その手をつないでいてほしい

sono te wo tsunaideite hoshii

その手をつないでいてほしい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
46
評価数
10
平均
4.6 / 5
神率
60%
著者
灯乃モト 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ハニーミルクコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784065402207

あらすじ

学生時代の体調不良がトラウマになり、人ごみや電車を避ける生活をしていた透琉。やっとの思いで就職できた会社への初出勤日に、電車の中で具合が悪くなってしまう。
あんなにたくさん準備したのに、やっぱり僕は…と絶望しかけたそのとき、イケメン大学生・柊に助けられる。
柊とは初対面のはずなのに、なんだか妙に距離が近い。「僕をあなたのお守りにしてください」なんて突然の告白!
そして、彼の手を握ると、なんだか抗えないほどに眠くなってしまうんだけど!?

この恋には、とびきり優しい世界が待っている。
すこしフシギな癒やし系ピュアBL☆

表題作その手をつないでいてほしい

大学4年生
印刷会社の新入社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし「交際直後のデート中〜遠琉SIDE〜」
  • 描き下ろし「交際直後のデート中〜柊SIDE〜」
  • キャララフ・キャラ設定・遠琉のリュックの中身・あとがき

レビュー投稿数2

読み手をも救済してくれる物語

 有馬さん、かわいい、とにかく可愛すぎます。満員電車で具合が悪くなった涙目の顔も、寝落ちそうな表情も、寝起きの顔も、電車でお出かけ出来てテンション上がってる顔も、映画館での嬉し泣きも…。氷鷹くんじゃなくても、大丈夫って声かけて何とかしてあげたいって思っちゃう。でも、社会人としてちゃんと頑張っていて、氷鷹くんに頼り過ぎず、氷鷹くんを助けようとちゃんと試行錯誤していく、そんな有馬さんだからこそ余計にカワイイ!
 氷鷹くんは誠実で優しいイケメン。一見すると無敵の人生を送ってきた人、余裕のある人、だから通勤電車で有馬さんを助けたのかなって出だしを読んでて思いましたが。
 でも、氷鷹くんの特異体質を「凄いよ!」って手放しに尊敬と感謝で受け止めてくれたのが、有馬さんだったわけですよね。そして、有馬さんの抱える問題を、氷鷹くんがアシストしていく…。
 なんてすてきな関係、お互いを助けて補完しあっているけれど、すごく誠実で優しい。読む度に二人ともほんとに良かったって、しみじみホッとして癒されています。
 そして、くまさん印刷の方々も本当に優しくて、頑張る有馬さんにとって最高の環境をつくってくれているところも好きです。
 「猫になりたい田万川くん」も大好きです。自分で何とかしなきゃって頑張り過ぎてる人を、ふわっと優しく、楽しくコミカルに助けてくださる、灯乃モト先生のお話、読者をも救済してくださっているんですね。本当にありがとうございます。
 二人のその後を是非読みたい!です。

1

互いが互いの「お守り」に。癒しとピュアがぎゅぎゅっ!!と詰まった一作

はーー...最っ高に癒しで、最っ高にピュアなお話でした...大好きです(*´∀`*)・:*+.

『猫になりたい田万川くん』シリーズ、灯乃モト先生の新刊です。
(実は「猫に〜」の方は未読です;
今作を読み「これは既刊も読まねば...!」となり、
いそいそとカートに入れました)

絵柄の可愛らしさもさることながら
ストーリーが癒しと優しさで満ちていて、試し読みの時点で
その世界観に引き込まれました。
(シーモアさんでは明日8月18日まで試し読み増量中のようです
 自分はアニメイトブックストアで購入・拝読)

以下内容に関するネタバレあります
未読の方、ご注意ください




学生時代、帰り道で突然体調不良になったことがきっかけで
電車もバスも乗れなくなってしまった透琉(とおる・受け)。

そんな事情を知りながら採用してくれた印刷会社への
出勤初日ー
危惧していたとおり通勤電車の中で気分が悪くなってしまった透琉に
声をかけ、助けてくれたのは大学生・柊(しゅう・攻め)。

