悩める秘書の夜のお仕事

nayameru hisho no yoru no oshigoto

悩める秘書の夜のお仕事
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×210
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
81
評価数
26
平均
3.3 / 5
神率
7.7%
著者
黒崎あつし 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
テクノサマタ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
悩める秘書の夜のお仕事
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784344822412

あらすじ

生真面目な聡巳は、隙あらばさぼろうとする上司・仁志の世話さえも完璧にこなしてしまう、デキる秘書。子供の頃に両親を亡くし施設で育った聡巳は、視察に訪れた仁志が聡巳が大切にしていたものを、同じように大切に扱ってくれたことがきっかけで、仁志のことを特別な人と思うようになる。しかし、頑張って勉強して、仁志の勤める会社に入社したものの――!?
(出版社より)

表題作悩める秘書の夜のお仕事

風間仁志,会社社長の三男で専務取締役
橘聡巳,攻様に憧れて入社した生真面目な秘書

その他の収録作品

  • 悩める週末
  • あとがき

レビュー投稿数5

思い込み払拭したのは

今回は受様の務める会社社長の三男で専務取締役と
攻様に憧れて入社した生真面目な攻様の秘書のお話です。

攻様との出会いから恋人になるまでの顛末と、
本編後の2人のラブラブな様子を収録。

受様は奨学生の時に
交通事故で両親を亡くし施設に入ります。

その施設は大企業が支援する施設で
毎年その会社のトップの視察行事があり
受様は成績優秀者として
花束贈呈役の一人に選ばれます。

しかし渡す相手が自分と
一つしか変わらない社長の三男と知り
モヤモヤがこみあげてきて
あまり使われない集会所に逃げ込み
視察団から隠れてしてしまうのですよ(笑)

この三男こそ今回のお相手である
攻様になります♪

そっと窺った視察団で
社長子息である攻様の恵まれた様子に
受様は更にイラッとしてしまうのですが

写真撮影をしていた職員が
誤って踏みこんで傷つけた花壇の花を
攻様が大切に持ち帰ってくれた事から

攻様の父の会社に入って
役に立つ事を夢見るようになります。

受様は施設育ちというハンデを持ちながらも
その夢を実現すべく一流の大学に進み
見事攻様の父の会社に就職します。

そして配属された秘書課で
憧れ続けた攻様との再会を果たすのですが
攻様は仕事は出来るモノの
勤務態度も言動も問題大有りな男に
成長していたのです!!

そんな攻様の態度に失望した受様は
ついつい攻様には厳しく対応していたら
その態度こそを見込まれて入社二年目で
攻様の専属秘書になってしまいます。

しかも攻様は未成年好きのゲイで
短期間で愛人をとっかえひっかえする
悪癖まで持っていた為

生真面目な受様は公私ともに
攻様に振り回される毎日を
過ごすことになるのですが
それでも充実した日々を送っていました。

しかし、
攻様の愛人だった青年が同じ会社に就職、
攻様が彼を秘書にと望んだ事から
受様は自身が攻様に長く恋をしていた事を
ようやく自覚する事になります♪

そんな時に受様は
攻様が折衝に難航している
日本贔屓のロシア人に口説かれて
その練習として攻様と一夜をともにする事に!!

はてさて
こんな状況で受様の恋は実るのか?!

お互いが初恋の相手なのに
再会時の印象が悪過ぎて
なかなか相手の真実に気づかない2人の
すれ違いを描いたラブコメディになります♪

受様が攻様を知った日に
攻様も受様に一目惚れしていたのですが
受様が誰だったのかを知りませんでした。

攻様は愛人とする少年達に
初恋の受様の面影を求め続けるのですが
いかんせんイメージ先行な為
大人になった受様を見ても
初恋の君だと気付かないのですよ(笑)

しかも大人は範疇外なので
受様に暴言まで吐く始末ですが

世慣れている受様は
早々に思い出と現実を切り離しつつも
今の攻様の為に尽くしていて
いじらしいのです♪

受様に惚れたロシア人という
ライバルの出現で攻様もやっと
今の受様を受入れ始めて
ハッピーエンドが見えてきたかと思ったら

受様の横領疑惑が起こり
キチンと追及しなかった為に
受様は退職してしまうのですよ。

誤解が根強い為に
まとまりそうでまとまらないドタバタが
とっても楽しかったです♪

続編は受様にメロメロな攻様が
頑張る後日談です。

受様を肥されようとと手料理に励んだり
ライバルを遠ざける為に
積極的に接待したりするのですが

本編同様、
攻様の密かな望みは
受様には全く理解されません(笑)

でも出来あがっちゃってるので
何やってもラブラブなのですよね。


今回は本作同様、社長の秘書となった受様のお話で
砂床あいさん『それでも愛しい社長のワガママ 』
はいかがでしょう?

