生まれて初めて知る、幸せな恋♥

恋知らずの甘いレシピ

恋知らずの甘いレシピ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×28
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
5
得点
64
評価数
28
平均
2.7 / 5
神率
7.1%
著者
川琴ゆい華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
香坂あきほ 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048912556

あらすじ

七時五〇分から十分枠で、イケメンすぎる料理研究家・悠仁がお送りする大人気料理番組、「JINJINレシピ」。この番組には重大な秘密があった。実は悠仁は一切料理ができず、する気もないのだ。
 調理シーンを影武者として請け負う無名料理研究家の弐埜は無気力な悠仁を怒るが、逆に悠仁に気に入られ、振り回される羽目に。挙げ句、せがまれて行ったゲイナイトの帰りに「弐埜さんとセックスしたい」と悠仁にお願いされて!?

表題作恋知らずの甘いレシピ

風里谷悠仁 料理が出来ないアイドル料理研究家20才
永江弐埜 無名料理研究家で調理シーンの影武者26才

その他の収録作品

  • 恋知らずの甘い時間
  • あとがき

レビュー投稿数5

感想…

私は予想以上に楽しめました!

ちゃんと流れが出来ている話だと思います。
料理や仕事の話もそれなりに出てくるし、楽しめました。
両思いなり、受けが積極的になるところが私は好きです(笑)

私にはヒットでした!

2

わがままは年下の醍醐味…??

20歳のアイドル・悠仁が、10分間の料理番組で
華麗な腕を見せる…ように見せている裏側があり、
実は悠仁は全く料理が出来ません。
影武者として、無名でありながら本物の料理研究家・弐埜は
スタジオで指導をしつつ、レシピも考案しなければならず
忙しい日々を過ごしています。
妙に懐かれてしまった悠仁に
勢いあまってゲイだとカムアウトしてしまい弱みを握られ
振り回される弐埜ですが…。

ついつい某番組を連想させるんですが、
悠仁の方は料理の間に自分のイメージビデオのような
映像を挟んでいるので某イケメンタレントさんとは違いますww
(しかも彼はちゃんとご自分で調理なさってますし)

20歳の迷走中のアイドル、
現状や初体験に同情してしまう部分もありましたが
やっぱり若いなぁ……というのが一番の印象でした。
わがままで感情をすぐ表に出しやすいのも仕方ないかもしれませんけど…。
26歳の弐埜は、親の七光りを利用することもなく
結果を出せないでいながらも自分自身で歩んでいる途中で
6歳の差でこんなにも違うんだなと思ってしまいました。
明るい未来が見えない部分で共感してしまったのは
弐埜の優しさでもあり弱さでもあったのかな。
予防線をはっていたつもりが
なんだかんだでわがままに付き合ってしまっていたので
ぐいぐい来られると懐に入れちゃうタイプ。
でも決して甘い顔をするだけじゃなく
悠仁を叱ったりして男前な面も見せてくれていました。

弐埜の二つ上の先輩・墨田が、悠仁にとっては当て馬的存在で
弐埜が墨田には全て心を許しているように見え
嫉妬する様子は楽しかったです。

悠仁自体にあまり萌えられなかったのですが
弐埜が頑張っていたのでおまけの萌です☆

2

さらら〜っと読むには良い

本編、SS共に書き下ろし。
この作品は受け視点。
芸能界もので、ふだんならば手を出さないジャンルなんですが、川琴さんの作品ということで。


攻めの悠仁は、20歳。
外国の血が入った整った顔立ちに抜群のスタイルを持ちながらも、スケジュールはスカスカ芸能人。
事務所の社長の発案で、アイドル料理研究家として売り出されることに。

受けの弐埜はゲイで、悠仁の影武者料理研究家。
大学を中退してまで入った料理の世界。
しかし26歳現在、料理業界人でしめられた家族の中の劣等生となっています。


まるで朝のお料理コーナーの『も○み○君』のようですが、こちらの悠仁はまったく料理が出来ず、それを知るのは差し替え料理とレシピ作成をする弐埜とスタッフのみ。
ただのスタッフである弐埜は、立場が上の悠仁に振り回されっぱなし。
そんなおり、子供のような悠仁のワガママに弐埜が切れて関係が一変します。

お話が進むと、クールでハッキリしていると思われた弐埜が意外にネガティブさんだったり、悠仁が一所懸命に弐埜へ気持ちをぶつけていったりと変化してきます。
悠仁は大人になり切れていないので、ウザいと正直思うようなくだりもありますが、だからこそ放っておけないというところなのでしょうか。
悠仁が、周りにいなかったタイプでしっかり叱ってくれる弐埜に惹かれたのは、わかりやすく書かれていました。
それと同じくらい弐埜の気持ちの変化も急ではなく、徐々にして欲しかったかな。

