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ルカと勇気に新たな試練が!?ドラゴンハートハートシリーズ第2弾!!
バカバカしさに拍車が
一冊目は設定にのりきれず、楽しみそこねてしまったので、続編のこちらはまったく期待せず、イラストを見るためだけでいいや、くらいで手に取ったせいか、意外と楽しんでしまいました。
これで楽しいということに、さらに負けた気持ちに。笑。
でも、設定は後出し、ご都合主義だし、次々と新キャラクターが出てきて、勝手に謎を説明していく展開で、すごくいい加減、デタトコまかせのノリだけで書いているようなかんじが強くて、もったいないですね。
ノリまかせ、テンポがいいだけ、というのは多いんですが、それでも、もうちょっと、と思うだけ無駄なのかも。
でも、いろいろ噛み合っていないかんじが残念でした。
それでも好きなんですが。
ドラゴン本第2弾
伴侶を見つけた報告をするために、ルカが『内』に帰って早２ヶ月、いつ帰ってくるんだ！ って感じなんです。
人を信じられない勇気が、やっと愛することを知った相手なのに、取り残されて２ヶ月。そりゃ淋しくも成ろうというものです。
だから、やっと帰ってきたルカに、ついつい跳び蹴りを入れても仕方がないかと……。
従者の従者のクリス（勇気の弟・勝利の伴侶）が、落雷と共に帰ってきたと思ったら、またしても落雷が。
そして現れたルカの弟・ジャック。
どうやら、大好きな兄を追いかけてきて、結婚に反対したかったらしい。
ルカたちの一族は、一族の中にひとりでも反対する者がいたら、結婚出来ないルールがあるんだそうです。
そして、このジャックが病弱だったせいで、ルカを始め家族に甘やかされて育ったため、わがまま放題で手に負えません。
ですが、ルカの弟だから、勇気が根気よく躾直そうと頑張ったりして。
わがままジャックが、そう簡単に可愛らしく変貌するはずがないんですが、新しい登場人物で、勇気たち兄弟の従兄・要に懐き変わり始めるんです。
いやぁ、恋の力は偉大です。
この要や、宝石を扱ってくれることになる勝利の友人・匠也たちは、ルカたちドラゴンの存在をあっさり受け入れちゃったりするのは、出来すぎだよ～と思ってしまいながらも、こういうエピソードは好きだなぁ。なんかホッとするというか。
まぁ、こういう出来すぎてる話を受け入れてこそのファンタジーなのかなと。
ですが、続編ありきで書かれた場所が多くて、消化不良というのとはちょっと違うけれど、これもこれだけ？ えっこれも？ これで終わり？ という感じで、ちょっと残念でした。
もう少しスッキリさせてから、以下続巻……にして欲しかったです。
フラグ、立てすぎ。