初対面のはずなのに、なぜか彼は透琉に
「僕をあなたのお守りにしてください」なんて言ってきてー

と始まる、
年下一途攻め×再会×特殊能力のラブストーリーです。

おおっ、そうだったの!?と驚き、同時に「面白い!」と思ったのが、
問題を抱えているのが受けだけでなく、実は攻め受け双方だった…
という展開です


”パニック発作”という、社会生活を困難にさせる症状を持つ透琉。

そんな透琉は入社後何度も柊に救われることになるのですが、
その際必ず、なぜか抗えないほど眠くなってしまうー

これ、毎回透琉が気絶していたワケじゃなく、
そういう事情だったのー!?とびっくりでした。
(以下、なるべく詳しいネタバレは避けて書こうと思います;
詳しい内容はぜひ、本作でご確認いただければ...!)

で、その柊の事情が描き下ろし2ページの内容にも
繋がってくるんですが、これが萌え転がってしまった!!!

透琉の行動に召されてしまう(笑)柊と、
柊の行動にドッキドキ、ときめきまくる透琉(と私)。

思わず「くううっ//」と声が漏れそうになるほど
個人的に萌えて仕方ない小話でしたので、
ぜひご確認ください...!(*´◒`*)

お話の展開的には、ツッコミどころもあるにはあるのです

再会といっても十数年ぶりで、しかも幼少期のこと。
20歳過ぎの大人になった相手を、そんなハッキリ認識できるのかー
(この点、透琉も作中で柊に「?」をぶつけていたりします)

柊自身の言葉できちんと語られてはいるものの、
やっぱり多少無理はあるかな?とも思うのですが。
(それを言ったら柊の特殊能力だってファンタジーなのですが)

そんな「ん?」という引っかかりなど、小さなことだよね!と
思えるほど、ピュアっピュアで一途な柊のLOVEにとにかく萌えた...!

「僕をあなたのお守りにしてください」なんて王子な告白、
こんなカッコよくて頼もしい年下くんに言われたら、
ときめかずにはいられません✧

柊に何度も救われる透琉だけれど、実は幼い頃、
特殊能力のせいで悩んでいた柊を救ったのは透琉の笑顔と言葉だったんだね...

「あったかいね」という透琉の言葉とその気持ち・心が
本当にあったかくて、思い出話のパート、きゅん..としました

途中、ちょっと切ないすれ違いなんかもありますが
全体の雰囲気はどこまでも優しくて、癒しで、ハートウォーミングです

普通に電車に乗って、
普通に遊びに行って、
普通に美味しいご飯を食べること。


発作のせいで透琉が諦めていたこれらの”普通”のこと。
それがこれからはずっとずっと、柊と何回でも、いくらでも
出来るようになるんだなあ...

それが透琉にとってどれほど嬉しいことか。

そして柊の持つ”困った”特殊能力を、「すごい!」と言って
感謝の心を伝えてくれる透琉が、どれだけ柊を勇気付けたか。

まさに、互いが互いの”お守り”になっている..
萌えが加速するばかりで止まりません(*´˘`*)

終盤、二人が体を重ねる描写も少しありますが
(それももちろん素敵な描かれ方でしたが)
なんといっても、二人の心の内の描かれ方、想いが重なり合っていく過程、
そんな心情描写にグッと心掴まれるお話でした。

ちょっと疲れてしまい、優しい気持ちになりたい夜。
ホッと一息つきたいな、癒しが欲しいな...と思った時。

そんな時に思い出しては読み返したい、素敵なピュアBLでした:*+

★修正:なし(濡れ場はありますが露出なし)
電子アニメイトブックストア

アニメイト特典ペーパーは攻め・柊視点のお話。
職場で目にする好きな人(透琉)の姿にドキドキしている
柊の妄想が可愛い、ニヤけてふふふ...となるお話でした(*´艸`)

2

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