちの街のことなどについてきちんと描写されていて、ファンタジーだけど、リアリティのあるBLでした。

読み終わって、いいお話だったなと実感。読み返すと尚更それが増していきます。甘甘というよりは大人の恋というかんじ。

甘いだけではなく、ほろ苦い、まるでプリンのカラメルのようなジェイク先生の最新作、ぜひ読んでみてはいかがですか??笑

1

好きな世界観

とても好きなストーリーでした^^
赤星先生の作品の中でもトップクラスに気に入りました!

〝恋をしないと帰れない街〟を舞台に繰り広げられる、
甘くてほろ苦い恋の話ーー

忘れられないプリンの味を探す弓雄は、
ある日寝過ごして見知らぬ駅に着きます。
実在しない駅の名は『鼈甲駅』
そこで一人の青年・竜に出会うのですが、
竜は弓雄が探していたプリンを作ることが出来てーー…⁉︎

小さい頃に弓雄が食べたのは竜のプリンでした。
年を取らない街で竜は生き続けていたという、
とても不思議なストーリーです。
突然始まるファンタジーなのですが、
あまり違和感なく世界観に入ることができました^^

寡黙な竜が素敵で、唐突にHしちゃうけど嫌な感じがしなかった。
弓雄と両想いになって現実世界に帰る展開は心配でしたが、
一緒にプリン屋をやろうという夢が可愛くて幸せな気持ちになりました。

源と徳寿という仲間にもラブストーリーが始まりそうで、
スピンオフがあったら読んでみたいです^^

砂糖から作るプリンもとても美味しそうだし、
竜たちが着ている学ランが独特で目を引きました!
不思議な世界観に浸れる作品です。
かわいいファンタジーが好きな方に是非オススメしたい^^


0

人は恋を求めている

摩訶不思議な都市伝説のようなお伽話の恋物語。
お話より何よりまず、ホント赤星ジェイクさんのエロ表現好きだ~♪
題名やあらすじからもわかるように「プリン」がキーワードなんだけど
まさにそのプリンのようにトロトロ蕩けるような表情と、淫靡な絡みの様子が、ドキドキさせてゾクっとさせるエロス。
クる、ってやつかな♪
作品の中でその部分が欲目でカサ盛りされるポイント☆


小さい頃に隣のオネエさんに貰ったプリンの(正確にはカラメル)の味が忘れられなくて、その味を探し続けてきた会社員の弓雄。
いっそ、その味が再現できる女性が現れたらその人と結婚したいと思っている。
そんな彼が乗り過ごした電車で降りた駅は、都市伝説で言われている幻の”べっこう駅”
そこで出会った竜という男の家にあったプリンがまさに探し求めていた味!
思わず結婚してくれと抱きつく弓雄は、竜と身体の関係を。
このべっこう駅のある町は「恋の町」だという。
主に恋の悩みを抱えた人がこの街にやってきて、そして癒されて帰っていくのだという。
目的のプリンを見つけた弓雄は、これで元の生活に戻れるかと思いきや、電車は来ず、、、


こんな冒頭のお話。

この町はそうして出来あがったとすると、そこに住む人々は帰れない人々が定住した形。
竜もなんらかあって、そして以前この町にやってきた人に失恋してからそれを引きずっていたために新しい恋ができずに、この町にとどまっているという理由がある。

過去の記憶のプリンの味が導いたこの不思議な町での新しい恋の誕生。

ここで手放しで喜べない事実が付きつけられる!
弓雄が食べたプリンは20年前。
それを竜が作ったというのに、竜は若い外見のまま。
後半で現実をつきつけながら、プリンのように甘いハッピーエンドが用意されている。
まるでハッピーエンドの浦島太郎。

竜の友人で卵と牛乳を作っている親友の源と徳寿の関係も気になるところ。
人生の選択は自分でするもの。
みんなこの先なにがあろうと自分が思う幸せを貫いて欲しいな、と思うのでした。

さて、そんなファンタジックな甘い恋のお話なのに、設定で笑っちゃうモノが多々。。
何故に彼等は学生服?しかも水陸両用とか(爆)
この町に何十年も住んでるのに、学生なんかい~!?とか(笑)
他にも諸々。。。

自分もプリンはカラメルが好きだw
萌×2に近い評価です。

3

どこにもない場所

あらすじを読んで「きらさぎ駅」っぽい!と、あの一連の話が好きだったので飛びつきました。そして、後書きで「やっぱり」(笑)

もう少し不思議な感じがあってもいいと思うのですが、設定の割には案外普通にのんびりしてました。そして、無駄に泳ぐシーン?があったり、変な学ランだったりは、没設定を引きずってるんですね。しかし、何で学ラン??
全体的にのんびりほのぼのしていていいのですが、後半がちと分かり辛かったかも。
かつて好きだった人に対して、竜さんに何も未練を感じられないのはどうなのか。

ラストが更に分かり辛いのですが、一緒に帰ったけれど、元の時間に戻るので竜さんは遥か昔に戻ってしまったという事でしょうか?それとも、学生に戻った??
本当、読解力が足りなくて困りますな、自分よ。

鳥のもちおが、丸い鳥マニアには一番の萌えどころだったのは内緒です(笑)
もちおたん!!!

