恋するしっぽ

koisuru shippo

恋するしっぽ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
66
評価数
20
平均
3.5 / 5
神率
30%
著者
高将にぐん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784775516621

あらすじ

垂れ目に八重歯、気弱に下がる太い眉。女の子にモテる要素ゼロの俊太の仕事は、遊園地の着ぐるみ──ピンクの子豚のベリ子に入ることだ。園内のヒーローショーに出演する俳優、響と知り合った俊太は、ベリ子に入っているのが誰かを聞かれてしまう。ベリ子が客に親切にしているところを見た響は、中身が優しい女の子だと思っているらしい。俊太は本当のことを言えなくて……。
(出版社より)

表題作恋するしっぽ

桂木響,24歳,子供向け特撮番組の主演俳優
横山俊太,20歳,遊園地の人気着ぐるみベリ子の中身

その他の収録作品

  • 恋するヒーロー
  • あとがき

レビュー投稿数10

ピンクの子豚の正体は?

今回は特撮ヒーローで人気の若手俳優と
着ぐるみ子ブタ・ベリ子に入っている青年のお話です。

ブサな子豚ちゃんが超イケメンと恋人になるまでと
本編後のラブラブな後日談を収録。

受様は
極端に垂れた三白眼と少し上向きな低い鼻
とじても八重歯が覗くブサイク君です。

顔立ちと小柄な体格と気弱な性格で
女の子にもモテた事もないのですが
ソレを事実と諦めてもいました。

そんな受様のアルバイト先は
郊外の老舗遊園地です。

受様のお仕事は
赤い水玉のスカートをはいたピンクの子豚
べリ子ちゃんになって風船を売る事。

最初は恥じらいもあった受様ですが
ベリ子になっていると受様が近寄っても
誰もが喜んくれてます。

容姿にコンプレックスのある受様にとって
ソレは何より心強い事で
とっても楽しく働いていました。

そして受様が今回の攻様と出会うのも
この遊園地が縁になるのです。

今回の攻様は
絶賛放映中の子供向け特撮番組で
ヒーローを演じている若手俳優です♪

今期の遊園地では週二回
TVと同じ俳優がヒーローショーに出演していて
特撮好きの子供達ののならず
攻様目当ての女の子達も沢山やってきています。

攻様はTVで見ても
爽やかで見栄えの良いイケメンですが
実物はTV以上にまぶしい存在なのに

しかもべリ子の受様にも
気さくに優しく接してくれるのです。

それでも人気俳優と着ぐるみバイトの受様とは
親しくなる接点なんて無いように思われますが

なんと攻様は
ピンクの子豚ちゃんに恋をしていたのです♪

そのきっかけは
ぶつかられて風船を手放してしまった女の子と
べリ子ちゃんのやりとり。

バイトの受様には代りの1個はあげられません。
せめてと受様がした事は手の中の風船を
一緒に空に放ってあげる事だけ…。

ソレを見ていた攻様は
そんな事が出来るベリ子ちゃんは
絶対優しい女の子だと思っちゃうのですよ(笑)

確かに優しいけど、
女の子じゃないのですよね。

攻様の気持ちを知れば知るほど
受様は自分がベリ子だと言い出せません。

そんな時、
塗り替えをしていた塗装工が
落としたペンキ缶から子供をかばう為
べり子はペンキまみれになってしまいます。

その結果、
その場に一緒にいた攻様に
ベリ子の正体が受様だとばれてしまいます。

恋した相手がブサイクな男だったなんて
知られたくなかったのに!!

ところが攻様が発した言葉は意外なモノで?!

