まだ僕の中にいて

mada boku no naka ni ite

まだ僕の中にいて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
20
評価数
4
平均
5 / 5
神率
100%
著者
椿 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801988286

あらすじ

【元優等生の遊び人×訳あり20歳のピュア学生】

“ずっと、淡い想いがカラダに燻っている――”
嘘から始まる開発ラブ

事故で2年留年したのち復学し、2歳下の子たちとクラスメイトになったハタチの学生・橙山灯呂(とうやまひろ)。
そこで再会したのは、かつて生徒会で可愛がっていた後輩・紺野廻(こんのめぐる)。だが優等生で純粋だった昔の面影はなく、誰でも抱く遊び人になっていた。
なんとか過去の仲を取り戻したい灯呂は咄嗟に「俺もお金をもらって男と寝てる」と嘘をついてしまう。それが2人の関係をこじらせて…!?

レビュー投稿数1

好きな人の隣が最高の"居場所"

男子高校生のアオハルものというには、ちょっとテイストが重め。爽やかさよりもしっとりが沁みる作品です。

2年前先輩後輩の関係だった2人が、灯呂の復学をきっかけに同級生となって再会。大きな事故で留年を余儀なくされて再度学園生活に馴染もうとする灯呂の健気さと、見目麗しい男に成長した廻にかつて抱いていた恋心を再確認させられていく心情描写が、めちゃくちゃ切ないです。
この切なさを支配しているのは廻が灯呂に抱く罪悪感や葛藤で、廻がどうこうというより、廻がいかに灯呂とちゃんと向き合えるか否かが2人が結ばれる鍵となってきます。

誰とでも寝るようなキャラに変貌した廻に戸惑いつつも、以前のように廻に接する灯呂の純真さに次第に堅い扉を開けていく廻サイドの態度変化は一番の見どころでしょう。最初のうちはクールで怖い印象だった廻の本質がだんだん暴かれていくと、ものすごく繊細で誠実なキャラクターであることが分かってくると思います。
灯呂を傷付けたトラウマと、父親に見捨てられて居場所を失った悲壮感にずっと心を支配されてきた廻の背景の重さには胸が痛みました。心身共に未熟な思春期での出来事だからこそ、その重さを抱えきれなくなって、投げやりな生き方にシフトしていった廻の苦悩はいかばかりか…。
灯呂視点から廻視点に移り変わると、廻の苦しい感情に襲われるシーンでいっぱいになりましたが、そうした闇から救い出してくれたのは、やっぱり灯呂の存在でした。

灯呂がホントに良いキャラしてるんですよ^ ^
素直で一途。普通なら諦めて距離をとってもおかしくないのに、ぐちゃぐちゃなりながらも廻に向かっていく姿は可愛くて愛おしくて、ギュッとしてヨシヨシしたい衝動に駆られて仕方なかったです(笑)

好き同士なのに、なぜか焦ったい方向に進んでいく2人にやきもきしっぱなしで見守りましたが、ようやく見つけることができた"居場所"でこの先もずっと幸せでいて欲しいなと思いました。
ビジュアルの良さ、ストーリーの沁み具合、どれも素晴らしかったです!

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