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原作未読です。
主人公の真尋がメインとなって進んでいきます。
佑一郎の義母(光理の実母)が、真尋を嫁いびりして追い出そうとします。その場にいた光理は事情を知っていますが、口止めをされたこともあり、真尋は佑一郎には内緒にして過ごします。
それが、佑一郎には光理と浮気していると誤解され、真尋は実家に帰ってしまいます。そこへ、佑一郎が事故に遭ったと連絡が入り、前作では反対していたけれど意外と優しい兄達の協力を得て病院にかけつけますが…という内容です。
正直、義母の反対が一般的なもので、心根が優しいからといってあっさり許す父親は人間ができている以上の反応だと思いました。義母も夫の失脚を危惧して、という理由が判明して単に意地悪だという人じゃない終わりで良かったと思います。
真尋は光理に迫られているのを見られているのだし、佑一郎に正直に話さないのに誤解されて哀しいと家出するのはどうだろうかとちょっと共感できなかったのが残念でした。
フリートークは2分ちょい。前作と比べて、あっさりとしたもので拍子抜けでした。
CDブックレットにはSS「新妻もパニックする」が10ページで収録されています。佑一郎の携帯電話を誤って水没してしまった真尋は、光理に対処法を尋ねます。バッテリーを外して乾燥させてみればと言われてやってみますが、傾けると水が垂れ、次にドライヤーで乾かすも電源が入りません。そこへ、テレビの料理番組で「水分を完全に飛ばす」とおからをフライパンで乾煎りしている場面が流れ…という話です。CDの本編より面白いと思いました。
原作未読でもだいたいの内容はつかめて楽しむ事ができました。