タッチミー・プロフェッサ

touch me professor

タッチミー・プロフェッサ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌13
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
80
評価数
23
平均
3.5 / 5
神率
21.7%
著者
鯛野ニッケ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784775521762

あらすじ

北川道重、若手の大学准教授。学問バカで恋愛に興味のなかった彼が、あろうことか男子学生に一目惚れしてしまった! 学生の名は幾坂サキ。いつも講義室301の最後列で寝ているので、『301の眠り姫』と呼ばれてるらしい。そんな幾坂と、ひょんなことから夜のお勉強(?)をすることになった北川は…。鯛野ニッケ、待望のファーストコミックスv

表題作タッチミー・プロフェッサ

北川道重,32歳,大学でマーケティングを教える准教授
幾坂サキ,「眠り姫」と呼ばれる学生 

同時収録作品アオハルジェニック

同時収録作品窓際のファゴッテ

学生オケのファゴット担当
音大の学生オケの指揮者

同時収録作品はらぺこミステリー

塚口,大学生 
小谷,大学生

同時収録作品アトリエの青い猫

ヨウスケ,猫を飼っている絵描き 
長松聡太,就活中の大学4年生 

同時収録作品てのひらからの

坂巻健介,大学の柔道部員
高塚純,幼馴染の大学生 

その他の収録作品

  • タッチミー・プロフェッサ その後の話
  • アトリエの青い猫 その後の話
  • あとがき
  • カバー下:設定の墓場①-窓際のファゴッテ-
  • カバー下:設定の墓場②-てのひらからの、-

レビュー投稿数5

恋になる

全部で5本の短編が入った1冊です。
どの話もちょっとキュンの入った優しさとかわいらしさがありました。
全体にエッチ度は低めで、中にはキスすらない作品もありますが、着実に「恋」を予感させるお話だったりもしました。


表題は、学問バカで教える事が苦手なマーケティングの准教授・北川が、いつも教室の一番後ろの隅で講義中に寝ている "眠り姫” と呼ばれいてる幾坂に学生と間違われ、
彼に講義をしているうちに教える楽しさと、二人の間に恋が芽生えるというお話。

とても前向きで大人なのに何故かかわいらしいです。
眠っている幾坂を見てトキメキを覚え初恋に堕ちる北川。
学生と間違えて眠っていた間の講義のノートを見せてと言う幾坂は夜のコンビニバイトで睡眠不足の為講義中は寝ているらしいが、北川を ”しげちゃん” と呼び、しげちゃんの講義がわかりやすいとそれから夜の特別講義が始まる。
お礼と言われて、髪を触らせてもらう北川の、その恐る恐る頬を赤らめながら触る姿に、幾坂の恥ずかしがる姿が、エロじゃないのに色気を感じます。
思いのたけを告白するのは、幾坂が講義に来なくなったため。
講義よりしげちゃんのほうが・・・まだ北川が講師だと気付いてない!!
無事気持ちを通じあった二人ですが、幾坂が授業に出るようになったら北川はまともに授業ができるのかな?
先生と生徒なのにとてもかわいいお話でした。

【アオハルジェニック】
父親の転勤で大阪から転校してきた大口に突然「このレンズ越しに付き合ってください!」と突飛な告白をしてきたのは、隣のクラスの留年していると言う日高。
しつこくしつこくつきまとい口説き勝手な事をいうと言って大口は怒ってしまう。
母親を失くし家事の一切できない父親の転勤についてきた大口の事情。
日高の留年した事情。
日高のめげない真っ直ぐな気持ちが大口を動かす話は、まだ恋の入り口かもしれない状態だが、青春を感じる。

【窓際のファゴッテ】
音大の指揮科の学生・志原には何故か人の恋する音が鈴の音として聞こえる。
そんな彼が唯一なごむのは学生オケのメンバーでファゴットをしている瀬上の音を聞いている時。
志原の作り出す音は愛がない、老人か、と先生にこき下ろされる彼が瀬上にキスされた時聞こえてきたのは恋の音である鈴の音。
そして演奏会は失恋のフィガロになったという志原に瀬上は・・・
恋を否定するあまり、自分にもストイックになってしまった彼が解放される瞬間のラストに思わずキュンが来る♪

【はらぺこミステリー】
親友の大学生ふたり。
彼等は昨夜、酔ってもいないのにヤってしまったらしい。
ミステリーの謎解き風に過去を振り返り追っていくとそこにまっていたのは!
Love is Mystery とは良く言ったモノで(笑)

【アトリエの青い猫】
就職活動中の大学生が、片っぱしから落ちていく現状に疲れ落ち込んでいる時に声をかけてきた一人の男性。
連れて行かれたのは彼のアトリエ。
そこにはたくさんの猫と、彼の描いている猫の絵。
男性の言葉と雰囲気に癒される大学生だが、男性の描く猫の絵は右足がなく未完のまま。
未完を愛する男性に、まだ未完の大学生がつかまってしまった!?・・・ととれなくもない(笑)
その後日談の描き下ろしによると、大学生は猫ににているらしいが、描き下ろしが新しいせか大学生、これから社会人というのに少年のようにカワイイのでした。

