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kyuujitu no gohoubi anthology ii huuhu hen

趣きは現実世界の世界観ですが、ちょっとだけファンタジー要素入った物語です。
登場人物たちの名前から察するに、フランス(またはフランス語圏)が舞台と思わせる外国の芸術演劇の世界がモチーフとなっていて、劇団の人気トップスターと、天才戯曲家との夫夫関係のカタチから入っていくストーリーとなっています。
年下から熱烈にオファーされた囲い込み婚っていうのが、それだけでもう…ムフフ…色んなことが想像できちゃってワクワクが止まりませんでした^ ^
仮初の夫夫関係から2人がどのようにホンモノの夫夫になっていくのか、そしてどう恋愛の道筋を作っていくのか。攻めのギャスパルの方はヒューゴを好きなのがモロ分かりなのでそっちは置いといて、問題はヒューゴの方です。
結婚した時点ではヒューゴはギャスパルにゼロ感情なので、そこからどうやって100にまで押し上げていくのか、そこが一番の見どころでしょう。
恋愛にも人付き合いにも奥手なヒューゴがどうやって恋愛感情を抱くようになっていくのかと、彼が抱く不安を受け止めつつ見守りました。
アンソロジーの短編とはいえ、短い尺ながらすごくしっかりした作りの作品だなと思いました。2人が所属する劇団のことだったり、演目や配役のことだったり、背景が細やかに描かれているおかげで2人の恋愛の部分がすごく映えています。
物語が浮ついていないんですよね、ちゃんと設定がストーリーに根付いているというか、落ち着いているというか…安心して読んでいられる。だけど、重いというわけでもなく、サラッとストーリーが入ってくる口当たりの良さもあったりで、終始心地よい読みやすさに導かれて満足な読後感が得られました。
年下のアプローチ力に押されてどうなるかと思ったけど、自分の殼に閉じこもっていたトラウマを解放し、心を預けられる唯一無二の存在と心から結ばれることができた救済エンドにグッときました。
ただ。個人的には魔法の要素はなくても良いかな…と。ファンタジーじゃなくても十分成立する作品だと思います^ ^
2人のベッドシーンが思った以上に濃厚だったのには、驚きを通り越して歓喜…!
ヒューゴって、こんな官能的な一面があるのかとドキドキいっぱいでしたし、たっぷりめの甘いイチャイチャシーンにひたすら合掌でした(笑)
実はBLの商業小説を購入したのは初めてでしたが、とても良かったです!
ギャスパル様とヒューゴ先生それぞれの感情表現やその変化も繊細に描かれていて…けっこうなボリュームなのに一気に読んでしまいました。
それとなんといってもヒューゴ先生が可愛いです…!
才能溢れる(のに)日常生活能力皆無+最低限しか人と関わろうとしない年上男性が、自分にないものを全て持っている(ように見える)年下男性によってもたらされる新たな感情に混乱しながらも向き合い、心(と身体も)を開いていくの、本当に最高でした。。
タイトルについている純愛の意味も本編を読んで「そういうことだったのか…!」と納得です。ヒューゴ先生の眼鏡の件も…。
2人の甘々なシーンがえっちでかわいいので是非本編で堪能してほしいです。