身体を重ねたら、もう親友とは言えない。

恋の誘惑、愛の蜜

koi no yuuwaku ai no mitsu

恋の誘惑、愛の蜜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×26
  • 萌13
  • 中立10
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
11
得点
103
評価数
38
平均
3.1 / 5
神率
15.8%
著者
いとう由貴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
恋の誘惑、愛の蜜
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773099461

あらすじ

その手に、その髪に――触れる者すべてに嫉妬する
親友の貴之と関係して二ヶ月。どんなに濃密な夜を過ごしても、知也は素直になれなかった。ベタベタせず、常にそっけなく。それは、高校時代から貴之を見続けてきた知也だけが知っている、嫌われない為のルール。身体を繋げたことで貴之は知也に親友以上の感情を持ち、ずっと好きだった彼に抱かれた知也は自分に臆病になっていた。貴之の激しい執着を嬉しいと思う反面、己の醜い独占欲を知られることを恐れた知也は別離を決意するが!?
出版社より

表題作恋の誘惑、愛の蜜

桐嶋貴之・知也の親友のパティシエ・26歳
相澤知也・地味な雑誌編集者・26歳

レビュー投稿数11

親友らしさはそんなに無い

関係を持った状態から物語がスタートするので、親友らしいシーンは殆どありません。
受けが積年の片想いをしているので仕方ないかもしれませんが、どうせなら親友らしいエピソードも欲しかったです。

拗れますが、両想いと分かるので安心して読めます。

パティスリーの子たちが様子のおかしい攻めを心配していますが、恩師が亡くなったタイミングでおかしくなっているはずなので、普通はそれが原因と思うのでは……? とどうでもいい事を思いました(物語には関係ない)。

1

どうしてこんなことに!

10年越しの片思い!!募る想いを抑えて親友でいる!!
友人としての特別感、恋愛を諦めた切なさ。
一番近いのに踏み込み切れない関係、大好きです!!!

ひょんなことから身体の関係が続くも、貴之のこだわりの強さを知っているからこそ、自分が対象に見られることはない、何のために求められているのか分からない、でも体だけでも繋がれるのが嬉しい、でも甘えたら貴之に嫌われる!?飽きられないようそっけなく振る舞う姿が苦しい!!切ない!!知也、かたくなすぎ!!!

貴之に合わせて演技しているからって引け目があるのは分かるけど!!辛辣なことを言っても知也の体も心の奥も悦んでるのに!!貴之は優しく蕩かしてくのに!貴之が可哀そうになるくらい、知也は意固地!!素直に気持ちを伝えられない環境にした貴之、「好き」と言わない貴之もいかがなものだけども、通じあわない~~~貴之も離したくないほど特別なのに、「好き」を自覚するまで時間がかかるから、じれじれする!!

貴之がこれまでの恋愛と違う行動を取るのも、知也が特別だからなのに、違う態度のせいで余計に混乱する知也……こんな状態じゃ友達でもいられないと根詰めてく狂おしさが堪らない!!許容範囲を超えて、逃げるけど、逃げられない~どうやって貴之の好きを納得させるかと思ったら、変態バカップルでちょっと笑っちゃいました。突き抜けていて好き。

2人の仲を面白おかしく茶々入れる知也の上司は、知也を好きなわけでもないのに何なんだ…?何、この読めない人…と思ったら「恋の報い、愛の渇き」の食えない攻め!!鵜飼だったら仕方ないわ、と思えました。スピン作を読んでなくても本作は読めるけど、読んでいたので、何この人感が薄れました。

気持ちが通じ合ってからのエッチはケンケン甘々ハメ撮り!!なんだかんだと貴之に甘い知也。ぐすぐずになっちゃう知也。かわいすぎでした。強要自慰からの無我夢中になっちゃうの堪りません~すっかりラブラブになって、めでたしめでたし!!片思いの切なさもエロも堪能できました。

1

親友が恋人になるまでの長い道のり

悲しみを癒すために抱いてしまったことで親友の可愛さに気がついてしまい右往左往するハイスペック男の悲喜劇。

好きなのに擦れ違ったりじれじれぐちゃぐちゃするお話がダメじゃない人ならお勧めしたい作品でする。

親がそこそこ資産家で容姿も優れ男にも女にのモテル一見完璧な有名パティシエの貴之。
自分を平凡で特別取り柄もないと思っている雑誌編集者の知也は貴之のことを高校生のころから密かに想ていました。

貴之はきっと何をするにも努力とは無縁で器用に人並み以上に出来るから何かを手に入れる為に力を尽くすとか我慢することなどない人生だったんでしょね、という感じの男です。
抱いて気持ちいいが、イコール好きだと思っていた彼にとって青天の霹靂だったんでしょう。
『好き』が怖かったりドキドキしたりふわふわする感情なのも初体験。
お話の中のこんな男は面白くて興味深いキャラですが、現実では友人にも恋人にしたくない最低男。
彼女にちょっとでも気に入らないところがあるとあっさり捨てるんですから。

