てとてとて パパとレオくんとボク

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てとてとて パパとレオくんとボク
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
41
評価数
15
平均
3 / 5
神率
0%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773086607

あらすじ

家族になろうか。
調律師の凪は男手ひとつで息子・輝を育てていた。
ある日、仕事先の屋敷で突然、見知らぬ青年に襲われてしまう。
端正な顔立ちに威圧感を漂わせた男・玲央は、凪のことを男妾だと誤解していた。
だが輝のお陰で、その誤解も解け、玲央は凪の手料理に喜び、度々食事を共にするように。
そんな穏やかな時間は、元妻の出現によって壊されてしまう。
最愛の息子を奪われそうになり、不安定になる凪を、玲央は傍にいて抱きしめてくれた。
玲央に惹かれていく凪だが、大企業の後継者である玲央との身分差を思い身を引く決意をして――。

表題作てとてとて パパとレオくんとボク

高瀬玲央,30歳,グループ会長の孫でクウォーター
元橋凪,27歳,バツイチ子持ちのピアノ講師/調律師

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

悪女の姦計に嵌っても家族が欲しかったのね。

タイトルや表紙イラストだけでも子育てものでほのぼのした雰囲気が漂う気がしますね。
内容はピアノ講師や調律をしながら5歳の男の子を育てる父子家庭のとうちゃんこと、
凪がある誤解から初対面でいきなり怒鳴られ不審者扱いされた挙句、同性である怜央に
キスされ下半身を触られイカされるセクハラを受けた事から始まります。

いきなりの展開で攻めである怜央の突然の暴挙に度肝を抜かれましたが、
それが誤解だと解り、反省謝罪し、凪の元へ出向き、そこで凪の息子である輝に懐かれ
交流が始まるある意味子育てものの王道かも知れない。
そしてまたまたお約束のように、別れた妻が息子を奪おうとするトラブル。
この妻がかなり曲者の酷い女なのですが、この女の姦計に嵌って結婚する凪ですが、
かなり奥手の天然で、早くに身内を亡くしているから家族への憧れが強くて
騙されるように結婚し、それでも全然似ていないと言われても息子が可愛い。

そんな凪が様々なトラブルを一緒に解決し求愛してくれた怜央と輝と共に家族になる
家族もの、輝くんがとっても可愛くて礼儀正しい良い子なのです。
鬼母の事を知らずに済んで良かったと思えるラストでした。

3

ほのぼのホームドラマなんですけど

会社の後継者争いに疲れて休職中の玲央 × 息子と二人暮らしの調律師 凪。

玲央は初対面で祖父の家にいた見ず知らずの男に性的嫌がらせをしてしまいます。
祖父の財産目当てで上がりこんだ愛人だとの思い込みで。
全体にはそうでもないのですがこのシーンにだけは違和感があって最後まで気になりました。
玲央が会社で色々あってささくれてた気持ちもわかりますが、いきなりそれはないだろうという蛮行です。
若い男を愛人にするおじいちゃんなのか、財産目当ての男に騙されちゃう人なのかよーく考えればわかりそうなもので、その上強引なキスに性器を握ってイカせるまでしてしまうというのは人間的に問題ありすぎでは?
その後菓子折り持って平身低頭謝り、以降のストーリーの中ではまともな常識人です。
凪はあっさり許してなかったことにして家庭料理を振舞ったり家に泊まったりするんですから、怖くないのかと気になりました。
キャラ設定から強引で人の話を聞かない傲慢な男で他人の感情など知るものかと言う非常識なところがある男だったら、行き過ぎた嫌がらせもありかもしれませんが、ここのところはちょっと納得できませんでした。
強引なディープキスくらいでは話が始まらないでしょうかね。

凪の元妻がこれがまたすっごい壊れた女で、凪がかわいそうでした。
輝はいい子で可愛いけれど、罠にはめて海外留学もピアニストの夢も奪ったんですから。
だから是非玲央さんにお願い。
次期後継者と担ぎ上げられるくらいの能力があるのなら海外の拠点でその能力を発揮してくださいませんか?
凪と輝も連れて。
今更ではありますが、もう一度納得するまで勉強させてあげてほしいなというのが読み終わったあとの気持ちです。

エッチの最中猫に見られてイッちゃった天然で可愛い凪ちゃんに萌えました。

1

パパとレオくんの話だった

タイトルの割に、作中では子どもの影が薄くてビックリ。
序盤以降は留守だったり睡眠中だったりで殆ど登場しません。
個人的に子どもの出番が多過ぎるBLは苦手なので読みやすくはあったのですが、
まだ五歳児とは言え、攻が家族の一員になることや、受と元妻との親権争いに関して
子どもの意志が蚊帳の外になっているのはちょっと不自然に感じました。


