青年14歳(文庫)

青年14歳(文庫)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×24
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
89
評価数
23
平均
3.9 / 5
神率
34.8%
著者
山田ユギ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎コミックス漫画文庫
発売日
価格
¥686(税抜)  
ISBN
9784344818729

あらすじ

カノジョがいるはずの親友町田に、伊東はなぜか迫られ…!? コミックス未収録「青年18歳」と描き下ろしを収録した文庫化!!
(出版社より)

表題作青年14歳(文庫)

伊東(14歳~80歳) 天然
町田(14~80歳) ツンデレ

その他の収録作品

  • 青年14歳
  • 青年14、5歳
  • 青年15歳
  • 青年18歳
  • 猫になりたい。
  • 駆け出す男
  • 花とおじさん
  • ぼくのおじさん
  • かなしいからじゃない
  • 未収録作について
  • あとがき漫画
  • 青年?歳
  • 文庫版あとがき

レビュー投稿数15

やっぱり山田ユギが好き。

実は、この道(BL)に入ったきっかけは
山田ユギ先生でした。
この「青年14歳」も、私がこの道(BL)に足を踏み入れた年に
買った本です。すごくなつかしい本が文庫になり
そして描きおろしまで入ってる!

いろんな作家さんがいますが、山田ユギさんという作家さんほど
たくさん作品を生み出しながら読者の期待に応えつづけてる作家さんも
めずらしいと思うんですよね。
自分本位に作品が変わっていくでもなし
かといって読者受けを狙って作風が守りに入ってるわけでもないし
作品の魅力もさることながら、作家さん自身に好感を抱いてしまう作家さんです。

物語では、親友同士が友情か恋か性欲なのかわからず
ヤりたいことをドキドキしながらヤる。
無邪気な時期から悩める時期、疎遠になり、再会する。
見事にキャラクターが成長してるんですよね。
最後はシルバーまでいくんですよwww笑った笑った。
どこかシリアスな雰囲気を漂わせつつ、読者を気分よくさせてくれる
そんなサービス精神がうかがえる一冊でした。

3

80歳になっても一緒にいてほしい

コミックス版『青年14歳』プラス、『花とおじさん』の続編にあたる『ぼくのおじさん。』を同人誌から再録、
コミックス未収録の『かなしいからじゃない』も収録。
そして、昨秋ルチル本誌に掲載された『青年18歳』、さらに描き下ろし『青年?歳』を収録した、かなりお得な一冊です。
『ぼくのおじさん。』は同人誌で既読なので、レビューはそっちで書きます。

『青年14歳~18歳』
親友の町田にいきなり「ヤラせろ」と迫られた伊東。
そこからはじまる二人のラブストーリー。
見ててこそばゆくなるくらい、可愛くて恥ずかしい(笑)性春の二人です。
二人が「恋人」になるのはコミックス収録の14歳、14,5歳、15歳。
18歳ではそんな二人が別れてしまっています。
お互い彼女ができ、偶然再会してしまった二人は…。
基本ケンカップルなんですが、お互い大好きで、天然ワンコな伊東も可愛いけど、ツンデレ町田もめちゃくちゃ可愛い。
そして中学時代とは違うセックスをした二人。町田は感じすぎてやばいようで(笑)
やばい、なんでこんな萌えることユギさんは考えられるんだろう!
描き下ろし『青年?歳』はまさかのシルバー?!・・・でしたがそれはただの町田の妄想でした(笑)
このままでは80歳になっても自分が受なのでは…と焦る町田は伊東を押し倒すことに成功しますが…。
伊東も腹をくくってくれたのに、結局快楽に流されて受けてしまう町田。
ごちそうさまです!!エロいよ~!!
町田のパンツを脱がし、お尻に指をつっこんでる伊東の、あのコマの表情が非常に好きです。
いつもヘラヘラしてる伊東のあんな表情に、私はもうメロメロですよ…!
二人も大人になったなぁ…!!
そして感じすぎの町田。ユギさんも書かれているように、一度くらいは攻ができるかもですが
結局受なんだと思います。しかし攻め喘ぎもみたいのでリバも期待!
文庫版になって、さらに好きな作品になりました。可愛くてキュンとして面白くて、そしてエロも増量です!

『かなしいからじゃない。』
BLというよりは、普通にハートフルな話でした。BL未満ですね。
主人公と浮いてる転校生と、気のいいおばあさんの話。
ちょっとずつ、一つ一つの点が結びついていくような話でした。
さすがユギさん、お上手です。
一番萌えたのは「見収録作について」にて書かれている今後の二人のイラスト。
BL未満からBLへと移行する瞬間ですね。
早くこの二人が恋に発展しますように!