イケメン×ブサイクですが
見た目は正反対でも中味は似た者同士な二人の
ほのぼので温かい恋物語になります♪

初出はサイト掲載作になりますが
私が最初に読んだのは同人誌でして
胸キュンな可愛さにノックアウト状態でした(笑)

受様は容姿にコンプレックスを持ってますが
消極的ではあるモノの卑屈になることなく
相手を思いやる事が出来る青年です。

人が見ていても見ていなくてもね。

そして攻様も真面目でまっすぐで
正しいと思う事を言葉で行動で示せる人です。

受様がベリ子ちゃんだと判った時、
ガッツリ落ち込んだのは

大好きなベリ子が男の子なら
攻様じゃ恋人になれないという事なのです。

相手が男な事じゃなくて
自分が男な事がダメだと思うのがスゴイ!!

飲み会のエピソードとか、
鍵のエピソードとか
攻様宅訪問のエピソードとか

本作はキュンポイントが満載ですが
ココが私の一押しです♪

まとまった後を描いた短編は
攻様がより甘々になっておりますが
天然な受様の言動もソレに負けず劣らず(笑)

もうこの2人には
御馳走さまの言葉しか有りません。

もう少し読みたい方には同人誌もお薦め。
よりラブラブな二人の世界と
脇キャラの恋話も楽しめますよ。

なお、
作中で攻様が出演している戦隊物語は
にぐんさんのHPにて閲覧可能♪

今回は本作同様、ブサイク受で一作
栗城偲さん『冗談やめて、笑えない』はいかが?
こちらはツンデレ受ですけど(笑)

3

不細工受のかわいさ

八重歯出てて細身で、自分に自信を持ってない俊太
ヒーローショーでも人気者でいい人でイケメン芸能人の響
この二人のお話です。

とにかく受に萌えまくりました。
八重歯をきゅっと噛むとか、三白眼とか、ショルダーバッグの紐部分をぎゅっと掴むとかいう描写にすごく萌えた。
気弱そうというか、自信のなさそうな表情が見えるようでした。

対する攻・響は、とにかくいい人でイケメンで誠実で、俊太が大好きで一直線で、でもちょっと変態(笑)
でもカップルになってからはちょっとSが出たりします。
俊太にまっすぐの愛情を示すのに、純情な俊太に恥ずかしい言葉を言わせる意地悪をしてみたり。
もう、ラブラブなんだから!!って思いながら読みました。
そういう甘々大好きなのでお気に入りの一冊です。

2

受けの俊太はブサカワいい(*`▼´*)b

高将にぐん先生の小説は、「キミログ」に次いで2冊目です (*^ー^*)
キミログの時は主人公は二人とも学生でした。それゆえかめちゃくちゃ可愛く、萌えました~(笑)今回の主人公は二人とも社会人ということで、もう少し大人の設定です。ですが可愛くって、夢があって、ほっこりさせてくれることに関してはほぼ同列の作品と言えます。にぐん先生の小説には、いわゆる悪人が出て来ません。それゆえ優しい気持ちになれますし、心の底から癒されます。現実逃避をしたい時や、悩みがあった時など、私は先生の小説を読んで心をリフレッシュさせようと考えております。

さて、本書は2部構成になっております。
1部目のタイトルは表題と同じ「恋するしっぽ」。主人公2人の、出会いから恋愛が成就するまでが描かれています。
2部目のタイトルは「恋するヒーロー」。その後の甘々ラブラブなエピソード。

攻めは響。今を時めく人気若手俳優。遊園地で週に2度、特撮ヒーローショーに出演中。
受けは俊太。同じ遊園地で「ベリ子ちゃん」というピンクの仔豚の着ぐるみ姿で、子供たちに風船を売っています。

まさに職場恋愛♪

最初の出会いは、響が着ぐるみを脱いだ俊太に話しかけたことから始まります。響はこの時すでに「ベリ子ちゃん」に恋をしていて、「彼女」を待ち伏せしていました。まずは俊太を夕飯に誘い、「ベリ子ちゃん」の中身が誰なのかを尋ねます。ところが守秘義務があるため、俊太はおいそれと中身が自分であることを口にできません。でも「ベリ子ちゃん」の名前をつけたのは自分であることや、名前の由来などを教えたことで親しくなります。親しくなっていく中で、俊太はどんどん響に惹かれていきます。それは響を見て赤くなったり、どきどきしたりする俊太の様子から、うかがい知ることが出来ます(*^~^*) もちろん、俊太はゲイではありませんがね。

