年下なのに頼りになるキミ。そんなキミを「トモダチ」として好きだったけど…

ドラマチック・デイズ

dramatic days

ドラマチック・デイズ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
30
評価数
13
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
櫻井ナナコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
櫻井ナナコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784829685143

あらすじ

百貨店に勤める亮輔は仕事でミスをし、落ち込んでいるところを新入社員の貴志に見られてしまう。初対面にも関わらず、自分を励ましてくれる年下だけど頼りがいのある貴志。その後、彼と友人になり喜ぶ亮輔だったが、女性の視線を集める貴志を目撃し、なぜかモヤモヤして――。

(出版社より)

表題作ドラマチック・デイズ

同じデパートのメンズショップ店員 貴志
デパート勤務の美容部員 亮輔

同時収録作品恋チケ

トモ 幼馴染
ミツ 幼馴染

同時収録作品やわらかい体温

斉藤幸彦 高校生
星野裕太 高校生

同時収録作品フェイクアンドフェイク

福原潤也
桐原ナオト 社長の息子

同時収録作品ヒミツリンク

麻生翼 不良高校生
中村健 高校生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

ふんわりと水色のイメージがする

作者さん初のコミックだそうです。
全体を通して優しい雰囲気のちょっとかわいらしい系。
受けちゃんがちょっとヘタレっぽかったり、ワンコ気質だったり、ちょっとツンデレ入っていたり、総じて可愛らしい雰囲気の子が多いですね。
攻め様はその点、結構バリエーションがあって、割と最終的には受けちゃんを引っ張るという男前っぽい部分を見せて、ラブ甘エンドを迎えるという流れが出来ているような気がします。
完全に大人でもなくて、かといって子供っぽくもなくて、ミディアムな20代って感じかな?

表題はデパートが舞台。
そこに勤務する美容部員の亮輔が仕事で落ちこんでいるところに声をかけたのが、メンズショップの店員・貴志。
それから仲好くなってつるむようになったのだけど、亮輔は貴志にかかってきた女子から電話に何故か嫉妬を覚えて。。。
亮輔がちょいヘタレなんですが、女性ばかりの化粧品の売り場で仕事は好きだけどやっかみを受けたりとかしてヘタレているところとか、女の園で働く男の辛さなんかも垣間見せてるところが、共感を呼びます。
年下攻めらしい、一直線な部分も、年上だけどかわいらしい部分が、嫌味に感じません。
結局年下は年上をかわいいと想い、年上は年下をかわいいと想い、実に甘い結末にゴチソウサマと手を合わせますww

『恋チケ』は幼馴染モノ
いつも幼馴染のミツが振られたのを慰めるのはトモの役目。
落ち込んでる姿に、それじゃあ付き合おうか、なんて軽い気持ちで言った為にミツは一生懸命になるんですが。。。
ずるいトモが兄の策略で、やっとミツと向き合えるお話ですが、この攻めであるトモの悩みは、簡単にスムーズにいってしまいがちな幼馴染ものに比べて、葛藤がある部分がよかったです。
近すぎて気がつかないっていうのかな?

『やわらかい体温』思わず上級生に告白された!?
成績優秀な先輩だからOKしておけば役に立つかと下心でいたのに、意識してしまって・・・
この先輩の一目惚れの一直線ぶりが見事なんですが、唐突に受けちゃんのトラウマがあってそれで愛情に対して臆病という位置づけは、ちょっととって付けた風だったので、それはなくてもよかった?

『ヒ・ミ・ツ・リ・ン・ク』高校生モノの友情の始まりのお話。
不良で鳴らしている麻生の秘密をしってしまった中村?(本当は勘違いw)
脅されて、パシリみたいに使われてでも劣等生の中村に勉強を教えてくれて、何だか悪い人じゃなさそう?
麻生の突っ張ってる理由とか、中村の人の良さとかちょっとワンコな部分とか、高校生っぽい姿がいいのですが、恋愛未満というのもまたその後の妄想をかきたてて、すごく気持ちのイイ話しですv

『フェイクアンドフェイク』社長の息子に気に入られて付きまとわれる社員。
社長の息子だからと遠慮していたけど、唯一ブチキレルのは眠りを妨げられることww
この眼鏡社員が変身して鬼になるのがまた一興v

全体をとおしてもソツなくまとまって全部が読後感のいい、突っ込みが全く必要なかった作品って珍しいかも?
とってもきれいな水色の雰囲気の作品集でしたよ

2

なんだかもったいない

デビューコミックだそうですが、全体的にもったいないと思う作品が多かったです。
短編集ですが、どれも起承転結の起承までは良いのにオチがもっと盛り上がったらいいのに~というように感じました。
出だしは引き込まれるし、絵もすごく可愛いのになんだか消化不良でした。

表題のドラマチックデイズですが、デパートに勤務する友人同士のお話です。
片方が片思いで思いを打ち明けられるまでの流れはよかったのに、オチがあっさり、「実は俺も…」て感じで、え、これで終わり??
この捻りのなさはちょっと残念!

絵柄はかわいくほわほわしていて、雰囲気はとってもよかったです。
ですがストーリーは全体的にさらっと印象の薄い漫画という感じでした。

2

不思議なテンション

BL福袋の1冊。
5つの短編が収録されていました。
イケメンはイケメンに、可愛い子は可愛く。絵が好みでした。
ただみんなオーバーリアクションでテンションのアップダウンがすごくて、気持ちが置いてけぼり…。

【ドラマチック・デイズ】
同じデパートの化粧部員とアパレル販売員の話。
ミスをして落ち込んでいた受けを攻めが励ましたのがきっかけで仲良くなるのですが…。
タイトル通りドラマチックな急展開、ドラマチックな反応、ドラマチックな表情づくりでした。
初っ端からキメ台詞+写真撮影用みたいな表情で「え?」となって、その後も作ったような表情が出てくるたびに違和感。さらに「そこからそういう話にはならんだろう」というような不自然な会話の流れに違和感。ドラマチックでした。

【恋チケ】
フラれてばかりの幼馴染の勢いについ「付き合う」と言ってしまったものの…、という幼馴染の話でした。
ゲイだと分かるまでに数ページ要するので、最初の「付き合って!」に戸惑いました。
元カレ多数っぽい恋多き受けはいつから攻めを好きだったんだろうという謎が残る…。

【やわらかい体温】
突然「君のためなら死ねる」と告白してきた先輩と、利用してやろうと目論む後輩。
激情型です。頼れない理由とか諸々説得力のあるエピソードが入っていただけにニュートラルから一気にトップギアに入る感情表現さえなければ…。

【ヒミツリンク】
夜中の公園で泥だらけでシャベルを持った同級生と鉢合わせたDKの話。
秘密と事件が絡み合い、疑いつつもこころの距離が近付く感じが良かったです。唯一、不自然さのない作品でした。

【フェイクアンドフェイク】
社長の御曹司に一目惚れされたリーマンの話。
寝てる青年を起こすことなく会社から自宅へどうやって運んだんだろう?という疑問はあるものの、短いながらゲーム的駆け引きを楽しむ主人公の一面も見えて、わりと面白かったです。

気になって調べてみたら「ひとつしかないもの」の作者さんのデビュー作だったんですね。
試行錯誤をして良い作品を生み出せるようになっていくのだな、としみじみ感じた短編集でした。

1

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