ふしだらな束縛

fushidara na sokubaku

ふしだらな束縛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×29
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
90
評価数
25
平均
3.8 / 5
神率
36%
著者
いとう由貴 

作家さんの新作発表
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イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784799715345

あらすじ

フリーライターの柊は、10年振りに元同級生・黒瀬に再会する。
かつてストレスの捌け口として犯され続けていた柊。耐えかねて逃げ出した彼をずっと探し続けていたというのだ。
反抗虚しく監禁され、再び無理やり抱かれる日々が始まるかと思われた。しかし、待っていたのは信じられない程甘く淫らな生活だった。
思うまま蕾を犯されながらも、愛を囁かれると身体は容易くグズグズになってしまい――。そんな気持ちを持て余し、脱出を試みる柊だったが…?

表題作ふしだらな束縛

黒瀬秀俊 外食産業社長 28歳
宮本柊 ルポライター兼カメラマン 28歳

レビュー投稿数2

正しい陵辱モノ

やっぱり、プロは流石!と、唸らせられる作品。

どっか変化球を投げ続ける作家さまだと思ってたのに、まさか、こんなド直球、ホームランコースな作品を読ませて頂けると思いませんでした!ww
普通にこういうものを書かせたら、ハズさないってとこ見せて貰いましたね。
陵辱物のお手本のような作品です。
読んで損なし。

大概、陵辱モノの展開ってのは攻めが狂い過ぎちゃって収拾つかないか、極甘になるかなんですが、それをどんだけ捻って捩ってぐるぐるさせつつ、最後、どこでオトすかってのがやはり書き手としては個性の見せ所、みたいなとこがあると思うんですよ。(だって他人と同じ物書いても面白くないもんねっ)

でも、読み手としては、読んで損しない王道展開大歓迎(笑)で、(きっと書く側からしたら、そんなのつまんないのかも知れないんですけど)この作品は、正しく理想的な陵辱物でした!
読後の幸福感で顔がニヤけるv

面白い作品はホント最後のページが恨めしいですね;
陵辱モノ好きにお勧めの一品ですv

7

山藍作品のモチーフのいとう由貴版

弱みを握られての強姦からの執着攻めに身体から落とされるお話でした。
読みながら、なんとなく山藍作品に似てるな~と思っていたら、最後の展開まで似てました。これが王道、ということなんですかね?

タイトルにもちょっと違和感。インタビューで始めは「君はなんでも知っているけど愛し方だけは知らない」というタイトルを考えていたそうですが、だったら「愛し方だけを知らない」とかにしてもよかったのかな、と思いました。「ふしだらな束縛」って、たしかに「ふしだら」で「束縛」だけど、なんかこれで描きたかったものからずれてしまった気がします。


まず前半は柊がかわいそうで、痛くてつらかったです。黒瀬が本当にひどい奴で、逃げた柊によくやった!と言いたくなります。凌辱ものは嫌いじゃないのに、柊が不憫すぎてエロエロなのにまったく萌えない、という私にしては珍しい現象を体験しました。

で、そんなどん底評価からどうやって?と読み進めるのですが、そこでもやっぱり黒瀬がひどい。
10年をはさんでの再会なんだから、ここでガラッと変えて謝り倒してしまえばもっと収拾がつけやすかったんじゃないかと思いますが、そんな一筋縄にはいかせません。作家の腕の見せ所ですね。
前半、これでもかと落してあるので、ここから救い上げるのは本当に難しいと思いますが、そこを絶妙な加減に仕上げてあります。
愛し方を知らなかった黒瀬がどうなっていくのか、そこが見どころなんでしょうね。

最後のエピソードは私は少し弱いかな?と思いましたが、よくよく練って考えてのこれなんだとちゃんと伝わってくるので、その辺のさじ加減をじっくり味わうのがこの作品の楽しみかな、と思いました。

6

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