で割と早い段階でベリ子ちゃんの中身が実は俊太であることを、響に知られてしまいます。響の驚きは当然のこと。だって、ベリ子ちゃんのことを女の子と思っていたのですから。ですが、この時の響のセリフが実に意味深なのです。

「男の俺なんか、どうしたって、好きになって貰えるわけない!」って。

そんなんです、この二人(^^ゞ もうね、女だから好きとか、男だから好きとか、そんなものを超越してます。俊太が俊太だから好き。響が響だから好き。好きという気持ちに、男とか女とか、関係ありません(●´艸`) そんな感じが良いです!つか、まさしく私のツボ。

俊太は顔にコンプレックスがあるため、誰ともお付き合いをした経験がありません。…でも私にはとても可愛くて、心優しくて、キュートで…ブサイクだなんて…信じられません(>_<) だから信じません(笑) とはいえホントは私、こんな「自分に自信のない受け」の設定が大好物です。ただし1部目の終盤、響は俊太を「こんな可愛い子、俺は他に知らない」と言ってます。(あばたもえくぼ?)また2部目、響の妹の奏ちゃんも俊太を可愛いと言い、兄の響よりも「先に俊太を見つけたかった」と嘆きます。俊太のコンプレックスのブサイクは、一見ブサイクなんだけど可愛いという、あのブサカワだったんですね(*^-^*) つまり、美人ではないものの、見る人によってはとても愛嬌のある可愛い顔立ちなのでしょう!

そんなこんなで二人はとうとうお付き合いをすることに…。そして紆余曲折を経ながらも、ようやく二人は結ばれます。

こんなにも爽やかで、ほのぼの系のお話なのに、意外や二人のHシーンは結構エロかったです(//∇//) それこそ「萌え~」という表現がピッタリで。だって攻めの響は、案外エロのシーンではSなんです。俊太にあんなことやこんなことを強要するのですから。響のイジワル…(*ノノ)

にぐん先生には今回も楽しませて頂きました♪電子書籍化されている先生の小説は、少しずつ購入しております。また読んだらレビューしますね♪でゎでゎ、この度は長々とレビューをお読み頂き、ありがとうございました<(_ _)>

2

ブサイクキタ!

にぐんさんの新刊待ってました!
サイト掲載時から大好きだったこのお話が文庫になって、とっても嬉しいです!
まず、この本の表紙を見たときからイメージぴったりの俊太が表紙で感動!えっらい可愛いなぁ~。こうじまさんすげーです。

カッコいいヒーローと、お世辞でもカッコいいとは言えない着ぐるみのなかの人のお話です。
攻めが気になる着ぐるみのなかの子が一体誰なのか、分かったら教えて欲しいとの相談を受けた攻め。
まさか自分がその着ぐるみのなかの人だなんて言える筈もなく、ただただ隠し通す毎日。
けれどある事件をきっかけに自分が着ぐるみのなかの人だとバレてしまいます。

攻めは受けを落としにかかるのですが、どうにもあわあわしてしまう受けが本当に可愛いのです!
しかもその受けがブサイクときたら読むしかありません。
文句なしに面白いのでぜひ読んで欲しいです。

ただひとつだけ不満があるとすれば、もう少し書き下ろしが欲しかったかなぁ…。

1

待ってました!ちょいブサ受!

帯『君以上に大切な子はいないよ。』

こちらのレビュー見て、何ですとーー不細工受ですとおおおお!!と股上げダッシュで購入。
こちとら筋金入りの不細工受スキーでやんす、それもちょいと不細工、略してちょいブサを心の底から愛してやみませんがな!