知也は親友という立場でそんな日替わりのように次々と恋人が変わっていく貴之を見つめ傷ついていたから、無理してクールで大人の関係を演じています。
嫌われないよう、友人という立場だけでも守りたい健気さにきゅんとしました。

エッチな写真の撮り合いはそう来たかという感じで面白かったです。
知也は意外と男前な性格でやられっぱなしじゃないところに好感が持てました。

引っ掻き回しながらも暖かく見守る上司の鵜飼さんのお相手がどんな人なのか興味津々。
と、気になったのでスピンオフ作品の『恋の報い、愛の渇き』も読んでみることにします。

2

可愛いうじうじ

好きなんだけど、絶対嫌われたくないから、絶対好きって言わない
って受けさんと、
ほんとに好きになるってことがわかってなかった&知り合いだったら間違いなく一発殴ってる超モテ・さいてー男攻めさん。

その二人が、なんだ思いあってるんじゃん ってしっかり認識しあうまでの
長ーいうじうじ話。
けっ てなっちゃうかと思ったんだけど、なんか受けさんが
いじらしくて可愛らしくて、案外萌えました。
てか一方的に受けさん頑張れ、もっとじらせっ と応援してた気分(笑)
どうやって決着つけるんだ とうきうきしてたら、あっさりくっついちゃって、最後がちと残念。
(写真撮りあいっこするのが あっさりか というと?ではあるが
なんとなく、すとんとくっついちゃった感が)
ま、人さまのうじうじをお茶しながら楽しませていただきました!的なお話でした。

1

どっちもどっち…

親友として十年間過ごしてきた友也と貴之。友也の秘めた片想いだった貴之との関係が、とある切欠で変わってしまいます。貴之の過去の奔放な恋愛を知る友也は、彼に飽きられないように貴之に対して敢えてそっけない態度を貫きますが、一方の貴之は友也への執着を募らせてゆき――というお話。

続編(スピンオフ)に当たる「恋の報い、愛の渇き」を先に読んでしまったのですが、そちらに出てくる友也と貴之はもっとこう…無邪気に仲良くしている印象だったので、本作ではまとまるまで結構ドロドロしていて意外でした。友也が妙に打算的なのも、一回ヤンデレ暴走して猛省したはずなのにまた同じような手で友也を追い詰める貴之も、なんだか浅はかというか子供っぽいように思えて、あまり好きになれませんでした。

当て馬ポジションを楽しんでいた鵜飼は飄々としていて良かったですが、同性同士の秘めた恋情に第三者が気づくって、普通はないよなぁ…と毎回思ってしまいます。いやはや、BLドリーム。

ちなみに鵜飼が今でも天宮とラブラブなことが判明して良かったです。

1

のろけをニヤニヤ聞いてる感じが楽しい

割と軽めのお話でした。
ちょっかいを出す鵜飼がいいキャラで、鵜飼視点で見ちゃったからか、本人たちはまじめに悩んでるんだろうけど、非常にかわいくてほほえましかったです。
人の恋バナをニヤニヤしながら見守ってる気分を楽しめました。

攻めはモテモテの元遊び人設定ですが、本気になったのは受けが初めてなので、二人とも初恋同士みたいなもの。不器用さがかわいかったです。
それだけではなくて、桐嶋(攻)は自分のお店も目が届く範囲でやりたいように、支配欲がかなり強いらしく、晴れて思いが通じた後の束縛がやや変態じみていて、ニヤリとさせられました。
受けの方も、すべてをくれるんじゃなかったら殺したいというくらいの、粘着・束縛気質。今後はきっとごちそうさまと言いたくなるくらいのラブラブなんだろうなぁと思うと、またほほえましく、読後感もよかったです。

1

設定は好きなのですが残念

元遊び人である攻めが、受けだけに本気になり、執着・溺愛する設定は非常に好きなのですが、ストーリー展開が私の好みではなかったようです。
以下、ご参考になればと思い、私の好みじゃなかったポイントを書いてみます。

①元遊び人の攻めが、受けを好きになり執着する過程に説得力がない
攻めと受けは10年来の親友で、受けは元々攻めが高校時代から好き。
恩師の死をきっかけに2人は体の関係に。それ以来、攻めは受けに対して友情でなく愛情を感じ、本当の恋を知っていく、という設定。
まず、攻めがなぜ受けを好きになるか、なぜここまで執着するのかの描写が少ない。受け視点のみの小説ならこれでもアリかもしれませんが、攻め視点描写もふんだんに盛り込まれており、しかも攻めは本作中結構受けに振り回されて可哀想なことになっております。なのにそれにも耐え続け、受けを追いかけ続ける理由に説得性が欲しかった。
②攻めが受けに執着するあまりヤンデレへ
元遊び人の攻めですが、受けを好きになってからどんどん執着していき、ついに危ない行動に出ます。このあたり、①の描写がうまければ納得できたのかもしれませんが、いかんせんなぜ攻めがそこまで受けに入れ込むのかを読者として納得できていないままなので、感情移入できずでした。
③強引なハピエンへの軌道修正
受けを独占できないなら行為中の写真を撮って保険(脅し?)としようとする攻めと、攻めを一生自分のものにできないなら殺したいと思っている受け。まさに割れ鍋に綴じ蓋CPでしたが、思いが通じ合った途端、精神状態は正常モードに復帰。そして、それまでの両者の病み風味はどこへいった?という具合に強引にハピエンへ展開していきます。
最後にページ数が足りなくなったのかもしれませんが、この誤解を解く部分と、気持ちを通じ合わせる部分はもう少し丁寧に描いてほしかったな、という印象です。

