三度目の正直

sandome no shoujiki

三度目の正直
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×215
  • 萌21
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
162
評価数
47
平均
3.5 / 5
神率
14.9%
著者
ウノハナ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784829685198

あらすじ

クラスが同じになった高校二年から、佐野陵平は超方向音痴の笠間荘人のナビゲーションにさせられてしまう。彼はデート中でも迷えば平気で佐野を呼び出し、頼り、それは社会人となった今でもかわっていなかった。そんな彼が心配で「しっかりした奥さんをもらえ」と助言するが、笠間を怒らせ、ケンカになってしまう。佐野を頼らなくなった笠間に、無神経なことを言ったと謝ろうとすると、彼は──。

(出版社より)

表題作三度目の正直

ナビとあだ名される友人同僚 佐野綾平
方向音痴でバツ2の友人で同僚 笠間壮人

同時収録作品恋するSサイズ

大学生 陸上部後輩 笹倉伊織 192cm
大学生 陸上部先輩 藤沼英二 162cm

同時収録作品臥待月

幼い時からの従者 トバノエ
一族の領主の息子 タギ

同時収録作品幕の内ラプソディー

小さい劇団の脚本家 海老沢 
古本屋二代目 真貝

その他の収録作品

  • 四度目の帰り道(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数11

サラサラ~読みだけじゃ、もったいないよ。

ウノハナさんの2ndコミック「みひつのこい」にすっかり惚れてしまって、
遅ればせながら、こちらの1stコミックにも手を出してみました♪
でも、そんな昔の本じゃないんですね~

正直評価は、萌と萌×2とのちょうどあいだくらい…と思ったのですが、
そこは絵も好みですし、まぁ惚れた相手には弱いということで、萌×2にさせていただきましたw

最初、サラサラ~と読んでしまって、「あれれ?あっさり?」と思ったのですが、
時間をおいてちゃんとじっくり読んだら、丁寧に描かれていて作者の愛をとても感じる一冊でした。

やっぱり、ウノハナさんは絵がなんといっても素敵☆
細部まで手を抜いていない書き込まれた背景は、そのアングルも美しい。
といっても、決してごちゃごちゃはしてなくて、無駄がなく、登場人物がすごく引き立つんですよね~。

もちろん、登場人物も素敵ですよ~☆
細みでも、キレイな顔をしてても、キレイな長髪でも、小柄でも、ちゃんと男。
全体的にちょっと骨ばった細身体型が多くて、服がよくお似合い。
いや、もちろん裸体が素晴らしいのは、言うまでもありませんw

ただ、「みひつのこい」に比べると、ストーリー的にグッとくるところが個人的には少なかったかなぁ。
相手に気持ちが傾いていくところで、もっとキュンとさせてくれたらよかったなぁと。
※詳しい内容については、既に上手くまとめてくれているレビューがあるので割愛します。

あと、最後の話「幕の内ラプソディー」で、
「カメレオンの~」というタイトルの後半が分からない本が何度も出てくるので、その隠れたタイトルの部分が物語のキーかと思って読み進めたら全然違って「あれれ?」と肩透かし…
勝手に深読みしすぎちゃった……

と、なんだかんだちょっと言ってみましたが、
やっぱりウノハナさん、いいんです☆ 好きなんです☆
この本薄いよ!
もっと読みたい!
でも商業本は2冊しか出てない!(涙)
ということで、
我慢できず、同人誌に手を出してしまいした(GIANT KILLING)
いつ届くかなぁ♪
しばらくは、ウノハナさんに夢中になりそうですww

7

江名

コメントありがとうございます♪
いやぁ~評価って、読み返すと変わったりしますよねw
もういいかなぁと思って一度は手放した本が、買いなおして今では大事な一冊!
ということもよくありますし☆
ウノハナさんの同人誌ももっておられるんですね!!
わたしは「銀魂」も「ハイキュー!!」も、お恥かしいのですが実は原作…よく知らないんです。
きっともったいないことしているんだろうな…(‐ ‐;
「GIANT KILLING」は、たまたま原作漫画が大好きで、達海猛の監督手腕と型破りなところにすごく惚れてて、「こういう人が、我が贔屓のチームに監督として来てくれたら!」と何度思ったかしれないので、ほんと今から楽しみです♪
自分の好きな本を、自分の好きな作家さんも好きで、夢の絡みが見れるなんて本当に幸せ~~
「GIANT KILLING」もウノハナさんも、益々好きになっちゃう♡
そのうち、ハイキュー!!にも手を出しちゃうかもです、その際は色々教えてくださいね☆

