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不器用な元ノンケ×ロマンチストのゲイカップル4年目の日々。
1095nichi no hanataba dozen rose

相手を不快にしたらどうしようとか、好きだからこそ考え込んでしまってうまく言葉にできなかったり、選ぶ言葉を間違えてしまってすれ違いもあった不器用な二人の続編!
今作では、遥が無事に独立してお店がオープンしているところからスタートします。おめでたい!しかし、やはりオープン直後なのでまだまだ順調とはいかず、晃成との時間がなかなかなくて‥‥けれども前作よりも成長した二人は言葉選びが下手なりにフォローしあって乗り切っていきます。
ところが、遙の元カノが登場し、動揺が走る晃成!
ネタバレしてしまうと何も心配することがないんですが、やはり成長しているものの口下手な二人は健在で危なっかしいところがありました(笑)
二人の関係を隠しているせいもあってしどろもどろになってしまうことも多々あったので、友人や同僚には正直に言えてよかったのかなと思います。
ラストシーンはタイトル通り、ついに晃成が花束をもらいます。
ちゃんとした花束ではないけれど、すごくうれしそうでほっこりしました。
そして前作で晃成がまだ一度も花束を貰えてないことがすごく気がかりだったので回収できてよかったです!
はーーーー...心が満たされて、胸いっぱい。。
みつこ先生のこちらの続編、最高オブ最高に沁みました。
(※修正だけは、前巻のtnトーン+白短冊のあまあま修正から
完全な白抜きに変わってしまったのがちょっと残念ではあります。。)
『dozen rose』=12本(1ダース)のバラの花束、
ヨーロッパでは古くから「真の愛の証」として
1本ずつ意味を持つ12本のバラの花束を恋人に贈る習わしがあるとのこと。
(素敵すぎる)
その由来に違わず、二人の”深まる愛”のお話、
表紙の薔薇が1巻と違い薄ピンク色(オレンジ?)になっているのも良い〜!✨
1巻のブルーローズも美しかったけれど、
どこか切なさが先に立っていたような気がします。
続編は二人の傾けた顔から互いを見つめている感じがより出ているし、
遥(攻)がちゃんと笑顔なのが嬉しい!(*´◒`*)
と、2冊並んだ書影を眺め、あれこれ考えるのも楽しいです。
お互い本音が言えず、拗れに拗れてすれ違い、
どうにかやっと復縁してホッとした前巻。
続編はそんな二人の穏やかで温かい日常から始まるのですが、
今度は遥の方が悶々と思い悩んでしまいー
という続編です。
レストランのオーナーシェフとして独立を果たした遥と、
リーマンの晃成(受)。
デートの時間もなかなか取れないほど多忙の中、
中学時代の元カノと再会し、晃成が気にしないかと気を揉んだり、
ロマンチストの晃成が今の生活に満足できていないのでは、と
不安になったりする遥。
またここでドカン!とぶつかったりするのか…と
緊張が走りましたが、、
晃成ーーーーー!!!
器が…器がおっきくなって…余裕ができて…!感涙。。
「俺は遥とずっといっしょにいるつもりだから
無理しないでいい」
こんな言葉が晃成の口から出てくるようになるなんて。
前巻のあの余裕の無い姿からは考えられない…!
互いに忙しくてなかなか一緒の時間が取れなくても、
愛し愛され、それを実感できていること、
今の幸せを見出していることがダイレクトに伝わってきます。
もう…読んでいて胸がいっぱいになってしまった...
胸打たれる、序盤のシーンでした。
晃成が「したい」と言っていた”会社帰りのデート”を
実現させようと、店を一日休みにして叶えてくれる遥、
物陰へと誘導して手を繋いでくる遥。
たとえ顔はクールでも、その言動から
「晃成のために何かしたい」と思い実行してくれていることが
ちゃんと分かる幸せ…・:*+.
両視点で進む物語の中、攻め・遥の心情が
前巻よりさらに深く見えてくるのがとても良かった…
晃成の同僚に嫉妬したり、自分が元カノと再会したことで
晃成を不安にさせていないか、とやきもきしたり。
晃成も遥のお店のSNSアカウントを動かしてお店運営に協力したり、
「寂しくないのか」と余裕をなくした遥に詰め寄られた際に
きちんと「寂しいよ」と口に出したり、
ニコイチで共に歩もうとする姿が良い!!
(↑顔を赤らめながらの「寂しいよ」が刺さります)
そして、晃成にとってかなりの勇気と決心が必要であっただろう、
同僚と両親へのカミングアウト。
遥への想いを、言葉にして遥にちゃんと伝えたい。
祝福されないかもしれないけれど、大好きな人と幸せであることを、
大切な人たちに知ってもらいたい。
(両親の反応は詳しく描かれてはいないけれど、
おそらく祝福はされなかったんだろうな、と思うと切なさもあります;)
そんな思いを抱いた晃成が踏み出した大きな一歩。
一読者である私も震えるほどグッときましたが、
遥に刺さらないわけがなく…!
そして描き下ろしのお話で、さらに萌えが加速しました。
休日デート、あの晃成が自分から遥の手を握り、
「誰も見てないよ」とサラッと言うなんてー…!感涙。。
水をあげすぎて、ちょっと枯れてしまった庭の薔薇で
作った花束、受け取る晃成のはにかんだ笑顔が印象的でした。
幼い頃からずっと憧れていた、愛の花束(←このエピソードは前巻に出てきます)。
薔薇がちょっと枯れていること、遥は申し訳なさそうだったけど、
”何でもない日”に花束をプレゼントされることが
晃成にとってどれだけ嬉しいことだったか!
(庭に薔薇を咲かせる遥の心遣い、前巻ラストで感動したところでした)
枯らしてしまった薔薇も、丁寧に向き合い世話をすることで
きっと元気になる。
"dozen rose"=「真の愛の証」を二人で見つめて信じられる幸せを、
お裾分けしてもらったような素敵なお話でした(*´˘`*)
はーーー...余韻...!
電子限定かきおろし漫画は3Pもあり、
”ハリウッド俳優みたい”に感情表現豊かになった遥が見られます。
好きー…!(*´艸`)
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
前作はtnトーン+細白短冊のかなり嬉しい修正だっただけに
ちょっと残念ですが;
濡れ場描写はそれほど多くなく、心情描写メインなので
個人的にはそこまで気になりませんでした☺︎