優雅な彼と野蛮な僕

優雅な彼と野蛮な僕
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
21
評価数
12
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
神奈木智 

作家さんの新作発表
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イラスト
日高ショーコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784344819023

あらすじ

出張ホストクラブNo.1のトヲルは、初めての「男」の客・神原と寝てから仕事のできない身体になり、神原の元で暮らし始めるが!?
(出版社より)

表題作優雅な彼と野蛮な僕

フリーのCMディレクター 神原湊
ドルチェヴィータの№1出張ホスト 和泉トヲル

その他の収録作品

  • HONEY&SPICE DAYS

レビュー投稿数5

初心者にお勧めのBL作品№1!

まだまだ初心者の私が言うのも可笑しいのですが、BL初心者の方はここからどうぞという作品です。私も、普段BLを読まない何人かの友人に貸しました。

最も好きなBL漫画家・日高ショーコ先生の美麗イラストに惹かれて購入したのですが、
ここ最近えろい小説ばかり読んでいたので、あっさりしたラブシーンに癒されます(笑)
この先生の本を読んだのは初めてなのですが、
しっとりと萌える作品を書かれる方とお見受け致します。
登場人物の心情が繊細に描かれていて、あっちにもかなり自信のあるホスト少年が紳士な攻めに傾いていく様をじっくり堪能できます。

ハードな作品を読んで疲れた方は、是非こちらで癒されてみてはどうでしょうか。
日高先生の美麗イラストは期待以上で大満足でした!

4

紳士にクラ…ッとしてしまう(*´ε` *)

ガトリングガンみたいに (もっと良い喩えはないのか) ひっきりなしにキュンが繰り返した気がします。こういうお話はただひたすらに幸せになれますね。ちょっと暗いお話とか、ちょっと裏に意味のあるお話も良いですが、そうじゃないストレートな…ラブコメと言うのでしょうか? な、こういうお話も素敵だな~と感じました。

受けのトヲルくんは、決して女の子っぽいわけではなかったです。出張ホストでお店のナンバーワンだし、すごくいい顔をしてるのは自他共に承知。
気が強くて可愛いんだこれが… (え?
対して紳士たる神原は、お姫様だっこはするわ、風邪を引くと世話焼きするわ、怒ってもシュッとしてるわで、もう最強紳士といった振る舞いでした。イギリスあたりが舞台のトレンディードラマに出てきそうな勢いです。
あまりエロスの描写がないので、果たして彼がベットの中で野獣になるかどうかは分かりませんが、少なくともトヲルくんがそれについて何も言及しないので、たぶん紳士は紳士らしく王子をエスコートしているんだと思います。笑

ただでさえお話自体でキュンキュンしてしまうのに、挿絵がショーコ先生だなんて…もはや犯罪ですよね。
トヲルくん…、お店でナンバーワンなのだから、それなりにしたたかな子だったはずなのに…抱きしめる神原さんの胸にしかと収まってしまって (P107 挿絵参照) もうっ!!!
トヲルくんはちゃんと男の子だなという感じで、そこまで女々しさは無かったと思うのに…こんなに可愛いなんてほんとに反則ですよ。
なんだろなぁ…どういう点であんなに激しく可愛かったんだろう…?
…やっぱり天邪鬼なところでしょうか。嬉しいと怒って見せたり、悲しい話なのに笑って見せたり、神原を断ち切る為に思っても無いことや嘘を言ってしまうんです…。
あと、変にピーピー泣いたりしないのに、でもすごく良いタイミングで涙を見せてしまったり。男だし、それなりに強さもあるけれど、守ってあげたくなっちゃう子、という感じでした。

最終的に彼がどんな身の振り方をしたかが分からなかったのが少し残念ですが (もしやホントにヒモ…?) それにしたって、書き下ろしの 「HONEY&SPICE DAYS」 の2人は甘かったです… (*´∀`*)
起きない恋人に恥ずかしいことを言ってみるとか、実は寝たふりとか…
どんだけ新婚さんなの…っ (吐血
この書き下ろしは、女子の結婚願望を少し上げるんじゃないかなと思います! 
本編のラストに若干の消化不良があるかと思いますが、私は書き下ろしの甘い朝で満足でした☆

1

恋を知らない出張ホストが?

