ベッドでは部下の云いなりに堕ちて…。

秋田課長の憂鬱~御曹司に翻弄されて

akitakachou no yuutsu

秋田課長の憂鬱~御曹司に翻弄されて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×27
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
72
評価数
19
平均
3.9 / 5
神率
31.6%
著者
義月粧子 

作家さんの新作発表
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イラスト
香坂あきほ 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキーノベルズ
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784861231728

あらすじ

製薬会社でトップの成績を誇る三課を束ねるのは課長・秋田。彼の元に配属された社長の甥・笹野は甘いマスクに偉ぶらない態度で社員からの人気を集めるが、仕事に厳しい秋田からは一社員として、厳しく指導される。小さな衝突を繰り返す度に、秋田の能力を見せつけられ、太刀打ちできない差を実感する笹野。しかし、普段容赦ない秋田が、酒に酔って無性に可愛くなる場面に出くわし、ついエロい悪戯を仕掛けてしまい……。

(出版社より)

表題作秋田課長の憂鬱~御曹司に翻弄されて

部下に配属された社長の甥 笹野祐司
製薬会社の成績優秀な課長 秋田貴久

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

社会人にオススメ?!

最初は決して好印象だったわけじゃない秋田(受け)と笹野(攻め)。

配属当初、笹野は、上司である秋田の厳しい叱責に反発を覚えて、おじの社長といとこの常務に愚痴ったりもします。(同意されるどころか、逆に秋田の凄さを語られただけだったのですが。)

笹野が、秋田の酔った時とか笑顔のギャップに惹かれていく・・・のはよくある展開ですが、とても自然に流れていき、読んでいて心地よかったです。

互いに恋愛感情を持たない「同士」とも言うべき、竹岡という女性の課長が随所に登場しますが、さっぱりしていて好感が持てました。

その竹岡と秋田の会話や、笹野が秋田の言動で自分で気づいての独白にある、彼らなりの「社会人としての考え」がとても勉強になりました。「分からないことは自分から尋ねる」「人の親切を真に受けるな」思わず我が身を振り返りました(笑)。

笹野はバイで、ノンケよりハードルが低いとはいえ、遊び人の噂を聞いているからか、彼の「好き」が信じられない、秋田が可愛らしかったです。

笹野が秋田との関係を疑っていた、やり手部下の相川の恋話もどこかで読んでみたいなぁと思いました。ここの会社シリーズにして欲しいです。

あと副題はちょっと煽りすぎに感じました。個人的にはいらなかったです。

4

不器用な男前

なんとも魅力的な受け様でしたねぇ~
確かに仕事は完璧で部下にかなり厳しいけれど
それは優しさなんですよね。
そして自分にはもっと厳しい受け様なんです。
でも不器用だからその優しさや仕事の面で伝わらないもどかしさが
読んでいてかなり伝わってきます。
攻め様との出会いも最悪と言っていいでしょうね。
受け様は攻め様に一目ぼれしてしまうのですが
攻め様は、煩くて嫌味な上司として受け様を認識しちゃいます。
そしてこの攻め様は社長の甥っ子でセレブ&事なかれ主義みたいな
八方美人タイプの軽薄さんなんですが
受け様から仕事でバカにされていつもやり込められているうちに
どんどん仕事が出来る男になってくるんです。
受け様は嫌われているのを承知で切ない気持ちになるのに
攻め様に対しては将来経営者側になる人物だと思い特に厳しく
接するんですよね。
そして受け様はかなり優秀で社内でも優遇される立場の人間。
でも物言いがかなり辛辣なので一部の部下からの反発をかって
かなり面倒な状態に、それに攻め様も賛同してるって知って
かなりショックを受けるのですがそれは誤解で・・・
攻め様は受け様の不器用なところも仕事に取り組む姿勢にも
初対面の時とは180度違う思いを抱いて・・・ついには
かなり好きになって行きます。
そして受け様は初めから好きなので流されるように誘われ関係を
受け様も攻め様にのめり込んでいくのですが・・・・

受け様は社長や常務が攻め様に対して受け様がどれだけ会社の
利益になる重要な人物なのかを諭していて、受け様の協力を
するようにと受け様の部署へ配属になったと知り
ちょうどヘッドハンティングも受けていた時だったので
受け様は攻め様が自分を引き留めるだけの為に抱いたのだと
誤解してしまうのです。
仕事は出来るのにプライベートではかなりダメな人で
そのギャップにも萌えます。
中盤までは攻め様が受け様に色々な意味で翻弄されていますが
後半は受け様がモテモテの攻め様に翻弄される感じでした。
仕事では自信をもってやってるのにプライベートになると
セフレでも愛人でもいいから自分からは離れられないって
ほんと健気な位可愛い受け様です。
攻め様もそんなギャップにやられた一人です。
クールで仕事が出来て、信頼する仲間の為には男気あふれる
行動も躊躇なしでやってしまう。
とっても素敵な受け様でした。

3

受けの仕事ぶりがすごい!

自分にも他人にも厳しい秋田課長(受け)の元へ配属された社長の甥っ子・笹野(攻め)。
少しチャらくて仕事も手を抜きがちな笹野を、ビシバシ鍛えまくる秋田。
あまりにも容赦ないので最初は反発していた笹野だけど、ぐうの音もでないほどの正論を突きつけられて発奮し、少しずつ秋田を認めるようになっていく姿が良かった。

秋田が、とにかく徹底して仕事ができる男として描かれていたところが良かったです。
秋田の物言いがあまりに容赦ないので、一部の部下たちには煙たがられていて、ついにストを起こされてしまうのだけど、まったく動じない姿も良し。
戦友のような同僚がピンチに陥ったとき、下手すると自分もクビになるかもしれないのに躊躇なく手を差し伸べるところもかっこいい。
「仮にクビになっても、退職金を上乗せして俺と契約したいって会社、いくらでもあるんだよ」
と言い切るところ、かっこいい。

ただ秋田の仕事ぶりが鮮烈すぎて、恋愛面の印象薄し……。
攻めの笹野が、ちょいボンクラだったからかなぁ……。(成長したんだけど)

2

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