1

バカ上司と秘書

何回読んでも面白い。要は、初恋物語です。

大企業社長の3男坊で、専務の風間は、
仕事はサボるし、若い男を買ってくる困った上司。
そして、その上司の秘書の聡巳は、
厳しくそんな上司の首根っこを捕まえて仕事をさせる
ぴっしり秘書。

実はこの2人、幼いころに会ってるんです。
聡巳は、身寄りがないことから、
風間興産が運営する施設で育ちます。
そこで、2人はお互いに初恋をします。

しか~し、ボケな(笑)風間は、その初恋の子が
聡巳って気づかないんですよね。

あまく切ない初恋物語を読みたい方にお勧めです。

1

ダメ男、ここにあり・・・

仁志(攻)がダメダメすぎました。『悪い(酷い)男』っていうよりもただ『ダメ(アホ)な男』だとしか思えません。幼稚で自分勝手で、コイツのどこがいいんだか全く理解不能です。思いこみ激しすぎて引きましたよ。
『初恋のあの子』が聡巳だってわかった途端に手のひら返すところが、秘書として接する中で見て来た聡巳を、『初恋のあの子』で綺麗に上書きしちゃった感じで、ホントの聡巳を見てるのか!?見る気あるのか!?と呆れました。

聡巳(受)は、秘書としてもプライベートでも、真面目で冷静で、ただ男の趣味だけが悪いよね・・・

それと、仁志の元愛人・怜治がいい味出してましたね~。最初はもっと嫌な役回りなのかと思ってましたが、いい意味で裏切られました。黒崎さんの作品って、脇が予想に反して『イイヒト』っていうのが多いように思うんですが、それが陳腐に感じないんです。『イイヒト』ばっかりの作品って胡散臭いと思ってしまう方なんですが、『え、そうなんだ(悪役じゃないんだ)』と思いはしても、がっかりはしないんですよね。それだけうまくまとまってるってことなんでしょうか。

2

焦れったいのが好きな私。

無自覚な長い片想いからのハッピーエンド、大好きなストーリーです。イラストが可愛いかったので衝動買いしたのですが、お話も楽しませて頂きました。普段インテリ眼鏡の辛口・敏腕秘書なのに、眼鏡と髪型で童顔・別人に…うーんツボです。何冊この手の作品読んでるかしら…。
ただ個人的にはもう少し焦らして欲しかった。受けが自分の気持ちを自覚してからの苦悩がヌルイような…、攻めが思い出の少年の正体を知るまでに もう一波乱欲しかったとか…。御免なさい、苛々する程 焦れったい話が好きなので、正直に言えば少し物足りなかったです。
でもでも脇キャラの元愛人レイジがお気に入りなので、彼の話が読みたいです。黒崎さんの作品では「熱愛未経験」の一弥と似たタイプなのかな。レイジの活躍に期待します!

0

根本的な設定に無理が…

シリーズ一冊目なのに、最後に読みました。
なぜか。
それは表紙の秘書イラストが『この感じが受け?』と躊躇したためで。
シリーズは三冊発売されているのですが、一番サラッと読めました。

**********************
受けの聡巳は真面目で融通の利かないないタイプで、風間興産秘書課に在籍し、仁志の専属秘書を務める28歳。
小三で両親が死亡し、風間興産後ろ盾の施設育ち。

攻めは29歳で、風間興産三男、専務取締役の仁志。
彫りが深い見目の良い遊び人でありながら、仕事が出来る明るく憎めないタイプ。
しかし、未成年好きのゲイという社員には隠された一面が。
**********************

未成年を派遣してくれる店を愛用している仁志ですが、その理由は幼い頃の初恋が原因という意外にロマンチックな一面が。
と言っても、育ってあの子がむさ苦しく変わっていたらガッカリしてしまうということを怖がって探さずにいるのですが、お約束ですが実はそれが聡巳で…

匂わされているだけで、聡巳以外とのえっちの直接描写はありません。
そういうのを読みたくないという方も、大丈夫かなと思います。
ただ、仁志はけっこうかなり本当に!だらしないので、そこに好き好きがありそうです。
対して受けの聡巳は、ツンデレとまではいかない可愛いげがありますし、ツンデレ苦手なわたしでも気になりませんでした。
ただ、聡巳のあのサラリーマン外見が、眼鏡と固めている髪を下ろしただけであんな可愛子ちゃんに変わるかなあという根本的な疑問が。(そうしたら美形になりましたというのならともかく)
相変わらずテクノサマタさんの絵は可愛いのですが、あまりのギャップと言うか別人振りにちょっと…
これはテクノサマタさんの絵がというよりも、元の黒崎さんの設定に無理があるように思います。
サラッと読めてしまったと書きましたが、それは夢中になると言うよりもその設定の不自然さで熱中出来ず、目がサラサラとすべってしまったからかなと思います。

ただ、二冊目の攻めであるヴィクトルが登場するシーンだけは『おお、これか!』と熱心に読んでしまいました。
二冊目で聡巳への執心が書かれていたので、どんな感じだったのか気になっていたのですよね。
しかしヴィクトル…相変わらずストレートだ!
そこも好きだわ。

1

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