あとがきにて「青年24歳」のイラストもあります。
この二人の話は永遠に続いてほしいなーていうか、見てみたい!
本当に死ぬまでの間ずっと二人は添い遂げそうですね。
できればリバの瞬間も見てみたいな~!
青年14歳、未読の方はこの機会にどうぞ!

2

おバカな中学生カップル

町田&伊東の物語が新作プラスで文庫化です。

彼女との初えっちの最中、なぜだか萎えてしまった町田。
その時頭に浮かんだのは親友・伊東。
それからはもう、彼女ではなく伊東とやりたくてたまらない。
可愛く伊東にお願いしてみるが、即拒絶。
しかし想いを告げられ唇を奪われた伊東の頭の中も、町田のことでいっぱいになってしまった。

想いが通じ合った後は、どちらがタチをするか男のプライドを賭けた激しい攻防戦。
その結果、一番大切なのは「好き」と思う気持ちだということに気付きましたが・・・。

新作『青年18歳』はその3年後のお話。
こうやって続けて読むと、絵が変わったことがよく分かります。
すったもんだの挙句結ばれたのに、別れてしまっていた二人。
でも相手を想う気持ちはお互い変わっていませんでした。
町田のキレやすく、すぐに手が出るところもね。


『猫になりたい。』
一緒に暮らしていた男に出て行かれ、寂しさからアパートで内緒で猫を飼うシゲル。
それを管理人の息子の高校生・タケオに見つかり・・・。
年下攻です。

『駆け出す男』
これが一番好きです。
友人・高円寺が失恋する度に慰めていた中野。
酔った勢いで関係を持ち・・・。
ただの友人同士だった二人が、身体の関係を持ったことで変わっていく。

『花とおじさん』
8年前妻を亡くした作家の鳩山。
その時そばにいてくれたのは、まだ13歳だった従弟の明博。
こちらも年下攻。
タイトルのせいで読み返すまで従兄弟ではなく、叔父・甥かと思い違いしていました。

『ぼくのおじさん』
『花とおじさん』の続編。
明博は出版社に入社。
この海潮社というのは、久保と落合も働いている会社ですね。

『かなしいからじゃない。』
克己のクラスに転校してきた、無愛想な細井。
彼の辛そうな笑顔を見て、彼のことが気になるようになり・・・。
友情以上恋愛未満。
この二人の関係よりも、58歳の年の差を越えて友達関係を築いていた、克己と細井の祖母・小春とのふれあいの方が良かったです。


タイトルロゴが旧作と変わり、全て明朝体+花になっていました。
BL本ってあまりレタリングに凝らないのかな・・・?

1

青年14歳から80歳まで登場

いろいろなキャラが怒りまくり
「やらせろ!」
「俺が先だ!」
マウントを取りたがる男たちがはじけています。

ユギ先生ではないですが
ボーイズラブの年齢に制限ってあるんでしょうか?
私的には、30代かな。(理由はなく、なんとなく。。)
ユギ先生は、70歳だそうです。

コミックス未収録160ページと書き下ろしで
かなり満腹な一冊でした。
ギャグテイストもあり笑えます。

年齢は様々ですが、どのキャラも魅力的。
年齢関係なく、BLを読める方にオススメ。

0

BLというよりLB

LBとはなんぞや。「ラブリーボーイズ」の事ですよ!

表題作「青年14歳」は、小4(11歳)で知り合って、14歳、14.5歳、15歳、18歳と綴られるBLクロニクル。
こちらは正統ボーイズラブで、仲良し→キス→触りっこ→おクチで→15歳とうとう合体、との流れ。
一度別れるのですが、18歳で再会し…
そしてお互いの気持ちを再確認する流れがすごくいい。黒髪男前系の伊東が攻め、美形の町田が受けなんだけど、町田は顔に似合わぬ武闘派でいつも攻めx攻め攻防しているのが笑える。

「猫になりたい。」
管理人の息子 x アパート住人。
こちらの受けも、美形だけど武闘派。でも寂しがりや。年下の攻めに絆されて?めっちゃ色っぽいお風呂の中でのラブシーンです。

「駆け出す男」
高校からの友人同士。
二人共ノンケなんだけど、受けの中野は多分攻めの高円寺が好きだったのかも。酔った勢いでヤってしまい、単純な高円寺はホントに中野が好きになる、という話。Hの時の中野がエロい。

「花とおじさん」「ぼくのおじさん」
一回り以上年下の従弟 x 妻と死別した作家。
攻めの明博は13才からずっと良夫に恋い焦がれていた。『手が欲しいな よっちゃんの手が 今年は左手 来年は右手』
明博のドイツ転勤が急に決まり、良夫は全身を明博に与える。何と切羽詰まったラブシーンか!