東雲月虹

こんにちは♪
実は今思うと私も「萌×2」だったなぁ…と反省中です…。
ウノハナさんは銀魂等も描いていらっしゃったみたいだし、
結構同人誌も出してたのかもです。
私もGIANT KILLINGの同人誌、1冊だけ持ってます♪
今年はハイキュー!!のをゲットしちゃいました!!
すみません、サッカーよりバレーボールが好きなんで…;
しかも私が好きなカプだったので、尚更良かったんですよ!!
今後も期待ですよね、ウノハナさん!

おしゃれセンスが良い。

受けも攻めも似たような雰囲気で
どちらがどちらなのか
わからなくなりつつ読みました

高校2年からのくされ縁の2人。
笠間は昔から道に迷う。
迷う度にデート中だろうとなんだろうと佐野に連絡をしてくる。

それぞずっと繰り返している。
そのうち佐野のことをナビと呼ぶようにまでなる。

迷子になりまくる笠間は離婚歴がある。しかも2回。
この結婚に至る経緯もすごい。

2人の会話も空気も重苦しくなくとてもリズム感があっているので
読みやすかった。

そして何より二人とも大柄であることがとても良かった。
甘えん坊のウジウジくんじゃないところも、良かった。

ナビってアダ名もかわいい。

1

迷子の迷子の

ずっと読みたかった作品。
ようやく手に入って喜び勇み早速読ませていただきました(*´▽`*)

さまよい続ける受ですな。
道に迷う。道に迷う。どんなに教えても迷う。なんで迷う。
そんな受の便利なアイテム攻!
どこにいてもツーカーで道案内をしてくれるのです。
かけがえのない存在なのです。
ふたりのツーカーは、はたして・・・!?
というのが今回のお話ですな。
道だけではなく、恋愛の面でもろもろ踏み外し迷ってる受というのが
印象なのですが、ホントのところは・・という最後の告白が
すごく可愛くてキューっとした。
迷ったふりをして、迷ったことを言い訳にして。
それでもそばにいたかった。
正直、もっと早くに告白していればもっと早く二人は。。と
思わなくもないのですが、回り道をして迷ったからこその今がある。
そんな風にもとらえられるお話でした。
不遜な受がどーなのよと思っておりましたが
大逆転ですな。そりゃ可愛いわw

その他短編。

0

大きな手の描写が男を思わせます

作者さん初BLコミック♪
おめでとうございますー。
銀魂同人で存じ上げてはいて、昨年あたりから商業掲載があるな、なんて気にしておったのですが。
この作者さんの特徴は、きちんと男性なところです。
一見ぶっきらぼうでいてその実、、な感じや、絵としては体もがっつり骨太だったり、手が大きいとか。
そんな些細な面に気が付くほどに男子なのが魅力なのですv

表題は、高校2年からの腐れ縁で会社も一緒にいる二人、方向音痴の笠間と、そのナビゲートをするうちにナビとあだ名されてしまって名字で呼ばれることのない佐野。
この設定を上手く使って、人生のナビまでしようとする佐野に余計なお世話、気がつけよ!という、笠間の本音が明かされて
実は無意識のうちに互いを手放したくないために、笠間は方向音痴であり、佐野はナビであり、、というちょっとクスっとする腐れ縁のお話デス♪
笠間のツンデレ意地っ張り具合はともすればヘタレの裏返しでもあり、
一見男前風な佐野も、笠間にかかると恋する男なのだという、どっちもどっちな二人は、男っぽくていいのです。
やはり、描き下ろしのがっつりエッチの裸体も魅力的なんですよね☆

『恋するSサイズ』は超大型ワンコ攻めの、身長差が実に30センチ。
年下は大学陸上部の短距離スプリント選手の為か、何事もスピードが大事というか、先走りしたい人(せっかち?)
一方先輩は5000メートルなんで、割とマイペースの方なのかな?
身長差に加え、そんな競技による性格差も特徴として設定されているのです。

