好きなんて言わない

suki nante iwanai

好きなんて言わない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
26
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
11.1%
著者
真宮藍璃 

作家さんの新作発表
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イラスト
高宮東 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784592876762

あらすじ

本気の恋はしない内科医の怜司は、兄の親友の外科医・饗庭との体の関係を楽しんでいる。漁色家だが医師としては尊敬できる饗庭に惹かれ始めた矢先、自分は兄の身代わりだったと知り傷つくが…。

表題作好きなんて言わない

饗庭征一郎,35歳,兄の友人で同僚の心臓外科医
椎名怜司,28歳,総合病院の呼吸器内科医

その他の収録作品

  • 言葉なんかいらない
  • あとがき&おまけ

レビュー投稿数2

とことんコンプレックス

異母兄に対するコンプレックスの塊のような受け様と
優秀なアメリカが帰りの心臓外科医との大人のラブストーリー
って言っても受け様28才なんですけどかなりめんどくさい人
家庭環境も特殊で本妻とお妾さんが同居するようなところで
育ってるんですよね。
それも生まれつき心臓に欠陥がある異母兄の代わりにお前が
いるんだと実父から言われ続け、兄に対するコンプレックスが
尋常でない程あるんです。
だからと言って兄が嫌いなわけじゃないから余計なんですよね。
いっそ完璧に嫌いになれたら受け様も楽だったんだろうと思う
そして8歳上の兄の結婚式で兄の親友の心臓外科医と再会
受け様はゲイなので好みのタイプではあるけれど兄の親友なので
はなから対象から外していたんですが偶然その手のバーで再会
そしてひと時の遊びとして・・・
面倒な付き合いはしたくないと言う受け様にセフレ的な関係を
楽しもうと誘われ・・・いつしか受け様好きになってる
そして偶然知った、攻め様の思い。
兄が好きで自分は身代わりだと知った受け様は思っていた以上に
ショックを受けてしまう。愛し愛されることにとても臆病な
受け様、欲望渦巻くドロドロの環境で育った受け様は恋愛に
対して懐疑的なふりして単なる臆病者なんですよね。
そして攻め様もかなり意地悪です。
寡黙とは違うけど肝心の事を伝えませんから。
そしてこらえ切れなくなった受け様は攻め様との関係を終わりに
しかし、攻め様に問い詰められ好きな事を言ってしまう。
攻め様から身代わりなんてしていないと言われ・・・
確かに学生時代は好きだったが受け様を変わりだと思った事は
1度も無いと言われ受け様は今度こそ素直になります。
描き下ろし部分は
またしても受け様めんどくさいです(笑)
でも攻め様の気持ちがなかなか読んでても伝わりません。
大人の愛し方なんでしょうけど、この手の受け様には・・・
後半は前半が嘘のように攻め様にベタベタして依存傾向の受け様
そして攻め様は受け様の将来も見据えていて。
チョットすれ違いながら揺れる受け様のお話です。

4

キャラの性格が変わりすぎ

続編読んだ時の胸のもやもやが半端ないです(笑)
二人とも性格変わりすぎ。本編の怜司はツンツン具合が可愛いかったのに!続編はなんだか相当面倒くさい性格になっちゃってます。デレたというより性格そのものが変わってしまった気がしてなりません。
あと、饗庭もこんなクールだったっけ?って思いました。本編だと、ホテルで玲司を帰さないために特別な朝食を作らせたり、病院では用もないのに怜司に会いに来たりとかなり積極的だったのに。続編でも会いに来たりはしますけど、ヤりに来ただけだし。
本編の萌えを返してくれ~!本編は萌×2くらいの評価なんですが、続編でちょっとテンション落ちちゃったので間をとって萌評価にしました。

あとがきの後の短編は萌えました。自分だけ下の名前で呼んでもらえなくて不貞腐れる饗庭が可愛い!そうそう。こういうのが読みたかった。続編読んだ後のもやもやが少し和らぎました。

兄の身代わりという設定が好きなので、兄にコンプレックスを抱く怜司の苦悩が丁寧に描かれているのが良かったです。だからこそ身代わりにされていたと知った怜司のショックが痛いほど伝わってきます。饗庭のことを愛していながらも離れようとするのが何とも切ない。
本当に本編は良かったのにな~。すごく惜しい作品。
続編スルーして本編と短編のみまた読もう(笑)

3

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