胡蝶の誘惑(エロス) ― アーサーズ・ガーディアン

kochou no eros

胡蝶の誘惑(エロス) ― アーサーズ・ガーディアン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
8
得点
62
評価数
16
平均
4 / 5
神率
50%
著者
Unit Vanilla 

作家さんの新作発表
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イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
硝子の騎士 ― アーサーズ・ガーディアン
発売日
価格
¥900(税抜)  
ISBN
9784813011842

あらすじ

「あなたはこの幸運を受け入れた方がいい。ほんの数時間で苦しみから解放される」
製薬会社ヨーゼアに勤める叶野史生は、妄想癖のある熱心な研究員だ。
ある秋の夜、いきなり見知らぬ外国人が家を訪ねてきた。
褐色の肌に端正な容貌の彼、グレッグ・メイヤーは、初対面にもかかわらず、叶野の持病を自分に治療させるよう主張してきた。
いったいどうして?
わけがわからず怯える叶野をグレッグはなんとか説得しようとするのだが、叶野が偶然つくりだしたある薬のせいで事態は思いがけない展開になり……!?
傷つきやすい大人たちが手に入れた真実の愛とは!?
出版社より

表題作胡蝶の誘惑(エロス) ― アーサーズ・ガーディアン

グレッグ・メイヤー,国境なき医師団所属の外科医
叶野史生,32歳,妄想癖のある製薬会社・研究員 

レビュー投稿数8

ニヤニヤしっぱなしでした

グレッグ・メイヤー(医師 ガーディアンの指令で日本へ)×叶野史生(製薬会社勤務研究者 妄想癖 持病がある)

※この作品はアーサーズ・ガーディアンシリーズの3作目になります。(1作目『硝子の騎士』、2作目『密林の覇者』)登場人物などがリンクしています。

シリーズの1、2作目『硝子の騎士』『密林の覇者』と読んできて、まぁまぁ楽しめたのですがちょっと物足りないなぁと3作目の購入を迷っていたのですが、何か他の作品と異なる雰囲気を醸し出す表紙の人物に興味が惹かれ読んでみました。

……寝る前にちょこっとだけと思い読み始めたのが間違いでした。あまりの面白さに途中で辞めることができなくなり結局最後まで読んでしまいました。

当初興味を惹かれた表紙の人物、グレッグ・メイヤーはアーサーズ・ガーディアンのエージェントなのですが、叶野の持病の手術をするという指令を受け来日します。ビジュアルが特徴的という事以外には普通の(とは言ってもとても魅力的でカッコいいというのは基本ですが)キャラでちょっと肩すかし!?かと思いきや、真の大本命キャラはヒドイ妄想癖を持つ叶野の方でした!!

事あるごとに挿入されるトンデモ妄想やちょっととぼけた叶野の行動も面白いのですが、それをとてもコミカルで軽妙な文章で書かれているのが余計に笑えました。本当に読んでいてニヤニヤしっぱなしでした(何度も吹きだしてしまいましたし)。妄想癖のあるキャラだけでなく話の内容も結構なトンデモ系なので「なんじゃそりゃ~(笑)」という展開でもOKという方には是非オススメしたいです。

シリーズ1、2作目が比較的王道だったので、余計にこの作品にはビックリさせられました。でもとっても楽しめたお気に入りの作品です。

5

やっとラブコメらしい話になったねぇ

アーサーズ・ガーデンシリーズ第三弾のお話。
1巻目のあとがきにラブコメを目指したと書いてあったにもかかわらずラブはあってもどうみてもコメデイというにはコメディ色が薄すぎた2作に対してこの話は本当にラブコメらしくてすごく読んでいて楽しかったです。

病院の待合室や電車の中で読んでいて始終出てくる笑いを堪えるのに苦労しました。
受けの妄想がすごい笑える、それから製薬会社で開発中の薬の内容もやDVDの話、今回のミッションの内容からして「なんじゃそりゃ、そんなミッションでいいのかよ!」と言いたくなるような内容で。もうなにもかも可笑しくてたまりませんでした。

だからってコメディだけで終わっているかと言うとそうでもなく、日本人とアメリカ人、考え方や生活の違いから来るちょっとした心のすれ違いに切なくなったりと笑いとシリアスのバランスがとてもよく取れていてそういうところもこのお話のよかった点の一つでしょうね。前作でがっかりした方もこれはぜひ読んで欲しいと思いました。

作者が名前を隠して作品を書くこの試みに何の意味があるのか未だに判りませんがこの作品って誰が書いたのか…?と考えるのはちょっとだけ楽しいかも。

それから、前作でも思いましたが絵師の蓮川さん、彼女のイラストはハリウッドスターやらイケメン外国人がすごくよく嵌っているので見ていてうっとり出来るのも良いですよね~眼福眼福。

5

受けが深刻な痔なんてOTZ

(゚∀゚)おっもしろぉい☆
シリーズモノだけど、この巻だけ読んでもらいたいくらいだ。

世界的大富豪 故アーサーの守護天使(ガーディアン)たちの使命は
たったひとつ。
アーサーの意思に従い、彼に助けを求める人々に手を差し伸べること。
そんな彼らのことを“アーサーズ・ガーディアン”と呼ぶ。

アーサーズ・ガーディアンシリーズ第3弾です。

世界平和は足許から・・・と無料で依頼をこなす便利屋なんですけど。
普段は、みんなそれぞれのスペシャリストとして
普通にお仕事をしているナイスガイ達。

この巻に、主にセレブの依頼を受けているとの記述がありましたよ。
世界平和だとかなんとか掲げてるけど
ミッション内容が非常にトンチキなスペシャリスト集団w
セレブに無料奉仕をすることで、プライスレスの恩義と信用を得ると
その一文に、非常に安堵しました。

そんでもってはいはい、第3弾!
今回のミッションは・・・薬品研究員 叶野史佳 32歳の
痔の手術をすること!