『臥待月』は古墳BL(何かダメBLで見て気に入ったネーミングww)
ってか、これOKじゃないですか!?(死ネタじゃないけど、古墳時代だよw)
その國から出たいと望んでいる領主の息子タギと、その傍にずっとついているトバノエの主従愛の物語。
タキの本当に欲しいものは、トバノエの作るお守りの珠ではなくて、生身のトバノエなんだという、割とオーソドックスな主従ものなんですけど、時代設定が新鮮なんではないかと。

『幕の内ラプソディー』は、亡くなった祖父の古本屋を継いだ孫の薫と、その二階に居候する劇団の脚本家のお話。
薫が自分が好きなこの古本屋を、ほんとうに愛していることを親に伝えられなくて、自分に迷うその姿を脚本家がそっと背中を押して勇気づけてあげる、恋愛未満のお話。
この先が想像できそうで、続編があったらコメディに変化してそしてきちんと恋愛できていくのかな?なんて想像を掻き立てるお話です。

6

好感は持てる…

表題作『三度目の正直』2作の他、小品が3つ収録されています。

『三度目の正直』
高校からの付き合いで、職場も同じという長い付き合いの二人。
色々な意味で方向音痴な笠間と、いつもそれをナビゲーションしているという佐野。
この方向音痴くんがなんとバツ2で、そして今度が三度目の正直…という話。
(二度の結婚の相手が、コミカルで笑った。)

全体として、少年でもおじさんでもない青年の固い感じの絵がいいな。
方向音痴や角髪といったちょっと面白い要素を上手く使っているし、
気持ちも伝わって来て好感の持てる話だけれど、
どれも簡単に話が進んで、アッサリかな。

ところで、『カメレオンの…』って何の本だろう?
ザンスシリーズの『カメレオンの呪文』かなぁー。

4

お話も絵もバランスが良いです♪

お二人で描いていらっしゃるという、ウノハナさん。
…どうやって?と思わずにいられませんでしたが
そこはさておき、背景やら服やらがキッチリ描かれていますし
体型がモロに好み…!!
表紙の笠間の腹チラ!!!
…今更ながら、
最近腹チラってものすごくいいなと実感していますw(リアルでも)

高校の頃から佐野を好きだった笠間が
ふっきりたくてバツ2っていうのがナイス!
そんで泣き黒子ありで黒髪のツンデレ、ぐおぉぉ…。
これで眼鏡だったら最強だったかもしれない。
普段コンタクトで家では眼鏡、でも可。(勝手に設定)

笠間に告白されて自分の気持ちに気が付いた佐野、
短髪で言動が男らしくて、でも優しくて
素敵な攻めでした♪

笠間からふいに告られて、
実は自分も好きだったと自覚し
すぐHしちゃうんですけど、
そんなに急な展開にも思えなかったのが不思議。
この「今」を逃したらいけないと思った佐野は大正解でした!w
それからは頭の中が笠間一色になってしまいながら、
避けられて苦しむわけですが。
いいよ、笠間の片想いの月日に比べたら甘いんだから
どんどん切なくなりゃいいのさ。

避けられていた笠間から
仕事先の田舎(?)から帰れなくなり旅館にいる、と
「どうしても声が聞きたくなって」という電話があり、
そのタイミングも逃さない佐野が凄い。
電車もなくなった時間なのに、
友達買収して車出させてまでも旅館にかけつけて
来れるわけがないと思っていた笠間は
佐野の本気を目の当たりにするわけなんですねぇ…。
告白してすぐHってなっちゃったから
流されただけだろって信じられない気持ちもよくわかる。
でも、これでお互いちゃんと好きだったとわかって
何度読んでもほわーとします。

最後、ちょっと照れくさそうにしながら
佐野の手をぎゅっと握るシーンが余韻を残します。
これからはずっと、その手を離さないでお幸せに…♪
たぶん二人とも離すつもりはないと思いますが☆

いいなぁ、ウノハナさん。
次回作も期待しています!

