月草

月草
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
『ひとでなし』『はじめてのひと』連続刊行記念小冊子

商品説明

SHYノベルス椎崎夕二冊連続刊行記念の応募者全員プレゼントの小冊子。
『ひとでなし』のその後を描いたバレンタインとホワイトデーにまつわるエピソード。
『はじめてのひと』では真巳の祖父が亡くなった四十九日頃の話として、恋仇になる弁護士の駒沢へけん制するエピソード。
それぞれの後日談が書き下ろしされている。

レビュー投稿数1

攻め達のかわいい嫉妬

SHYノベルズ椎崎夕の2冊連続刊行記念小冊子は、大震災の影響で発送が少し遅れましたが無事届きましたv
本編の2冊は、どれもタイプの違うお話で両方とも自分には大好き。
特に『ひとでなし』は人でなしだらけの登場人物に、攻めの里見の傲慢オレ様ぶりが”最高最悪”で大大大スキだっただけに、期待が大きかったです。

『ホワイトデーの逆襲』はその「ひとでなし」の番外編
気に入ったからと無理矢理引きぬいて自分の一生モノのペットとして長峰を側に置き始めた、超執着の鬼(w)里見の、あの、不遜な里見が嫉妬するという展開に、もうニヤニヤが止まりませんでした♪
女には甘い長峰は里見がどんなに高いブランドのスーツを贈っても気ないくせに、バレンタインに今村(これもまたひとでなしの女w)からもらったネクタイは律儀にして、そのお返しでホワイトデーディナーに行くらしい。
長峰が何も言わないから今村にそれとなく探りを入れて、長峰を急襲する里見・・・
なんですが、今村が今回も喰えねぇ女なんですよ!
いや~ここまでだと気分いいなーv
この三角関係があるから面白いのです。
事情を知らないのは当の長峰ばかりなり(爆!)
本人自覚のない嫉妬から長峰を待ち伏せる里見も里見なら
里見が偶然待ち伏せたホテルで出会った女性と一緒にいるのを見て、これまた本人気がつかない嫉妬をする長峰。
オレ様な里見が意外にも長峰にメロメロで、プライドが高く超ツンツンでデレの一切ない長峰が、それでも里見を自分のモノと決めつけているその有様に、本編よりちょっと進化しているけれど相変わらずのガチンコ関係なんだと、嬉しくなっちゃうお話でした。

『紳士協定』は「はじめての人」の番外編
真巳の恋人となった喫茶店マスターの江島視点で、真巳を好きだといった弁護士の駒澤への嫉妬が綴られます。
相変わらず真巳はおくゆかしく遠慮がちだし(せっかく恋人になったのに)
江島はうじうじ悩んでいるし
駒澤は、真巳に振られたんですが相変わらず保護者の立場で江島をけん制しまくりだし。。
本編と何ら変わらない、あの静かなイメージがそのまんまの世界で、再び江島に焦れ焦れと焦れまくりましたww
もうこのウジウジカップルは(爆)
結局のところ、江島は駒澤に完全に勝利(?)したわけではなく、江島は恋人、駒澤は親・兄弟の代わり、という位置づけで落ち着いたようです。
それにしても、手強い舅だぞwww
真巳はこのままでいいのかな?芯は強そうなんだけど、色々我慢して押し殺しちゃうタイプだからな~もっと明るくなってもっともっと二人を手玉にとって翻弄してほしいですv

冊子サイズもA5と、同人誌なみの大きさと厚みのあるもので、読み応えも満足。
「ひとでなし」カプはどちらかが愛してると降参してしまったら関係が終わってしまう感じがするから、「初めての人」カプで、真巳に変化が起きる話なんかをもっと読みたいかな?なんて思わせました。

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