話自体は可愛くて甘くてある意味一捻りした王道なんだけど、それに不細工受という魔法の粉を振りかけたら、あ~ら不思議、魅惑の萌え作品に大変身!!
にぐんさんのあとがきには一語一句同意しました、不細工受萌え!!そう不細工受って萌えなのですよー!!
BL界にもっと不細工受が増えるのを祈ってます、マジで!

俊太[受]は遊園地でベリ子っていうブタの着ぐるみに入ってるんですが、喋る事が禁じられている為にジェスチャーで意志表示するんですがそこが凄くキュート!!
イケメン若手俳優とそんな俊太との可愛くて甘い恋愛話。
不細工受はホント萌えるなーとしみじみ再確認した一作でした。

1

嫌味にならない可愛さ

何だー!この乙女な男達はww
しかもイケメン特撮ヒーロー俳優と、ブサイク受けの組み合わせなのに、攻めも受けも、まるで乙女のような恋を?というか初々しい恋愛しやがって(爆!)
多分、自分的にこういう乙女な作品って絶対ダメっていう感じなんですが、このこそばゆい感が何とも面白くて思わず快感?
少女趣味全開のストーリーですが、ラスト近くなると以外にも(お約束?)な部分が見られて、そこだったか~などと思ったりもするのですよ♪

遊園地の着ぐるみバイト=豚のベリ子の中身は、小さい頃からその相貌から自分に自身がなくそれでもイジけることなく純粋で真っ直ぐ生きている俊太。
確かに外見にコンプレックスを持っていて、遠慮深くて消極的なんだけど、そういう部分があるからこそ、人に優しく出来るネガティブにひきこもらないとても良い性格の子。
これをウソ臭い~!なんて鼻白んでしまうと、アウト!前向きでいきましょう~v
この優しい部分をきちんと見ていたのが、土日の特撮ヒーローショーに出演する人気の新進俳優・響。
着ぐるみは中身を誰にも知られてはいけないということから、誰もベリ子の中身は知らない。
ベリ子の人柄に惚れてしまった(?)響が終了後の通用口で待っていると最後に退出してきたのは俊太で、響にベリ子の中身の人の良さを色々聴かされ、響がその子が好きなんだと言うことを知るのです。

イケメン×ブサメン
でも二人とも何だか今どきないくらい性格がまっすぐ。
イケメンにあぐらをかかない、人気ものなのに高飛車じゃない響。
彼もまた、ありえねー!と思ってしまうとアウト!
顔を真っ赤にして、乙女のように恋する男になるのが、お前は中学生かーーー!?というのがいいのですw
最初はベリ子は小さいし、女の子に違いないという思い込みがあったと思うけど、その中身の優しさに惚れた響ですから、それが俊太であろうと揺るぎないのが、外見じゃないよ、中身だよっていうのを強調してますよね。
まるまるラブラブ相思相愛なのに、お試し期間っていうのが、また乙女的恋愛ぽかったデス。

俊太、すごく女子より女子っぽくてかわいいんですが、イチモツもブサメンなのが~!?
この二人のエチシーン。
響がエロくなってました。
なんかS入ってましたw
かわいいと苛めたくなるっていう?
俊太が純なだけに何かエロかったです♪♪♪

本当、喰わず嫌いしなくてよかったvちょっといい話。
癒されました~v

1

「もふっ」とか「ぽふっ」とか、「トトトッ」とか、擬音がなんだか和むのです。

初読みの作家さんでドキドキだったのですが、良かったです!ほのぼのしたー癒された~
人間は外見じゃない!中身だ!というのを強く意識している話ですね。でも嫌味な感じではなく、登場人物の設定が穏やかだったので、すんなり話に入っていけました。

特撮ヒーローの若手イケメン俳優と、ぶたの着グルミ・ベリ子の中身のブサイク青年の恋物語。
俊太は自分の容姿をコンプレックスに思っているけれど、捻たりいじけたところの無い良い子です。愛らしいベリ子の中に入ることで、自分の欠点である容姿のコンプレックスを気にせずに人と接する事ができる。
俊太にとってベリ子は最強の鎧なのです。
この軟らかくも愛らしい鎧に守られて、俊太は遊園地で働いている。
そこへやって来たのがTVで放映中の特撮ヒーローものの俳優の響。人気急上昇中の俳優本人がヒーローショウに出演とあって、開催される日は女性客が多くなるらしい。
それにしても、週2回もヒーローショウを催す遊園地凄いですね。しかも、本人出演とか!
そんな遊園地が近所にあったら癒されに通いますよ!