「かなしいからじゃない」
この作品は最高です。厳密に言えば多分BLじゃない。萌えもあんまり…というか萌えよりも感動してしまうのです。タバコ屋のカッコいい不良ばーちゃんと影のある転校生の秘密。そして友情。
ボーイズ同士の友情もそうだけど、おバカな高校生とばーちゃんとの交流が凄くいいんだな。
ユギ先生、この作品を収録してくれてありがとう!

「あとがきまんが」「青年?歳」
怒りんぼ受け解説とBLの年齢上限について。BLもついにここまで?と思いきや眼福の「青年24歳」の美麗イラストで〆。

3

単行本未収録が160P!

 親友相手に勃っちゃった、やっちゃった。愛って何? 好きって何? とりあえずやらして町田! やらせろ伊東! 本能に忠実だった2人がちょっぴり大人になって、選んだ道は。いくつになっても青い2人の物語、完全版です!

◆『青年14歳』
 伊東→町田。俺達は親友だ。ズルイよ町田…そんなかわいい顔。冗談だと言って笑った顔が悲しそうで。「俺のこと好きか…?」「わかんねぇ…」とりあえず触りっこ。14歳の好奇心。
◆『青年14.5歳』
 町田→伊東。俺達は仲良しだ。放課後かきっこするほどの仲良しだ。伊東の事なら何でも知っている。だけど最近伊東が「知らない顔」を見せるようになって。…なんかズリぃよ伊東―。14.5歳のとまどい。
◆『青年15歳』
 俺達は仲良しだ。ケンカもしょっちゅうだけど、すぐに会いたくなって。好奇心だけじゃない、好きという気持ちが2人を大人にさせる。15歳の初合体。
◆『青年18歳(単行本未収録)』
 「これで良かったと思う。お前の事好きだって良く分かったから」「俺は別れたくなかった…」せつなさを覚えて愛おしさが増した2人の、2度目の青春。
◆『猫になりたい』
 年下ワンコなタケオと、年上にゃんこなシゲル。「俺じゃあの人の代わりになれない?」「…代わりだなんて、考えたこともねぇよ…」
◆『駆け出す男』
 高校から8年の付き合いになる高円寺×中野。鈍い2人の初H。
◆『花とおじさん』
 明博(21)×よっちゃん(36?)。いとこ同士+年の差恋愛。「手が欲しいな。よっちゃんの手……。今年は左手。来年は右手。何年経ったら全部俺のものになるだろう」
◆『ぼくのおじさん(単行本未収録)』
 ドイツへ3年間の転勤が決まった明博。よっちゃん38歳の決心。「今年は右脚のはずだよ…」「3年分まとめてプレゼントだ」
◆『かなしいからじゃない(単行本未収録)』
 克己が引っ越してきて初めてできた友達、タバコ屋のばあちゃ…小春さん(58歳上)。新たにやってきた転校生、細井明彦との友情も育まれていく、温かい人との交流ドラマ。
◆『「かなしいからじゃない」について(文庫版描き下ろし)』
 「かなしいからじゃない」の解説とイラスト。匂い系。「ダチはこんなことしねぇぞ」と言う細井の表情がまんざらでもないけどあくまでも匂い系。
◆『あとがきまんが(単行本『青年14歳』のあとがき)』
 青年70歳の町田&伊東のイラスト付き。
◆『青年?歳(文庫版描き下ろし)』
 青年80歳の2人が登場。死ぬまでに一度やらせろと迫る町田が結局受けている話(※18歳の2人がお届けします)。
◆『文庫版あとがき』
 青年24歳の2人のイラスト+コメント。

 長編シリーズものを3編読み終えたぐらいの充実感。単行本版にオマケがついたというレベルではなかったです。イラスト1枚とっても奥深い、大きな1冊でした。

1

ずーっとバカな二人


学校帰り電車待つのになんとなーく買ったんですが、
とっても面白いです!!
町田に告白されたときの伊藤の顔がたまらなく萌えますww
やらせろーっと伊藤にいってなんだかんだ
受けのままの町田。
すごくかわいいです!!
町田はこのまま受けのままが良いような
攻めもやってほしいような・・・

てかつづきが読みたいですね!!

おじさんのお話は
年下攻め好きなのでいいですね♪
心温まる感じかな??

かなしいからじゃないは
主人公の友達以上の思いに
気づいてほしいっすね♪

この本は買って損はないと思います!!