読み終わったら、分かりやすくプリンが食べたくなりました。
自分が食べた中で最高のプリンって、どれだったかなあ。

3

キリヱ

初めまして!コメント有難うございます!
怖い話が大好きで「きさらぎ駅」はドキドキしました。
あの怖さは全くない、ほのぼの寄りの漫画でしたけれど、不思議な感じで面白かったですよー。どちらかというと、ジュブナイル系かもしれません。
読み終わったらプリンが食べたくなるので、お嫌いでなければ一緒にご購入の上、お読みになるといいかも!

楓花

初めまして!「きさらぎ駅」って言葉に反応してレビューとあらすじを確認したら本当に「きさらぎ駅」っぽい!
読んでみたいです(((o(*゚▽゚*)o)))
レビュー最初の数行に↑単語出してくれてありがとうございます!
おかげさまで気付くことができました。

煮詰めた先の想い

ジェイクさんの新刊、心待ちにしておりました!!
個性バリバリで、ほんっとクセになるジェイクさん作品…
と思ったら今回はファンタジー色が強くて驚きましたです…。
私、ちょっとファンタジーが苦手ですし
都市伝説はあんまり興味が無いので
どうなんだろうとつい身構えてしまいました;

子供の頃食べたプリンの味(特にカラメル)が忘れられなくて
大人になっても常に探していた弓雄が
いつもの電車に乗ったつもりがどこかの見知らぬ駅に到着してしまい、
不慮のアクシデントと運命的な出会いが…。

このお相手の竜がね、もうHQ‼の青葉○西のマッ○―にしか見えなくて!w
(最近の私の頭ん中はHQ‼でいっぱい)
それはさておき、出会ったばかりで肌を重ねちゃっていいのか!?とか
“恋の町”のシステムがいまいちわからないとか
弓雄プリン喰い過ぎとか気になるところ満載でございました。
いえ、あの、ファンタジーにあれこれ明確な追求は野暮ってもんですし
そんな小難しく考えるような頭も私には無いんですけどもねw

でも、「みんな 限られた時間とタイミングの中で生きている」という
弓雄のシンプルな一言でなんか腑に落ちた感覚がありました。
必然と偶然、その境目はなんであれ
お互い過去に抱えたものはあっても惹かれあう想いは止められないのですね。
ホントに恋はしようと思って出来るものじゃない。
自分にとっても相手にとっても、何より大事だと言い切れるくらいの気持ちがあったら
一年後あるいはもっと先に一緒かどうかわからなくても
きっと人生を賭けられるでしょう。
愛する人と老いていく事すら共にわかちあっていけたら幸せでしょうね…。
夢を愛する人と叶えられた弓雄がうらやましくなりました。

竜の友人、源と徳寿カプもじっくり読みたかったです。
後半ちょびっと描いて下さってましたけども。

やっぱりジェイクさんはエロがじっとりしてて好きです!!
気持ち良さげで熱気が伝わってくるようで…。
あと、勿論エロだけじゃなくて恋の相手を想う健気な感じとか。
更にはくすっと笑えるユーモア!!

表紙のカラメルの色彩がとっても美味しそうでした♪
非常にどうでも良い事ですが
今回出て来たプリンはとろとろタイプでしたけども
今私が食べたいのはみっちりした焼きプリンですw

3

今まで読んだ赤星さんの作品とは全く違っていた

今まで読んだ赤星さんの作品は結構どれもマニアックでインパクトが強かったのですが、今回の作品はそういう意味ではインパクトはそれ程なかったです。
でも設定が突飛でファンタジー。こういうのは読んだことないので、マニアックと言えばマニアックかもしれない…。

弓雄は20年以上も前のまだ子供の頃に食べたプリンの味を忘れることが出来ず、今でもそれを探し求めていて、美味しいプリンを作れる人と結婚してもいいとまで思っています。
とてもロマンチストだなと思いました。
この強い想いが結果的には竜とめぐり合わせたと思うとまたロマンチック。
竜の友人2人や、鳥のもちおもいいキャラでした。

1

不思議すぎるファンタジー

評判が良い作家さんなので、これまでの作品も読みたい読みたいと思いつつ、逃してきたけど、今回は出版されてからわりとすぐに読めました。
このぐらいのタイミングを逃してしまうと、大抵読みそこなったまま、まあいいか・・・となってしまうもの。
しかし!
ちょっと予想もしてなかった突然の不思議ファンタジー展開に、え。となしました。
途中まで電車に乗ってたよね。
いや、その前に電車内でプリン食べてる若い男性ってどうなの?と、そこに神経がいってて、気づけばおとぎの世界へ主人公と共に入り込んでたよね。
これもテクニックなのでしょうか。

たしかにプリン(というかカラメルね)の印象は強いものの、なんだかけむにまかれた感じ。
浦島太郎的なお話なんだけど、ふわふわっとしてて、夢を見てたような気持ちで読了でした。

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