あしながおじさん達の行方 2

謎がすべて解け、大円団

人間関係の複雑なお話なんですが、分かりやすかったです。「家族」というものについて、考えてしまいました。
今市子さんの漫画の中でも、とりわけ好きな作品となりました。

施設で育ち、そこを巣立った後、それまで自分を援助してくれてた五人の「あしながおじさんたち」を探す主人公。
ストーリーはコミカルなタッチで進んでいきますが、最後に明らかになる出生の秘密は、非常にディープです。
でも、暗さは感じない。
今市子節は、暗いはずの人生を、爽やかにコミカルに描き出します。切なさも悲しさも希望に変わる。

展開の読める王道なＢＬに飽きたらず思ってるかたにオススメの漫画です。
じわり優しい気分に浸りたいなら、是非。