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outei denka no command ga hakugin kishi no kodoku o mitasu

初読み作家様です。
表紙のはにかんだセリル(受)の表情と、亡くなった恋人を今も想う中で
出会った新たな恋、という設定に惹かれ拝読してみました。
“白銀の騎士”と謳われる王立騎士団副団長のセリル(受)。
一年半前に事故で亡くした恋人を今でも忘れられず、
孤独を感じながらも忙しく働く日々…
そんなある日、上司である騎士団長から「王弟殿下へのお遣い」を頼まれ
王弟が館長を務める王立図書館へと赴くことに。
そこにいたのは、かつての恋人と瓜二つの顔をしたレオンハルト(攻)でー
と始まる、Dom/Subファンタジーです。
ちょっと肩透かしというか「あれ?」と思ったのは、
セリルが愛し今も忘れられない存在である元恋人・エリオットとの間に
体の関係はなかったー
という部分。
ノーマルであるエリオットとの間には、Subであるセリルが満足できるような
プレイはなかったー
この部分は理解できるのです。
SubとしてDomを求める本能に抗う形で、本気でエリオットのことが
好きだったんだな…と、むしろ萌え要素。
でも、どのぐらいの期間付き合っていたのかは不明だけれど
信頼し心から愛していた相手との間に、性交渉は実は一切ありませんでしたー
というのは、「えっなんで?」と疑問が先に立ってしまい、
不可解だったかな...
またレオンハルト×セリルの恋愛パートでは、
レオンハルトが亡きエリオットの姿形にそっくりー
という設定、必要だったのかな?という疑問も。
あらすじでも惹かれたように設定としてインパクトはあるけれど、
亡き恋人とほぼ同じ見た目の”別人”を愛するー
というのは、ちょっと新たな恋のハードルとしては高い気もしました;
そのハードルも超えられるよね、と納得できるほどの
レオンハルトの”攻めとしての魅力”という点では、やや(自分の中では)
弱かったかな...?と思います。
とはいえ、Dom/Subならではのコマンドを生かした
甘やかで官能的なプレイは読み応えあり!酔いしれました。
エリオットとの関係では得られなかった、本能を満たす深い部分での満足感。
新たな愛に踏み出すことに臆病だったセリルだけれど、
ぐずぐずに甘やかされて安心して蕩け、
“白銀の騎士”とは違うプライベートな一面を見せられる相手に出会えて良かった...
ちょっと色々気になる設定にツッコミを入れてしまいましたが(すみません;)、
楽しく拝読した一冊でした。