 出張ホストを天職と自負するトヲルの今日の客に会うために、出向いたホテルにいたのは、何と男だった。
「男とは寝ない」と自負するトヲルは、すぐに社長に電話をしてありったけの文句を口にするが、その客が自分に支払うという200万という大金に目がくらみ、結局はOKしてしまう。
 引き返した先にいたのは、神原と名乗る美形の客。
 別に「寝なくて構わない」と言われたのにも関わらず、自分でも意外なほど簡単に身体を開いてしまう。
 ところが、その後、トヲルは「仕事」がまったくできなくなってしまう。
 どう考えても、原因は神原としか思えず、トヲルは二度と会わないと思っていた神原のところに再び出向くことになる。
 紆余曲折の末、「責任を取れ!」とキレてしまったトヲルは、神原の家に、犬の世話係として身を寄せることになる。
 神原は、トヲルがホストに復活できるように親身に相談に乗ってくれるが、「もう一度神原としたい」というトヲルの言い分にだけは決してうんとは言ってくれなくて……

 という話でした。
 結局のところは、トヲルは神原に惹かれていて、それがゆえに、他の人とできなくなってしまっていたんですが。
 神原は神原で、元の仕事に戻りたい、と言っているトヲルの想いを尊重するために、トヲルのことは抱けないと言っていて……

 最後はトヲルは、神原の下を逃げ出してしまう、という感じでした。

 トヲルは幼い頃から、誰も頼る人がいないような状況で大きくなってきていたから、誰かを一生懸命に愛する、とかそういうことが理解できなくて。
 簡単に愛を売り買いする自分の仕事が楽しく思えていて、No.1にもなれていて、天職だと思っていたけれど。
 神原の登場で、それがすべて崩れ去ってしまう、という感じでした。

 でも神原も神原で、なかなか自分の本心を口にしないから、というか、自分の気持ちに確信が持てないから、結局はトヲルが振り回されて……という感じなのかな?
 個人的には、神原みたいな男の人はあんまり好きじゃないかもしれません。

 とりあえず、恋を知らない出張ホストが、恋を知って変わっていくお話でした。
 そういうのが好きな方はぜひどうぞ!
 個人的には、神原がもう少し強引な方が好みでしたが……。

3

ホストがその体を使えなくなるほどすごかったのか?

今月のルチルさんの文庫はどれも表紙が綺麗で、いつになく見栄えのするものばかりな(個人的趣味)気がしましたが、その中でも特にこの作品は日高ショーコさんのイラストなので一番目を惹きますね。
04年にクリスタル文庫から発行されたものに描き下ろしを加えた新装版になります。

あらすじの通り、出張ホストクラブで№1を誇るトヲルがそのびっくりする報酬額にまんまとつられて、男性客の元へ行って関係を持つと、それから女性と出来なくなってしまって、その男性客の元へ責任を取れと乗り込み同居しだすというお話。

ホストですから、何気にエロもそれなりにあるのかな?と思ったらその最初のシーンに省略気味にあるのみ。
最後もないし、描き下ろしでサービスか?と思いきや無しと、エロより心を優先した作りになっておりました。
ホストとして女性とできなくなるくらいなんだから、そのテクニックは読者に披露するべきだったと思いまっす!

しかし、読み終わって全てが解った時、ええー!?そんなんありなの?とちょっと説得力が薄くて。
せっかく最後まで割と面白い展開していたのに、ネタばらしの時で『それは違うだろ』と思ってしまったのですよ。
その設定はいらなかったと思うんですよね。
悪くはないけど、攻め様・神原の設定に関しては不満が残ります。

というのは、どうしてトヲルが初めての男の客を撮らなければならなかったか。
という部分に全ての秘密が隠されています。
それは、本当は店長が計画した策略で、それに神原も一枚咬んでたってことなのですが。
それで、どうしてそれが神原である必要があったのか。
そんななのに、トヲルは骨抜きになってしまうのか?
もしかしたら神原は、すごいテクニシャンなのか?とか思いようがないと思うのですよね・・・

ネタばれしたくないので、伏せて書いてますので苦しい!
それぞれの事情なんかは、それなりに納得できるのですがね。
トヲルのツンデレも好きですし、彼の気持ちは充分に入り込めるよいものだったと思うのですよ。
しかし、いかんせん、大人たちが・・・
惜しい、本当に惜しい作品でした。

2

なんだか消化不良?

出張ホストを天職と自負するトヲル。
社長の指示で出向いたホテルにいたのは男の客。神原だった。

いわゆる一つの表紙買いでした。

うーん。ストーリー展開に若干無理を感じました。
ハッピーエンドなのにスッキリしない。

トヲルに色気を持たせるために、なぜそれが必要なのか?

女だと面倒なことになるから男って(笑)

しかも、ヘテロの相手にヘテロを宛がうとはこれいかに?
BLはファンタジーだと実感。

エロシーンは描写が少なく、妄想にスキルがいります。
水音はなしですw あっさりしてますw
初めての挿入がわずか数行です。 最中の会話は割かし多め。
攻めの言葉使いの糖度高し。

エロシーンに拘りのある方は厳しいかとw
好みが分かれる一冊になるのでは?

作中に登場するオーナー桐島と沙英も何やら匂わせますが、それすらも消化不良な感じで。。。。。


日高ショーコさんの挿絵が美しいです。 でも、露出が上半身しかないのが残念だ(笑)

この作家さんのファンの方には申し訳ないレビューですが、私はストーリーに☆2。挿絵を考慮して☆3に。 (☆5満点で)

あくまでも、私の好みの問題です。

2

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