バツイチ子持ちのピアノ調律師・凪が管理を任される屋敷を訪ねてきたのは、
入院中の屋敷主の孫・玲央。
玲央は凪を祖父の愛人と勘違いし、キレて襲ってくるが何とか未遂に終わり、
後日誤解が解け和解。
しばらく祖父宅に住むという玲央と食事を共にするようになり、仲良くなっていきます。


この玲央の正体ですが、何をして働いているのか中盤まで明かされません。
「会社員」としか分からない相手をホイホイ受け入れる凪の無用心さもどうかと思うし、中盤アッサリ正体が明かされた後もそのことがストーリーに大きく影響するわけでもない。凪が"庶民の自分とは住む世界が違う…"とちょっと悩んでいる程度で、その不安もラストの玲央の一言でサラッと解決してしまいます。あまり意味を見い出せない伏線でした。

また、序盤に凪を襲う思い込みの激しい性格と
その後のしっかりした男前キャラが別人のように思え、
最初の強姦未遂シーンはサービスのため無理くり入れた感が否めませんでした。

そのほか、入院中の祖父がキーパーソンかと思いきや全く登場しなかったり、
親権争いが片付いた後は二人のラブラブに終始し、子どもは全く登場せず終わってしまったり…
男前×美人という組み合わせ自体は好みだし
ラストの玲央のプロポーズも台詞自体はなかなか良かったのですが、
ストーリーとして気になる点が多々あって萌えには至らなかった感じです。

3

優しいお話

このレーベルでの前作・兄弟モノが撃沈した為リベンジなるか?
今回は子連れもの。
題名が表わすように、とっても優しくて穏やかで柔らかいお話だったと思います。
出来とすれば、主人公二人の関係だけに絞り、父親としての主人公の立場に絞り、そうやって見ればとっても健気なお話ですが、いつもこれを書いちゃうと身も蓋もないのですが、好みの問題ですよね。
好きな人にはとっても好き。もうひとひねり、という人にはうう~ん。
自分的には客観視して、可もなく不可もなくというところでしょうか。萌え萌えした!というほどのものではない。

多分、このお話は主人公達はこれからがいっそう色々と大変だったりして波瀾にとんだ展開が待っていると思うのです。
そう言った意味で、これは出会い編。
特に主人公・凪についてという部分が一番なのだと思います。
好みからいうと、こうした健気で大人し目の主人公、子供についての主張はすごくあって理解できるのですが、恋愛に関しては受け身というかちょいスムーズすぎて、ここにせっかく子連れなんだから波瀾があるといいのにな、と思わなくもない。
まあ、でも許容範囲でしょう。(自分的基準)

展開的には予想の範疇。
凪の別れた妻が親権を求めて騒動を起こすが、過去が過去だけに高瀬の力添えもあって一件落着。
凪と息子の輝と高瀬と、3人で新しい生活が始まりました。めでたし。
こうした中で何に萌えを求めるか?
この元妻というのがとっても酷い奴でしてね、、これは凪に皆が共感します。
輝くんがとってもいい子でね、いい子すぎて心配になっちゃうよ。
じゃあ、高瀬はどうかというと、色々心に抱えていて、凪親子に癒しをもらったから心が傾いていった。
アットホームに憧れていた、彼もまた自分の安らげる場所と人を手に入れた。ということではあるのですが、恋愛とか欲情という部分がどうなのかな~?
凪が女性だったらと考えると、性別関係ないその偶然の必然性によるものだったような気がして、動機が薄い気がしてしまったのです。
あと、最初の凪との出会いのシーン。
衝撃的に描いたつもりだと思うけど、気持ちがすさんでいたとはいえ、キスはないと思ったw高瀬がゲイで凪が好みだったから怒りのあまりキスした。
とかだったらまだ納得できたんだけど?

このお話、色々ほじくるより素直に彼らを受け入れて、素直に感じる方がいい話なんだと思いました。
いちいち突っ込むタイプにはちょい・・・なのかもしれないです。
もちろん、自分は後者でした(汗)ので、この評価デス。

3

無理があるような……


祖父の愛人だと勘違いして勝手に怒って、壁に押し付けてパンツの中に手を突っ込んでって無理があるような気がします。

凪も調律師ですって先に言えば良かったのに、愛人じゃないとは否定したけど良いお付き合いさせてもらってるなんて言ったから、最初からお怒りモードの玲央は勘違いするんだろうね。

なんか、アホな二人だなと。

昨夜の事を思い出してしまって叫びたいのわかるけど、ギャーーーーーーーーーー!はないよね。
心の中でしか叫んでないけど、なんか行き過ぎな気がします。

読み進めて行くと更にアホさがまして来ました。

あんな、勘違いでレイプされかけたような出会いから恋愛に発展するのが自分的にはありえません。

1

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