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【無愛想な仕事人間x山に棲む謎の青年】 住む世界が違う二人、惹かれ合ったその先に――
kusa no yukari wo humu

都会での仕事漬けの生活から離れ、実家のある田舎へ休暇を過ごしにきた誠一。
そこで誠一を出迎えたのは、八年前に亡くなっていたはずの父親で、、、
という衝撃的な冒頭。
んん??
これは怪異的BLかな??
と、思っていたら予想外に切なくハートフルなお話が待っていました。
あの、、
唐突ですが、
ジ〇リ映画でたぬきが出てくるお話があるじゃないですか!
あのBL版ぽいなあと。
いや、全然ストーリー展開は違うのですが汗
ですが、あの哀愁感漂う、人と自然や大いなるモノとの共存とか、、
扱っているものの大きさというのは、
ジ〇リ顔負けだったなあと。
不覚にも期待せずに(だいぶ失礼すぎてすみませんでした!)読んでいたこともあり、
誠一と、最初に亡き誠一の父のふりをしていたこの大いなる山の主である青年のスイビとの恋の行先を考えてしまったことで、
こ、これは、、、もしや、、、メ、、メリバ?!!
んんん、、、??
いやいや、こんなにもふんわりテイストで心にしみ入るストーリーなのに、最後突き放される?!!
と、
最後の最後まで予断を許さない展開であったせいか(ちょっと矛盾した表現。でも、読めばその意味がわかるはずです)
小さくドキドキした作品でした。
でも、結果めーーーっちゃ読んでよかったですし、泣けました。
メリバ、、じゃなかったあ涙(最近大袈裟にメリバかも、、と予感するまりあげは)と、
安心の涙とともに。
ぜひ、心洗われる人と大いなる存在との心の洗濯BLが読みたい方には、オススメの一冊です!
スイビの獣姿がめっっちゃ可愛くて癒されます♡!
初単行本化との事。発売おめでとうございます。
絵柄に関しては少し拙いなと感じる部分がありましたが、しっとりと読ませにくるストーリーと静かでありながら温かく、明らかになっていく真実に胸がキュッとなるラストが待っています。
過労で倒れた誠一は、もう何年も帰って居なかった実家がある山へ。土地開発で山を無くす話が出ている中、今も変わらずそこにある家には既に亡くなっているはずの父親がいて……!?
最初からお!?と引き込まれるストーリー展開で話の行く着く先が気になって読む手が止まりませんでした。
何ものにも心を動かされなかった誠一と同じようだったスイビ。2人が過ごした時間がとても温かく、このまま仲良く暮らして行くのかな?と思いきやまさかの展開。
ぜひネタバレなしで読んで欲しいです。
読後は少し物悲しさがじんわり広がりました。
その分、番外編ではふふっと笑える可愛い2人が見られてほこほこあったかい気持ちになりました♡