バイ・元遊び人・執着・溺愛 X 初恋・健気・天然・地味 あたりのCPがお好きな方で、上記気にならないようであれば、はまるかもしれません。

3

ツボにはまりました☆

親友から恋人に・・・ってすごく好きなんですよね。
攻めはモテモテで色々な人と付き合ってたけど、受けだけは特別なことに気付き、必死で告白するんですが信じてもらえず・・・。受けはずっと攻めが好きだったんですが、捨てられないためにわざとツンツンしてるんです。
どうやら私、かっこよくてモテモテの攻めが、受けに必死になってるのが好きみたい。前半の受けのそっけなさに寂しく思っていたり、後半の受けに対する執着ぶりはかなりツボでした~!受けも本当は好きなのにわざと冷たくしたり(まぁ色々理由があるのですが)、最後まであっさり流されないのが良かった♪本当は攻めのことが好きでたまらなくて、すごく執着してるのに、見事に隠し切って攻めを振り回してました。
受けが特にきれいでもなく、地味なところもツボ。そして、攻めが受けに対してすごく優しい!強引だけど優しい攻めなところもツボです。
色々ツボを刺激されまくりで、かなり萌えました~!できあがった後の、アツアツラブラブぶりもたまりません!!

0

自分的には超ドストライクでした

帯『身体を重ねたら、親友とは言えない。』

いやーー、ともかく全てが自分の萌えツボにドストライクでした。
あまりにドストライクツボをバンバン突かれまくったので私的には神評価なんですが、他の人に神評価が当てはまるかどうかは正直ちょっと不明、でも自分的にはもう神!萌え神君臨ですよ!!

萌えツボ1、幼馴染成長モノ
萌えツボ2、美形攻×地味受
萌えツボ3、地味受が必死で突っ張ってるけど健気
萌えツボ4、男女問わず食いまくりで誰とも長続きしない攻が受にだけは執着

他にも、えーと色々あるんですが、ともかく全てが萌えツボ!
読んでて床ローリングしまくりましたとも!

話的には切ないです、親友の貴之〔攻〕を高校の頃からずっと好きだった知也〔受〕
高校時代から美形で格好良い貴之は女の子に凄くモテるんだけど、ちょっとした些細な事で直ぐ嫌になって別れてしまい、また次の娘と付き合っては別れるの繰り返し。
以来ずっと親友関係の2人なので、和也は貴之が相手のどういう所で嫌いになるのかをよく知ってます。
そして和也は26歳となり、ライター業を、貴之はパティシエになっており、あるきっかけで和也は貴之に抱かれ、以来彼らの関係は続いています。
貴之は和也を甘やかしたいし、もっと一緒に居たいしベタベタもしていたいと思っているんですが、和也は貴之の過去の恋愛経歴を知っているからこそ本当は一緒に居たいし睦言めいた事もしたいけれどそこを我慢してわざと距離を置いたり、ちょっと突き放した位置を保っています、何故ならそれが一番貴之と長続きする方法だと思っているから。
そのお互いの想いの交差が何ともいえずたまらんのですよ!
貴之の気持ちも分かるし、でも和也の気持ちも分かる。
まさに幼馴染モノだからこその醍醐味とでもいいましょうか、相手の性格をよく知っているからこそ素直に好きだと言えない、愛情を素直に表現出来ない。

あーー、もう最初から最後までホントに見事に萌えツボでした。
これこれ、こういうのが読みたかったんだよー!という見事なまでの理想幼馴染モノでしたです、はい。

4

一途な受け

いつもにも増してドキドキ感がありましたねぇ。好きなのに好きと言えない、そして、愛するという事を知らずにいたため、大事な人をずっと傷つけていて、そのツケが回ってきたり。
あ~このハラハラ感がたまりません。

好きな相手の付き合いを、ほぼ把握していると言うことって、幸せなんだか不幸なんだか、考えさせれちゃったなぁ。
相手の好みがわかっているからこそ、そういう付き合いしかできないという淋しさとか虚しさなんかもあって。
だから「好きだ」って言われてもそれが信じられない不幸もあり。

こんな二人を煽った副編集長・鵜飼、こっちの恋愛事情も気になるところです。

3

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