不器用な恋のトライアングル

恋愛は究極のワガママなのです

高校生同士の、学園青春ラブストーリーって言葉がぴったりのお話でした。
学園の生徒会を背景にした王道的な感じでしょうか。
そこに、人気を二分したような男子学生がライバルみたいになってて
その片方の幼なじみが天然癒し系キャラで、何気に三角関係になっている。
そして、その３人をひきたてるように、生徒会の面々がいる。
そんな学園物のラブストーリーです。

受け様は、高校入学の早い段階で攻め様の巽くんに密かに憧れていたんです。
でも、恋と言うものではなくて、大人っぽくて、クールで優秀な攻め様は
学校でも有名人なんですよね。
それが３年生になり、一切関わり合いになることが無いと思っていた攻め様と
生徒会役員と言う形で距離が近くなるのです。
受け様は幼なじみの副会長の遼くんに勝手に書記に担ぎ出されてしまう。
副会長は二人いて、一人が攻め様の巽くんでもう一人が幼なじみの遼君なんです。
そして遼君は、随分前から受け様の事が好きみたいでした。
でも、受け様にとっては幼なじみ以外にはなれない存在なので最後は可愛そうな人
そして受け様とは関係なく、二人は副会長同士なのに仲が悪い。
まぁ、遼君の一方的なライバル視なんですが・・・

そして受け様は次第に攻め様に対する気持ちが憧れから更なる思いに変化します。
でも、仲良くしたくてもお邪魔な幼なじみがいるので前途多難
そんな時に受け様が電車内で痴漢に遭ってしまう、攻め様と幼なじみとで痴漢撃破
そこからは今までのいがみ合いが多少改善されることに・・・

人を好きになる切ない気持ちや諦められない思いが伝わってくる内容で
思春期の情熱やピュアな好きなんかが初々しいお話でした。