【てのひらからの、】
幼馴染の健介と純。
健介は純が好きな気持ちをずっとずっと胸に秘めて一人で抱え込んでうっ屈している。
一人で抱え込んでどうしようもなくなった健介を純が導いてあげるお話でした。
健介、背も高くて見た目カッコイイのに滅茶苦茶不器用でヘタレですw

3

恋が始まる胸キュン系

可愛い雰囲気の恋が始まる予感をテーマにしたような短編の作品で、
それぞれ胸ドキ系でピュアな雰囲気も感じられる1冊でした。

表題は大学の准教授が講義する授業をいつも居眠りして時間を過ごしている
学生との恋が始まるストーリーで、いつも居眠りされる准教授は自分の講義が
退屈だからと少々自嘲気味ですが、その生徒は誰の講義でも眠っていると知る。

それでも、いつも眠っている生徒が気になっていた時に偶然鍵閉め消灯を頼まれたとき
その時間まで眠りこけている眠り姫と噂される生徒の幾坂を見つける。
そして、彼を起こした時に、恋愛には関心のなかった准教授が一目惚れ。

幾坂は起こしてくれた相手の北川を学生だと思い込みノートを借りようとするが、
北川は幾坂相手に講義内容を教えることになります。
北川は幾坂に個人教授することで、退屈な講義にならないようにするための
手がかりを得た感じで、未だ眠り続ける幾坂が目を覚まし自分に気づいてくれるのを
密かに願っている感じです。

それに、幾坂が講義を教えてくれたお礼をすると言い出した時に北川は触らせて欲しいと
少し変態発言しているのも、その触り方が一目ぼれした相手に恐る恐る触るのが
北川の気持ちが現れているようでした。
お茶目でやんちゃな眠り姫に恋した准教授がこの恋に振り回されそうな予感を
十分感じさせてくれる作品です。

1

曲者ぞろいなのに淡白

もうちょっと進展の早い作品かと思っていたのですが、32歳経済マーケティングを講義する北川の愚鈍さがとにかくじれったい。

学問に一筋な男が遅咲きの初恋によって世界が開かれていく。
そんな雰囲気は味わえるのですが、進展がゆっくりなのに急に時が経ってしまったりして無理やりな着地点に肩透かしな感じがしました。

触り方はエロいらしいのですが、あまり伝わってこなかったのが残念です。

他短編5本収録。
お気に入りは「はらぺこミステリー」
何故こんなことになってしまったのか。
塚口ののほほんと小谷のあたふたしている姿が真反対で、重要なことなのかそうでないのか判断出来ず真剣に読んでしまいます。

昨日起こった出来事を2人で検証していく姿が微笑ましいのに回想ではドキドキ。
導かれる答えに覚悟が決まったのかな?
照れた2人の続きが読んでみたい。そんな作品でした。

0

独特の空気

最近発売された、ばけねこ荘~がとても良かったので、既刊のこちらも購入。やはり、映画にできそうな綺麗な雰囲気、おとぎ話のような構成など、独特の世界観があって素敵でした。短編集とだけあってちょっと物足りなく感じた作品があることも事実ですが、まとまり方はすごく綺麗です。


お気に入りは、はらぺこミステリー、アトリエの青い猫、てのひらからの の3作。

はらぺこミステリーは、勢いで行為に至った二人が、なぜこうなってしまったのかを振り返りながら推理する、という斬新な構成。アトリエの青い猫は、おとぎ話との融合と言う感じでした。てのひらからの、は王道幼なじみものですが、胸が締め付けられたりキュンとしたり、短いながら美味しいところが詰まった作品でした。

0

明るいお話!

この作者さん初めて読みました。
絵の感じが好きで、私的には表題作が一番好みでした。
明るい短編のお話が多かったので読みやすかったです。
バイオリンやファゴットの楽器の絵もとてもステキでした!

私だけかもしれませんが作中で作者さんの表現がおもしろい所があって・・・。
コマの中に作者さんが直筆で書かれる擬音語や心の声?!名称が分からなくて説明出来ないのですが・・・。
ヴワアア、ピエエエエエエエ、ずごっ、ぐわばあっ
この擬音語?!が作中に出てくるのですが、この作品に関しては作者さんが直筆で書かれている言葉をかなりしっかり読みました(笑)
セミの声やBGMの野球部の掛け声などもそうですね。

この作者さんの他の作品を読んだことがないのですが、読むことがあったらまた、作者さんの直筆の所に注目して(私って変ですね(笑))読ませてもらいたいと思います。

0

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