川琴さんの作品はクスクス要素が入っていることが多いのですが、こちらも、悠仁のイメージビデオの様子やら制作の墨田のキャラやらなかなか面白いです。
内容的には特に「ここが良かった!」という箇所は特になかったのですが(すみません)、まとまっている感はありました。
ワンコ系攻めがお好きな方には良いかな。

イラストなのですが、悠仁のヘアの一部にベタがあってちょっと違和感が。
どうやら画面の奥側にあたる髪をベタ入れしているようなのですが、なんかメッシュ入れてるように見えて、イラストのないページでも頭に浮かぶのはメッシュ悠仁でした(苦笑

1

年下ワンコにメロメロなのに

鳴かずと飛ばずのアイドルだった年下ワンコ攻め様と、意外に男前気質の受け様との
キッチンラブなストーリーです。
受け様はゲイで、男運が悪くて元彼に借金まで背負わされている無名の料理研究家。
実は母親は有名料理研究家で、父親も有名シェフで兄も三ツ星シェフと名だたる家の
息子なのですが、誰の後ろ盾もない状態で料理研究家として道を切り開こうとしてる。
そんな時に学生時代の仲の良い先輩に頼まれ、料理の作れないアイドルの料理指南を
する事になるが、壊滅的な腕のアイドル攻め様に、お手上げ状態なときに、
攻め様の料理シーンの影武者として、仕事を請け負う事になります。

攻め様はアイドルなのですが、とにかく我儘で子供っぽいが、実は過去の出来事で
傷ついていて、タレントとしての将来を夢見る事がない感じ。
それでも、父親代わりの事務所の社長に甘やかされている為に、言われた事をする
人形でいるようにしているが、受け様と出会い、話すうちに感化され、先が見えずに
燻っていた攻め様は、前向きに頑張ろうとするが、それは受け様に惚れちゃったから。

受け様は年下で我儘なアイドルに振り回されながらもそつなくかわすのですが、
次第にワンコ攻め様に絆されていく事になります。
二人の出会いで、お互いに過去や背景にこだわりがあった二人が、相手の事を考え
成長して、恋を実らせる内容です。
攻め様の年下で甘えたワンコぶりが発揮されてる作品で受け様は大人な対応をしていても
情熱的な攻め様にいつしか心を奪われながらも攻め様の事を思って離れすれ違うなんて
お話なのですが、個人的には萌えどころが無かったかもなどと思ってしまいました。

4

ライトもあまあまもいいんだけど。

川琴さん、前作(『初恋の話をしよう』)が、結構よかったのでこちらも買ってみました(小冊子がついてたからというのも否めません)・・・が、見事に裏切られた気分。

とにかく、悠仁(攻)のあまりの幼稚な我儘さ・アホさにイライライライラ。何なんだ、コイツは!
私は年下ワンコ自体が別に好みではないんですが、そういう属性の問題ではなく(実際好きな年下ワンコもいる)単にコイツがダメなだけです。
それに弐埜(受)は、キャラクターそのものは意外と男前でキライなタイプではないんです。

ただ、ラブに関してがまったくついて行けませんでした。まあ、悠仁が弐埜を、は安易極まりないとは思うけどまだしもわからなくもないんです。ただ、弐埜が悠仁を、というのが文字通り理解不能でした。いったいいつ愛が芽生えて育ったんですか?
なんかこれじゃ『ゲイ(弐埜)は一応格好いい男が側にいたら誰でもいいのか』という印象さえ受けます。

イヤもう、どこが『ラブ』なの?キャラクターの心の動きに説得力のカケラも感じられません。
B(ボーイズ)がHするという意味では間違いなく『BL』なのかもしれませんが、どこに肝心のL(ラブ)があったのかまったくわからない。いったいこれのどこがどうラブストーリーなんだよ。こんなにH三昧にする前にもっと他のこと書けなかったの?レーベル的にそれなりにページ数はあるんだし。
特に心理描写があまりにも適当というかいい加減にしか思えなくてガックリです。

これがせめて、悠仁が一途に弐埜に恋して追い掛けて~だったらまだわかる気はします。悠仁が弐埜を好きになるのは、キャラクタータイプからもストーリーの流れからも無理はないと思うんですよ。でも、とにかく『なぜ弐埜が悠仁を好きになるのか』が意味不明です。いったいどこが?というかなんで?
なので、読んでてまったく入り込めませんでした。

それと、ところどころ妙に難解な単語が目立ちました。単語そのものが難し過ぎるというよりも文章や作風に馴染んでないって感じでしょうか。無理して入れたかのようにそこだけが浮いているように感じて、余計に違和感しかありませんでした。

何をどう楽しめばいいのか、最初から最後までわからないままにあっさり終了してしまいました。もうこの作家さん読まないほうがいいのかとさえ思いましたね。

2

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