響はベリ子が子供に優しく接している姿に感動して、中に入っているのはどんな子?と気になって色々聞くけれど誰も正体を知らず。偶然仕事上がりで出てきた俊太に響が「ベリ子ちゃんの中の人知らない?」と尋ねた事がきっかけで仲良くなります。
一緒に過ごすうちに響のこれでもかってぐらいの良い人っぷり、自分にも優しくしてくれる態度に惹かれて行くのだけど、それでも、俊太は響にベリ子の中が自分とは告白できず。
それは着グルミの中の正体を知られては駄目という遊園地側との約束事もあったし、響がベリ子の『中身』に対して凄く良いイメージを持っていて、こんな自分が中身だとわかってしまったら?という不安なんかもあって。
でも、いざバレてみたらばベリ子の中身が男で、しかも俊太だったと分ってほっとする響が良い。

俊太に惹かれるよりも先に、ベリ子に惹かれていた響だけど・・・結局は同一人物に惹かれていた訳で。
もしベリ子に俊太以外の人が入っていたら、ややこしい話に発展しちゃうけどそういう事もなく、バレてからは加速度的にふたりの仲は縮まって行くのですが、ラブラブなんです。付き合ってない「お試し期間中」なのに。
響が俊太の事をもう、凄く凄く、好きだよってのを事あるごとに、一緒に過ごしている時間の端々に盛り込んでいる。
俊太のちょっとした可愛い行動とか言動とか、そういうのを見ては響は好きって気持ちを抑えられずスキンシップ過多の行動をとってしまうのだけど、それを上回る自制心でもって自分を止める。
この辺も紳士的、なんですよ。でもその実態は作者さんもあとがきで書かれてましたが「へんたい紳士」なのでした。
だからなのか?気持ちが通じてからのイタすシーンでは響がのエロさが大爆発してました。
あれ?爽やかだけどちょっとS入ってるぞ!?もう俊太を好きで好きでどうしようもないってぐらい可愛がっていて、イヤラシイことを言わせてみたり、初心者にいきなりお口でさせてみたり、けっこう飛ばすなーと笑ってしまった。
俊太は必死についていってました。
ああ、可愛い。
甘くて、ほわっと和む素敵なお話でしたが、もうちょっとなにか事件があっても良かったかなぁとも思います。
お邪魔虫無し、取りたてて事件なし、登場人物みな善人。甘い話が読みたいときには良いかもです。

1

こぶたw

こないだ読んだ「キミログ」があんまり面白かったんで衝動買い。
相変わらず読みやすい文章と、かわいらしいファンシーな雰囲気がすごく良い作品でした。キャラクターも絵も文句なしな1作。

イベリコブタを模した豚の気ぐるみ。スカートがかわいい女の子。
そんな豚のきぐるみを着ているのが、小さくてブサイクな俊太。
昔から女の子にモテたことなんかない。それは常にコンプレックス。
そんな俊太がであったのは、美形で超がつく人気俳優の響。
その響さん。なんとイベリコブタに恋をした!?
中には小さな女の子がはいっていると思い込んでいる・・・なのに自分が好意を寄せられてキュンとしてしまうなんて~なお話。
これがなんともかわいい。
印象的には、攻も受もわりと駆け引き云々ができてなくて
弱腰な印象が強かったかな~な雑感。
だったのですが、あとがきの【攻はヘンタイ紳士】の言葉に思わず笑ってしまった。よく考えたらそうなのかもwwww