えええええええええ(゚ ▽゚ ;)

ちょお・・・受けが深刻な痔なんてOTZ
それは世界平和に関わるよね。たぶん。

今回のミッション担当は、ちょいちょい名前が出ていた
国境なき医師団所属の外科医 グレッグ・メイヤー

このミッションは、いつものセレブ相手ではないんですけど
種あかしはラストでv

グレッグは、なかなかベテランのガーディアン。
だがしかし突然ピンポーンってアパート訪ねて
「あなたの痔を無料で手術させてください」って・・・ベテランかよw
つっかガーディアンのレベルが底知れねぇよw
危険度0のこのミッション!!!
グレッグは、無事に叶野の心を開いて痔の手術という
ミッションをコンプリートできるのであろうか???

てな感じでw
とにかく、非常におもしろかったです。

だって、この受け。
顔は男前なのに、中身は超妄想癖のオタク。しかも未経験ーv
家にゲイDVDが山ほどあるんだ。
この受けの妄想に、ニヤニヤが止まらないっ。

3

シリーズの中で、「胡蝶の夢」と「密林の覇者」が大好きです!!

アーサーズ・ガーディアンシリーズの中で、「胡蝶の夢」手放せんです!!!叶野君、天然受けも、ここまで来ると(誘い受けを超えた)純心攻めでしょう!!攻め落とされてしまうグレックさんが、ホントいい人、いい男…ちょっとトラウマ抱えてますけど(蓮川先生のグレック、エロくて、もうっ!たまりません!!)…お気の毒と言うか、新たな世界へ、ようこそと言うか、二人して、ほのぼのとネズミの王国へ、旅立ったあたりも読みたかったです~♪今でも、時々、奥の方から出しては読み返す、楽しい作品です♪ヾ(≧∇≦)

0

ふたつの病

あらすじを見ても、表紙の雰囲気を見ても、これがギャグ小説だとはわからないですよね。
でも読んでみたらかなりのトンチキでした。(注・褒めてます)
おかげさまでかなり笑わせてもらいました。
作者は木原音瀬さんらしいという予想を読んで買ってみたんですが、読んでみて私もこれは木原さんだと思いました。
本音を言えば木原さんの小説は切なさが好きで、ギャグ調のは自分的にはあまり合いませんでした。
でもこれは面白かったです。
叶野の持病は『痔』。BLの受けとしては致命的な病かもしれませんね。
ラストは手術で痔も治り、めでたしめでたしなのですが、でも彼にはもっと重い病『妄想癖』があって、これは手術でも治らないから今後もいろいろ大変だと思います。
忙しくて会えないと「捨てられたのだ」と妄想して一人号泣したり、グレッグが出向いた場所で事件が起こったら「グレッグは死んでしまった」と自殺しかけたりしそう。
本人も大変だけど、グレッグも心配が絶えないのじゃないかと気の毒な気もします。
叶野の妄想癖はかなりのもので、わずかの間に妄想に入り込んで本気で嘆いたり興奮したりするのですが、それが思いのすれ違いを生んで、切なさもちゃんと味わえました。

2

胡蝶の誘惑

いつも買ってすぐは読めないアーサーズガーディアン…
今回も積んだなあ;
医者×製薬会社の研究者!
受けには秘密があって、実は痔なんです。そう。痔。
BLにはあってはならない病気ww
あと、黙っていればクールビューティーと言われる容姿なのに、妄想癖がひどい!!
自分が好かれてれてるんじゃ、押し倒されたら…みたいな妄想しまくってておもしろかった!!笑
受けだけが生粋のゲイで攻めはノーマルなので、最後に攻めが受け部屋掃除してゲイDVDを発見されちゃった時とかおかしかった(>ω<)
話はおもしろかったと思うんだ…ただ、グレッグが叶野のこと好きになるきっかけがイマイチわからなかったような…
アーサーズアーディアンシリーズだったら二番目に好きですv

1

タイトルとイラストに騙されてはいけません(笑)

ラブコメというよりはもうギャグかもしれません。
美形だけど妄想過剰の主人公と、彼の痔を治すためにやってきた超高名な医者。
突然現れた謎の医師にピンク色の妄想を繰り広げる叶野には思わず大丈夫かこの人?!とつっこんでしまった。
一方のグレッグさんがド真面目なせいか、ちっともかみ合っていない会話はいっそ爽快。

ただどうしてもイラストとのギャップとか先行していたイメージとのギャップを修正できず、なんだか不完全燃焼のうちに読み終わってしまったのが個人的に残念でした。

しかしBLの受で痔って、色々心配になってしまいます。
グレッグさんが医者だからいいのか、いいのかなあ……(遠い目)

3

癖が強烈

「アーサーズ・ガーディアン」3作目。
シリーズの他の作品の登場人物も名前と世間話程度には出てきますが、この作品だけでも読めます。

1作目2作目は王道ですごく読みやすい作品だったのですが、この3作目は異質というかキャラの癖が強くて読んでいてびっくりしました。
作者は公式には発表されていませんが、たぶんあの先生なんだろうな?と思いました。

妄想癖の激しい隠れゲイの研究者のもとに、とつぜん黒人の医者が現れて「痔の手術をする」と言い出すという??

とにかく設定が強烈なので人によっては好き嫌い別れる作品だと思いますが、文章力が高くてどんどん読めました。

0

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