3

14歳から?歳まで…

1998年の「青年14歳」から14.5歳、15歳、18歳、そして、?歳(じじい)まで楽しめる、お得な一冊です。「文庫版あとがき」には、24歳の姿も!!必見です!

コミックを持っている私ですが、文庫本、買って損はありませんせんでした!
というか、買ってよかった!(涙)
町田と伊東の成長ときゅんきゅん、悶々、「受け攻め」攻防が、
一気に読めます。コミックス版は、15歳までで、「え!ここで終わり!?」
なところでしたが、文庫版収録の「青年18歳」(2009年の作品)では、
18歳らしい若さと色気の混じった町田と伊東が拝めます!
(絵柄もちょっと変わっているので、歴史を感じます)
まだまだ19歳、20歳とお話が続くといいなぁ…

そして、「買ってよかった」はこれだけではありませんでした!
CIEL2000年掲載の「かなしいからじゃない」(前後編)
これは、BL未満のお話なので(と、ユギさんもおっしゃってました)
収録するかどうか迷ったそうです。いやぁ、ユギさん、収録してくださって
ありがとうございます!おもしろかったぁ~。(若干切ないけど。)
BL未満とはいえ、萌える「友情」。
そして、がっつりBLになるだろう、今後が是非みたいです!

2

泣いたり、笑ったり、怒ったり、殴ったり!?

一応商業作は全部揃えていた中、この『青年14歳』だけはありませんでした。
何故かと言われても、自分でも不思議なのですが・・・でも待ったかいがありました。
補完されてボリュームアップされて登場したのですから、ひょっとしたらこの日が来るのを知っていたのかもしれません(大ウソ!)

少年達の一生懸命、いや一所懸命さが好きだ。
泣いたり、笑ったり、殴ったり(!?)、抱き合ったり、若さというのは、こういうストレートな感情表現があってこそ、前向きに対処していけるのだと、いつも知らしめる。
この少年達も、着実にステップアップしてガチンコして、思春期を過ごしている。
そして大人の階段を昇り始めると、そこに疑問が生まれ立ち止り、考える。
そして出した結果が・・・
青年80になるまでガチンコしていてくれーーー!!
伊東はハゲてましたが、違う意味で天国行かないでくれぇ~ww
ただれてしまった自分には、彼らがまぶしいよ、、、

『花とおじさん』
何が好きかって、甥っ子のつぶやき
”手がほしいな、よっちゃんの。今年は左手、来年は右手、次の年は胸、頭、”
こんな切ない願い、今まで読んだことがないっていうくらい胸を掴まれます。
おじさんは意外にも行動派だったことがわかり、安堵いたしました!

『かなしいからじゃない』
これはBL未満ということでお蔵入りになりかけていたそうですが、充分BLですよ♪
まだ恋になる手前(明らかに片方は恋なんですが)の関係にたどりつくまでに、起きる出来事が胸を打つ。
こうした人との触れ合い、優しさ、そんなものがあふれているのは一服の清涼剤のようで、自分的には大好きですヨ。

ユギ作品のよさ、乳首だの表情だの汁気だの、エロでもありますが、何より殴ったり怒ったり泣いたりが一番好きなのかもしれない、と改めて思った次第です。

1

描き下ろしも充実!

描き下ろしの漫画と見比べてみるとやっぱり絵柄が違いますね~。1998年から10年以上経ってますもんね。歴史が感じられていいかもしれません。今の絵の方が色気があって好きですけど。

一番ウケたのは「ビッグマグナムと呼ばれた中学生・伊東武司」。そんなにデカかったんか…アレ(笑)あと「アジアの秘宝」「人間凶器」とか面白すぎ。

町田は「やらせろ」って言うけど、どう見ても町田は受けだよなぁ。すごい男前だけど。でもなんだかんだカワイイかも。伊東は18歳の時点ではなんかかっこ良くなってたかな?相変わらずヘタレっぽいけど私は好きです(o・v・o)

あと印象に残ってるのは『駆け出す男』かなぁ。女性と寝た後、友人からの電話に出てその友人の所に行く中野。女にモテる美人な受けっていいですね~。カッコイイ。でも丸眼鏡はちょっと…。美人がもったいないよ。

高円寺のやけ酒につきあって、そのまま勢いで寝てしまった二人。最後はくっついてくれてよかったよかった(´∀`)高円寺の「おまえにフラれたら誰に慰めてもらえはいいんだ」って最後のセリフがバカっぽいけどよかったです。

描き下ろし漫画…まさか『青年80歳』とは…すげぇ。ホントに天国に行っちゃいました(笑)やっぱり山田ユギさんの作品って面白い!買って損なしでした(^_^)

1

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