3

幼なじみでどっちも強気

方向音痴の壮人をいつも迎えに行っていた陵平。面倒をみる、みられるのが当然という関係です。こういう幼なじみで依存系、世話する方とされる方はどっちもベクトルが同じでないと成りえない。

主人公は2度結婚していて、その理由がちょっとうう~んと思ったのですが(結婚てそんな軽いもんじゃないし、相手もいると思うので)けれど恋愛においても方向音痴だと、方向音痴の迷子と恋愛の迷子をかけているのはとても雰囲気として素敵だなあと思いました。

「幕の内ラプソディー」
このお話がすごく好みでした。雰囲気が好きです。
恋人とまでいかない関係。おでこにちゅくらいで終わっているところと古本屋という空気。別段なにも起こらないのですが、ほのぼのとしたカウンターに無愛想に座る店の店主とちょっかいをかけては相手にされない下宿人。
このくらいの距離感で、このくらいの温かみでちょうどよいお話だと思いました。何もないのに萌えてしまうって不思議ですね。

0

今更ながら

デビューコミックスを今更ながら読んでみました。

思ったのは、今も第一線で活躍されている方のデビューコミックスってやっぱり違うなぁってこと。
ふーん、だから?で終わらせないところがあるし、まず設定が面白い。

そして絵も最初から完成されていたんだなと思うし、全員がちゃんと男なんですよね。
これ女の子?みたいな男は出てこず、みんな筋とか手とか男っぽさがきちんと描かれている。

【三度目の正直】
極度の方向音痴の受けをいつも電話でナビゲートするからナビと呼ばれている攻め。
歩くのも方向音痴だし、恋愛においても攻めへの思いから逃れるために2度結婚して2度離婚している方向音痴の受け。
それを全てナビゲートしていくよ、これからというお話でした。

【恋するSサイズ】
192cmの攻めと162cmの受け 30cmの体格差カップルのお話。

【臥待月】
古墳時代(だと思う)のお話。こんな時代のBLって珍しいけど、お話としては主従関係のものなので読みやすいです。

【幕の内ラプソディー】
自由な雰囲気の演劇人(脚本家)と古本屋を営む店主のお話。

0

初コミックでした

ウノハナさんの初コミックですね。ウノハナさんの書く男性の体の線が好きです。

「三度目の正直」
表題作。なんというか求めてはいけないけどリアリティーと説得力が足りないように思います。

高校から就職まで一緒、笠間の10年の片想いです。
笠間は道に迷いやすくデート中でも佐野を呼び出すとか、佐野をふっ切りたくて2度も結婚するとか。しかも一度目は二十歳で学生結婚。

告白したらその晩にそのままエッチへ。
そりゃあ笠間も複雑ですよね。佐野も笠間をただの友達とは思ってなかったのかな?そのわりには普通に女性とのお付き合いを進めてたけど。

結婚したくなったら俺にしろって。佐野が急展開ですね。でも笠間良かったね。

他のお話も面白かったです。

「幕の内ラプソディー」
古書店を祖父から引き継ぐお話ですね。
店の2階に住む脚本家からちょっかいかけられて。
古書店を引き継ぐ設定でついとあるコミックを連想しましたが、こちらが先に発行されてました。

古書店では親が納得しなくて主人公が苦しんでますね。脚本家さんは良いこと言って主人公が心を開いて。

脚本家さんいつ本気で口説いてくれるんでしょうか。

0

知らない道も君となら

表題作含め、4つの短編が収録されています。

「三度目の正直」
極度の方向音痴の笠間と迷子になる度にナビをさせられる佐野。
2度の結婚、彼女は途切れない笠間に振り回されている佐野ですが、実は笠間の方が…という話。佐野の性格が男前すぎます。

「恋するSサイズ」
大学に陸上部の先輩(162cm)と後輩(188cm)の凸凹CP。
短距離走者の攻めのセリフが駄洒落ぽくて面白かったです。

「臥待月」
ふせまちづき。月の出が遅く、横になって待つほど時間があることを言うそうです。
卑弥呼さまー!風髪型の時代の主従の話でした。

「幕の内ラプソディー」
この作品が一番おすすめです。
祖父の古本屋を再開させた下宿大家と下宿人の劇作家。
劇作家が飄々としているのに含蓄ある言葉が興味深い作品でした。

ウノハナさん、2人組だったんですね。あとがきで初めて知りました。
2人で作っているからなのかなあ。どの作品も台詞がすごく印象的なのにわざとらしさがないんですよね。
会話のテンポや言葉選びが楽しい作品でした。

0

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