メリーゴーランド、初めてのキス。クリスマス。
エピソードがいろいろありましたが、どれもこれもかわいらしかった。
初めて俊太からのキスに「おかわり」のシーンがすごく可愛くて好きでした。
後半、その後~なエピソード。
これも面白かったですね。
何気に、攻の妹【奏】ちゃん。
この子との掛け合いが好きでした。可愛くていい。

ただ、最後の最後。
ミラーハウスでの濡れ場はどーよと思ってしまいました。
これまでがわりとファンシーにきていたので「え~ミラーハウスでやっちゃうのん???」と思わず覚めた目でみてしまった自分にショック
(。´Д⊂) ウワァァァン!

甘くて、キュンとかわいい一作。
ただ、スパイスがちょっと足りてないのかも。と思ってしまう読後でした。
もうひとつ。もうひとつなんだけどな

1

不細工受け萌え

不細工受け作品キタ!
神だった『キミログ』以降の作品は、いまいち趣味についてけないかなぁってものが多かったんですが、この作品はまた私の萌えをくすぐってくれました。
やっぱ不細工受けはいい。あとがきで高将にぐんさんが主張されてたような天然の不細工萌え作品、BL界でもっともっと増えてくれ!と思います。メガネを外すと美形とか、それは不細工萌えじゃないんだよね!

ストーリーはとても可愛いです。可愛すぎてかゆくなるほどかわいい。可愛さ成分はもう少し控え目のほうが私好みですが、この作品の空気感にはとてもあってたと思います。
不細工の場合、私が苦手なぐるぐるうじうじすら可愛く思えるのは何故だろう。これ、美形がぐるぐるうじうじしてるのとは全然違うんだよねぇ。
そんな受けをキグルミごしに一目惚れしてしまう攻め様ですが、めちゃくちゃ優しい照れ屋なのに、いろいろと変態でした。
えっちになるとドSスイッチが入ってイマラチオってどうなのさ!萌えたけどさ!

思わず笑っちゃうエピソードもたくさん。
他のキグルミに見とれてしまって、必死で言い訳する攻めとか。
テレビ司会者に、好きな子が誰に似てるか聞かれた攻めが「イベリコ豚」って言う場面とか。
本人はしごく真面目なので笑えます。やっぱこの攻めは変です。変なのがいいんです。

1

(;-ω-)ウーン…

ヘンタイ紳士見参(○・`д・)vキリ という話ではなくてですね、攻めがストーカーっぽいとか変な言動しているとか…ィェ(゚A゚三゚A゚)ィェ そんなことないですよー…ァハハ…(棒読み)

何というか可愛らしいお話でした。
もっとバレるまでに時間が掛かって、受けがウジウジして胸がキューってなる展開を予想してたんですが、結構あっさり前の方でバレるという…orz←残念
あと、ちょっと読みづらかった。
サイトの連載ものとして読んでいたら気にならなかったと思うのですが…場面切替が細かいからプツプツ途切れる感じがして…波に乗り切れず・゚・(PД`q。)・゚・

それにしても何て豪華なヒーローショー。
人気俳優が年間を通じてやってくるなんて贅沢~(*´Д`*)

不細工受け設定ですが、イラストは可愛いです。
但し51ページのベリ子ちゃんのしっぽは…「それ違うヾ(*`Д´*)ノ」と叫びたい。
響補正のベリ子ちゃんしっぽは丸~くなっているのです。※13ページ参照
ハート型にしっぽを曲げるのは53ページ以後のこと。
バレる瞬間のしっぽはハートじゃなくて丸なのですー。
気付いてしまうととても気になる本文とイラストの違い(´・ω・`)

にぐんさんのサイトに載っていたイラストが猛烈に素敵でした~(///ω///)
特にベリ子ちゃんの愛らしさといったらもう…ヤバいです。
格好良い響とブサカワな俊太も素敵なので本を読んだけどサイトは見てないという方は是非ヾ(≧∇≦)
番外編も載ってますしね。

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